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C++とC#の違いって?ポイントやそれぞれの言語でできることについて紹介

C++とC#にはどのような違いがあるのでしょうか。本記事ではC++とC#の違いや違いを知るポイント、それぞれの言語を使ってできる項目やC++とC#のどちらの言語を選べば良いのかなどを紹介していますので、参考にしてみてください。

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目次

「C++とC#の違いって?」
「C++やC#を使うことで何ができる?」
「C++とC#だったらどちらの言語を選んだらいい?」


このように、プログラミング言語のC++とC#についてさまざまな疑問を持っているという人もいるのではないでしょうか。


本記事では、C++とC#の違いやC++やC#を使ってできることなどを紹介しています。この記事を読むことで、C++とC#の違いやそれぞれどのようなことができるのか把握できるでしょう。


また、C++とC#の習得に向いている人についても紹介するため、C++とC#どちらの言語を選んだらいいのか迷っている人も参考にできます。


C++とC#の違いについて詳しく知りたい人は、ぜひこの記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。

C++とC#の違いってなに?


C++C#は名称が似ているため、近い言語だと考えている人も多いでしょう。しかし技術的に繋がっているものはあるものの、両者は全く異なるプログラミング言語だと言えます。


たとえば、C++は大規模な業務システムやIoT、統計などに活用される言語ですが、C#はゲーム開発やWindowsアプリケーションの開発などに用いられている言語です。


また、整数のデータ型の扱いなど技術的にもさまざまな違いがあるため、名称は似ているものの近い言語だとは言えないでしょう。

C++とC#の違いを知るポイント

簡単にC++とC#の違いについて紹介しましたが、C++とC#はあらゆる部分で相違点がある言語です。C++とC#の違いについて理解するためには、それぞれの言語の概要や特徴、関連性、技術的な違いや活用される分野の違いについて詳しく知る必要があるでしょう。


ここではC++C#の違いを知るポイントについて解説するため、参考にしてみてください。

C++の概要と特徴

C++とは、C言語にオブジェクト指向を取り入れる形で開発されたプログラミング言語です。C言語もそうであるように、C言語よりも一歩進化したC++はその実行速度の速さが持ち味です。


C言語よりも少ないコードでコーディングできるうえに実行速度が速く、機械語に近いことから、OSや産業用機械などの開発に向いています。また、C言語とある程度の互換性があるため、C言語で開発されたコードをC++でコンパイルすることも可能です。

C#の概要と特徴

C#とは、C++とJavaをベースに開発されたプログラミング言語です。両者のメリットを組み合わせる形で開発された言語で、構文はC言語に近い言語となっています。


また、C#にはJavaと同様にガベージコレクションが使えるという大きな特徴があるため、コーディングの際のメモリリークを防止することが可能です。C言語と名前が似ているため互換性があるように思われることがありますが、C言語やC++との互換性はありません

C++とC#の関連性

C++とC#は兄弟のように近い言語に思われがちですが、実際には遠縁程度の関係性だと言えます。前述のとおり、C++はC言語の拡張版であり、C#はC++とJavaの機能を組み合わせる形で開発されました。


そのため、C言語よりもより高機能になるように開発されていったという経緯があります。互換性に関しても、C++でC言語で記述されたプログラムをコンパイルしたり、C#からC++の関数を呼んだりといった程度であれば可能ですが、完全な互換性はありません。

技術的な部分について

C++とC#には技術的な違いもあります。たとえば整数のデータ型であれば、符号なしの場合、C++は「unsigned int」、C#は「unit」です。


また、バイト数に関しては、C++の場合は1バイトが「Char」、2バイトが「wChar_t」となりますが、C#の場合は1バイトが「sbyte」、2バイトが「Char」となるなどの違いがあります。

活用される分野について

活用される主な分野としては、C++が比較的大規模な業務システム開発に用いられるのに対して、C#にはゲーム開発分野で活用されているという違いがあります。


前述のとおり、C++は機械語に近いためハードウェアの操作に適していることから、IoT用のソフトウェア開発にも用いられる言語です。C#の場合はMicrosoftが開発したため、Windows用アプリケーションの開発にも活用されています。

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C++を使ってできる5つの項目


C++はC言語にオブジェクト指向の要素を加えて拡張した言語であるため、C言語で実現可能なことは基本的にC++でも実現可能です。それでは、具体的にC++ではどのようなことができるのでしょうか。


ここではC++を使ってできることについて紹介していきます。

1:Webアプリの開発

C++はWebアプリの開発が実現可能です。C++は実行速度が速くコンピューターを高速処理できる言語なので、さまざまなWebアプリの開発に採用されています。


C++で開発された代表的なWebアプリとしては、WebブラウザのChromeやゲーム開発フレームワークのCocos2d-xなどがあります。

2:大規模な業務システムの開発

C++は大規模な業務システムの開発などにも対応できます。C++は業務システムの開発に用いられることが多く、開発するシステムの種類も金融システムや公共機関のシステム、官公庁のシステムなど幅広いです。


また、実行速度が速いという特徴を持つことから大企業の業務システムにも対応可能なため、比較的大規模なシステム開発に採用されるケースが多いです。

3:データ解析

C++はデータ解析処理にも利用されています。C++は処理速度の速さに強みを持つ言語なので、データ解析や統計といった速度が必要な処理にも対応可能です。


そのため、ビッグデータやAI開発など多くのデータを分析する必要がある分野でも利用されています。

4:安定性や速度が重視されるシステムの開発

C++は安定性や速度が求められるようなシステムの開発に採用されています。前述のような大規模な業務システムや金融システムなどは、システムが停止した場合の影響も大きいです。


その点、C++であればC言語で蓄積されてきたノウハウを開発に活かすこともできることから、安定性や信頼性が重視されるようなシステム開発に採用されるケースが多いです。

5:IoT用ソフトウェアの開発

C++はIoT用ソフトウェアの開発にも採用されています。IoT用ソフトウェアはハードウェアにセンサーを取り付けて遠隔地からモニタリングしたり、温度調整装置など温度をコントロールしたりするものです。


C++は機械語に近く、ハードウェアを直接操作できる言語なので、このようなIoTソフトウェアの開発にも適しています。

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C#を使ってできる6つの項目


C++とJavaの良いところを組み合わせて開発されたC#は、さまざまなことができるプログラミング言語です。前述のとおりWindowsアプリケーションやゲーム開発に用いられるイメージがありますが、他にもWebサービスやスマホアプリなどの開発も可能です。


ここではC#を使ってできることについて紹介していきます。

1:Webサービスの開発

C#はWebサービスの開発に採用されています。C#には「ASP.NET Web Form」や「ASP.NET MVC」などのフレームワークがあり、これらを利用することで効率的なWebサービス開発が実現可能です。


「ASP.NET Web Form」の場合はボタンなどをドラッグ&ドロップしていくだけで簡単にWebサービスの画面を作成でき、「ASP.NET MVC」であればより細かい制御をしながらWebサービスの開発ができます。

2:Webアプリの開発

C#はWebアプリを開発することも可能です。C#には「ASP.NET」と呼ばれるフレームワークがあり、このフレームワークを使うことでWindows、mac OS、Linux上でC#を使ってWebアプリの開発が可能です。


また、前述のとおりWebアプリの画面はVisual Studioを使うことで簡単に作成できます。

3:スマホアプリの開発

C#はAndroidアプリやiOSアプリなどのスマホアプリの開発も可能です。「Visual Studio 2015」以降であればXamarinというスマホアプリ開発フレームワークが組み込まれているため、スマホアプリも開発できます。


また、このフレームワークにはスマホのOSが異なっていても共通のコードで開発できるという特徴があります。

4:Windowsのデスクトップアプリの開発

C#はデスクトップアプリケーションの開発も可能です。もともとC#はVisual Studioと連携して開発することを想定しており、.NET Framework上で動作します。


.NET Frameworkには「WinForms」と「WPF」というGUIフレームワークがあり、これらを利用することでデスクトップアプリの画面を簡単に作成できます。

5:ゲーム開発

C#はゲーム開発環境のUnityを使うことでゲームも開発できます。UnityではC#スクリプトと呼ばれるC#を使用する箇所があるため、C#によって動作や処理を実装していくことができます。


他のプログラミング言語でもゲーム開発を行うことは可能ですが、Unityを使ったゲーム開発であればC#が活用できるでしょう。

6:AR・VRなどのコンテンツ開発

C#はARやVR、MRなどのコンテンツの開発も可能です。ARは拡張現実、VRは仮想現実、MRは複合現実のことで、近年さまざまな分野で注目されています。


前述のUnityと連携することにより、C#で最先端分野であるVRやARコンテンツを開発できるようになります。

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C++とC#どちらの言語を選んだらいい?


ここまで紹介した中で、C++とC#の違いについては理解できたのではないでしょうか。しかし実際にC++やC#を学ぼうと思った場合、どちらのプログラミング言語を選べばよいのかわからないという人もいるでしょう。


ここでは最後に、C++の習得に向いている人とC#の習得に向いている人それぞれの特徴について紹介します。ぜひプログラミング言語を検討する際の参考にしてみてください。

C++の習得に向いている人

C++の習得に向いている人は、比較的規模の大きな業務システムに絡んだ開発に携わりたいと考えている人です。また、OSもC++を使って開発されることが多いため、OSの開発やOS内で動作するドライバの開発に携わりたい場合にもC++は適しているでしょう。


たとえば組み込みエンジニアやIoTエンジニアなどの職業を目指している場合は、C++を習得するのがおすすめです。

C#の習得に向いている人

C#の習得に向いている人は、Webアプリケーションやスマホアプリの開発などに携わりたいと考えている人です。また、C#はゲームエンジンのUnityの開発言語となっているため、ゲーム開発がしたい人にも向いています。


そのため、アプリケーションエンジニアやゲームエンジニアを目指している人は、C#を取得するのがおすすめです。

C++とC#の違いについて知識を深めよう


C++とC#は近い言語のように思われることもありますが、それぞれ違った特徴を持っています。そのため、開発目的に合わせて適切な言語を選ぶ必要があります。


ぜひ本記事で紹介したC++とC#の違いや違いを知るポイント、それぞれの言語を使ってできる項目や言語の選び方などを参考に、目的にマッチした言語を選べるようにしておきましょう。

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この記事の監修

miraie miraie

株式会社Miraie

2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。

監修者インフォメーション

所在地
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-12-2 クロスオフィス渋谷6階(本社)
設立
2007年7月(3月決算)
従業員数
55名(正社員)
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