たくさんの種類があるIT資格のうち、どのような資格を取ればよいか迷っている人もいるのではないでしょうか。この記事では、おすすめのIT資格や難易度、資格取得を目指す際の注意点などを紹介します。IT資格を取得したいと思っている人は、是非チェックしてみてください。
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「IT資格を取得したいけれど、種類も多くてどのくらいの難しさなのかわからない」
IT業界で働いていたり、転職するために資格を取得したいと思っていたりする人の中には、このようなことを考えている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、IT資格の難易度やIT資格の選び方、IT資格を取得すると転職に有利な理由などを紹介していきます。
この記事を読むことで、代表的なIT資格についてその難易度や概要を理解し、自分が目指すべき資格はどのような資格であるか、検討するためのヒントを得ることができます。
IT業界未経験でこれからITの基礎を学んでいきたい人も、より専門的なIT関連の知識やスキルを身につけていきたい人も、是非この記事をチェックして資格取得に役立ててください。
IT資格には様々な種類があり、その難易度は簡単なものから難しいものまで様々です。簡単な難易度の資格は基礎的な知識を持っていれば合格できますが、難しい難易度の資格になると専門的な知識と高度な技能が必要になります。
どのIT資格を取得するかは、自分が今どのようなレベルにあるのかを理解し、その知識や技能を証明するため、または、より高度な知識や技能を身につけるために選択するとよいでしょう。
IT資格を取得することで、ITに関する知識や技能を持っていることを客観的に証明できます。転職の際、実務経験があることはもちろん重要視されますが、そこまで実務経験が多くなくてもIT資格があることで、自分の持っている知識をアピールすることが可能です。
難易度が高い資格を持っていれば、転職する際にも十分なアピールポイントとなるでしょう。
IT資格はその種類も難易度も様々なため、IT資格取得を目指すにしても、どのIT資格を取得するか迷ってしまうのではないでしょうか。
IT資格を取得する際は、自分が今後どのような方向にキャリアアップしたいかを考え、目指す方向に役立つものを選択することが必要になります。IT資格ランキングやIT資格難易度ランキングなどを調べ、今の自分に見合った資格を調べてみるのもよいでしょう。
IT業界でマネージャを目指す場合、マネージャ系の資格を取得するのがおすすめです。マネージャ系の資格はいずれも難易度が高いですが、その分評価される可能性は高いと言えます。
マネージャ系の資格は「ITストラテジスト試験」「ITサービスマネージャ試験」「プロジェクトマネージャ試験」「システム監査技術者試験」があります。これらの試験は全て国家資格です。
出典:試験制度 試験区分一覧|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html
エンジニアのスペシャリストを目指す場合は、エンジニア系の資格取得を検討するのがよいでしょう。
エンジニア系の資格は、国家資格では「システムアーキテクト試験」「ネットワークスペシャリスト試験」「データベーススペシャリスト試験」「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」「情報処理安全確保支援士試験」があります。
ベンダー資格では、「ORACLE MASTER」「オラクルJava認定試験」「シスコ技術者認定試験」などがあります。
出典:試験制度 試験区分一覧|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html
ITに関して業界未経験であったり新人の場合は、マネージャ系の資格やスペシャリスト系の資格は難易度が高すぎると言えます。
IT初心者の場合は「ITパスポート試験」や「基本情報技術者試験」など、ITに関する基本的な知識を問われる試験や、もう少し応用的な知識を身につけたい場合は「応用情報技術者試験」を受けてみるとよいでしょう。
IT資格で国家資格を取得したいと考えている場合、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する「情報技術者試験」「情報処理安全確保支援士試験」を受けることがおすすめです。
「情報技術者試験」「情報処理安全確保支援士試験」は、基本的な知識を問う比較的難易度の低い試験から、その分野に関する専門的な知識と技能が必要な高難易度の試験まであります。自分のレベルに合った資格を検討してみるとよいでしょう。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/
ベンダー資格は、データベースなどの製品やIT関連サービスを提供している企業が、自社製品に関する知識や技能を認定する資格になります。製品やサービスについての知識が問われるため、実務的な内容の知識やスキルが身につきます。
代表的なベンダー資格には「ORACLE MASTER」や「MOS」、「AWS認定試験」や「シスコ技術者認定資格」などがあります。
IT資格は難易度も内容も様々なものがありますが、ここではおすすめのIT資格について「概要」「難易度・合格率」「必要な知識やスキル」を示し、紹介していきます。
尚、国家資格の難易度については、ITスキル標準をもとにレベル1からレベル4と表現します。どのIT資格を目指せばよいか、検討するための参考にしてください。
出典:ITスキル標準V3 2011|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.ipa.go.jp/files/000024840.pdf
基本情報技術者は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITに関する基礎的な知識と技能を身につけ、それらの知識や技能を実践的に活用できる人を対象とした国家資格です。
ITエンジニアになりたい人や、なったばかりの人におすすめの試験になります。
出典:基本情報技術者試験(FE)~ ITエンジニアの登竜門 ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
基本情報技術者試験の難易度は、2番目の難易度であるレベル2です。ITスキル標準のレベル2は、プロジェクトのチームメンバーとして、上司の指示を受けながら作業の一部を独力で遂行できる知識と技能を持っているようなレベルと言えます。
令和3年度春期における、基本情報技術者試験の合格率は41.6%です。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
基本情報技術者に必要な知識やスキルは、情報技術に関する基本的な知識と技能です。その知識や技能を持って、情報戦略や提案活動、システムの設計・開発・運用に関して、上位者の指導や指示のもとで遂行できる能力が要求されます。
応用情報技術者は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITに関する応用的な知識と技能を身につけ、技術、管理、経営においてそれらの知識を活用できる人を対象とした国家資格です。
ITエンジニアとして数年の業務経験があり、より応用的な知識を身につけたい人向けの試験です。
出典:応用情報技術者試験(AP)~ ワンランク上のITエンジニア ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
応用情報技術者試験の難易度は、3番目の難易度であるレベル3です。ITスキル標準のレベル3は、プロジェクトのチームメンバーとして、与えられた業務を上位者からの指導なく独力で遂行できる知識と技能を持っているようなレベルと言えます。
令和3年度春期における、応用情報技術者試験の合格率は24.0%です。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
応用情報技術者に必要な知識やスキルは、情報技術に関する応用的な知識と業務を独力で遂行できるレベルの技能です。
その知識や技能を持って経営戦略・情報戦略の策定や評価に携わり、システムの設計・開発・運用では上位者の方針を理解した上で、独力で業務を遂行し予算や工程、品質についてもプロジェクトマネージャやプロジェクトリーダーの下で管理できる能力が必要になります。
情報処理安全確保支援士は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、情報セキュリティに関する専門的な知識と技能を身につけ、情報セキュリティのスペシャリストとして業務を行いたい人を対象とした国家資格です。
情報セキュリティに興味があり、情報セキュリティを専門としてシステム開発に関わりたい人向けの試験です。
出典:情報処理安全確保支援士試験(SC)~ ITの安全・安心を支えるセキュリティの番人 ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html
情報処理安全確保支援士試験の難易度は、4番目の難易度であるレベル4です。ITスキル標準のレベル4は、専門的な分野を持ちチームリーダーとしてチームメンバーを指導し、その知識と技術を持って要求水準を満たすことのできるレベルになります。
令和3年度秋期における、情報処理安全確保支援士試験の合格率は20.1%です。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
情報処理安全確保支援士に必要な知識やスキルは、サイバーセキュリティに関する専門的な知識と技能です。
情報セキュリティ全般の知識を持って、設計、開発、運用の各段階で情報セキュリティに関する指導や助言を行い、情報セキュリティ方針や情報セキュリティ諸規程の策定を行えるようなスキルが必要となります。
ネットワークスペシャリストは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ネットワークに関する専門的な知識と技能を身につけ、ネットワークのスペシャリストとして業務を行いたい人を対象とした国家資格です。
ネットワークを専門としてシステム開発に関わりたい人向けの試験です。
出典:ネットワークスペシャリスト試験(NW)~ ネットワーク社会を担う花形エンジニア ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html
ネットワークスペシャリスト試験の難易度は、4番目の難易度であるレベル4です。スペシャリストとつく試験の難易度は、レベル4になります。
令和3年度春期における、ネットワークスペシャリスト試験の合格率は12.8%です。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
ネットワークスペシャリストに必要な知識やスキルは、その名前の通りネットワークに関する専門的な知識と技能です。
ネットワークの専門的な知識を持って、システムの要求に適合するようなネットワーク設計や構築、運用・保守を行うスキルが必要です。
データベーススペシャリストは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、データベースに関する専門的な知識と技能を身につけ、データベースのスペシャリストとして業務を行いたい人を対象とした国家資格です。
データベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す人におすすめの試験です。
出典:データベーススペシャリスト試験(DB)~ ビッグデータ時代に求められる、データ志向の担い手 ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
データベーススペシャリスト試験の難易度は、4番目の難易度であるレベル4です。データベースに関して、専門的な知識を持つレベル4になります。
令和3年度秋期における、データベーススペシャリスト試験の合格率は17.1%です。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
データベーススペシャリストに必要な知識やスキルは、データ資源とデータベースに関する専門的な知識と技能です。
データベースの専門的な知識を持って、データ管理者として情報システムのデータ資源を管理する能力や、システム要求に見合ったデータベースの設計、構築、運用・保守を実施できるスキルが必要です。
エンベデッドシステムスペシャリストは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、IoTを含む組込みシステムに関する専門的な知識と技能を身につけ、組込みシステムのスペシャリストとして業務を行いたい人を対象とした国家資格です。
組込みシステムのエンジニアや、IoT系のエンジニアを目指す人におすすめの試験です。
出典:エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)~ IoT時代に欠かせない組込みシステムの腕利きエンジニア ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/es.html
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の難易度は、4番目の難易度であるレベル4です。組込みシステムに関して専門の知識を持つレベル4になります。
令和3年度秋期における、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の合格率は18.3%です。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
エンベデッドシステムスペシャリストに必要な知識やスキルは、IoTを含む組込みシステムに関する専門的な知識と技能です。
組込みシステムに関する専門的な知識に加え、組み合わせるハードウェアとソフトウェアに関する知識、システム要求を満たす設計、構築、開発、試験を実施するスキルが必要になります。
ITパスポートは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITエンジニアに限らず、ITを活用する社会人がITに関する基本的な知識があることを証明する国家資格です。
業種関係なく、ITを活用する社会人におすすめの試験です。
出典:ITパスポート試験|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html
ITパスポート試験の難易度は、1番目の難易度であるレベル1です。ITスキル標準のレベル1は専門的な業種に関わらず、情報技術に関する最低限の基礎的な知識を持ち、上司の指示のもとで作業を行う人材のレベルです。
平成23年度秋期におけるITパスポート試験の合格率は61.2%で、難易度はそれほど高くないと言えるでしょう。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
ITパスポートに必要な知識やスキルは、ITに関する幅広い分野の概要レベルの基礎知識です。
ITを活用する全ての社会人を対象としているためそこまで専門的な知識は問われませんが、ITの新しい技術や手法、経営全般や、セキュリティ・ネットワークの知識、プロジェクトマネジメントなどの広く浅い知識が必要になります。
ITストラテジストは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、ITを活用した経営戦略の専門的な知識と技能を身につけ、CIOやCTO、ITコンサルタントを目指している人を対象とした国家資格です。
システム開発だけでなく、経営や企業活動に興味のある人向けの試験です。
出典:ITストラテジスト試験(ST)~ 経営とITを結びつける戦略家 ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/st.html
ITストラテジスト試験の難易度は、4番目の難易度であるレベル4です。IT関連の知識だけでなく、マーケティングやコンサルタントなど経営的な知識も必要となるため、レベル4の試験の中でも特に難しいと言われています。
令和3年度春期における、ITストラテジスト試験の合格率は15.3%です。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
ITストラテジストに必要な知識やスキルは、ITを活用した事業戦略を策定、提案、推進するための専門的な知識と技能です。
システム開発の知識や情報セキュリティ、IoTを利用した組込みシステムに関する知識など幅広いITに関する知識に加え、マーケティングやセールス、コンサルタントなど事業戦略や経営に関する知識やスキルが必要になります。
プロジェクトマネージャは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、システム開発のプロジェクトマネジメントに関する専門的な知識と技能を身につけ、プロジェクトマネージャを目指す人を対象とした国家資格です。
システム開発プロジェクトを管理するマネージャを目指す人におすすめの試験です。
出典:プロジェクトマネージャ試験(PM)~ ITプロジェクトの成功請負人 ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/pm.html
プロジェクトマネージャ試験の難易度は、4番目の難易度であるレベル4です。プロジェクトをマネジメントする知識や技能において、レベル4の専門知識が必要な難易度です。
令和3年度秋期における、プロジェクトマネージャ試験の合格率は14.4%です。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
プロジェクトマネージャに必要な知識やスキルは、プロジェクトを成功に導くためのプロジェクトマネジメントに関する専門的な知識と技能です。
プロジェクト全体を管理し、予算やスケジュール、品質を計画通りに実行する力、ステークホルダと滞りなくコミュニケーションをとれるスキルなどが必要になります。
ITサービスマネージャは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、サービスマネジメントシステムやITサービスに関する専門的な知識と技能を身につけ、ITサービスマネージャを目指す人を対象とした国家資格です。
安全性と信頼性の高いITサービスを提供していきたいと考え、そのための知識やスキルを身につけたい人向けの試験です。
出典:ITサービスマネージャ試験(SM)~ ITサービスの安定提供を約束する仕事人 ~|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sm.html
ITサービスマネージャ試験の難易度は、4番目の難易度であるレベル4です。ITサービスマネジメントに関して、専門的な知識を持つレベル4になります。
令和3年度春期における、ITサービスマネージャ試験の合格率は15.0%です。
出典:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/suii_hyo.pdf
ITサービスマネージャに必要な知識やスキルは、ITサービスマネジメントに関する専門的な知識と技能です。
システムの開発というよりは、サービスの運用や改善、障害対応をメインとした知識や技能が必要になります。
MOSは「マイクロオフィススペシャリスト」の略で、マイクロソフトオフィス製品の利用スキルを測るベンダー資格です。
試験科目は、製品とバージョンごとに分かれており、WordとExcelに関しては「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)」が用意されています。それぞれ独立している試験のため、初めから「上級レベル(エキスパート)」を受験することもできます。
MOSの難易度は「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)」がありますが、情報技術系の国家資格と比較してそこまで高い難易度ではありません。
合格率は公式では非公開ですが、「一般レベル」で約80%、「上級レベル(エキスパート)」で約60%と言われています。
MOSに必要な知識やスキルは、各マイクロソフトオフィス製品(Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook)の基本的な操作方法です。試験はコンピューターを使用した実技試験で行われるため、実際に操作できるスキルが必要となります。
WordとExcelの「上級レベル(エキスパート)」では、Wordではスタイル機能や目次・索引作成、データ取り込みなど、Excelではデータ分析や条件付き書式、マクロの作成などより高度な知識が求められます。
AWS認定は、Amazonが提供しているクラウドコンピュータサービス「Amazon Web Services(AWS)」に関する専門的な知識とスキルを認定するベンダー資格です。
AWS認定は、基礎コース、アソシエイト、プロフェッショナルのレベル別に6つの認定資格と、5つの専門知識領域の認定資格の、合計11種類の認定資格があります。
出典:AWS 認定|Amazon
参照:https://aws.amazon.com/jp/certification/
AWS認定の難易度は、それぞれのレベルによって異なります。基礎コースが一番難易度が低く、アソシエイト、プロフェッショナルの順に難易度は高くなります。専門知識が問われる分野の資格は専門的で深い知識が必要なため、高難易度の資格になります。
AWS認定の合格率は公表されていません。
AWS認定に必要な知識やスキルも、それぞれのレベルによって異なります。
基礎コースでは6ヶ月程度のAWS使用経験と、基礎的なAWSクラウドの知識が必要です。
アソシエイトでは1年間程度のAWS使用経験と、AWSクラウドにおける問題解決と解決策の実施経験が必要とされています。
プロフェッショナルでは2年間程度のAWS使用経験と、AWSクラウドを使用したソリューションの設計や運用、トラブルシューティングに関する業務経験が必要です。
シスコ技術者認定資格は、シスコシステムズ合同会社が主催する認定試験で、ネットワークに関する知識やシスコ機器に関する知識を認定するベンダー資格です。
エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパートのレベルがあり、計18種類の試験が用意されています。
出典:シスコ技術者認定|シスコシステムズ合同会社
参照:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html
シスコ技術者認定は、レベルによって難易度が異なります。
エキスパートは入門レベルであり、アソシエイトは基礎的なスキルレベルです。プロフェッショナルはネットワークエンジニアとしての経験がある人向けのレベルであり、エキスパートは高度なネットワークの専門家相当のレベルです。
シスコ技術者認定の各資格の合格率は非公表です。
シスコ技術者認定資格に必要な知識やスキルはレベルによって知識の深さは異なるものの、ネットワークに関する知識が必要となります。また、シスコシステムズ製のネットワーク機器に関する知識も必要です。
ORACLE MASTERは、「Oracle Database」を扱う技術や管理スキルを証明するベンダー資格です。
「Oracle Database」を使用したデータベースの知識やスキルを身につけたい人、データベース管理者を目指している人におすすめの資格です。
ORACLE MASTERの難易度は、レベルによって異なります。
「ORACLE MASTER Bronze DBA 2019」は入門レベル、「ORACLE MASTER Silver DBA 2019」はSQLの知識も含めた基礎レベル、「ORACLE MASTER Gold DBA 2019」はより専門的なレベルの難易度となります。
「ORACLE MASTER Silver SQL 2019」はSQL全般の知識が必要なレベルの難易度です。
ORACLE MASTERの合格率は非公開となっています。
ORACLE MASTERに必要な知識やスキルは、「Oracle Database」に関する知識です。
試験のレベルで必要な知識は異なりますが、データベースの基礎知識、データベースの運用管理、SQLに関する知識、データベースのバックアップやリカバリ方法などの専門的知識などが必要です。
IT資格を取得しようとすることは、スキルアップやスキルの証明のためにもよいことですが、気を付ける点もあります。
ここでは、IT資格を目指す際に気を付けた方がよい点を紹介していきます。
どのような資格であれ、資格取得を目指すとなった場合はそれなりの学習時間が必要になります。そこまで難易度の高くない資格を選んだとしても、2~3ヶ月くらいは学習が必要でしょう。難関資格と言われる難易度の高い資格を取得する場合は、さらに学習時間が必要です。
取得するまでに数ヶ月単位で時間がかかるということを頭に置いて、資格取得を目指してください。
IT資格を取得することは、就職や転職の際にアピールポイントとなります。しかし、IT業界では資格よりも経験や実績が重視される傾向があります。
資格を取得すればそれで安心と思うのではなく、その資格を取得するために学んだことをどのように実務で活かしていくかを考え、実践することが大切です。
難易度が高い資格を取得すれば、ある程度は評価されるでしょう。しかし、その資格が入りたいと思っている企業の求めているスキルの資格でなければ、その企業に就職できるとは限りません。
ただ難易度が高いから目指してみるのではなく、自分がどのようなキャリアを目指していくのか、就職したい企業でその資格は活かせるのかを考え、取得する資格を選択してください。
ITの技術は日々進歩しています。IT資格を取得したとしても、時間が経てば取得した時のトレンドや常識が、今や今後のトレンド・常識とは全く変わっていることもあり得ます。
IT資格を取得したからそれ以上は学習しないというスタンスではなく、ITの進歩に遅れないよう、日々ITに関する情報収集や知識のアップデートを行っていくことが重要です。
この記事では、IT資格について難易度や選び方などを紹介してきました。IT資格は転職の際に有利になるだけでなく、資格取得のために知識を身につけることによって、自身のキャリアアップにも繋がります。
自分にとってどのような資格が必要であるかを考え、自分に合った資格の取得を目指してください。
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監修者インフォメーション
2022/02/22
2022/07/20