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客先常駐に対してネガティブな印象を持つ人もいますが、その原因は現場環境や業務内容との相性によることが多いです。本記事では、客先常駐を楽しいと感じる人の特徴やメリット・デメリット、ストレスなく働くコツ(楽しむコツ)について解説します。ぜひ本記事を自分に合った働き方を見つけるための参考にしてみてください。
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目次
客先常駐の働き方には「楽しい」という意見がある一方で、「客先常駐はやめとけ」「つまらない」「やばい」などのネガティブな声も散見されます。
エンジニアとして複数の現場で働くことは、多様な経験を積み重ねられますが、ストレスや環境の変化に悩むこともあるでしょう。
本記事では、実際に客先常駐で働くエンジニアへアンケート調査を実施し、その結果を踏まえ、客先常駐のメリット・デメリットについて解説します。「楽しいと感じる人」と「辛いと感じる人」の違いや、ストレスなく働くためのコツをまとめました。
「客先常駐が向いているか」「常駐先の現場でストレスなく働く方法」を知りたい方とって必要な情報を網羅的にまとているので、ぜひ最後までご覧ください。
客先常駐が楽しいと感じるかどうかは、常駐先の現場環境や業務内容との相性、働く人の性格によって大きく異なります。
たとえば、対人関係が良好な常駐先で働くことができ、さまざまなプロジェクトに携わりながら、幅広い経験を積めることに喜びや充実感を見出せる人は楽しいと感じるでしょう。
また、常駐先では複数の関係者と連携を取りながら業務を遂行することが多いです。そのため、「人脈を広げて今後のキャリアに生かしたいと考えている人」や「対人関係の悩みを抱えにくい人」にとって、客先常駐という働き方は、非常に楽しいと思えるはずです。
【客先常駐に向いている人】
客先常駐は、プロジェクトごとに働く場所が変わるため、その都度、各常駐先の労働環境や企業文化に適応することが求められます。これに対し、大きなストレスを感じたり、「辛い」「やめたほうがいい」と思い悩んだりする傾向があります。
さらに、業務を円滑に遂行するためには、常駐先の社員や、ほかの常駐エンジニアとの関係構築も必要になるため、「辛い」「ストレスが溜まる」と感じる人も多いです。
客先常駐の働き方を楽しめるかどうかは、自分の適性やキャリアの方向性によって大きく異なります。メリットとデメリットの両方を理解したうえで、自分に向いているのかを検討しましょう。
【客先常駐に向いていない人】
客先常駐と混同して理解されやすい言葉にSESがありますが、この言葉は似て非なるものです。客先常駐は働き方のことを指しますが、SESは「顧客のシステム開発やインフラ構築を行う為に、技術や労働力を提供するサービス」のことを表す言葉です。
SESを利用する企業側は、プロジェクトに応じて必要なスキルを持つエンジニアを柔軟に確保できる点が大きなメリットです。
一方、エンジニアはさまざまな現場で経験を積みながら、スキルアップできることがメリットだといえます。なお、SESと派遣契約、請負契約といったほかの契約形態の大きな違いは、業務の遂行に対する責任の所在です。
項目 | SES契約 | 派遣契約 | 請負契約 |
---|---|---|---|
契約形態 | 準委任契約 | 労働者派遣契約 | 請負契約 |
成果物の有無 | なし ※作業時間に対する報酬 | あり ※納品物に対する報酬 | |
エンジニアの働き方 | クライアント先で業務を行うことが多い | クライアント先で業務を行う ※一部リモートもあり | 自社または指定場所で業務を行う |
なお、SESと派遣契約、請負契約といったほかの契約形態の大きな違いは、業務の遂行に対する責任の所在です。
客先常駐とは、技術を持つ人材を求める企業に常駐してシステム開発に携わる働き方のことを指します。
常駐先で働くエンジニアのことは「客先常駐エンジニア」と呼び、基本的には顧客先にのみ出勤するのが特徴です。ただし、報告書の提出などが必要な時には、自社に出勤することもあります。
たくさんの人や会社と出会えることや、引き抜きの可能性があることが客先常駐のメリット・楽しさであり、未経験者でも採用されることがあるのも特徴の1つでしょう。
ITやコンサルの業界では、客先常駐という働き方が一般的な職種があります。下表では、特に客先常駐が多い代表的な職種をまとめました。
職種 | 主な仕事内容 | 客先常駐が多い理由 |
---|---|---|
システムエンジニア(SE) | システム開発や運用保守の支援を担う | セキュリティ管理や開発環境の都合で現地作業が必要 |
プログラマー | コードの実装やテストを担当 | 環境ごとに異なるシステムに対応する必要があるため |
インフラエンジニア | サーバーやネットワークの構築・保守を担う | 機密情報やシステム管理のため、現場での作業が求められる |
ITコンサルタント | 業務改善やシステム導入の提案を行う | クライアントとの密接なコミュニケーションが必要 |
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス) | プロジェクトの管理をサポートする | 現場での迅速な対応と調整が求められるため |
客先常駐は、クライアントの現場で直接業務を行うことで、実践的な経験を積める働き方です。とくに、IT系やコンサル系の職種では、専門性を活かしながら現場の課題解決に貢献できる機会が多い点が特徴です。
実際に客先常駐で働くエンジニアの本音が気になる...。という人も多いのではないでしょうか。ここでは、SES事業を提供する「株式会社Miraie」が実施したアンケート調査の結果をもとに常駐エンジニアのリアルな声をまとめていきます。
まず、「「SES」の働き方は、ご自身に合っていると思いますか?」という質問に対して、70%の人が「合っている」(※そのうち20%が「とても合っている」)といった前向きな意見を持っていることがわかりました。
同調査では、「現場が変わることで多様なスキルを身につけられる」「新たな出会いがある」「ビッグプロジェクトに参画できる」といったポジティブな意見が多く見られました。
一方で、「労働環境が安定しにくい」「ちょっとした事を質問しづらい事がある」といったデメリットを感じる声もあります。
しかし、営業担当のサポートを活用すれば、「働きやすい環境・常駐先を提案してもらえる」「相性が合わなければ調整してもらえる」ことも多いようです。客先常駐を考えている方は、リアルな声を参考にしつつ、営業担当のサポートを活用して自分に合った働き方を見つけましょう。
出典:【Miraie通信より】「SES」のメリット・デメリット・働き方について”社員の本音”は?
客先常駐という働き方には、他の働き方にはない独自の楽しさややりがいがあります。
ここでは、客先常駐として働くメリットについて紹介しましょう。客先常駐の働き方に興味がある方は、是非ご一読ください。
客先常駐エンジニアの職場は顧客先のオフィスになるため、最初は落ち着かないと感じる方も多いでしょう。とは言え、通っている間に環境に慣れてくることが多いです。
現場では顧客に頼りにされ、わからないことを聞かれることもあります。人に教える立場になるため、顧客がどんな情報を知りたいのか、何を必要としているのかを把握できるようになります。
このように、顧客のニーズを把握し、それに対応するスキルを身につけていれば、自身の価値を高めることに繋がり、他のエンジニアと差をつけられるでしょう。
客先常駐エンジニアはクライアントの企業で仕事をするため、仕事中周りにいる人の多くは他社の社員です。そのため、適度な緊張感を持ったまま仕事に取り組めるでしょう。
「自社で働くとダラダラとしてしまい、時間を無駄にしがちだ」という方や「フリーランスは自身を律することができない」という方にとっては、この客先常駐の働き方はぴったりです。
程よい緊張感を持ったまま仕事に取り組めるため、高いモチベーションを維持でき仕事にやりがいを感じられるでしょう。
大手企業に常駐すれば、誰もが聞いたことのあるような有名企業で経験を積むこともできます。大手は独自の開発手法やシステムを持っていることも多いため、技術面で大きな収穫を得ることもできるでしょう。
また、他社のエンジニアと関わり交流することも多いため、人脈の構築にも繋げられます。
「エンジニアとして広い視野を持ちたい」、「他社のエンジニアと関わり人脈を作りたい」という方にとってはとても魅力的です。
客先常駐エンジニアは1つの企業で長期的に働くエンジニアと比べて、様々な種類の仕事に携わることができます。
例えば、1つ目の現場ではシステムの品質管理に関わり、2つ目の現場では設計・製造を担当するということもあるでしょう。
システム開発において、自身の担当工程以外の知識・スキルをつけておくことは、業務の効率化や品質向上のためにとても重要です。
複数の企業の社員・エンジニアと関わるため、多くの人脈を構築することができます。
将来的にフリーランスとして独立したいと考えている方は、この人脈が案件獲得に繋がっていくこともあるでしょう。このような流れはよくあるケースです。
このように人脈を生かして独立する方法は、クライアント側がある程度自身の仕事ぶりや人間性を知っているからこそ成り立つものです。
同じようなシステムやサービスを設計している企業でも、使う言語が異なる場合もあります。また、設計のやり方から教育の仕方まで、やり方は様々です。
自社企業で長く働く場合は同じ言語を使い続けることが多いため、幅広い言語ややり方に触れることができるのは、客先常駐ならではの魅力でしょう。
客先常駐では、業務内容や環境が合わない現場やストレスを感じる現場にあたった場合でも、担当者に相談して別の現場に移ることができます。
一般企業では、部署移動を申し出ても実現できなかったり、異動の調整に多くの時間が必要だったりします。しかし、SES契約では、比較的スムーズに新しい現場へ移れるため、大きなストレスを感じずに働ける点がメリットです。
自分の希望に合った案件にチャレンジしやすく、キャリアの方向性に合わせた働き方を実現できます。トラブルが発生した際も迅速に対応してもらえるため、安心して働ける環境を整えやすいのも魅力だといえるでしょう。
客先常駐は、最新技術を扱う現場や、未経験の領域にも気軽に挑戦できる点が大きなメリットです。
たとえば、「AIを積極的に活用する企業の案件に挑戦したい」「プロジェクトマネージャーとしての経験を積みたい」といった具体的な希望を伝えれば、担当者がそれに合った案件を提案してくれることもあります。
客先常駐は、特定の技術や分野、ポジションでの案件を探している人にはぴったりな働き方だと言えるでしょう。
客先常駐の現場では、プロジェクト単位で勤務時間が厳密に管理されていることが多いため、過度な残業時間が発生しにくい傾向にあります。
クライアントの労務管理に則って働くため、ワークライフバランスを重視したい方にも適した働き方です。定時での帰宅が可能な案件や休日出勤が発生しない案件も多く、プライベートの時間を充実させることができます。
とくに、働き方改革やコンプライアンスの強化を推進している企業では、過度な残業を徹底的に排除する仕組みが整っています。安定した働き方を維持しながら、自分のペースで成長を目指せるのも客先常駐のメリットです。
基本的に客先常駐として働く人に対し、大きな責任を負わせたり、過度なノルマを課せたりすることはありません。
とくに若手や新卒エンジニアの場合は、クライアント側の指示に従いながら業務を進めるため、プレッシャーが少なく、安心して仕事に取り組める環境となっています。
また、プロジェクトの責任の所在が明確であることも、心理的負担が軽減される要因の1つです。最終的な意思決定や成果物に対する責任は、クライアントが持つことが多いため、常駐エンジニアは、自分の役割に集中できるのです。
責任の重さに縛られず、技術の向上や業務経験の積み重ねに集中できるため、楽しいと感じる人も多いでしょう。
客先常駐は、さまざまな現場で経験を積みながらスキルを磨ける働き方ですが、「つまらない」「辛い」と感じている人もいます。
楽しいと感じるかどうかは個人の適性や価値観だけではなく、労働環境や業務内容などによって大きく変わってきます。以下では、客先常駐が楽しいと感じられる代表的なパターンをご紹介します。
これらのメリットを最大限活かすためには、自分が理想とする働き方のスタイルや目標のキャリアプランに合った現場を選ぶことが大切です。
常駐先での経験を積み重ねることで、エンジニアとしての大きな成長を実感できるでしょう。
ここまでは、客先常駐の魅力やメリットについて紹介してきましたが、自社ではなく派遣先の職場で働くことによるデメリットもあります。
ここでは、客先常駐として働くデメリットについて紹介しましょう。是非、チェックしてみて下さい。
客先常駐エンジニアは基本的に顧客のオフィスや現場に出向いて仕事をするため、自社の社員と関わる機会があまりありません。
そのため、帰属意識が薄れてしまったり、自社の社員とコミュニケーションがとれなかったりというデメリットがあるでしょう。
客先常駐エンジニアとして特定の顧客先に勤務する期間は事前に決められており、自身が希望したからと言って契約期間を伸ばすことはできません。
今の現場の仕事にやりがいを持っていても、ずっと同じ現場で働けるわけではないでしょう。
客先常駐エンジニアは他社の社員に囲まれて仕事をするため、必要以上に気を遣う場面が多くなります。また、ビジネスマナーも厳しくチェックされている可能性もあるでしょう。
自身の評価が自社の評価へダイレクトに繋がることもあるため、常に気を張っていなければならないとも言えます。
客先常駐という働き方は、将来が不安になることもあると言われます。
20〜30代の若い頃は様々な現場で様々な人と出会い、多種多様な仕事に関わるというメリットがとても多いです。しかし、40〜50代になった時のことを考えると、急に不安を抱く方も少なくありません。
理由としては、管理職になれる人材はごくわずかだからです。管理職になることができなければ、50代になっても客先常駐として働かなければなりません。その年になっても、現場を転々とする働き方は変わらないでしょう。
客先常駐エンジニアとして働くと、上流工程に関われないという悩みを抱く方も多いでしょう。上流工程を担当するのは常駐先の社員であり、自身は下流工程しか任せてもらえないという形態も珍しくありません。
下流工程にしか携われないと、エンジニアとして必要なスキルアップができないことや、今後上流工程に関わるチャンスが掴めないなどのデメリットがあります。
このようなデメリットから仕事のやりがいを失い、仕事そのものがつらいと考えてしまうこともあるでしょう。
エンジニアを始めとするIT企業は常に人手不足の環境でありながら、プロジェクトを始めるためにはたくさんの人材が必要です。大量の人材を獲得するのには費用がかかってしまうため、できるだけ費用を抑えるために若手の人材に声がかかるでしょう。
そうすると、若手ではなくスキルも高くない人材は、プロジェクトに呼ばれにくくなってしまいます。
「突然クビになるリスクがある」ということも、デメリットの1つでしょう。
客先常駐の働き方はデメリットが目立ってしまい、抵抗があるという方もいるでしょう。しかし、現場の環境や制度によっては「楽しい」と感じる方がいるのも事実でしょう。
ここでは、楽しい客先常駐先の特徴について紹介していきます。是非、参考にしてみて下さい。
自身の働きぶりや功績に対して、報酬が適切である常駐先は良いと言えるでしょう。どんなに頑張って仕事に取り組んでいても、報酬に繋がらなければモチベーションが維持できません。また、ストレスにもなるでしょう。
さらに、適切に評価してくれる環境で働くことで、モチベーションアップにつながります。スキルや成果を正当に評価してもらえる職場なら、昇給やキャリアアップのチャンスが広がるでしょう。
定期的なフィードバックがあり、目標設定や評価基準が明確に示されている職場は、働きがいを感じやすくなります。自分のスキルや経験を適切に評価をしてくれる常駐先であるかどうかを見極めることで、安定したモチベーションを維持しながら理想のキャリアを築くことができるでしょう。
常駐先の人間関係や職場の環境なども、働きやすさに大きく影響します。
常駐先の人間関係に問題がなく、気の合うメンバーで仕事に取り組むことができれば、仕事を楽しいと感じるようになるでしょう。
また、常駐先でわからないことがあった時に気軽に質問や相談ができる環境であれば、仕事へのモチベーションも維持しやすくなります。
上流工程の仕事は基本的には顧客先の社員が行うため、自身が担当するのは下流工程ばかりになってしまうことが多いと先述しましたが、そうではない企業も存在します。客先常駐エンジニアに重要な仕事を任せ、スキルアップのチャンスを多く与えてくれる常駐先もあります。
仕事と並行してスキルアップもできる環境となれば、仕事に対するモチベーションも高く維持できるでしょう。
楽しい客先常駐先の特徴として、業務に集中できる環境が整っていることが挙げられます。自社で働く場合は、社内の雑務や会議、イベント運営など、本来の業務以外の仕事が発生することも少なくありません。
一方で客先常駐では、自分の担当業務に専念できる傾向にあるため、スキルを磨くことに集中しやすい環境となっています。
また、作業環境や整備、ツールが整っている現場では、それらを有効活用して、自分の仕事に没頭できるでしょう。最新の技術を活用できる環境や業務効率化のためのツールが充実している企業では、より生産性高く働けます。
「楽しい」と感じる常駐先がある一方で、「やばい」「ストレスが溜まる」「疲れた」という声が散見されるほど、つらい環境の常駐先もあります。
ここでは、つらい客先常駐先の特徴について紹介しましょう。より良い環境の常駐先を選択できるよう、事前にチェックしておくことをおすすめします。
客先常駐エンジニアをおすすめできない理由の1つに、他のエンジニアと比べて年収が低いことが挙げられます。
常駐先と自社の両方で仕事を抱えるため、どうしても業務の量が多くなるのが特徴ですが、仕事量の割には年収が低いとも言われています。さらに、企業によっては賞与の支給がないところもあるでしょう。
仕事の量と収入が比例せず、仕事へのやりがいを見出せなくなる方も多いです。
常駐先の人間関係が悪いということは、派遣されるエンジニアにも大きな影響を及ぼします。
多くの人間関係のトラブルは、自分でどうにかすることはできないものです。全く気にならない性格の方や、スルーできる性格の方はそれで良いのですが、自身も巻き込まれてしまうとさらに災難でしょう。心身ともに疲弊し、ひどい場合には精神を病んでしまうこともあります。
基本的には常駐先は自分で選ぶことはできないため、そのような常駐先に当たってしまった時には現場を変えてもらうように頼むしかありません。
開発環境が整備されていない常駐先は、エンジニアにとって大きなストレスとなります。たとえば、古いシステムやツールを使わざるを得ない状況では、作業効率が下がり、想定以上に時間がかかってしまうでしょう。
また、業務に必要なライセンスやソフトウェアが不足している場合や、セキュリティ対策が不十分な環境では、安心して作業を進めることができません。
さらに、PCの性能が低く、ネットワークの遅延が頻発するなどの物理的な環境の悪さもエンジニアの負担を増やします。このような環境では、モチベーションの低下やストレスが溜まる恐れもあるので注意が必要です。
開発環境が改善される見込みがない場合は、担当者に相談し、環境の見直しや現場の変更を検討しましょう。
常駐先での業務において、自社や客先のサポートがない状況では、負担を感じやすくなります。たとえば、技術的な問題に直面した際や、業務内容に不明点がある場合でも、頼れる存在がいなければ解決までに時間がかかり、結果的に作業が滞ることになります。
とくに新しい現場に参画した直後は、業務の進め方やツールの使い方を学ぶ機会が必要です。常駐先での担当者がいなければ、孤独感や不安が増してしまう可能性もあります。
また、自社の担当者がいない、あるいは、担当者が頻繁に変わる場合、状況を正しく把握できておらず、業務負担が増してもサポートを受けることが難しくなるでしょう。
自社・客先のサポートがともに良好であり、定期的な面談やフォローアップの機会が設けられている場合は、安心して業務に集中できます。
常駐先の環境によって、自身の仕事を「楽しい」と思える方もいれば、「つらい」と感じる方もいます。
また、人の考え方や性格などによっても、客先常駐エンジニアを楽しいと思えるかどうかは変わってくるものです。
ここでは、客先常駐エンジニアを楽しいと思える方の特徴について紹介していきます。自身が当てはまるか、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
クライアントと密にコミュニケーションを取るのが好きな方や、積極的に話がしたいという方は楽しいと感じられる可能性が高いでしょう。
常駐先ではほとんどが他社の社員であり、自身が積極的にコミュニケーションを取ろうとするかどうかで人との距離も変わってきます。
仕事の場面だけでなく、お昼休憩の時間や喫煙所での時間など、様々な場面で距離を縮める努力をすることが重要です。
客先常駐先の仕事に興味を持てる方も、楽しいと感じられる可能性が高いでしょう。
なぜなら、常駐先が必要としているのはITの知識やプログラミングスキルだけではなく、業務の効率化を図るシステムや、ビジネスに利益を生み出すシステムだからです。
常駐先では、上記のようなシステム作りに関わることが多いため、常駐先の仕事に興味を持っていることはとても重要です。常駐先の仕事に理解があれば、より良いシステム作りに活かすことができます。
ユーモアがあり、常駐先の社員やクライアントと積極的にコミュニケーションがとれる方も、適性があるでしょう。
ユーモアがあり場を和ませられるような冗談が言える方は、お客様との距離を縮め、気に入られることが多いです。また、頭の良い印象を与えたり、何か問題が起きた時にも許してもらえたりします。
ユーモアがある方は、仕事だけでなく飲み会の場などでも大活躍するでしょう。
客先常駐は、プロジェクトごとに環境が変わるため、柔軟に対応できる人に向いています。企業文化や業務フロー、使用ツールが異なる環境での仕事は、新鮮さを楽しめる人にとって大きな魅力です。また、常駐先の社員や他のエンジニアとのコミュニケーションを通じて、多様な価値観に触れられる機会もあります。
一方で、変化にストレスを感じる人には苦痛になることもありますが、適応力が高い人は状況を前向きに捉え、積極的に学ぶことで自らのスキルを磨くことができます。トラブルや困難が生じた際も、環境の変化をチャンスと捉え、解決策を模索する力を身につけられるでしょう。こうした姿勢が、客先常駐を楽しむための鍵となります。
客先常駐は、多様な業界やシステムに増える機会も多いため、新しいことを学ぶことが好きな人にとって非常に魅力的な働き方です。業務を通じて新しい技術やツールに触れるだけではなく、常駐先の業務知識や業界のトレンドも学ぶことができます。
さまざまな企業文化や働き方を経験し、多様な関係者とコミュニケーションを図ることで、自分の強みや適性を見つけやすくなります。現場ごとに異なる課題に取り組むことで、問題解決力やコミュニケーション力、ポジションによってはマネジメント力などが磨かれ、キャリアアップに繋がるでしょう。
常に高い目標を持って自己成長を目指す人にとって、客先常駐は「貴重な経験ができる働き方」だといえます。学びの姿勢を持ち続け、複数の案件・プロジェクトに参画することで、より多くのチャンスを掴むことができるでしょう。
新卒での客先常駐は、楽しいと感じる人と辛いと感じる人に分かれます。さまざまな現場で経験を積みながらスキルアップできるため、技術を磨きたい人にとっては魅力的な環境です。また、多様な企業文化や働き方に触れられるため、視野を広げるチャンスにもなるでしょう。
一方で、業務のサポート体制が不十分な場合や、教育が整っていない現場に配属されると、孤独感やストレスを感じやすくなります。さらに、自社の同僚との関係が希薄になりやすく、帰属意識が持ちにくいというデメリットもあります。
とくに新卒の場合は、どのような現場が良い環境なのかほかの職場と比較することができないため、「自分の対応力が低いのでは?」などと自身を責めてしまうケースも多いです。
そのため、新卒で客先常駐を検討する際は、サポート体制の有無やスキルアップの機会を重視し、営業担当や先輩社員と相談しながら慎重に判断することが大切です。
一人での客先常駐は、楽しいと感じる人もいれば、辛いと感じる人もいます。その理由は、環境の違いや個人の適性によるものが大きいでしょう。周囲のサポートが少ない分、自分のスキルを試せる環境として楽しめる場合もあります。新しい技術に挑戦したり、現場での裁量が増えることで成長を感じられる人もいるでしょう。
一方で、孤独感や精神的な負担を感じることも少なくありません。困ったときに相談できる相手がいない状況や、責任が重くのしかかることがストレスになる可能性があります。また、自社とのつながりが薄れ、帰属意識が低下することも考えられます。
そのため、一人での客先常駐を楽しむためには、常駐エンジニアが一人もいない状況でも、常駐先の社員などは存在するはずですので、積極的にコミュニケーションを取って、不安や孤独を感じないように対策を講じる必要があります。
どうしても客先常駐エンジニアとして働くのがつらい場合、無理に続けていると心や身体が傷ついてしまいます。
様々な選択肢を見つけ、できるだけ早く手を打つようにしましょう。ここでは、客先常駐エンジニアとして働くのがつらい場合の、新たな選択肢について紹介していきます。
給与面や常駐先を選べないことにストレスを抱えている場合には、フリーランスを視野に入れてみるのがおすすめです。
常駐先で1人で仕事をするという状況は変わりませんが、報酬が直接自分の手元に入ってくるため、給与面でのストレスは軽減されます。また、案件を自分自身で選べるため、常駐先の環境にストレスを抱えることも減るでしょう。
状況を丸ごと変えたいという場合には、思い切って転職を考えるのも良いでしょう。
自分のやりたいことができなかったり、思うような待遇をしてもらえなかったりする環境に我慢して長居していても、あまりプラスに作用することはありません。
常駐先である程度経験やスキルを積んでいれば、今よりも給与や待遇の良い職場が見つかる可能性も高いでしょう。
楽しい客先常駐先を選ぶためには、事前の情報収集と自身の適性の見極めが大切です。まず、案件の内容や求められるスキルが自分のキャリアプランに合っているか確認しましょう。たとえば、最新技術に触れたいなら、モダンな開発環境の案件を選ぶのがおすすめです。
また、事前に常駐先の社員や元社員の口コミ・評判を調べることで、現場の雰囲気や労働環境などがわかり、働きやすい環境かどうか判断できます。残業の有無や社内コミュニケーションの頻度、サポート体制などもチェックしておきましょう。
さらに、担当者と定期的に状況を共有する時間が設けられ、万が一現場が合わない場合には、迅速にサポートしてもらえるかどうかも確認しておきましょう。こうしたポイントを押さえておくことで、より楽しい客先常駐先を見つけることができます。
客先常駐を経験した後のキャリアパスは多岐にわたります。高度なスキルを身に着けたエンジニアは、同じ分野のスペシャリストとして活躍したり、プロジェクトマネージャーやテックリードといった職種やポジションへの昇進を目指すことができます。
たとえば、大規模プロジェクトのマネジメントを経験したエンジニアは、ほかの現場でも重宝される存在になるでしょう。また、複数の現場を経験することで、業界全体の知見を広げることも可能です。とくに金融や医療、製造などの業界特化型エンジニアとしての道を進む人も少なくありません。
なかには、客先常駐で築いた人脈を生かして、フリーランスやコンサルタントとして独立するケースもあります。場合によっては、自社での内製化支援や教育担当者として新人エンジニアの育成に専念する道も選べます。このように客先常駐は、将来的なキャリアの選択肢を大きく広げるための貴重な経験となるでしょう。
客先常駐の働き方に対して、疑問や不安を感じる方は少なくありません。とくに初めての方や、今後のキャリアに悩んでいる方に向けて、よくある質問に対してQ&A形式でわかりやすく回答します。
IT系の案件には、客先常駐以外にも自社開発や受託開発、フリーランスなど、さまざまな働き方があります。
ただし、未経験者や若手エンジニアの場合、客先常駐の案件が多いのは事実です。客先常駐の案件は、技術力を磨きながら複数の現場経験を積めることが、未経験・若手エンジニアにとってのメリットといえるでしょう。
新しい環境に適応できる人や、コミュニケーションが得意な人は客先常駐に向いています。異なる現場でさまざまな技術や業務に触れることができるため、成長意欲の高い人や、柔軟に物事を考えられる人にとっては、大きなチャンスになるでしょう。
同じ環境で安定して働きたい人や、ひとりで黙々と業務に集中したい人は、客先常駐に向いていないかもしれません。
また、ミーティングに参加したり、部署を超える連携が必要になったりすることに対して大きな負担がかかるという人には、ストレスを感じやすい環境になることもあります。
自分に合った常駐先を見つけるためには、キャリアの方向性や身につけたいスキルを明確にすることが重要です。担当者に希望や不安を正直に伝えることで、より自分に適した案件を提案してもらいやすくなります。
また、常駐先の候補が決まったら、過去のプロジェクト内容や職場の雰囲気を事前に確認することも、ミスマッチを防ぐポイントです。
客先常駐は、多様な経験を積めることや人脈を広げられる点が魅力の一方で、環境の変化や自社への帰属意識の低下といったデメリットもあります。楽しいと感じるかどうかは、自分の適性やキャリアプランに左右されるでしょう。
また、ストレスなく働くためには、常駐先の環境を事前にリサーチしたり、コミュニケーション力を高めることも重要です。実際に働いてみて、向いていないと感じた際には転職やキャリアチェンジを検討するのも良いでしょう。
「客先常駐=やめとけ」「客先常駐=つまらない」というネットの声をすべて鵜呑みにするのではなく、自身の理想の働き方を見つめ直したうえで、自分に合った環境を選択しましょう。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
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