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「IT資格を取得して実務に活かしたい」「稼げるIT資格はどれ?」「IT資格を取ってIT業界への転職を成功させたい」と考えている人もいるでしょう。
この記事では、難易度別におすすめのIT資格をランキング形式で紹介します。難易度や自分が取るべきIT資格、稼げるIT資格がひと目で分かるマップと一覧表も用意しました。
あわせて、IT資格を取得するメリットや、自分に合うIT資格の選び方、勉強方法についても解説します。自分にとって必要なIT資格を見極めて、理想の働き方や収入を実現しましょう。
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目次
ひとくちに「IT資格」といっても、数日間勉強すれば合格ラインに到達できるものから、超難関レベルの国家資格まで、さまざまな種類があります。
難易度の低い資格は、基礎的な知識を得ていれば合格できますが、高難度の資格になると専門知識や高度な技能が必要になります。
どのIT資格を取得するかは、自分が今どのようなレベルにあるのかを理解し、その知識や技能を証明するため、または、より高度な知識や技能を身につけるために選択するとよいでしょう。
ひとくちに「IT資格」といっても、合格率10%前後で偏差値70を超える超難関資格から、合格率85%、偏差値37の易しいものまでさまざまな資格があります。
ここでは、偏差値と合格率を基準として、難易度が高い順にランキング形式でまとめました。難易度ランキングをチェックすることで、自分に合う資格を見極められるでしょう。
※偏差値や合格率には変動があるので、目安として参考程度にご覧ください。
【IT資格難易度比較ランキング】
順位 | 難易度 | 資格 | 偏差値 | 合格率 |
1位 | 超難関 | ITストラテジスト | 71 | 15%前後 |
2位 | 超難関 | システム監査技術者 | 70 | 14〜16% |
3位 | 難関 | プロジェクトマネージャー試験 | 69 | 14.1% |
4位 | 難関 | システムアーキテクト | 68 | 13~15% |
5位 | 難関 | ITサービスマネージャ | 68 | 13~15% |
6位 | 難関 | シスコ技術者認定資格CCDE (エキスパート) | 68 | 10% |
7位 | 難関 | ネットワークスペシャリスト | 68 | 14〜16% |
8位 | 難関 | データベーススペシャリスト | 67 | 15〜18% |
9位 | 難関 | エンベデッドシステムスペシャリスト | 67 | 16~19% |
10位 | 難関 | 情報処理安全確保支援士 (登録セキスペ) | 67 | 15〜19% |
11位 | 難関 | 応用情報技術者 | 61~65程度 | 20%前後 |
12位 | やや難関 | シスコ技術者認定資格CCNP (プロフェッショナル) | 55 | 10~20% |
13位 | やや難関 | ITコーディネータ | 54 | 61.2% |
14位 | やや難関 | Linux(LPICレベル2) | 53 | 25.7% |
15位 | やや難関 | 基本情報技術者 | 49 | 46% |
16位 | やや易しい | オラクル認定Java資格 (Bronze) | 47 | 60% |
17位 | やや易しい | CCNA (シスコ技術者認定資格) | 46 | 25〜30% |
18位 | やや易しい | ITパスポート試験 | 45 | 50%前後 |
19位 | 易しい | MOSマスター (マイクロソフトオフィス スペシャリストマスター) | 37~39程度 | 80% |
20位 | やや易しい | P検(パソコン検定)3級 | 46 | 85% |
IT資格を取得することで、ITに関する知識や技能を持っていることを客観的に証明できます。転職の際、実務経験があることはもちろん重要視されますが、そこまで実務経験が多くなくてもIT資格があることで、自分の持っている知識をアピールすることが可能です。
難易度が高い資格を持っていれば、転職する際にも十分なアピールポイントとなるでしょう。
IT資格に限らず、どのような資格でも、取得することで専門分野の知識やスキルを有することの証明となります。
たとえば、Webクリエイター能力認定試験の場合は「Web制作スキル」、AWS認定なら「クラウド技術」というように、資格を取得しているだけで一定の理解を示すことができるのです。
とくに異業種転職などにおける未経験採用の場では、無資格の求職者よりも資格を取得している求職者の方が有利になるでしょう。
なかには、IT資格を取得している従業員に対して、資格手当を支給する企業もあります。
「難易度の高い資格取得者=高度な技術・スキルを持つ人」と認識され、企業にとって手放したくない人材となり得るでしょう。そのため資格手当が支給され、より好条件で働くことができるのです。
資格手当の金額は、企業によって大きく異なりますが、1つの例として「資格ごとの支給額の目安」を参考程度にご確認ください。
【資格ごとの支給額の目安】
複数の資格を取得していれば、毎月の給与額が大幅にアップする可能性があります。自社の資格手当の有無や支給額を確認したうえで、時間や気持ちに余裕のある方は積極的に資格の取得を目指しましょう。
資格を取得することで、より高い能力が身に付くため、収入アップやより条件のよい職場への転職を実現できる可能性があります。
取得する資格によっては、マネジメント業務を経験できたり、役職がついたりとパターンはさまざまですが、仕事の幅や裁量が広がるためキャリアアップにつながるでしょう。
自分の市場価値が向上し、現職よりも高い収入やポジションへの転職を成功できる可能性があります。
IT資格を取得していれば、一定の知識やスキルの証明になるため、個人で案件を受注しやすくなります。
案件を受注する際には、ポートフォリオなどの実績を示すものを用意する必要があり、そこに取得した資格を記載することで、クライアントに安心感を与えられたり、信頼を得られたりといったメリットもあるのです。
難関資格を保有していれば、合格に至った努力も評価してもらえる可能性もあるでしょう。
また、資格を取得することで「この資格を持っているから大丈夫」「自分ならできる」というように、精神的なプラスにもつながります。今後、フリーランスや個人事業主として活動したい方は、実力主義の厳しい世界で生き抜くことになるので、誇れる資格を取得しておくと大きな力になるでしょう。
IT資格はその種類も難易度も様々なため、IT資格取得を目指すにしても、どのIT資格を取得するか迷ってしまうのではないでしょうか。
IT資格を取得する際は、自分が今後どのような方向にキャリアアップしたいかを考え、目指す方向に役立つものを選択することが必要になります。IT資格ランキングやIT資格難易度ランキングなどを調べ、今の自分に見合った資格を調べてみるのもよいでしょう。
IT業界でマネージャを目指す場合、マネージャ系の資格を取得するのがおすすめです。マネージャ系の資格はいずれも難易度が高いですが、その分評価される可能性は高いと言えます。
マネージャ系の資格は「ITストラテジスト試験」「ITサービスマネージャ試験」「プロジェクトマネージャ試験」「システム監査技術者試験」があります。これらの試験は全て国家資格です。
出典:試験制度 試験区分一覧|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
エンジニアのスペシャリストを目指す場合は、エンジニア系の資格取得を検討するのがよいでしょう。
エンジニア系の資格は、国家資格では「システムアーキテクト試験」「ネットワークスペシャリスト試験」「データベーススペシャリスト試験」「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」「情報処理安全確保支援士試験」があります。
ベンダー資格では、「ORACLE MASTER」「オラクルJava認定試験」「シスコ技術者認定試験」などがあります。
出典:試験制度 試験区分一覧|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
ITに関して業界未経験であったり新人の場合は、マネージャ系の資格やスペシャリスト系の資格は難易度が高すぎると言えます。
IT初心者の場合は「ITパスポート試験」や「基本情報技術者試験」など、ITに関する基本的な知識を問われる試験や、もう少し応用的な知識を身につけたい場合は「応用情報技術者試験」を受けてみるとよいでしょう。
IT資格で国家資格を取得したいと考えている場合、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する「情報技術者試験」「情報処理安全確保支援士試験」を受けることがおすすめです。
「情報技術者試験」「情報処理安全確保支援士試験」は、基本的な知識を問う比較的難易度の低い試験から、その分野に関する専門的な知識と技能が必要な高難易度の試験まであります。自分のレベルに合った資格を検討してみるとよいでしょう。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
ベンダー資格は、データベースなどの製品やIT関連サービスを提供している企業が、自社製品に関する知識や技能を認定する資格になります。製品やサービスについての知識が問われるため、実務的な内容の知識やスキルが身につきます。
代表的なベンダー資格には「ORACLE MASTER」や「MOS」、「AWS認定試験」や「シスコ技術者認定資格」などがあります。
ここでは、すべてのエンジニアにおすすめのIT資格を紹介します。
基本情報技術者は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITに関する基礎的な知識と技能を身につけ、それらの知識や技能を実践的に活用できる人を対象とした国家資格です。
ITエンジニアになりたい人や、なったばかりの人におすすめの試験になります。
基本情報技術者試験の難易度は、2番目の難易度であるレベル2です。ITスキル標準のレベル2は、プロジェクトのチームメンバーとして、上司の指示を受けながら作業の一部を独力で遂行できる知識と技能を持っているようなレベルと言えます。
令和3年度春期における、基本情報技術者試験の合格率は41.6%です。
基本情報技術者に必要な知識やスキルは、情報技術に関する基本的な知識と技能です。その知識や技能を持って、情報戦略や提案活動、システムの設計・開発・運用に関して、上位者の指導や指示のもとで遂行できる能力が要求されます。
試験時間:科目A:90分、科目B:100分
合格率:25%
目安の勉強時間(難易度):初学者 200時間
出題数:科目A:60問、科目B:20問
出題形式:科目A:多肢選択式(四肢択一)、科目B:多肢選択式
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:7,500円(税込)
受験場所:全国(試験会場)
開催時期:通年
公式URL:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
出典:基本情報技術者試験(FE)~ ITエンジニアの登竜門 ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
ITパスポートは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITエンジニアに限らず、ITを活用する社会人がITに関する基本的な知識があることを証明する国家資格です。
業種関係なく、ITを活用する社会人におすすめの試験です。
ITパスポート試験の難易度は、1番目の難易度であるレベル1です。ITスキル標準のレベル1は専門的な業種に関わらず、情報技術に関する最低限の基礎的な知識を持ち、上司の指示のもとで作業を行う人材のレベルです。
平成23年度秋期におけるITパスポート試験の合格率は61.2%で、難易度はそれほど高くないと言えるでしょう。
試験時間:120分
合格率:50%
目安の勉強時間(難易度):初学者 50~80時間
出題数:100問
出題形式:四肢択一式(CBT方式(コンピュータでの受験))
受験方式:7,500円(税込)
受験費:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験場所:全国(試験会場)
開催時期:通年
公式URL:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/
出典:ITパスポート試験|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
応用情報技術者は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITに関する応用的な知識と技能を身につけ、技術、管理、経営においてそれらの知識を活用できる人を対象とした国家資格です。
ITエンジニアとして数年の業務経験があり、より応用的な知識を身につけたい人向けの試験です。
応用情報技術者試験の難易度は、3番目の難易度であるレベル3です。ITスキル標準のレベル3は、プロジェクトのチームメンバーとして、与えられた業務を上位者からの指導なく独力で遂行できる知識と技能を持っているようなレベルと言えます。
令和3年度春期における、応用情報技術者試験の合格率は24.0%です。
応用情報技術者に必要な知識やスキルは、情報技術に関する応用的な知識と業務を独力で遂行できるレベルの技能です。
その知識や技能を持って経営戦略・情報戦略の策定や評価に携わり、システムの設計・開発・運用では上位者の方針を理解した上で、独力で業務を遂行し予算や工程、品質についてもプロジェクトマネージャやプロジェクトリーダーの下で管理できる能力が必要になります。
試験時間:午前(9:30~12:00):150分、午後(13:00~15:30):150分
合格率:25%
目安の勉強時間(難易度):初学者 500時間
出題数:午前:80問、午後:11問
出題形式:午前:多肢選択式(四肢択一)、午後:記述式、CBT方式(コンピュータでの受験)
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:7,500円(税込)
受験場所:全国(試験会場)
開催時期:4月、10月
公式URL:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/ap.html
出典:応用情報技術者試験(AP)~ ワンランク上のITエンジニア ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
プログラマー・開発エンジニアに向けておすすめのIT資格を紹介します。
Java Silverは、初級プログラマーを対象としたJavaの技術認定資格です。Javaアプリケーション・プログラム開発に必要な知識やスキルを習得できます。
プログラミング初心者における勉強時間の目安は、約80〜100時間ほどで、Javaを理解している人なら約20〜30時間必要とされています。受験資格はないので誰でも挑戦できる資格の1つです。
試験時間:180分
合格率:63.0%
目安の勉強時間(難易度): 80〜100時間程度
出題数:80問
出題形式:選択問題
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:37,730円(税込)
受験場所:全国のテストセンター
開催時期:通年
公式URL:https://www.oracle.com/jp/education/certification/1z0-815-jpn-48261-ja.html
C言語プログラミング能力認定試験2級は、小規模なプログラムを作成可能で、基本的なアルゴリズムを理解していることを証明できる資格です。
C言語は、テレビや炊飯器、レンジなど家電製品の組み込みシステム開発に用いられます。
レベルは1〜3級まであり、1級は会場集合形式ですが、2級・3級はリモートWebテストにて在宅・在社にて受験できます。
試験時間:90分
合格率:70.3%
合格ライン:正答率60%以上
目安勉強時間:150時間程度
出題数:8問
受験費:2級:6,400円(税込)
受験場所:webリモートテスト
開催時期:年により開催時期は変わります。
公式URL:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/cp/introduction/
▼関連記事:
C言語で取るべき資格3つ|試験の概要やおすすめの問題集などをご紹介
Javaプログラミング能力認定試験2級は、Javaに関する一般的な知識を有し、小規模なプログラムを作成できることを証明する資格です。
Javaプログラミング能力認定試験3級保有者が、100時間ほど勉強することで、2級に合格できるとされています。
試験時間:90分
合格基準:全得点の60%以上
合格率(%):59.4%(2021年度平均合格率)
目安の勉強時間:100時間
出題数:7問
受験費:6,400円
受験場所:webリモート方式
開催時期:年により開催時期は変わります。
公式URL:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/jv/introduction/
Ruby Silverは、Rubyの基本的な知識を有していることを証明する資格です。Rubyの文法や、オブジェクト指向プログラミング関連の出題が多い傾向にあります。
Ruby Silver取得における目安の勉強時間は、30時間〜60時間といわれており、比較的難易度が低いので、プログラミング未経験者にもおすすめです。
試験時間:90分
合格率:非公開
合格ライン:75%以上の正答
目安の勉強時間:30〜60時間
出題数:50問
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:16,500円(税込)
受験場所:全国テストセンター
開催時期:通年
公式URL:https://www.ruby.or.jp/ja/certification/examination/version3.html
PHP8技術者認定(レベル2準上級/レベル3上級)は、PHPの基礎と実用的なプログラミング能力を有していることの証明となる資格です。
3年程度の実務経験があるPHPエンジニアを対象としており、比較的難易度は高めです。
PHPを体系的に学ぶことができます。国内市場をみてもPHP需要は非常に高く、求人数が多いため転職に有利になるでしょう。
試験時間:120分
合格率:50%以上(準上級)、70%以上(上級)
目安の勉強時間(難易度):50時間~
出題数:30問
出題形式:選択式
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:16,500円(税込)
受験場所:全国のテストセンター
開催時期:通年
公式URL:https://www.phpexam.jp/summary
Webエンジニアは、WebサイトやWebサービス、スマホアプリなどのWeb上で利用するシステム・アプリケーションの企画や運用に携わる職種です。
ここでは、Webエンジニア向けにおすすめのIT資格難易度ランキングを紹介します。
Java Silverは、Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有することを証明できる資格です。Javaの権利を持つOracle社が主催するJavaの技術レベル認定資格の1つです。
上級者の指導のもとで開発作業を行える開発初心者向けの資格となっています。
Java Silverに合格するには、80〜100時間ほどの勉強時間が必要とされており、合格率は63.0%と中級程度の難易度です。
試験時間:180分
合格率:63.0%
目安の勉強時間(難易度): 80〜100時間程度
出題数:80問
出題形式:選択問題
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:37,730円(税込)
受験場所:全国のテストセンター
開催時期:通年
公式URL:https://www.oracle.com/jp/education/certification/1z0-815-jpn-48261-ja.html
HTML5プロフェッショナルは、HTML5、CSS3、JavaScriptに関する知識を有することを証明できる資格です。
試験内容は、HTMLの書式や、プロトコルなどのWebの基礎知識、CSS、HTML要素と属性、レスポンシブWebデザイン、APIの基礎知識が出題範囲となっています。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1に合格すると、HTML5を用いて効果的なWebコンテンツを設計・制作できるようになります。一般的にWeb業界で求められる知識や技術力が総合的に集約された資格だといえるでしょう。
試験時間:80~90分
合格率:約70%
目安の勉強時間(難易度):約360時間
出題数:約60問
受験方式:CBT方式
受験費:16,500円(税込)
受験場所:全国の試験センター(オンライン受験可能)
公式URL:https://html5exam.jp/
Webクリエイター能力認定試験は、Webページやサイト構築に必要な知識や技術力を評価し、認定する資格です。
試験では、Webサイトのデザイン能力やコーディングスキルが問われます。HTMLやCSSなどWeb制作において必要なコーディングスキルを身につけたい人におすすめです。
試験区分は、スタンダードとエキスパートにわかれており、基礎から高度なWebデザインスキルやコーディングスキルを網羅的に学習できます。
試験時間:60分
合格率:89.92%
合格ライン:65%以上
目安の勉強時間(難易度):スタンダード:24時間、エキスパート:38時間
受験費:エキスパート:7,500円(税込)、スタンダード:5,900円(税込)
受験場所:全国のテストセンター
開催時期:年間2回
公式URL:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/
システムの開発・設計のプロフェッショナルである「システムエンジニア」に向けて、おすすめのIT資格を紹介します。
基本情報技術者は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITに関する基礎的な知識と技能を身につけ、それらの知識や技能を実践的に活用できる人を対象とした国家資格です。
基本情報技術者試験の難易度は、2番目の難易度であるレベル2です。ITスキル標準のレベル2は、プロジェクトのチームメンバーとして、上司の指示を受けながら作業の一部を独力で遂行できる知識と技能を持っているようなレベルと言えます。
令和3年度春期における、基本情報技術者試験の合格率は41.6%です。
基本情報技術者に必要な知識やスキルは、情報技術に関する基本的な知識と技能です。その知識や技能を持って、情報戦略や提案活動、システムの設計・開発・運用に関して、上位者の指導や指示のもとで遂行できる能力が要求されます。
ITエンジニアになりたい人や、なったばかりの人におすすめの試験になります。
出典:基本情報技術者試験(FE)~ ITエンジニアの登竜門 ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
試験時間:科目A:90分、科目B:100分
合格率:25%
目安の勉強時間(難易度):初学者 200時間
出題数:科目A:60問、科目B:20問
出題形式:科目A:多肢選択式(四肢択一)、科目B:多肢選択式
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:7,500円(税込)
受験場所:全国(試験会場)
開催時期:通年
公式URL:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html
システムアーキテクト試験は、システム開発の上流工程を担当するエンジニアに必要な知識や技術力を証明できる資格です。
情報処理技術者試験の最上位にあたり、合格率は13〜15%と高難度な試験を通過する必要があります。
この資格を取得すれば、高度なIT知識・技術を有する人材ということが証明できるので、転職や案件の獲得において有利になるでしょう。
試験時間:午前Ⅰ(9:30~10:20):50分、午前Ⅱ(10:50~11:30):40分、午後Ⅰ(12:30~14:00):90分、午後Ⅱ(14:30~16:30):120分
合格率:13%~15%前後
合格ライン:60点以上(100点満点)
受験資格:なし
目安の勉強時間(難易度): 120時間~200時間程度
出題数:午前Ⅰ:30問、午前Ⅱ:25問、午後Ⅰ:4問、午後Ⅱ:3問
受験方式:筆記試験
受験費:7,500円(税込)
受験場所:全国主都市
開催時期:4月
公式URL:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html
ITストラテジストは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITを活用した経営戦略の専門的な知識と技能を身につけ、CIOやCTO、ITコンサルタントを目指している人を対象とした国家資格です。
システム開発だけでなく、経営や企業活動に興味のある人向けの試験です。
ITストラテジスト試験の難易度は、4番目の難易度であるレベル4です。IT関連の知識だけでなく、マーケティングやコンサルタントなど経営的な知識も必要となるため、レベル4の試験の中でも特に難しいと言われています。
令和3年度春期における、ITストラテジスト試験の合格率は15.3%です。
ITストラテジストに必要な知識やスキルは、ITを活用した事業戦略を策定、提案、推進するための専門的な知識と技能です。
システム開発の知識や情報セキュリティ、IoTを利用した組込みシステムに関する知識など幅広いITに関する知識に加え、マーケティングやセールス、コンサルタントなど事業戦略や経営に関する知識やスキルが必要になります。
試験時間:午前Ⅰ(9:30~10:20):50分、午前Ⅱ(10:50~11:30):40分、午後Ⅰ(12:30~14:00):90分、午後Ⅱ(14:30~16:30):120分
合格率:15%前後
合格ライン:60点以上(100点満点)
受験資格:なし
目安の勉強時間(難易度): 150時間~200時間程度
出題数:午前Ⅰ:30問、午前Ⅱ:25問、午後Ⅰ:4問、午後Ⅱ:3問
出題形式:午前Ⅰ:多肢選択式(四肢択一)、午前Ⅱ:多肢選択式(四肢択一)、午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:記述式
受験方式:筆記試験
受験費:7,500円(税込)
受験場所:全国主都市
開催時期:4月
公式URL:https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
システムのインフラであるネットワーク・サーバー・データベースなどの構築や管理を担うエンジニアにおすすめのIT資格を紹介します。
CCNAはネットワーク関連の知識や技術を認定する資格です。ネットワークエンジニアの入門資格にあたり、ネットワーク関連の基礎知識を広く習得できます。
試験内容は、ネットワークの概念からセキュリティ、トラブルシューティングといったネットワーク関連が中心となっています。初学者でも140〜200時間勉強すれば合格できるラインに到達できるでしょう。
試験時間:120分
合格率:非公開
合格ライン:正答率約65%以上
目安勉強時間:初学者140時間~200時間程度
出題数:102問
出題形式:選択形式、ドラック&ドロップ
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:36,960円(税込)
受験場所:全国のテストセンター
開催時期:通年
LPICとLinuCは、OSである「Linux」に関する知識・スキルを証明できる資格です。LPICは世界で、LinuCは日本で通用する資格となります。
LPICは、世界180カ国以上で試験が実施されている国際標準資格です。受験する際には、言語を選択することができます。
未経験からインフラエンジニアを目指す人や、実務経験者のスキルアップとしておすすめの資格だといえるでしょう。
試験時間:90分
対象試験:101試験 and 102試験(5年以内に両方取得すること)
合格率(%):50%前後
合格ライン:正答率65%~70%以上
目安の勉強時間:実務経験有:100時間~、初学者:150時間~200時間
出題数:約60問
出題形式:選択問題
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:101:16,500円(税込)、102:16,500円(税込)
受験場所:全国のテストセンター
開催時期:通年
公式URL:https://www.lpi.org/ja/our-certifications/lpic-1-overview
AWS認定は、Amazonが提供しているクラウドコンピュータサービス「Amazon Web Services(AWS)」に関する専門的な知識とスキルを認定するベンダー資格です。
AWS認定は、基礎コース、アソシエイト、プロフェッショナルのレベル別に6つの認定資格と、5つの専門知識領域の認定資格の、合計11種類の認定資格があります。
AWS認定の難易度は、それぞれのレベルによって異なります。基礎コースが一番難易度が低く、アソシエイト、プロフェッショナルの順に難易度は高くなります。専門知識が問われる分野の資格は専門的で深い知識が必要なため、高難易度の資格になります。
AWS認定の合格率は公表されていません。
AWS認定に必要な知識やスキルも、それぞれのレベルによって異なります。基礎コースでは6ヶ月程度のAWS使用経験と、基礎的なAWSクラウドの知識が必要です。
アソシエイトでは1年間程度のAWS使用経験と、AWSクラウドにおける問題解決と解決策の実施経験が必要とされています。
プロフェッショナルでは2年間程度のAWS使用経験と、AWSクラウドを使用したソリューションの設計や運用、トラブルシューティングに関する業務経験が必要です。
試験時間:90分
合格率:非公開
合格ライン:720点以上(1000点満点中)
受験資格:18歳以上
目安勉強時間:3ヶ月間~
出題形式:65問
出題形式:単一/複数選択
受験方式:CBT方式(コンピュータでの受験)
受験費:16,500円(税込)ドル計算のため費用は上下する
受験場所:全国のテストセンター
開催時期:通年
公式URL:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
ここでは、IT系国家資格の難易度ランキングを紹介します。
難易度 | IT国家資格 | 偏差値 |
超難関 | ITストラテジスト | 71 |
超難関 | システム監査技術者 | 70 |
難関 | プロジェクトマネージャ | 69 |
難関 | システムアーキテクト | 68 |
難関 | ITサービスマネージャ | 68 |
難関 | ネットワークスペシャリスト | 67 |
難関 | データベーススペシャリスト | 67 |
難関 | エンベデッドスペシャリスト | 67 |
難関 | 情報処理安全確保支援士 | 67 |
難関 | 応用情報技術者 | 65 |
やや難関 | 基本情報技術者 | 49 |
やや易しい | ITパスポート | 45 |
IT業界への異業種転職を検討している人や、IT系国家資格を取得してみたいという人は、難易度が低い「ITパスポート」から挑戦してみると良いかもしれません。
なお、情報処理技術者試験はITパスポート→基本情報技術者→応用情報技術者というように難易度が高くなっていきます。
「取得すれば誰でも稼げるようになる」というIT資格は存在しませんが、取得することで転職や個人での案件獲得に有利になる資格はあります。
ここでは、取得することで収入アップにつながるIT資格を紹介します。
1位 :応用情報技術者(686.1万円)
2位:ITストラテジスト(660.4万円)
2位 :Ruby技術者認定(626.0万円)
3位 :シスコ技術者認定(621.2万円)
IT関連の資格は、聴き馴染みのない専門用語が多く、挫折しやすい傾向にあるため、初心者や業界未経験者は、難易度の低い資格からチャレンジしましょう。
ここでは、難易度が低い初心者におすすめのIT資格をランキング形式でまとめました。偏差値も明記しているので、自分が取得可能なレベルを見極めるのにお役立てください。
難易度 | 偏差値 | 初学者向けIT資格 |
易しい | 39 | MOS |
易しい | 43 | LPIC-1 |
易しい | 43 | AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト |
やや易しい | 45 | ITパスポート |
やや易しい | 46 | CCNA (シスコ技術者認定資格) |
やや難関 | 48 | オラクルマスター Bronze |
やや難関 | 49 | 基本情報技術者 |
ITパスポートやMOS、LPIC‐1、AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトは比較的簡単な資格にあたるので、初学者にもおすすめです。
しかし、転職や個人で案件を獲得するには、やや弱い印象があるので、基礎的な知識や技術力を習得できたら、基本情報技術者やCCNAなどの取得を目指すと良いでしょう。
セキュリティエンジニアにおすすめの資格3選を紹介します。
40代~60代向けミドル・シニアフリーランスエンジニアの案件サイト『SEES』
40代~60代でエンジニアとして活躍したいと考えている方におすすめなのが、株式会社Miraieが運営する、ミドル・シニアエンジニア向けの案件サイト『SEES』(https://miraie-group.jp/sees/)です。
SEESとは-Senior Engineer Entrustment Service-の略称で、40代~60代エンジニア向けの案件紹介サービス。
エンジニア業界は、40代以上の転職はなかなか厳しい市場だと言われています。
転職ではなくフリーランスとして案件を獲得することを視野にいれてみてもいいかもしれません。
SEESの場合、掲載している案件は主に年齢不問ですので、年齢制限に関係なく、純粋にスキルや希望条件での案件を探すことが可能です。
会社員よりも個人事業主としてプロジェクトを請け負う形であれば、働き方としても選べる立場にありますよね。
給与の支払いサイトは30日で統一されています。
また、取引社数が5,000社以上と多く、新しい案件が集まりやすくなっています。
さらに、SEESに登録をすると最新・未公開案件を獲得することができます。
独立してフリーランスになっても仕事が途切れる心配はありません!
『SEES』(https://miraie-group.jp/sees)を利用して新しい働き方を手に入れてみては…!?
皆さまから選ばれてミドル・シニアエンジニア向け検索サイト三冠達成しております!
株式会社Miraieが運営する『SEES(https://miraie-group.jp/sees)』は、 「シニアエンジニア向け検索10サイトを対象にしたサイト比較イメージ調査」のなかで、
上記3項目においてNo.1を獲得ししております。
株式会社Miraie
2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション