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VBAに将来性があると言われている理由をご存知でしょうか。本記事では、VBAの特徴や勉強方法、VBAエンジニアの仕事内容について紹介しています。VBAに興味がある方、VBAエンジニアに転職を希望している方は、ぜひチェックしてみてください。
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目次
VBAはExcelやAccessなど、Office製品の操作を自動化する際に使用されるプログラミング言語です。国内企業の多くがOffice製品を採用しており、日常業務を効率化する際に頻繁に用いられています。
しかし、近年は自動化で人気のPythonやRPAツールの台頭により、「VBAには将来性がないのでは?」と不安を抱く方も少なくありません。
VBAはOffice製品を採用する企業が残り続ける限り、エンジニアとしての需要が高い領域です。一方で、エンジニアとしての供給が追いつくと、VBA以外のスキルや専門的な知識が求められる可能性があります。
このようなことからVBAの将来性だけでなく、「長期的に求められるVBAエンジニアとは?」といったことも踏まえたキャリア設計が大切といえるでしょう。
本記事では、VBAの将来性について、Office製品やVBAの現状などを交えつつ解説します。
国内企業では、日常業務でOffice製品を使用しているケースが少なくありません。そのため、Office製品を導入している企業で業務効率化を図るとなると、VBAを活用することが効果的です。
もちろん、新たなサービスの登場により、Office製品から移行を検討する動きもあります。しかし、すでに活用しているExcelファイルの大半にはVBAを活用して開発した機能が実装されており、移行コストの高さから一気にほかのツールへ乗り換えることは現実的ではありません。
このような点からOffice製品が残る限り、VBAを活用した改修作業や保守が発生し、学んだ知識が数年で無価値になる事態は考えにくいのが現状です。
業務効率化に使われる言語は、VBAをはじめPythonやJavaなど多岐にわたります。どの言語も技術の進化にともない流行があるため、いつまで現場で使われ続けるかを見極めるのは簡単ではありません。
VBAは比較的習得に要する時間は短いものの、スキル習得にはある程度まとまった時間が必要です。もし、将来性がないのにもかかわらず挑戦してしまうと、学習に費やした時間がリスクになるおそれがあります。
キャリアの選択を間違えないためにも、はじめに将来性についておさえておくことが大切です。
ここでは、VBAに将来性があるといわれる理由について、以下4点を解説します。
プログラミング業界は、人気言語へ人材が集中する傾向があるため、VBAのようにニッチな分野は技術者が慢性的に不足しています。その結果、既存マクロの改修やトラブル対応を任されるエンジニアは希少価値が高く、単価交渉でも優位に立ちやすい状況です。
また、社内でもVBAのスキル保持者として頼られるケースが多く、一定規模の企業ではVBAができるだけで横断的なプロジェクトに参画できることもあります。
少人数で独自資産を守る構図が続く限り、相対的な市場価値は今後も維持される見込みです。
国内企業では、稟議や見積などの日常業務にOffice製品を使用するケースが多く、VBAと掛け合わせることで効率的に日頃の業務をこなせます。
現在はOffice製品以外のサービスが普及しつつあるものの、全面移行するとなると、データ変換や社員研修など多大なコストが発生しかねません。
そのため、既存システムからの乗り換えは容易ではなく、当面はVBAを使用して業務効率化を図ると考えられます。Excel前提の業務が残る限り、VBAの知識は安定収益を生む武器になるでしょう。
業務自動化を実現させる際に、RPAツールやPower Automateの導入を検討する企業も少なくありません。一方で、国内企業ではOffice製品を活用する場面が多く、自動化を図る際はVBAが必要です。
また、VBAは構文が比較的簡単で非エンジニアでも読みやすく、一次保守を現場で完結しやすい点が魅力です。
効率向上と保守費用削減を同時に実現できるため、迅速さが重視される現場では今後も重要な選択肢として残り続けるでしょう。既存資産を活かせば、現場でも抵抗が少なく、導入プロジェクトの成功率も高まります。
VBAにはスキル証明につながる「VBAエキスパート」や「MOS」などの資格があります。実務経験が浅い方でも、VBAを活用するのに必要な知識を1から身につけられるため、これからVBAを始める方にもおすすめです。
無事に合格できれば、「自己流で書いている」という懸念を払拭でき、社内外での信頼を上げられます。また、上級の資格に関しては知識の補完にも役立つため、すでにVBAエンジニアとして活動している方も受ける価値はあるでしょう。
企業によっては資格手当を導入しているケースもあり、取得費用を短期間で回収できる点も魅力です。
VBAを活用する場面は多いものの、PythonやPHPなどの人気言語と比較すると注目度が劣ります。また、求人や案件によってはVBAのスキルに加えて、複数のプログラミング言語のスキルや開発経験が求められるケースもあります。
実際にVBAを活用して、自分が思うキャリアを歩めるか判断するためにも、事前に仕事内容や必要スキルなどをおさえておきましょう。
ここでは、VBAエンジニアの仕事内容について、以下3点を解説します。
ある案件では、証券会社のECUツール開発が業務内容となっています。VBAで補助計算や監査ログ機能などを追加し、設計からテストまで幅広く対応します。
膨大な金融データを瞬時に処理するため、計算式の最適化と入出力制御、監査証跡の保全を図るスキルが必要です。また、要件定義では業務部門とヒアリングを重ね、関数設計や配列構造を整理して保守性と処理速度を両立させなければいけません。
記録漏れは指摘リスクが高いため、帳票仕様とログ構造を照合しつつドキュメントを整備し、品質と可視性を担保できるスキルを備えておく必要があります。
概要 | 証券会社様向けEUCツール開発の案件 |
---|---|
報酬 | 〜500,000円/月 |
契約形態 | 業務委託(フリーランス) |
ポジション | プログラマー、テスター システムエンジニア |
期間 | 長期 |
作業内容 | 証券会社様向けEUCツール開発 |
作業工程 | 詳細設計~テスト、保守対応 |
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ある案件では、VBAを活用してLinuxサーバのアクセスログチェックツールを開発します。実際の業務では、Linuxサーバから取得したアクセスログをSFTPでローカルに転送し、Excelで解析するツールをVBAとBashで構築します。
抽出条件が不適切な場合には誤検知や漏れが発生するため、サンプルログを活用して検証を怠らないようにすることが重要です。
そのため、外部攻撃や権限の誤用を検知できる構成を意識しつつ、検証とツールの再利用性向上を両立できると、プロジェクト内での信頼もより高められるでしょう。
概要 | VBAエンジニア募集(Linuxサーバーログチェックツール開発)の案件 |
---|---|
報酬 | 〜600,000円/月 |
契約形態 | 業務委託(フリーランス) |
ポジション | プログラマー、テスター システムエンジニア |
期間 | 中長期 |
作業内容 | ログファイルを読み込み VBAマクロの開発など |
作業工程 | - |
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ある案件では、自治体システムの開発が業務内容となっています。AccessVBAを活用し、要件整理からテスト、導入のサポートまでを一貫して対応します。
公共案件に関しては成果物の書式が厳しく、仕様書に従わない場合には受領が遅れ、工数が増えかねません。データベース設計やフォームのUI制御に加え、地方公共団体の調達要件やセキュリティ基準を理解しておくことが重要です。
なお、公共調達のルールをおさえておくとコンサルティング案件にも活かせるため、業務の幅を広げたい方は、自治体関係の案件を受けるのも1つの手です。
概要 | 自治体システム開発案件 |
---|---|
報酬 | 〜350,000円/月 |
契約形態 | 業務委託(フリーランス) |
ポジション | プログラマー、テスター システムエンジニア |
期間 | - |
作業内容 | システムの改修 新機能追加 テスト レビュー対応 |
作業工程 | - |
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VBAを活用した求人や案件の年収は、「400〜600万円」が相場となっています。国内の平均年収が約460万円であるため、VBAを活用する求人や案件の年収は高い水準といえるでしょう(※1)。
一方で、プログラマー全体の平均年収が約570万円であることを考慮すると、VBAを使用するエンジニアの年収はやや低い傾向があります(※2)。
ただし、VBAだけではなくSQLやPower Automateなどのスキルを身につけておくと、対応できる業務の幅も広がり、月単価が10〜20 万円上がるケースもあります。
工夫次第ではVBAのスキルを活かして高収入も目指せるため、年収アップのコツをおさえたうえで活動することが大切です。
(※1)参考:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
(※2)参考:厚生労働省「プログラマー」
VBAは「Office製品が残る限り需要が続く」という意見があるものの、クラウド化やローコードの台頭で、将来性を不安視する声も少なくありません。近年は技術の進歩が早く、業務効率化の面でもVBA以外のスキルが活用される可能性もあるでしょう。
もちろん、Office製品の需要が続くとともに、VBAが今後も使用されるケースは多いと考えられます。しかし、市場を正しく読むためには肯定的な情報だけでなく、マイナス要因にも目を向ける姿勢が必須です。
ここでは、VBAに将来性がないといわれる理由について、以下4点を解説します。
国内の企業のなかには、Office製品以外のサービスを活用する事例も増えています。たとえば、Googleサービスのドキュメントやスプレッドシートが挙げられるでしょう。
もし、Office製品を利用している企業でクラウド移行が決まれば、VBAで開発したシステムは段階的に廃止され、保守案件の数が減るおそれがあります。そのため、動向を追わずにいると気付いたときには案件単価が下がり、転職市場でも不利に働く可能性も否定できません。
常にOffice製品の動向を追いつつ、代替ツールの学習を並行して進める必要があります。
VBAはOffice製品での自動化に向いているものの、100万行を超えるようなデータでは動作が重くなり、メモリ不足でフリーズするおそれがあります。そのため、ビッグデータ分析ではPythonのPandasやSQLベースのDWHを使うケースが少なくありません。
もし、VBAの限界を知らずに高負荷処理を組むと、納期直前にパフォーマンス問題が発覚し、全面書き直しになるリスクが高まります。
一方で、VBAの処理速度や機能面での制限を理解して設計することで、軽量なマクロで十分な成果を挙げて信頼を得られるでしょう。
近年は、RPAツールの登場により、業務効率化の面ではVBAと同等に注目されています。RPAツールはGUI操作を記録するだけでシナリオを生成でき、専門的な知識がなくても対応できるため経営層に好まれています。
実際にRPAツールの導入が決まると「今あるマクロ資産はRPAで置き換える」という方針が打ち出され、VBAの出番は急速に縮小するでしょう。
ただし移行フェーズにはマクロ解析やデータ変換が欠かせないため、RPAの学習と並行して変換サポートを請け負うことで、案件の主導権を維持できます。VBAとRPAツールの2軸で活動できるように準備しておくことが大切です。
求人や案件の詳細を確認すると、VBA単体で業務をこなすのは難しく、複数のスキルが求められるケースが少なくありません。もし、VBA単体でこなせる業務があったとしても、多言語エンジニアと比較すると高年収は期待しにくいでしょう。
そのため、エンジニアとして高い収入を得るには、VBA以外のスキルも身につけることが大切です。提案範囲を広げられるため、VBAスキル単体のときより平均単価を底上げできます。
複雑なシステムの開発やデータ解析もできるようになるため、よりレベルの高いプロジェクトにも参画することが可能です。
VBAは、Office製品を活用した業務の効率化に欠かせない言語のため、今後も需要が続くと考えられます。
しかし、VBAのスキルだけに頼っていると単価や案件数の伸びが頭打ちになり、キャリアが停滞しかねません。とくに、ローコード自動化やクラウド連携が進む現在では、スキルの掛け合わせを計画的に進めないと市場競争力が急落するリスクもあります。
収入や仕事の減少はモチベーションにも直結するため、早い段階で市場価値を高める方法をおさえて、正しく努力をしてキャリアを進める必要があるでしょう。
ここでは、VBAを活用して市場価値の高いエンジニアになる方法について、以下3点を解説します。
VBAはOffice製品の機能拡張に役立つスキルであるものの、ほかのプログラミング言語と比較して汎用性が低いといえます。そのため、広範囲の作業をカバーする場合は、複数のスキルの掛け合わせが必要です。
たとえば、業務効率化の場面ではPythonやJavaが使用されるケースがあります。より複雑な開発やデータ処理ができるようになるため、VBA単体より市場価値を高められるでしょう。
また、複数のスキルを身につけているほうが、高単価案件の受注や年収アップにもつながります。
VBAはプログラミング言語の1種であるため、ほかの言語と同様に専門的知識が求められます。そのため、VBAを活用する企業やプロジェクトに参画する場合は、自身の保有しているスキルや経験の証明が必要です。
その点において、資格は効率良く自身のスキルを証明できるため、取得しておくと転職や案件獲得時に大いに役立つでしょう。
また、VBAエキスパートのように上級資格になるほど、エンジニアとしての希少性も増し、収入アップにつながる可能性もあります。
企業の一部署や小さいプロジェクトで活動する場合、少人数で活動する場面も少なくありません。そのため、プログラミングだけではなく、業務フローの見直しや改善案のまとめなど、上流工程の仕事に関わることも生じます。
ただし、VBAエンジニアの数や専門スキルが必要な点を考慮すると、幅広い業務に対応できる人材は少なく貴重といえます。
結果として、上流工程までこなせると市場価値は高まり、単価や年収アップにもつながるでしょう。
本記事では、VBAの将来性について、Office製品やVBAの現状などを交えつつ解説しました。
VBAは、Office製品を活用した業務の効率化を実現するツールとして、依然高い需要があります。また、当面はOffice製品が廃れるリスクが低いことから、一定の将来性があるといえるでしょう。
ただし、RPAツールの普及やVBA単体での案件不足などを背景に「将来性がない」という声もあります。
技術の流行が早い現代では、ネガティブな見解にも耳を傾け、時代に合わせて必要なスキルを身につける姿勢が欠かせません。今後VBAを身につけて開発に携わりたいのであれば、業界の現状や動向を正しく理解し、自身のキャリアを設計することが大切です。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション
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