40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】

フリーランスから正社員になるには?転職・再就職の方法!履歴書に書く転職理由・志望動機の例文付き

フリーランスから正社員になるには?転職・再就職の方法!履歴書に書く転職理由・志望動機の例文付き

フリーランスの再就職は難しいといわれていますが、十分な対策を打てば転職が成功し、正社員になることが可能です。フリーランスから正社員になる場合は、企業の懸念点を払しょくしなければならないので、志望動機や転職理由にはコツが必要です。今回は、書類選考率が高まる志望動機や転職理由を例文付きでご紹介します。併せてフリーランスから正社員になる際に必要な手続きや書類、確定申告、税金関連についてまとめました。

<業界実績18年>
ミドル・シニアフリーランス専門
エージェントSEES

40~60代以上のシニアエンジニア案件探しは、私たちにお任せください!
ご登録者様限定で、Webに公開していない非公開案件をご提案いたします。

目次

「フリーランスから正社員になるのは難しい?」

「フリーランスが正社員を目指すとき、面接官に聞かれることって?」


このように、フリーランスから正社員を目指す場合、さまざまな疑問や不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。


本記事では、フリーランスから正社員になるためにどうしたらいいのか、転職や再就職のポイントについてなど解説していきます。この記事を読むことで、フリーランスから正社員を目指した場合、企業側にはどう思われているのかがわかるため、面接対策として活用できるでしょう。


また、20代・30代・40代と、年代別に分けて、フリーランスから正社員になるときに考えている内容についても紹介しているため、自分の年代の考えを知ることも可能です。これまでフリーランスとして活躍してきた方で、これからは正社員を目指したいという方は、ぜひ参考にしてください。

フリーランスから正社員への転職・再就職は難しい?

フリーランスから正社員への転職・再就職は難しい?

結論からいうと、フリーランスから正社員への転職・再就職は可能です。実際に、多くの人がフリーランスの経験を活かして、正社員への転職を成功させています。


再就職する理由を明確化し、選考対策を行えば、フリーランスから正社員に転職できるでしょう。

しかし、中にはフリーランスから正社員への転職活動に苦戦し、難航するケースも見られます。


とくに、未経験の業界への転職を目指す方や、企業がフリーランスに対する懸念点を理解していない場合にフリーランスから正社員に転職するのは難しいと感じるようです。フリーランスから正社員への転職を成功させるためにはいくつか押さえておくべきポイントがあるのでぜひこの記事を参考にして、転職成功を目指しましょう。

フリーランスから正社員になるには?

フリーランスから正社員になるには?

フリーランスから正社員になるには、どのような方法があるのか見ていきましょう。正社員として採用されるやり方はさまざまです。自分に合った就職・転職方法を見つけるために、ぜひ参考にしてください。

取引先から正社員にならないか声を掛けてもらう

フリーランスから正社員になる方法として、取引先から「正社員にならないか」と声を掛けてもらう形もあります。


実力を評価されることが前提になりますが、すでにあなたの能力や人柄を知った上で声を掛けてくれています。転職後に抜擢したい役職や依頼したい業務の話もスムーズに進みやすいでしょう。

SNSを利用して就職先を探す

TwitterやFacebook、Instagramなど、SNSが多くの人に利用されている今、企業もSNSアカウントを持ち、そこで社員募集を行っていることもあります。


総務省が令和元年5月に発表しているSNS等の利用動向を見ると、40.6%の企業が人材募集で利用している結果が出ています。

気になった方は、SNSで正社員募集の投稿を探してみてください。希望の業界、職種があれば、応募を検討してみましょう。


出典:平成30年通信利用動向調査の結果|総務省

転職エージェントを利用する

転職エージェントはキャリアアドバイザーと面談を行い、希望に沿った企業を見つけてもらうサービスです。履歴書・職務経歴書の添削や面接対策のサポートも行っているため、転職活動に不安がある方に良いでしょう。


また、これまでの実績やスキルに自信がある人は、スカウト型の転職エージェントもおすすめです。あなたの能力が企業側から高く評価されると、フリーランス時代よりも年収アップの可能性も出てきます。

フリーランスが正社員への転職や再就職を成功させるための秘訣

フリーランスが正社員への転職や再就職を成功させるための秘訣

面接官によっては、フリーランスに対してあまり良い印象を抱いていないこともあります。フリーランスが、正社員への転職や再就職を成功させるために、どのような内容を伝える必要があるか考えておきましょう。

フリーランスとして働いた経験をどういかせるのか伝える

「フリーランスをやっていました」とだけ伝えても、相手に成果は伝わりません。フリーランスとして働いた経験と、そこで培った能力をどう仕事でいかせるのかを伝えてください。


仕事でいかせる能力としてアピールした部分が、志望企業先でその必要とされるものであれば、採用される可能性は高まるでしょう。

自分が正社員を目指す理由をはっきりと伝える

企業側としては、「フリーランスとして自由にやってきたのに会社員になりたいのかな?」と不思議に思っている部分はあるでしょう。そして、「またフリーランスに戻りたくなるのでは?」と不安視されることもあります。


このようなマイナス要素を払拭するためにも、自分が正社員を目指す理由について、はっきり面接で伝えられるようにしておきましょう。

正社員となったとき自分に何ができるのかを伝える

フリーランスの場合、これまで1人でやってきた実務経験があるため、企業側から見ると入社後の育成に力を入れなくてよい点に期待しています。


「予想していたよりも期待できないな」と面接官に思われないように、正社員になって自分に何ができるのか、専門分野についてなど、しっかり伝えていきましょう。

\簡単60秒/無料登録して案件を紹介してもらう24時間以内にご連絡いたします。※土日祝日を除く

フリーランスが正社員への転職で後悔しないためのポイント

フリーランスから正社員への転職を成功したものの、後悔する人も一定数います。ここでは、正社員に転職して後悔しないために意識すべきことをまとめました。

年収が一時的に下がる可能性があることを理解しておく

フリーランスから正社員になる場合、年収が一時的に下がる可能性があります。


正社員になると、収入が安定するメリットがある一方で、企業ごとに給与システムが確立されているため、給料が大きく上がりにくい傾向にあります。

フリーランスのように成果や労働時間がダイレクトに報酬に反映されるわけではないので、収入ダウンも考えられるでしょう。


転職先を決める際には、将来的に希望年収を目指せるのかを踏まえた上で、検討することが大切です。

組織やチームで仕事に取り組むことを理解しておく

正社員として働く場合は、個人で動くのではなく、チームで業務やプロジェクトを進めることになります。


フリーランス歴が長いほど、一人で淡々と業務を遂行しがちですが、組織の一員としてチームと協力しながら業務にあたる必要があるのです。

チームで1つのプロジェクトを成功へと導くためには、個々のコミュニケーション能力や協調性が求められるため、正社員として働く場合は意識しておきましょう。


また、組織内での自分の役割を客観的に理解し、どのような立ち位置で動くべきか、何に期待されているかを把握することが大切です。

正社員になった後のキャリアプランを明確にしておく

フリーランスから正社員への転職を目指す際には、「正社員になること」をゴールにしてしまう人が多いです。


正社員になった後にどのようなキャリアプランを描いているのかを明確にしておかなければ、「正社員にならなければ良かった」「フリーランスに戻りたい」という気持ちが生まれる可能性があります。


たとえば、「正社員になってプロジェクトリーダーを経験し、プロジェクトマネージャーとして活躍したい」などキャリアプランを明確化しておきましょう。


そうすることで、転職の軸が定まり、志望動機や転職理由に一貫性が生まれ、説得力が高まるため転職を成功しやすくなります。さらに、入社後も高いモチベーションを維持したまま、業務にあたることができるでしょう。

フリーランスから正社員への転職や再就職を考える理由

フリーランスから正社員への転職や再就職を考える理由

フリーランスという働き方が合わなかった場合、「正社員雇用を目指したい」と考える人も出てくるでしょう。ここでは、フリーランスから正社員への転職や再就職を考える理由には、どのようなものがあるか紹介します。

チームで仕事をしたいから

フリーランスが正社員を目指す理由に、チームで仕事をしたいという気持ちが理由となることはあるでしょう。


フリーランス案件は、一部の作業を依頼する形が多いため、チームを組んで仕事をする形は少ない傾向にあります。


「1人黙々と仕事をしていると、刺激が少なくモチベーションが低下してしまう」「チームでプロジェクトを担当して達成感を味わいたい」という気持ちがあると、フリーランスから正社員を目指したいという気持ちが強くなるのではないでしょうか。

フリーランスは収入が不安定だから

フリーランスは収入が安定せず苦労することがあるでしょう。同じクライアントからずっと仕事をもらえる保証はありません。仕事が途切れてしまったとき、一気に困窮する可能性もあります。


収入面の不安定さから自信を持てなくなると、安定した収入がある正社員を、目指したい気持ちが湧いてくることがあるでしょう。

プロダクトに関わりたいから

プロダクトは自社で行われることが多いため、フリーランス案件として外部に依頼されることは少ない傾向にあります。プロダクト案件を獲得するには、積極的に営業活動を行う必要が出てきます。しかし、営業活動をしたからといって必ずプロダクト案件に携われるとは限りません。


スムーズにプロダクトに関わる仕事に就きたい場合、正社員になってプロダクト開発チームに抜擢される方が近道でしょう。

マネジメントを経験したいから

キャリアアップを意識してプロジェクトのリーダーなど、企画を動かしたり管理したりする立場を目指したくなることもあるでしょう。


しかし、フリーランスの場合、作業の一部分を依頼されることはあっても、プロジェクトを動かすような案件はそうそうありません。企業に入って現場で働く方が、マネジメント経験を積むためにはスムーズでしょう。

自分のスキルをもっと磨きたいから

自分のスキルをもっと磨きたいという理由から、フリーランスが正社員への転職を考えることがあります。フリーランスの方が自由な時間があり、「スキル磨きする時間もとれるのでは?」というイメージを持つ方もいるでしょう。


しかし、フリーランスの場合、自分で案件を獲得して稼がなければ収入が生まれません。スキル磨きに、時間を掛けるのはリスクがあります。

フリーランスは今持っているスキルや実績ありきで仕事が決定していくため、案件をこなすことに追われていると、新しいスキルを身につける余裕がないケースが多いです。


正社員になることで、その企業が持っている技術力を学ぶ機会になったり、今まで関わったことのない仕事を任されたりする機会も生まれます。収入も安定するため、休日や空き時間にスキル磨きの時間に充てる余裕も出てくるでしょう。

【面接対策】フリーランスが正社員を目指すとき面接官に聞かれること

【面接対策】フリーランスが正社員を目指すとき面接官に聞かれること

続いては、フリーランスが正社員を目指すとき面接官に聞かれることについて紹介します。


自由な働き方をしていたフリーランスが、正社員の働き方を目指すことに疑問を持つ面接官も少なくありません。どういう経緯、心境の変化でフリーランスをしていたのか、なぜフリーランスから正社員を目指すのか、など気になる点は多いでしょう。


以下の質問に対しては面接で聞かれる可能性が高いため、しっかり答えられるように、回答を用意しておくことをおすすめします。

freelance_write_pointの記事

またフリーランスに戻るのでは?

「会社を辞めてまたフリーランスに戻るのでは?」という疑問を持っている面接官もいます。フリーランスは、自由な働き方をしてきた人です。

組織で働くことを窮屈に感じて、「やはり性に合わなかった」と感じないか、「採用して大丈夫なのか?」と不安に感じていることも多いでしょう。

フリーランスになる前は何をしてたの?

フリーランス前に何をしていたのか、という点は面接官に聞かれることがあります。フリーランス前に会社に勤めていた経験がある場合は、経歴として話せるようにしておきましょう。

どうしてフリーランスになったの?

「正社員という道を選ばず、なぜフリーランスになったのか?」この理由を聞くことで、あなたの人柄を見ているケースが多いです。


また、フリーランスの期間があることで「会社に縛られない自由な働き方を目指したのでは?」と思われている可能性もあります。当時勤めていた会社や家庭の事情などで、やむを得ずフリーランスになった理由があれば、正直に話しておきましょう。

フリーランスから正社員を目指す理由は?

フリーランスから正社員を目指す理由を聞くことで、採用後簡単に辞めてしまわないかを確認したい意向がある面接官も多いです。


採用後すぐに辞められてしまうと、企業にとって損失が発生します。フリーランスだった人が会社に入って本当にうまくやっているのか、採用側としてはどうしても不安を感じてしまう部分になります。


正社員を目指した理由は、面接官があなたを安心して採用できるような内容を伝えるように心がけてください。

【面接での質問の理由】企業側がフリーランスに対して思っていること

【面接での質問の理由】企業側がフリーランスに対して思っていること

企業側としては、フリーランスだった人に対して「今まで自由に仕事をしてきたのだから、組織で働くことは向かないのでは?」と不安視している可能性は少なからずあります。


面接では、不安を払拭できるような対応ができるように、企業側が思っている内容を把握しておきましょう。

協調性があるのか

どんなに能力が高くても、現場の人間やクライアントと良い関係を作り、プロジェクトを円滑に進めるには協調性が求められます。


しかし、フリーランスは自由な働き方をしてきた印象があるため、協調性について疑問視されることがあるでしょう。面接では、会社に馴染めそうか、自己主張は強すぎないか、コミュニケーション能力に問題はないか、会社のルールに従えそうかなどを見られていることがあります。

収入に対して折り合いをつけられるのか

フリーランスから正社員になると、人によっては収入が下がる可能性が出てくるため、収入に対して折り合いをつけられるのかを企業側が気にしていることがあります。正社員になることで、フリーランスよりも収入は安定するでしょう。福利厚生や社会保険料などの面からみても、正社員にメリットは多め。


面接では、「年収が下がっても、それは自己投資の時期であり、数年後キャリアアップして収入を上げていきたい」という方向で話をすると良いでしょう。

即戦力として活躍できるのか

企業は、フリーランスとして働いてきた人に対して、即戦力としての活躍を期待している傾向があります。


さまざまなスキルを持っていても、志望先企業で扱わない技術であれば即戦力にはならず、落ちることもあります。強くアピールする部分は、その会社で即戦力として活躍できる内容にしましょう。

【例文付き】フリーランスから正社員に転職する際の履歴書の書き方

フリーランスから正社員に転職する際には、履歴書や職務経歴書の提出を求められます。フリーランス歴について触れるべきか、どのようにアピールすれば良いのかといった迷いや不安が生じるかと思います。


ここでは、フリーランスから正社員に転職する方に向けて、志望動機と職務経歴書の書き方を例文付きで紹介します。

志望動機

フリーランスから正社員に転職する場合、フリーランスならではの強みを伝えられると、内定を獲得しやすくなるといえます。


フリーランスは、実力主義ですので「スキルレベルが高い」「営業スキルが身に付いている」「スケジュールや予算管理の経験がある」「さまざまなプロジェクトに参画した経験がある」などの強みが挙げられます。


志望動機では、なぜ志望したのか、どうして貴社ではなければならないのか、具体的にどのように貢献できるのかといった内容を含めることを意識して記載しましょう。

エンジニアの志望動機の例文を用意したので、参考にしてみてください。

【志望動機】

大規模プロジェクトを上流工程から一貫して担当したいと考え、志望いたしました。貴社の公式サイトに掲載されているインタビューページを拝読したところ、大規模案件に関してもプライム案件の比率が高く、成長意欲の高いエンジニアが多いと感じました。

そのような環境で上流工程に携わり、事業に貢献し、自らのレベルアップも図りたいと考えております。

私は、これまで要件定義からテストまで幅広い工程を経験し、最近ではプロジェクトのリーダー的立場を担う機会にも恵まれ、各工程の作業内容を熟知したうえで、メンバーの負担を考慮しながらチームを牽引できることが強みだと自負しております。

転職理由

基本的に職務経歴書・履歴書に転職理由の記載は必須ではないので、書かなくても問題ありません。


しかし、フリーランス歴が長く、経歴を見た時に、企業の採用担当者が疑問を持ちそうな場合には、書類選考を通過するために記載した方が良いでしょう。

【転職理由の例文】

私は、3年後・5年後を見据えたキャリア形成のために、リーダー経験を積みたいと考え、転職を決意いたしました。現在は、フリーランスとして活動していますが、詳細設計以降や製造だけのようなスポットの案件が多く、リーダー経験を積むことが難しい状況です。より広い範囲の業務に携わることができ、リーダー経験を積めるポジションを探していたところ、貴社の求人情報にたどり着き、自分自身のキャリアプランを実現できると感じました。要件定義から保守まで一貫して担う貴社なら、パフォーマンスを最大限に発揮し、業績に貢献できると思い、志望いたしました。

【フリーランスから正社員に再就職!廃業に必要な手続き

フリーランスから正社員に再就職する場合、廃業に必要な手続きを期日内に済ませる必要があります。廃業する場合は、「廃業届」の提出や「所得税の青色申告の取りやめ手続き」が必要です。


なお、フリーランスから正社員になって年末調整された場合でも確定申告が必要なケースがあるので、詳しく解説します。

就職先で年末調整をされても確定申告が必要な場合もある

フリーランスや個人事業主として活動していたものの、年の途中から正社員になり、給与所得者になった場合には、確定申告が必要になります。具体的には、その年の個人事業主としての所得が20万円を超える場合は、原則として翌年2月16日から3月15日までの期間に確定申告が必要です。


個人事業主(フリーランス)として得た収入は、「事業所得」であり、会社に就職して得た給与は、「給与所得」にあたります。

区分所得
個人事業主(フリーランス)事業所得
会社に就職(正社員)給与所得

所得の種類が異なるため、事業をしていた期間の決算書と就職先の会社から発行された源泉徴収票を参考に、それぞれの所得を確定申告書上で申告しなければなりません。


出典:No.1350 事業所得の課税のしくみ(事業所得)|国税庁

「個人事業の開業・廃業等届出書」を税務署に提出する

フリーランスとして活動していた方が個人事業の開業届を提出していた場合、正社員になる際に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出する必要があります。


国税庁のホームページから廃業届をダウンロードし、所轄の税務署や都道府県税事務所に提出しましょう。廃業届は税務署の窓口で受け取ることも可能です。 個人事業の開業・廃業等届出書の提出期限は、廃業した日から1ヶ月以内です。提出期限が土曜日・日曜日・祝日にあたる場合、これらの日の翌日が期限となります。


ただし、企業に正社員として勤めながら、フリーランスの活動も続ける場合は、廃業届を提出する必要はありません。一度、廃業届を提出すると、取り消しができないので、廃業届提出の必要性を十分に調べてから対応を進めましょう。


出典:A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

所得税の青色申告の取りやめ手続きをする

所得税の青色申告をしていた場合は、「所得税の青色申告の取りやめ届出書」を所轄の税務署に提出しなければなりません。届出書は、国税庁のホームページからダウンロードできます。青色申告を取りやめる年の翌年3月15日までに手続きを済ませる必要があります。


フリーランスとして活動していたときに、青色ではなく白色申告をしていた方は、こちらの手続きは不要です。


出典:A1-10 所得税の青色申告の取りやめ手続|国税庁

フリーランスから正社員になって働くエンジニアの体験談

フリーランスから正社員になって働くエンジニアのリアルな体験談をまとめました。

【プロフィール】

株式会社Miraieのシステム開発事業部 部長 杉本伸次

会社員・フリーランスSEを約10年ずつ経験した後、2012年12月 株式会社Miraieへ入社
システム開発事業部の方針決定やSEとしてお客様先の事業への従事など、多岐にわたるシステム開発部の業務を担当している

フリーランスから正社員になろうと思ったきっかけや、働き方の違い、メリット・デメリットについてまとめていきます。


取引先企業の代表からフリーランスでの仕事を評価され、声がかかり、正社員での入社を決意されています。両方の働き方を経験し、プロジェクトに深く携わったり、人間関係を構築して育成したいという想いや、会社員として働く方が自分に合っていると感じたため正社員で働くことを決めたそうです。


フリーランスとして約10年活動し、その後正社員になって感じた会社員のメリット・デメリットを下記のように述べています。

会社員のメリット・確定申告をする必要が無い
・育成による成果や人脈が得られる
・保険や有給休暇、残業代、休日手当などの福利厚生が充実
会社員のデメリット・案件を選べない
・能力に見合った評価を得ずらい

フリーランスは、案件を自由に選択できたり、能力に見合った評価・報酬を得られたりする一方で、税金関係の知識を身につけ、確定申告などの手続きをすべて自分で行う必要があります。


正社員として働く場合、確定申告をする必要がなく、保険や有給休暇、残業代、休日手当といった福利厚生が充実しているので、恩恵を受けながら業務に集中することが可能です。若手の育成による成果が得られたり、人脈が広がったりする点も正社員として働くメリットだといえるでしょう。


interview_SEES_Manager3の記事

フリーランスから正社員になる前に押さえておきたいポイント

フリーランスから正社員になる前に押さえておきたいポイント

はじめに、フリーランスから正社員になる前に押さえておきたいポイントについて紹介します。フリーランスは企業からどのような目で見られているのか、知っておくと面接の対策にもなるでしょう。


また、正社員の働き方はどういうものなのかを想定しておくと、正社員雇用された後の採用のミスマッチ対策にもなります。

今は元フリーランスに対する期待値が大きくなっている

最近では、既存社員の育成を待つよりも、外部から積極的に能力の高い人材を採用する方向に出る企業も増えてきています。IT人材の不足は年々深刻化していて、自社の技術力を保つためには、能力の高い人材を確保しておく必要があるからです。


フリーランスは1人で仕事を請け負い、こなしてきた実績を持っているため、経験値やスキル、知識など、即戦力としての期待は高いでしょう。

企業によって評価は異なる

これまで1人でやってきた実績から技術面で即戦力としての評価が高い反面、社員の1人として会社の方針に従って働くことに適性があるのか、疑問を持たれてしまう部分はあるでしょう。


「社内の人間関係でうまくやれなかったからフリーランスになったのでは?」「不満があるとすぐに辞めそう」など、企業側から悪い評価を受ける可能性があります。

労働という点ではフリーランスも社員も同じである

働く時間と場所を自由に選びたい場合はフリーランスですが、収入面の安定性で見ると正社員に軍配が上がるでしょう。


しかし、働き方は違っても労働という点では、フリーランスも社員も同じです。最近では、フレックス制の導入、テレワーク勤務や副業OKなど、さまざまな働き方が正社員雇用でも認められるようになってきました。


フリーランスほどの自由さはないものの、安定した収入を得たい気持ちが強い場合は、正社員への転職や再就職を検討してみても良いでしょう。

年代別にみるフリーランスから正社員になるときに考えていること

年代別にみるフリーランスから正社員になるときに考えていること

20代や30代、40代では、フリーランスから正社員になろうと思うときに考えていることも違うでしょう。そのときの年齢によって、そこから先の10年、20年先の未来が変わっている部分があります。


ここでは、年代別にみるフリーランスから正社員になるときに考えていることについて紹介します。自分の年齢と照らし合わせて考えてみてください。

20代の場合

20代の場合は、まだ若さもあり、フリーランスでもう少し自由な働き方をしてみるか、早めに正社員として安定的な生活を手に入れるか悩む部分もあるでしょう。


20代で正社員を目指す場合、企業からはポテンシャルを期待されるため、多少スキル不足であっても、成長力や熱意を感じられて採用される可能性があります。もしもフリーランスでやり残したことがあるなら、それを経験してから正社員を目指しても遅くはないでしょう。

30代の場合

30代になると将来について具体的に考え始める人が多いでしょう。


経済的にも安定したいという方向で考えたとき、フリーランスを辞めて正社員を目指す人も増えてくる年代です。


30代前半であればまだ若さから転職が成功しやすいこともありますが、30代後半は転職が難しくなる年齢といわれています。正社員を目指す場合は、できるだけ早めに転職活動を開始した方が良いでしょう。

40代の場合

40代の場合、「この年齢になって正社員として雇ってもらえるのか」という不安を感じてしまう方も多いでしょう。


40代は企業で働いている場合、管理職を任される世代です。30代以上にマネジメントスキルが求められるため、そういった経験がない場合、転職に自信が湧きにくいでしょう。


マネジメント経験がない場合は、自分が関わってきた案件に対して、依頼された内容だけに注力したのではなく、業務全体の工程に配慮した、というエピソードを入れましょう。


直接マネジメント経験がなくても、全体を見渡せる視野の広さや「マネジメントを任せても大丈夫だろう」と企業側に感じさせられるかが大切です。

50代・60代の場合

50代・60代の場合だと、年齢への評価が厳しいと感じ、正社員を断念してしまう方もいるでしょう。


一般的に、高年齢の仕事の獲得は、難しいといわれていますが、最新技術を習得していることで需要は高まりやすいです。


また、実際にミドル世代でも活躍している方はいるため、積極的に情報収集を行い、日々進化する技術を身につける努力をしていきましょう。

フリーランスエンジニアの求人需要は?

フリーランスエンジニアの求人需要は?

IT業界の人材不足は始まっているため、フリーランスエンジニアの求人需要は、全体的に高まっているといえます。


特に、良質なスキルやノウハウを保持している優秀なフリーランスエンジニアならば、即戦力としての需要が高いです。


また、目に見える実績があれば、評価や報酬額も高くなる傾向にあるため、上流工程などの経験を多く積んでいくことが重要になります。

フリーランスから正社員になることに関するよくある質問

フリーランスから正社員への転職を検討しているときには、さまざまな疑問や不安が生じるかと思います。ここでは、よくある質問に対してQ&A形式で回答するので、気になる項目があればぜひチェックしてみてください。

フリーランスが支払う税金(住民税)はどうなる?

住民税額は、個人事業主の期間に得た「事業所得」と、会社員として得た「給与所得」の合算額をもとに計算されます。

また、会社員は基本的に給与から住民税が天引きされますが、個人事業主としての事業所得にかかる住民税は「普通徴収」として自分で納めることも可能です。


出典:個人事業税 | 税金の種類 | 東京都主税局

「フリーランスは再就職が難しい」といわれる理由は?

「フリーランスは再就職が難しい」と言われる理由として、企業の採用担当者が「会社組織への適応力や就業ルール・業務命令への耐性などを疑う傾向にあるからだと考えられます。


とくにフリーランス歴が長い場合、「組織に馴染めるのか心配」「拘束されるとパフォーマンスを発揮できなくなるのではないか」などと懸念されます。そのため、企業の採用担当者が抱く懸念点や不安要素をすべて解消できれば、内定獲得につながるでしょう。


フリーランス歴が長い人ほど、志望動機や転職理由について熟考し、十分に面接対策を図る必要があります。

転職や再就職のポイントを押さえ正社員を目指そう

転職や再就職のポイントを押さえ正社員を目指そう

企業から技術力の高さなど、期待される面もあるため、フリーランスから正社員として転職できる可能性はあります。


しかし、フリーランスという自由な働き方をしてきた経緯が要因となって、企業側から「集団や組織というものに馴染めるか」「待遇に不満を持つかもしれない」「すぐに辞めてしまうかも」など、不安要素を持たれている部分もあるでしょう。


「正社員として採用しても問題ない人物だ」と企業側に信用してもらえるよう、本記事で取り上げた転職や再就職のポイントを、面接の回答の参考にしてみてください。

\簡単60秒/無料登録して案件を紹介してもらう24時間以内にご連絡いたします。※土日祝日を除く

関連記事

40代~60代向けミドル・シニアフリーランスエンジニアの案件サイト『SEES』

SEESの特徴 SEESの特徴

40代~60代でエンジニアとして活躍したいと考えている方におすすめなのが、株式会社Miraieが運営する、ミドル・シニアエンジニア向けの案件サイト『SEES』(https://miraie-group.jp/sees/)です。

SEESとは-Senior Engineer Entrustment Service-の略称で、40代~60代エンジニア向けの案件紹介サービス。

エンジニア業界は、40代以上の転職はなかなか厳しい市場だと言われています。
転職ではなくフリーランスとして案件を獲得することを視野にいれてみてもいいかもしれません。

SEESの場合、掲載している案件は主に年齢不問ですので、年齢制限に関係なく、純粋にスキルや希望条件での案件を探すことが可能です。
会社員よりも個人事業主としてプロジェクトを請け負う形であれば、働き方としても選べる立場にありますよね。

給与の支払いサイトは30日で統一されています。
また、取引社数が5,000社以上と多く、新しい案件が集まりやすくなっています。
さらに、SEESに登録をすると最新・未公開案件を獲得することができます。

独立してフリーランスになっても仕事が途切れる心配はありません!
『SEES』(https://miraie-group.jp/sees)を利用して新しい働き方を手に入れてみては…!?

皆さまから選ばれてミドル・シニアエンジニア向け検索サイト三冠達成しております!

三冠 三冠

株式会社Miraieが運営する『SEES(https://miraie-group.jp/sees)』は、 「シニアエンジニア向け検索10サイトを対象にしたサイト比較イメージ調査」のなかで、

  • 【シニアエンジニア向け検索サイト 顧客満足度 No.1】
  • 【シニアエンジニア向け検索サイト 情報充実度 No.1】
  • 【希望職種が見つかる シニアエンジニア向け検索サイト No.1】

上記3項目においてNo.1を獲得ししております。

この記事の監修

miraie miraie

株式会社Miraie

2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。

監修者インフォメーション

所在地
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-12-2 クロスオフィス渋谷6階(本社)
設立
2007年7月(3月決算)
従業員数
55名(正社員)
電話
03-5774-6300

SEESは
非公開案件が80%以上

ITに特化したコーディネータが
あなたにぴったりの案件をご提案

目次