「雇用保険ってどのくらい貰えるの?」
「雇用保険で貰える手当ってどんな種類があるの?」
「手当の受給中に気を付けないといけないことって何かある?」


このように、雇用保険の仕組みについて何となく知っていても、詳しいことはわからないという方も多いのではないでしょうか。


この記事では、雇用保険の仕組みをはじめ、副業中の雇用保険の扱いについて紹介しています。この記事を読むことで、どのように雇用保険を利用すれば良いのか把握できるため、今現在、副業を検討している方も参考にできるでしょう。


雇用保険の仕組みを知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

雇用保険とはどんな制度?

雇用保険とは日本政府が管理する保険制度で、労働者を雇用する事業者に対し、原則として強制的に適用される制度です。


雇用保険では、生活や雇用の安定及び就職の促進を目的とした失業等給付や、育児休業給付が支給されます。


これは、労働者が失業して収入を得られなくなった場合や、就職のための教育訓練を受けたり、子供の養育のために休職したりする場合などが対象です。


また、失業の予防や雇用機会の増大、労働者の能力開発及び労働者の福祉の増進を図るための事業も、雇用保険の一環として実施されています。


出典:雇用保険制度の概要|ハローワークインターネットサービス
参照:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_summary.html

雇用保険加入で受けられる手当・給付

雇用保険で、失業給付や育児休業給付が受けられることは先述の通りですが、具体的にどのような給付があるのかわからないという方も多いでしょう。


ここでは、雇用保険で受けられる給付について紹介するため、ぜひ参考にしてください。

基本手当

基本手当とは、求職者の失業中の生活を安定させ、求職活動を容易にする目的で支給される給付金です。


求職者に働く意思と能力があって求職活動を行っているにもかかわらず、就職できない場合に支給されます。


出典:基本手当とは|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000135026.html

就職促進給付

就職促進給付とは、早期再就職の促進を目的とした給付金です。この就職促進給付には、3種類の手当があります。


1つ目の再就職手当は、求職者が安定した職業に再就職した場合に、基本手当の支給残日数に応じて支給されるものです。


2つ目の就業手当は、再就職手当の支給対象とならない職業に再就職した場合に支給対象となります。


3つ目の就業促進定着手当は、再就職手当の支給を受けて6カ月以上雇用された人が対象で、離職前より賃金が下がった場合に支給されます。


それぞれの違いを覚えておきましょう。


出典:就職促進給付とは|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000135058.html


出典:就職促進給付|ハローワークインターネットサービス
参照:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_stepup.html

雇用継続給付

雇用継続給付とは、職業生活の円滑な継続を援助、促進することを目的とした給付金です。この雇用継続給付は、主に3種類あります。


まず高年齢雇用継続給付は、60歳以上65歳未満で雇用保険に5年以上加入していた人が対象の給付金で、60歳以降の賃金が60歳時点の頃と比べて、75%未満に下がったまま働いている場合に支給されます。


育児休業給付は、被保険者が育児休業を取得した日の前2年間に、雇用されていた期間が1年間以上あることが条件です。ただし、例外もあるため、取得する前に確認しておくことをおすすめします。


介護休業給付も同様に、被保険者が家族を介護するための休業をした場合に、休業開始前の2年間の勤務実績を満たすことが支給条件です。


出典:雇用継続給付とは|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000135090.html


出典:雇用継続給付|ハローワークインターネットサービス
参照:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_continue.html

教育訓練給付

この給付金は、被保険者の主体的な能力開発やキャリア形成を支援すること、また、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的としたものです。厚生労働大臣指定の教育訓練を修了することで、受講費用の一部が支給されます。


給付金の対象となる教育訓練には、訓練の難易度に応じて専門実践教育訓練、特定一般教育訓練、一般教育訓練があります。


出典:教育訓練給付制度|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html

日雇労働求職者給付金

この給付金は、日雇労働被保険者を対象に、生活の安定を図りつつ常用就職に向けた支援を目的としたものです。日雇労働に従事する被保険者が、予定していた派遣がなくなったなどの理由で失業状態になった場合に、支給されます。


手続は、原則として特定の指定安定所で行います。


出典:日雇派遣労働者の方へ~日雇労働求職者給付金について~|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/koyouhoken07/

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副業に関する雇用保険の知識

ここでは、副業と雇用保険について見ていきます。


複数の会社で仕事をする場合の雇用保険の加入方法や、失業手当受給中の副業の扱いについて紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

給与の多い会社で加入する

ダブルワークなど、複数の会社に掛け持ちで所属している場合の注意点です。


まず、雇用保険の被保険者となるには、1週間の所定労働時間が20時間以上あることと、継続して31日以上の雇用が見込まれることが条件となります。まずは、いずれかの会社でこの条件を満たしましょう。


次に、複数の会社の両方で条件を満たしている場合です。この場合の判断基準は、被保険者が生計を維持するに必要な、主たる賃金を受ける雇用関係についてのみと定められています。


一般的には、給与の多い会社で加入することになるでしょう。


出典:4 雇用保険の被保険者について|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/hoken/2019/dl/koyou-04.pdf

基本手当受給中の収入は申告が必要

失業手当の受給中に働いたことを申告しなかったり、申告を偽ったりなど、不正に給付金を受けようとする行為は、すべて不正受給となります。


不正受給と認定された場合には、給付金を受け取る権利はすべて失います。その後、受給した金額を速やかに全額返還したうえで、不正に受給した額の最大2倍の納付が命じられます。


また、副業に関する判断を自分でしたために不正受給の処分を受けてしまうこともあるため、事前にハローワークに相談することをおすすめします。


出典:不正受給について(事例等)|大阪労働局
参照:https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/koyou_hoken/hourei_seido/situgyo/minasama/fusei.html

フリーランスのエンジニアが知っておくと良い社会保険の知識

フリーランスで働いているエンジニアの方のなかには、他の会社と掛け持ちしている方もいるでしょう。そこで、知っておくべき社会保険の知識を紹介します。


厚生年金保険や健康保険等の社会保険の適用は、働いている会社ごとに判断が委ねられています。社会保険に加入するためには、所属するいずれかの会社で適用条件を満たす必要があることを知っておきましょう。


逆に、複数の会社で適用条件を満たした場合には、条件を満たした会社の1つを選択して加入することとなります。この場合には、適用条件を満たした会社すべてで標準報酬月額を案分し、保険料として納付するようになっています。


また、エンジニアの場合は、労災保険にも加入が可能になりました。ただし、細かく対象範囲が決められているため以下のサイトを参考に、確認してみると良いでしょう。


出典:副業・兼業の促進に関するガイドライン|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000204092.pdf


出典:令和3年9月1日から労災保険に特別加入できるようになります|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/000815896.pdf

40代~60代のシニアエンジニアのための求人サイト『SEES』

40代~60代でエンジニアとして活躍したいと考えている方におすすめなのが、株式会社Miraieが運営する、シニアエンジニア向けの求人サイト『SEES』(https://miraie-group.jp/sees/)です。

SEESとは-Senior Engineer Entrustment Service-の略称で、40代~60代エンジニア向けの案件紹介サービス。

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副業に関する雇用保険・社会保険の知識を身につけよう

近年では、本業の他に副業を持ちたいと希望する方が増加する傾向にあると言われています。ますます身近な働き方となっているため、副業に対する社会からの理解も進んできているのではないでしょうか。


本記事では、副業と雇用保険・社会保険の知識を簡単に紹介しました。それぞれに注意点があるため、自分の状況と照らし合わせながら確認しておくことをおすすめします。


正しい知識を身につけたうえで、仕事に役立てて行きましょう。

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この記事の監修

株式会社Miraie

2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。
SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。

監修者インフォメーション

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