クラウドワークスとは？初心者の稼ぎ方とおすすめの案件15選！どのくらい稼げるのか解説

クラウドワークス初心者が押さえておくべき基礎知識

これからクラウドワークスを利用する方に向けて、基礎知識としてサービスの概要や、魅力について解説します。

クラウドワークスとは？

クラウドワークスとは、個人や企業が業務委託形式の仕事をオンラインで発注・受注できる、クラウドソーシングサービスです。470万人のクラウドワーカーと、76万社の企業が利用しており、国内で高いシェア率を誇っています。

仕事の発注者（クライアント）と受注者（クラウドワーカー）のマッチングから、契約、納品、報酬のやりとりまで、仕事上のすべてのやりとりがサイト上で完結するのが特徴です。

また、報酬を仕事の発注時にクライアントから預かり、業務完了後にクラウドワーカーに支払う「仮払い」方式を採用しているため、報酬未払いの心配もなく仕事ができます。

（出典：株式会社クラウドワークス）

クラウドワークスの魅力

470万人のユーザーが利用する「クラウドワークス」には、どのような魅力があるのでしょうか。ここでは、クラウドワークスの魅力を3つピックアップしてご紹介します。

• ・案件数が豊富
• ・初心者向けの案件が多い
• ・サポート体制が整っている

クラウドワークスは、ほかのプラットフォームよりも案件数が圧倒的に多いことが特徴です。仕事の種類は250種類以上から選択でき、公式サイトによると「国内No.1のクラウドソーシングサービス」と明記されています。

さらに、案件のなかには「初心者向け」「初心者歓迎」と記載されているものも多いので、スキル・経験なしでもはじめやすいことが嬉しいポイントです。

クラウドワークスは、運営体制が整っているため、万が一トラブルが発生した時にもすぐにサポートを受けられます。お問い合わせページからメールを送れば、2〜3営業日以内に回答が届き、問題や課題を解決へと導いてもらえるので安心して案件に専念できるでしょう。

クラウドワークスにおける案件の種類と単価・月収の相場

クラウドワークスの案件形式は、主に以下の3つに分かれています。

• ・タスク形式
• ・コンペ形式
• ・プロジェクト形式（固定 or 時給）

クラウドワークスを利用するうえでは、それぞれの違いを理解しておくことが大切です。ここでは、それぞれの特徴を説明します。

タスク形式の場合

タスク形式では、誰でもすぐに着手できる案件が公開されています。他の形式とは違い、早いもの勝ちで案件を獲得できます。事前にクライアントと契約を結ぶ必要もありません。

比較的簡単な作業がタスク形式で依頼される場合が多く、初心者におすすめです。作業を完了させると、クライアントの承認後に報酬を受け取れます。

タスク形式の案件の報酬は、たとえばアンケートなら1つ10円〜100円程度です。ある程度まとまった金額を稼ぎたい人は、タスク形式以外の案件も積極的に受注しましょう。

コンペ形式の場合

コンペ形式では複数の人の提案を募り、その中から選ばれると報酬が支払われます。たとえば、バナーの作成やネーミングなど、アイデアが重視される制作物の発注にコンペ形式が利用されています。コンペ形式の場合、作業してもクライアントから選ばれなければ報酬は得られません。

コンペ形式の報酬は、具体的な仕事内容によって大きく異なります。たとえばバナー作成の相場は5,000円からとなっていますが、ネーミング募集の相場は10,000円からです。

プロジェクト形式の場合

プロジェクト形式では、事前にクライアントと仕事内容について相談し、報酬の金額やスケジュールなどに双方が納得すると契約できます。クライアントとやり取りしながら業務を進めるため、修正が発生する可能性もあります。

クラウドワークスではさまざまな種類の仕事がプロジェクト形式で依頼されており、報酬の相場も多種多様です。たとえば、記事・Webコンテンツ作成の相場は1文字1円前後〜が相場です。一方、HTML・CSSコーディングは1ページあたり30,000円前後〜となっています。

なお、プロジェクト形式は、固定報酬制ではなく時間報酬制で依頼される場合もあります。

クラウドワークスは初心者でも稼げる？リアルな報酬事情

クラウドワークスをはじめるにあたってもっとも気になるポイントは、リアルな報酬事情ではないでしょうか。

初心者がどのくらい稼げているのかリアルな実態を調査し、案件単位と月収別にまとめました。

クラウドワークスの初心者向け案件単価の目安

クラウドワークスの初心者向け案件は、業務内容によって異なるので一概には言えませんが、1件200円〜5,000円ほどが相場です。

例えば、簡単なアンケートの回答や、データ入力などは、1件あたり数百円〜ワーカーを募集している傾向にあります。

一方、現地へ足を運ぶ必要がある「美容系モニター」などは、1件あたり5,000円前後で募集されています。1回タスクをこなすだけで、数千円稼げるので、お小遣い稼ぎが目的の人には嬉しいポイントです。

クラウドワークスで稼げる月収の目安

初心者がクラウドワークスに登録した月にどのくらい稼げるのか気になる人も多いのではないでしょうか。初月は、数十円〜数千円ほど稼げれば十分だと言えるでしょう。

なお、X（旧Twitter）やInstagramなどのSNSでは、「初月は1円も稼げなかった」「初月から目標だった5,000円を達成できた」などの声が散見されました。

「クラウドワークスに登録して、プロフィールを整えてから、案件探し〜応募、業務を遂行する」という一連の流れをこなすことは簡単ではありません。

その高いハードルを超えられたなら、稼げた金額に左右されず、価値のある大きな一歩を踏み出したことに対して、前向きに捉えるようにしましょう。

クラウドワークス初心者におすすめの案件10選！

クラウドワークスでは簡単な仕事から専門的なスキルが必要な仕事まで、さまざまな種類の仕事が募集されています。

ここでは、その中でもクラウドワークスに登録したばかりの初心者が獲得しやすい案件を10種類紹介します。

① データ入力

（出典：クラウドワークス「データ作成・入力」　2023年10月現時点）

用意されたデータを表計算ソフトに入力したり、ネットショップやフリマサイトに商品を登録したりするデータ入力の作業も、基本的なパソコン操作以外のスキルを必要としないため、クラウドワークス初心者にはおすすめの仕事です。

単純な入力作業を繰り返す業務となることが多いため、一つの作業にコツコツ取り組むのが得意な方に向いている仕事だと言えます。

② 文字起こし・テープ起こし

（出典：クラウドワークス「テープ起こし・文字起こし」2023年10月現時点）

文字起こし・テープ起こしとは、インタビューや打ち合わせなどの音声データや動画の音声を文章に直す仕事です。クラウドワークスでは「事務・カンタン作業」カテゴリの仕事の一つであり、初心者・未経験者でも応募できる案件があります。

特別なスキルが必要な仕事ではありませんが、人が話すスピードと同じ速度でタイピングできる方であれば、より効率的に稼げるでしょう。

③ Webライティング

（出典：クラウドワークス「ライティング・記事作成」2023年10月現時点）

ライティングとは文章を執筆する仕事のことです。クラウドワークスでは、Webサイトやブログに掲載する記事などを執筆・編集する仕事が募集されています。

専門知識がなくても執筆できる案件が多く、最初に応募する案件としてもおすすめです。長文を書くことに自信がない方は、まずは文字数が少ない案件から始めてみましょう。

④ ネットショップの出品代行

（出典：クラウドワークス「ネットショップ運営代行」2023年10月現時点）

出品代行はクライアントの代わりに、ネットショップに出品する商品の登録作業などを行う仕事です。サイトに掲載する商品画像の編集や、商品の梱包・発送を行う発送代行の作業も含むことがあります。

発送代行以外の業務であればパソコンだけで作業でき、特別なスキルも必要なく取り組みやすい仕事です。

⑤ アンケートモニター

クラウドワークスの仕事カテゴリの中には「事務・カンタン作業」というものがあり、誰でも短時間で取り組める仕事も数多く募集されています。

その中の「質問・アンケート」カテゴリには、簡単な質問やアンケートに答えるだけの仕事があります。単価は低いものの応募不要のタスク形式の案件が多く、短時間で数をこなすことが可能です。

⑥ 商品モニター

（出典：クラウドワークス「質問・アンケート」2023年10月現時点）

前出の「事務・カンタン作業」カテゴリの中には、商品モニターの仕事もあります。指定の商品やサービスを使用し、その感想などを納品するのが業務内容です。

モニターした商品を無料でもらえたり、開発中のアプリを一足先に利用できたりするため、楽しみながらできる仕事と言えます。

⑦ ネーミング

（出典：クラウドワークス「ネーミング・アイデア」2023年10月現時点）

クラウドワークスには、社名や店舗名、商品、ブランド、サービス名などさまざまな名前を募集する、ネーミング募集の案件もあります。

スキル不要で初心者でも応募でき、採用された時の報酬も高いため、ネーミングセンスのある方にはおすすめの仕事です。

ただし、仕事の性質上ほとんどがコンペ形式の案件となるため、この仕事だけで安定した収入を得ることは難しいでしょう。

⑧ 投稿代行

（出典：クラウドワークス「 Instagram・Twitter・Facebook集客」2023年10月現時点）

投稿代行は、InstagramやX（旧Twitter）、TikTokなどのSNSの投稿を代行する案件です。

Instagramを例に挙げると、フィード投稿やリール投稿の画像・ショート動画制作、投稿文の作成、DMでのやり取りなどをアカウント運用者の代わりに務めます。

「1投稿あたり〇円」という案件もあれば、「1か月5〜10万円」などと固定報酬で受注できるケースもあるので、まとまった報酬を獲得したい方におすすめです。

経験を積み重ねればSNS集客に関する知識が身に付くので、SNSコンサルタントなどへの転身により大きく稼げるようになる可能性を秘めています。

⑨ アシスタント・秘書

（出典：クラウドワークス「秘書業務」　2023年10月現時点）

クラウドワークスでは、アシスタント業務や秘書業務を遂行できる人を募集しています。

「時給1,500円〜2,000円」「1か月3万円〜5万円」などの1件あたりの単価ではなく固定報酬が多い印象です。

案件によって異なりますが、日程調整やメール返信対応といった業務が中心で、ExcelやWord、PowerPointなどを利用できる人が求められます。

「秘書検定〇級以上」のように資格を応募条件とした案件はほとんどないので、未経験・スキルなしでも比較的挑戦しやすい仕事だと言えるでしょう。

⑩ ロゴデザイン

（出典：クラウドワークス「ロゴ・バナー・イラスト」　2023年10月現時点）

クラウドワークスではロゴやバナー、イラストなど、デザインの仕事の募集もあります。その中でも店舗や企業、Webサイトなどのロゴをデザインする仕事は比較的高報酬の案件が充実していると言えるでしょう。

応募に実務経験は必要ありませんが、業務上Photoshopなどの画像編集ソフトの使用が前提となります。画像制作のスキルやセンスに自信のある方向けの仕事です。

初心者には難易度が高いが高収入を狙える案件5選！

「副業や業務委託案件を行った経験やスキルがある」「ほかのフリーランスマッチングサービスなら利用したことがある」という方は、難易度が高い案件にも挑戦してみると良いかもしれません。

ここでは、難易度が高く、高収入を目指せる案件を5つピックアップしました。

① システム開発

（出典：クラウドワークス「システム開発」2023年10月現時点）

Web開発・システム設計の案件が多く掲載されています。作業内容は案件によってさまざまですが、Webサイトの不具合の修正や、仕様変更、セキュリティの見直しといった依頼内容が多いです。

「予算はワーカーと相談」という形で募集している案件が多いので、スキルに見合った報酬を得られる可能性があります。

なお、シニアエンジニア向けの案件サイト『SEES』なら、最新かつ未公開の案件を獲得することができます。システムエンジニア関連の案件だけでも、3,300件以上保有しているので、より高単価な案件を獲得したい方は、チェックしてみましょう。

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② 音声制作

（出典：クラウドワークス「音声制作」2023年10月現時点）

音声制作は、ショート動画やYouTubeの動画、結婚式で使用する映像に挿入するナレーションの案件が中心となっています。

案件によりますが、スキルや経験がなくても受注できるうえ、1件あたり5,000円前後と高単価ですので効率的に稼ぎたい方におすすめです。

ショート動画であれば、60秒〜90秒ほどの長さで、台本通りに音声のナレーションを入れる業務となります。状況に合わせて感情を込めた音声の作成ができる方に向いています。

③ 動画編集

（出典：クラウドワークス「動画・映像・アニメーション」　2023年10月現時点）

クラウドワークスでは、YouTubeやTikTokなどの動画サイトに配信する動画や、Web広告用の動画などの作成・編集の仕事も募集されています。

このうち「動画編集」の仕事は、クライアントから受け取った音声や画像などの素材をもとに動画を編集し、完成した動画を納品する業務です。

自分で動画の素材を用意する必要がなく、動画編集ソフトの使い方を知っていれば作業は可能なため、実務経験がない初心者でも契約できる案件があります。

④ Web制作

（出典：クラウドワークス「Web制作」2023年10月現時点）

クラウドワークスでは、コーディングのほかにもホームページ制作やWebデザインなど、Web制作関連の仕事が多く募集されています。

全くの未経験の方には難しい仕事ですが、Web制作の経験がある方なら歓迎され高報酬も狙える仕事です。

⑤ 文章の翻訳

（出典：クラウドワークス「翻訳・通訳サービス」　2023年10月現時点）

クラウドワークスでは英語のほか、中国語・韓国語・フランス語・ロシア語など多岐に渡る翻訳の仕事の募集があります。翻訳する媒体はWebサイトやメール、動画のナレーション原稿などさまざまです。

もちろん、外国語に精通している必要はありますが、語学を活かした仕事をしてみたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

初心者がクラウドワークスの仕事を選ぶポイント

初心者がクラウドワークスの仕事を選ぶ際には、下記のポイントを意識してみてください。

• ・未経験者は「タスク形式」の仕事を選ぶ
• ・得意分野やスキルを活かせる仕事を選ぶ

「クラウドワークスに登録したけど、1件も案件を獲得できない」という方は非常に多いです。少しでも案件を獲得しやすくするために、2点を心に留めておきましょう。

未経験者は「タスク形式」の仕事を選ぶ

クラウドワークスで仕事を始めたら、まずは低単価の案件でも良いので受注して、受注実績を作っていきましょう。受注実績はプロフィールページから確認できます。

受注実績が1件もない状態だと、クライアントがあなたのプロフィールを見てもどんな仕事が得意なのか、きちんと仕事をしてくれるかが分からないため、仕事の発注を躊躇してしまうことがあるでしょう。

最初のうちはあまり条件にこだわらず、タスク形式や初心者・未経験者向けの簡単な案件にどんどん応募してみましょう。アピールできる受注実績ができれば単価の高い案件も受注しやすくなり、より多くの報酬を得ることができるようになります。

得意分野やスキルを活かせる仕事を選ぶ

案件に応募する際は、これまでの経験や得意分野のスキルが活かせる案件を選ぶようにすると、仕事の幅が広がります。その仕事と同様の実務経験がなくても、得意なことや好きなことに近い仕事であれば楽しく取り組め、スムーズに業務をこなすことができるでしょう。

例えば、ITエンジニアとしての経験がある方なら前出のコーディングやWeb制作などの仕事に、仕事や趣味で文章を書くことが多い方はライティングなどの仕事に応募してみるのもおすすめです。

クラウドワークス初心者の始め方！登録から報酬獲得するまでの流れ

ここからは、クラウドワークスに会員登録してから仕事を受注し、納品して報酬を得るまでの一連の流れを紹介します。

なお、応募からの流れはプロジェクト形式（固定報酬制）の案件を例として挙げています。タスク形式やコンペ形式の場合は、流れが変わる点にご注意ください。

1．会員登録をする

（出典：クラウドワークス）

クラウドワークスの会員登録手続きは非常に簡単で、メールアドレスさえあれば無料で登録できます。

まず、クラウドワークスのホームページにアクセスし、「まずは無料で登録」ボタンをクリックしましょう。

次に、メールアドレスを入力して「会員登録する（無料）」ボタンをクリックすると、入力したメールアドレスに登録確認のメールが届きます。そのメールに記載されたURLをクリックして登録画面に移動し、必要事項を入力して、利用規約と個人情報保護方針に同意すれば登録完了です。

なお、Google、Yahoo! JAPAN、Facebookのいずれかのアカウントがあれば、そちらで登録することもできます。

2．プロフィールを作成する

会員登録をしたら、プロフィールを作成しましょう。

ページ右上のユーザー名をクリックし「プロフィール編集」をクリックすれば、プロフィール編集画面に移動します。

プロフィール編集画面では、名前・住所・プロフィール画像などの基本情報のほか、自己PRやスキルの詳細、ポートフォリオ、対応可能な時間などさまざまな情報を入力できます。

プロフィールを充実させればさせるほどクライアントとのマッチング確率が上がるため、なるべく多くの項目を入力しましょう。

3．案件を探し応募する

プロフィールを入力し終えたら、早速案件を探してみましょう。

画面上の「仕事を探す」をクリックすると、募集中の仕事一覧が表示されます。画面左のメニューから仕事のカテゴリを選んだり、キーワードや条件などで絞り込みをかけたりすることもできます。そこで、興味のある案件が見つかったら応募してみましょう。

応募したい案件をクリックして詳細が表示されたら、内容をよく確認してから「応募画面へ」ボタンをクリックします。希望の契約条件を入力し、メッセージ欄に応募動機や経歴、スキルなどを記載して「応募する」ボタンをクリックすれば応募は完了です。

4．受注・納品し報酬を得る

応募後はメッセージ機能を使って、クライアントと業務内容や報酬といった契約条件の確認・相談ができます。より良い条件に変更してもらえるよう、交渉することも可能です。

お互いが契約条件に同意すれば契約成立となり、仕事の受注ができるようになります。クライアントが仮払いしたことを確認してから業務を開始しましょう。

業務が完了したら成果物をクライアントに納品し、検収してもらいます。検収が完了すれば報酬確定となり、仕事は完了です。

確定した報酬は基本的に次の締日（毎月15日と月末）に振り込みの手続きがされ、その次の締日に振り込まれます。

（出典：【ワーカー】報酬が振り込まれるタイミングについて｜クラウドワークス）

初心者がクラウドワークスで案件を獲得するコツ

クラウドワークスで収入を得るには、まず案件に応募し仕事を受注する必要があります。しかし、なかなか思うように受注できない、単発の案件を受注できても次につながらないという方もいるのではないでしょうか。

ここでは、クラウドワークスで案件を獲得し、継続的に収入を得るためのコツを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ポートフォリオやプロフィールを充実させる

クラウドワークス初心者がまずやっておきたいことは、自分のプロフィールページをできるだけ詳しく書き込むことです。

まだ案件を受注しておらず実績やクライアントからの評価がない状態では、クライアントにとってプロフィールページが仕事を発注するかどうかの唯一の判断材料となります。

クライアントに効率的にアピールできるように、自分がやりたい仕事に応じた自己PRやスキルを記載し、できれば自分の仕事ぶりが分かるポートフォリオも掲載しておくと良いでしょう。

得意分野のスキルを磨く

安定した収入を得るためには、得意分野を作りそのスキルを磨いていくことも大切です。

得意分野であれば納品物のクオリティを上げやすく、クライアントからの評価も良くなるでしょう。また、高単価の仕事は専門的な知識や専用ソフトなどの技術が求められる傾向にあるため、そのような案件を受注するには日ごろから情報収集や勉強をすることも重要です。

正確さ・早さ・丁寧さを意識した対応を心掛ける

仕事や連絡はなるべく早く、かつ正確で丁寧な対応を心がけ、クライアントから高い評価を得られるよう努力することも大切です。

クライアントから指示された仕事の進め方や、レギュレーション（規定）を正確に把握したうえで順守し、指示通りの納品を目指しましょう。クライアントが期待するクオリティの納品物を仕上げられれば、高評価や信頼につながります。

また、案件を受注する際には、納期を必ず守ることは基本中の基本です。万一間に合いそうになければ、早めにクライアントと相談しましょう。

さらに、クライアントとの連絡はできるだけ早く丁寧な対応を心がけることも大切です。

クラウドワークスでは、オンラインでのやりとりが中心となります。メッセージ機能などでの連絡がなければ進捗が確認できず、何か仕事上の問題が起きても対応できません。

常にすぐ連絡できる状態にしておく必要はありませんが、クライアントからの連絡があればなるべく早く返信できるようにしておきましょう。

初心者必見！クラウドワークスでの稼ぎ方

ここでは、初心者がクラウドワークスで稼ぐための方法を解説します。

クライアントと長期的な関係を作る

継続的に安定した収入を得るには、長期的・定期的に案件を回してもらえる固定のクライアントを持つことも重要です。

固定のクライアントを作りたい場合は、「タスク案件」のような単発案件を中心に募集しているクライアントよりも、案件の説明文に「継続依頼あり」「長期案件」という文言があるクライアントを選ぶと良いでしょう。

慣れてきたら高単価の案件に応募する

案件をこなしていくうちに、スキルや能力が向上するはずですので、実力に見合った報酬を得られるように受注する案件を見直しましょう。

例えば、1件2,000円前後でショート動画作成の案件を受注しており、完成時の品質が高くなれば、より高単価な案件を獲得できる可能性があります。

ただし、高単価案件を受注する際には、なぜこの単価感なのか、貢献できる理由などを明確に示さなけばなりません。

常にスキルアップを図りポートフォリオをブラッシュアップする

Webデザイナーやライター、エンジニアなどのクリエイティブな仕事は、実力が物を言う世界ですので、常にスキルアップを図る必要があります。

市場のニーズやトレンドを掴みつつ、新しい知識や技術を積極的に習得していかなければ、より良い条件での契約は難しいでしょう。

また、技能の向上に伴い、定期的にポートフォリオをブラッシュアップすることも大切です。自身のレベルが上がると、ポートフォリオの課題点に気づきやすくなるので、その都度修正・加筆を行いましょう。

クラウドワークス初心者が案件を受注する際の5つ注意点

ここからは、初心者がクラウドワークスを利用するうえで注意しておきたいポイントを5つ紹介します。未然にトラブルを防ぎ、安全に仕事をするためにしっかり覚えておきましょう。

① 仮払いされてから仕事を開始する

前述の通り、クラウドワークスでは報酬の支払いに「仮払い」という仕組みが取り入れられています。クライアントが仮払いした後であれば、万一トラブルが起きても報酬はクラウドワークス側が保証してくれます。

仕事を受注したら、必ずクライアントが仮払いしたことを確認してから業務を開始しましょう。仮払い前に納品してしまうと、その後クライアントと音信不通になってしまった場合など、報酬を受け取れなくなる恐れがあります。

また、仮払い前に納品を求めてくるクライアントとの仕事は避けるようにしましょう。

② 単価が低すぎる案件に注意する

前述の通り、初心者のうちは実績作りのために、単価の低い案件にも積極的に応募するのがおすすめです。

しかし、初心者でもできる案件には、相場から考えてかなり単価が低い案件もあります。初心者向けの案件でも仕事の内容に見合った報酬を支払ってくれるクライアントかどうか見極め、時間を有効に使うためにも割に合わないと思える案件はなるべく避けましょう。

また、単価の低い案件はスキルが不要なものも多く、実績のアピール材料としては弱い面もあります。自分のできる範囲で単価の高い案件を狙っていきましょう。

なお、クラウドワークスでは一部の仕事カテゴリで報酬が相場よりも極端に低い可能性がある場合には、案件の詳細画面にアラートが表示されるようになっています。適正な報酬額の案件探しの参考にしてみてください。

③ 信用できるクライアントを選ぶ

クラウドワークスではすべての仕事依頼を監視し、マルチ商法など悪質な案件の撲滅に努めています。

ただし、受注したい案件を出しているクライアントが信用できるかどうかを自分でチェックすることも、悪質案件に引っかからないためには大切なことです。案件に応募する前にクライアントのプロフィール画面を開き、以下の点を確認してください。

まずはプロフィール画像の下に、「本人確認済み」の表示があるかどうか確認しましょう。これはクラウドワークスに本人確認書類を提出しているという証であり、連絡先が判明しているという意味で、未確認のクライアントよりは信頼度が高いと言えます。

次にチェックするのは評価です。

星の数だけでなく、案件を受注したクラウドワーカーのコメントも読むことができます。あまりに星の数が少なくコメントに否定的なものが目立つ場合は、悪質なクライアントの可能性があります。

さらに、募集実績をチェックし、どのような案件を発注しているかも確認してみましょう。同じ内容の案件を大量に発注している場合、その案件は詐欺の可能性もあるため受注は控えた方が無難です。

④ 個人情報を求める案件に注意する

仕事に必要だという名目で、住所や電話番号、外部連絡ツールのIDなど、個人情報を求めるクライアントには注意しましょう。

クラウドワークスでは、自身のサービスを介さないクライアントとクラウドワーカーの直接取引や、それを想起させる行為を禁止しています。住所や電話番号など連絡先の交換もその行為の一つとされ、違反するとアカウントの利用制限などの措置が取られることもあります。

契約前や仮払い前に個人情報を求めるクライアントは、個人情報の収集を目的としている可能性もあるため、契約は避けた方が無難です。

業務上どうしても外部連絡ツールを使う必要がある場合は「サービス外連絡申請機能」を利用し、クラウドワークスの承認を得たうえで連絡先を交換しましょう。

⑤ 仕事内容や条件をしっかり確認する

案件に応募する前に、仕事の内容や条件などは十分に確認しておきましょう。

あまり確認せず仕事を始めてしまうと、思っていた仕事内容と違う場合に戸惑うことになってしまいます。また、それを理由に契約を破棄するとクライアントに迷惑がかかり、低い評価をつけられてしまうことにもなりかねません。

案件の詳細画面をよく読み、不明な点があればメッセージ機能でクライアントに問い合わせをし、確認しましょう。

初心者がクラウドワークスを利用する3つのメリット

これからクラウドソーシングに取り組む方が、初めてのクラウドソーシングサイトとしてクラウドワークスを利用するには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、そのメリットを3点紹介します。

① 経験がなくても受注することができる

クラウドワークスではスキルや知識が必要な仕事だけでなく、誰でもできる簡単な仕事の募集も多数あります。そのため、これまでクラウドソーシングで働いたことのない方でも、案件を受注して稼ぐことが可能です。

未経験者でもできる案件を探すには、仕事検索ページの絞り込みで「未経験可」「カンタン」にチェックを入れて検索するなどしてみると良いでしょう。

② 在宅で働くことができる

クラウドワークスでできる仕事は、受注から報酬の受け取りまですべてオンラインで完結するものばかりです。

そのため、パソコンさえあれば時間や場所にとらわれず在宅で仕事ができます。家事などで勤めに出るのが難しい方でも、空き時間を使って働くことが可能です。

③ 副業として収入を得ることができる

副業として利用しやすい点も、クラウドワークスのメリットの一つです。

案件の中には、1回1時間程度で終えられる仕事も多数あるため、本業に支障が出ない範囲で副業に取り組むことができます。

また、仕事や趣味で培ったスキルを活かせる仕事も多く、空いた時間で効率的・継続的に稼ぐことも可能です。

初心者がクラウドワークスを利用するデメリット

初心者がクラウドワークスを利用することで複数のメリットが得られる一方で、下記のようなデメリットもあるので、あらかじめ把握しておきましょう。

• ・初心者向け案件はライバルが多い
• ・大きく稼ぐためには努力が必要

クラウドワークスに限らず、どのようなサービスにもメリット・デメリットは存在します。欠点を踏まえたうえで利用すれば、失敗や後悔を最小限に留められるでしょう。

初心者向け案件はライバルが多い

クラウドワークスは初心者向けの案件が多いことがメリットとして挙げられますが、その反面、ライバルが多く単価が低いことが残念なポイントです。

未経験・スキルなしでも受注できる案件は、多くのクラウドワーカーが求めるため、競争率が高くなります。

例えば、Webライティングや簡単な画像制作は、初心者も受注しやすい傾向にありますが、「1つの募集に対して、50〜100件以上の応募がある」という発注者の声も見られています。

ライバルを出し抜いて案件を獲得しなければならないので、難易度が高く、途中で挫折してしまう人も多いようです。

大きく稼ぐためには努力が必要

初心者がクラウドワークスで数万円〜数十万円ほど稼ぐためには努力が必要です。

ネット上では、「クラウドワークスで簡単に稼げた」といった情報が散見されるため、手軽に稼げるプラットフォームだと勘違いする人も多くいます。

しかし現実は、プロ意識を持って、経験を積み重ねて着実に実力を付けていかなければ、継続的に大きく稼ぐことは難しいでしょう。

本記事で紹介している「初心者必見！クラウドワークスでの稼ぎ方」をチェックして、具体的にどのような行動をとるべきか把握しておくと良いかもしれません。

【口コミ体験談】初心者がクラウドワークスを利用した実体験

初心者がクラウドワークスを利用したリアルな実体験は、Ｘ（旧Twitter）や、InstagramなどのSNSで確認できます。

おもにWebライターや動画編集案件に挑戦しているユーザーが多い印象です。

登録からわずか「2週間で2万円稼げた」というユーザーの声も見られました。クラウドワークスは初心者向け案件が充実しており、複数の案件をこなせば、現実的に実現可能だと言えます。

プロフィールを整えたり、提案文をクライアントの要望通りに記入したりと戦略的に進めれば、短期間で希望の報酬を獲得できるでしょう。

クラウドワークス以外に活用できる初心者におすすめのサイト

仕事を受注できるプラットフォームは、クラウドワークス以外にも複数存在します。いくつかのプラットフォームを併用することで、より自分にあう案件を見つけやすくなるので、積極的に活用しましょう。

ここでは、おすすめのフリーランスマッチングサイトを2つピックアップしました。

クラウドワークスとの併用におすすめ「ランサーズ」

（出典：ランサーズ）

ランサーズは、フリーランス・副業者が仕事を受注できるマーケットサービスです。クラウドワークスと同様に、プロジェクト方式・タスク方式・コンペ方式の3つの形式で構成されています。

データ入力やアンケートへの回答といった単純作業から、デザイン、システム開発、動画編集、ライティング、サイト制作などの高度な技能が必要な案件まで350種類以上の仕事を受注することが可能です。

「クラウドワークスに登録してみたけど、なかなか案件を獲得できない」という方は、ランサーズにも登録して多角的に自身のスキルをアピールしてみると良いでしょう。

ランサーズの評判とは？案件をとる時のポイントや手数料などを解説

営業なしで仕事を受注できる「ココナラ」

（出典：ココナラ）

『ココナラ』は、個人のスキルを気軽に売り買いできる国内最大級※のスキルマーケットサイトです。（出典：公式サイトより）

「イラスト」「デザイン」「Webライティング」など、450種類以上のカテゴリのなかで、自身のスキル・経験を活かせるものを選び出品します。『ココナラ』は自分で希望単価を決められる点が魅力です。

ただし、完全初心者がスキルで報酬を得ることは難しいため、何らかの資格や実務経験を有する人におすすめします。

例えば、クラウドワークスで案件をいくつかこなして、仕事として受注できる実力と自信が付いたらココナラに登録するというように第二のステップとして利用しましょう。

フリーランスエンジニア向け案件なら「SEES」

『SEES』は、シニアエンジニア向けの案件検索サイトです。主に40代から60代のフリーランスエンジニア向け案件を取り扱っており、年齢に関係なく希望の条件やスキルに見合った案件を探すことができます。

「報酬の迅速な支払い」「オンライン登録制度」「スキルシートを送ってから24時間以内に案件紹介が可能」など、忙しい人も利用しやすい点が魅力です。

エンジニアに特化した17年の実績・5,000社を超えるパートナー企業数を誇り、新しい案件が集まりやすくなっているので、自分にぴったりな仕事に出会える可能性があります。

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ほかにもフリーランスエンジニアにおすすめのサービスは、複数あるので気になる方はぜひチェックしてみてください。

【初心者向け】クラウドワークスに関するよくある質問

初心者がクラウドワークスを利用する際に気になるポイントをQ&A形式でまとめました。

安心して案件の獲得から納品までを進めるために、クラウドワークスに関する疑問や不安を払しょくしましょう。

• ・クラウドワークスはやめたほうがいいって本当？
• ・クラウドワークスで得た収入は確定申告が必要？
• ・クラウドワークス初心者は稼げない？
• ・初心者がクラウドワークスでどのくらい稼げるの？
• ・クラウドワークスは初心者の主婦がスマホだけで稼げる？

クラウドワークスはやめたほうがいいって本当？

クラウドワークスと検索すると、「やめたほうがいい」というキーワードが表示されるので、不安になる人も多いのではないでしょうか。

やめたほうがいいと噂される理由として2つ考えられます。

1つ目は、登録後にプロフィール文や提案文を整えずに闇雲に応募をして、1件も採用されなかったユーザーによる悪い噂を流していることが挙げられます。

そして2つ目は、悪質なクライアントに遭い、酷い目にあったユーザーのリアルな声です。具体的には、仮払い前に案件をはじめてしまい、報酬を支払ってもらえなかったり、高圧的な態度をとられたりといったトラブルが挙げられます。

どちらも対策を打つことができるので、不安に感じている方は、「クラウドワークスで悪質なクライアントかを見極める方法」を参考にしてみてください。

クラウドワークスで得た収入は確定申告が必要？

クラウドワークスで得た収入は、確定申告が必要な場合があります。条件は、本業か副業かによって異なります。

なお、年間の収入が48万円あるいは20万円を超えていても、年間所得がその金額を下回っている場合は確定申告を行う必要がありません。

クラウドワークスの所得がいくらになるのか計算してから、確定申告が必要であるかを検討しましょう。

（参照：国税庁「公的年金等の課税関係」）

クラウドワークス初心者は稼げない？

クラウドワークス初心者は、数百円〜数千円ほどであれば稼げますが、数万円以上を目指すなら戦略なしでは難しいでしょう。

具体的には、プロフィール文に自分の強みを記載してアピールしたり、提案文を整えたりしてより多くの案件を受注すれば、月に10万円、20万円、30万円と本業の収入を超えるケースもあります。

初心者がクラウドワークスでどのくらい稼げるの？

業務遂行能力があれば、初心者でもクラウドワークスで大きく稼ぐことができます。

しかし、ビジネスパーソンとしてのキャリアや実力、スキルがない場合は、少額な案件をこなして行く必要があるため、はじめのうちは数千円が限度かもしれません。

スキルや経験を積み重ねていくうちに、案件を獲得しやすくなり、数万円以上の収入を得ることができるでしょう。

クラウドワークスは初心者の主婦がスマホだけで稼げる？

クラウドワークスを利用すれば、スキルや経験なしの主婦でもスマホだけで稼げます。

ただし、簡単なアンケートの回答やモニターなどがメインとなるため、「月に数千円前後」を目標にした方が良いかもしれません。

パソコンがあれば業務の幅が広がるため、初心者の主婦でも経験を積むことで、数万円以上と大きく稼げるようになるでしょう。

クラウドワークス初心者におすすめの案件や収入を得るコツについて知ろう

今回は、クラウドワークス初心者におすすめの案件や、継続的に収入を得るコツなどについて紹介しました。

初心者のうちは条件の良い案件は受注しにくく、収入がなかなか増えないこともあるでしょう。

今回の記事を参考に、まずはプロフィールを充実させ低単価の案件で実績を作り、クライアントに評価されるクラウドワーカーを目指してみましょう。