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C言語の特徴や学習メリットを初心者向けにわかりやすく解説します。C++やC#との違いを一覧表で比較し、Python・Java・JavaScriptなど他言語との違いもまとめました。さらに、C言語が使われている開発分野や、習得に向いている人・向いていない人、学習方法まで徹底解説。C言語をこれから学ぶ方や、言語選びに迷うエンジニアの方に必見の内容です。
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目次
C言語は、処理速度や柔軟性に優れた歴史あるプログラミング言語であり、OSや組み込み開発など幅広い分野で活用されています。
また、C++やC#など多くの後発言語の基礎にもなっており、プログラミングを学ぶうえで避けては通れない重要な言語です。
本記事では、C言語の特徴や学習メリットを初心者向けにわかりやすく解説します。併せて、C++やC#、Python・Java・JavaScriptなど他言語との違いを比較一覧表付きでまとめました。
C言語が使われている開発分野や、習得に向いている人・向いていない人、学習方法まで徹底解説するので、ぜひチェックしてみてください。
C言語は、コンピュータの動作を細かく制御できるという特長をあわせ持つ汎用プログラミング言語です。
1972年にAT&Tベル研究所のデニス・リッチーによって開発され、UNIXオペレーティングシステムの構築に使われたことから一気に普及しました。
処理速度が速く、メモリ管理も手動で行えるため、システム開発や組み込み開発など幅広い分野で活用されています。 また、C言語はC++やJava、Pythonなど後発言語のベースにもなっており、プログラミングを学ぶうえでの基礎力を養うのに最適な言語と言えるでしょう。
なお、C言語は1980年代にANSI(米国規格協会)によって標準化され、現在ではANSI CやISO Cとして世界中で使用されています。
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出典:TIOBE Index
C言語は、数あるプログラミング言語のなかでも特に歴史が古く、開発から50年以上が経過した現在も、根強い人気を保ち続けています。
世界中のプログラミング言語の人気度を、検索エンジンのデータなどを基に毎月評価・ランキング化したWebサイト「TIOBE Index」によると、C言語は第3位(9.94%)にランクインしていることが分かりました。※2025年4月時点
順位 | 言語 | 人気シェア率 |
---|---|---|
1 | Python | 23.08% |
2 | C++ | 10.33% |
3 | C | 9.94% |
4 | Java | 9.63% |
5 | C# | 4.39% |
上位には、AI開発で注目されるPythonや、業務系システム開発に強いJavaなど、現在のトレンドや実務でのニーズを反映した言語が名を連ねています。その中で、C言語と互換性のあるC++も高順位に入っており、C言語の知識が今も評価されていることが見て取れます。
C言語は組み込み開発やシステム開発など、現場でのニーズが根強く、汎用性の高い言語です。C言語が使えるエンジニアの需要は今後も安定して続くと見込まれるため、スキルの幅を広げたいエンジニアには習得をおすすめします。
C言語では、1つのプログラムは複数の関数から構成され、必ず「main関数」から処理が始まります。命令の終わりにはセミコロン(;)を付け、ブロックは中括弧({ })で囲むなど、構文が明確で視認性に優れています。
制御構文(if / else / for / while)や関数の分離によって、論理的で再利用性の高いコード設計が可能です。
また、C言語では「構造体(struct)」や「共用体(union)」を使って複雑なデータ構造を定義できます。たとえば、以下のように構造体を用いて人物情報をまとめられます。
struct person { char name[20]; int age; char gender; }; |
一方、共用体では複数の変数が同じメモリ領域を共有します。
union data { int i; float f; char str[20]; }; |
構造体は異なる情報を一つのまとまりとして管理するのに適しており、共用体はメモリ効率を重視する場面で活用されます。どちらもC言語の柔軟性と効率性を支える重要な構文です。
C言語はシンプルながら高い性能を持ち、多くの言語の基盤ともなってきました。一方で、近年の言語は安全性や開発効率を重視して設計されており、用途や特徴に違いがあります。
ここでは、C++やPythonなど代表的な言語との違いを比較し、それぞれの特性や使い分けのポイントを解説します。
言語名 | 特徴 | C言語との主な違い |
---|---|---|
C++ | Cに機能を追加した拡張版 大規模開発や複雑な設計に使われる | クラスや継承などのオブジェクト指向が使える |
C# | Microsoft製の言語で、Windowsアプリや業務ソフトに強い .NET向け | メモリ管理が自動で、安全性が高い |
Objective-C | Apple製品の開発に使われていたC派生言語 | Cに似た構文で、iOS・macOS開発に特化 |
Java | どの環境でも動く 業務システムやAndroidアプリに多く使われる | メモリを自動で管理 Cよりも簡単で安全だが速度は劣る |
JavaScript | Webページに動きをつけるための言語 ブラウザ上で動作する | Cより学びやすいが、OS制御や高速処理には向かない |
Python | シンプルで読みやすく、AIやデータ分析に使われる人気言語 | 書きやすく自動処理が多いが、Cほどの細かい制御はできない |
C++、C#、Objective-Cは、すべてCの構文や思想を継承しており、C言語を学んでおくことでスムーズに応用できます。
C++はC言語をベースにオブジェクト指向の要素を追加した言語で、より高度なアプリケーション設計や大規模開発に向いています。
C#はマイクロソフトが開発したC系統の言語で、.NET環境に最適化されており、GUIアプリや業務システム開発に多く使われています。Objective-CはC言語にメッセージ構文を加えた言語で、かつてはiOS・macOSアプリの標準言語として使われていました。
Javaは仮想マシン(JVM)上で動作するオブジェクト指向言語で、業務システムやAndroidアプリなどに広く使われています。C言語と比べて抽象度が高く、メモリ管理も自動化されているため、開発の生産性が高いです。
一方JavaScriptはWebブラウザ上で動作するスクリプト言語で、ユーザーインターフェースの構築に特化しています。
どちらも記述の簡潔さや安全性に重点を置いており、C言語よりも学習ハードルは低いと言えます。しかし、ハードウェア制御や高速処理には向いていません。
Pythonは可読性の高い文法と豊富なライブラリで、AI・機械学習・データ分析・Webアプリ開発など幅広く活用される汎用言語です。メモリ管理が自動化されており、初心者にも扱いやすいのが特徴です。
それに対してC言語は、処理速度やメモリ効率に優れ、組み込み開発やOS、リアルタイム処理に適しています。Pythonは高い開発効率を、C言語は高い制御性と実行性能をそれぞれ強みにしており、目的によって使い分けが必要です。
C言語は、構文のわかりやすさ、処理の速さ、環境に依存しない柔軟さなど、実用性に優れた特性を数多く備えており、長年にわたり現場で選ばれ続けています。ここでは、C言語の特徴やメリットについて詳しく解説します。
C言語は「手続き型言語」に分類されます。手続き型言語は、プログラムの処理を手順(手続き)として順番に記述していくスタイルであり、命令の流れが明確になるという特徴があります。
アルゴリズムを意識した設計がしやすく、制御構文(if文・for文など)を使って柔軟に処理を組み立てられる点も大きなメリットです。
C言語はコンパイル型で機械語に変換されてから実行されるため、非常に高速です。さらに、メモリの確保と解放を明示的に行うため、リソースの無駄が少なく、効率的なメモリ利用が可能です。
このため、リアルタイム処理や組み込み開発など、速度と効率が重要な場面で高く評価されています。
C言語は標準規格(ANSI CやISO C)に準拠しており、異なるOSやハードウェア環境でもコードの変更が最小限で済みます。
この移植性の高さにより、OS開発からデバイス制御、ゲーム、組み込み、ロボティクスまで、非常に幅広い分野で活用されています。一つの言語を習得することで、複数の分野に対応できる点は大きな強みと言えるでしょう。
C言語は自由度が高く、ポインタや構造体などを使って、プログラムの動作を細かく制御できます。
また、C++やObjective-Cと互換性があるため、既存のコードを活用したり、別の言語への移行も比較的スムーズに行えます。こうした特徴から、C言語はさまざまなシステムに対応できる柔軟性と、実用性をあわせ持つ言語といえるでしょう。
C言語は長い歴史の中で、多くのライブラリやフレームワークが用途ごとに整備されてきました。標準ライブラリに加えて、オープンソースの外部ライブラリも豊富に存在し、必要な機能を効率よく取り入れることができます。
とくに、低レイヤーの開発やハードウェア制御といった分野では、これまで培われてきたものが大きな強みとなっています。
C言語には多くのメリットがある一方で、習得や実装において注意すべきデメリットも存在します。
とくに初心者にとっては、構文の柔軟さやメモリ管理の自由度が逆に難しさにつながることも少なくありません。ここでは、C言語を学習・運用する上での主な課題やデメリットについて解説します。
C言語は構文自体は比較的シンプルですが、メモリ管理やポインタの扱いといった低レベルな処理の理解が求められるため、初心者にとっての学習難易度は高めです。
標準ライブラリも最小限に抑えられており、基本的な機能まで自分で実装する必要があります。そのため、C言語を使いこなせるようになるには、地道な学習と深い理解が求められます。
C言語では自由度の高さゆえに、バグの発生も多くなります。
メモリの確保と解放を開発者が手動で行うため、メモリリークやポインタの不正アクセスが起こりやすく、セキュリティリスクにもつながります。安全性を確保するには、精緻な設計と慎重な実装が不可欠です。
C言語では記述量が多くなりがちで、型やポインタに関連するエラーも生じやすいため、デバッグに手間がかかる傾向があります。
とくに、配列の境界外アクセスや未初期化変数の使用などは、問題の特定に時間がかかります。保守・改修においても、高度な技術的判断が求められることが多いです。
C言語は、高い処理性能とメモリ制御の自由度により、OSや組み込み機器、業務システムから最新のIoT分野まで、幅広い開発領域で活用されています。
ここでは、C言語が実際に使われている主な分野とその理由について紹介します。
C言語は、LinuxやUNIX、Windowsといった多くのOSのコア部分(カーネル)で採用されています。
OS開発にC言語が使われる理由は、処理の速さやハードウェアを細かく制御できる点にあります。C言語を学ぶことで、OSの仕組みやコンピュータの動作原理を深く理解できるようになるでしょう。
C言語は、使用可能なメモリや処理速度、電力、ストレージ容量などに制限がある、家電・車載システム・医療機器といった組み込み機器の開発現場で広く使われています。
こうした環境では、処理の効率性やプログラムの軽量さが重要であり、ハードウェアとの親和性が高いC言語は、実用性の面でも非常に優れています。
リアルタイム性や信頼性が求められる制御系ソフトウェアにも対応しやすく、長年にわたり産業用途の基盤を支えてきた言語です。
C言語は、MySQLやPostgreSQLといったデータベースや、Webサーバー、業務系のミドルウェア開発にも活用されています。
処理速度や安定性が求められる大規模システムにおいては、C言語の高い実行性能が最適だと言えるでしょう。
GUI開発には他言語を併用するケースもありますが、システムの根幹処理部分では現在も広く活用されています。
IoTやAI分野では、小型デバイス上でのセンサー制御やネットワーク通信といった、ハードウェア寄りの処理を担う場面でC言語が活躍しています。
AIモデルの学習や推論はPythonが主流ですが、それを支える制御系や実行環境の構築には、軽量かつ高速な処理が可能なC言語が最適です。
とくに電力や処理能力に制約のあるIoTデバイスでは、効率的なリソース管理が求められるため、C言語の強みが発揮されます。
ゲーム開発
初期のコンシューマーゲーム機やアーケードゲームの多くは、C言語で開発されてきました。処理負荷の高いリアルタイム演算やグラフィック制御にも対応でき、メモリ管理のしやすさもゲーム開発に向いています。
現在ではC++やC#が主流になりつつありますが、ゲームエンジンの一部やロジックの軽量実装にはC言語が使われ続けています。
C言語は高い処理性能と柔軟性を持ちますが、すべての開発に適しているわけではありません。
開発効率や保守性が求められる職場では、他の言語の方が適しているケースも多くあります。
向かない開発分野 | 理由 | 推奨される代替言語 |
---|---|---|
Webアプリ開発 | 開発に時間がかかり、フレームワークが乏しい | JavaScript / Python |
スマホアプリ開発 | UI開発が困難で、モバイル向けライブラリが少ない | Swift / Kotlin |
チーム・大規模開発 | コードが複雑化しやすく、保守性が低い | Java / Go |
高速な試作・プロトタイピング | メモリ管理や構文が煩雑で、習得に時間がかかる | Python / Ruby |
C言語は、Webアプリやスマートフォンアプリのように開発スピードやUI構築が求められる分野には不向きです。また、チーム開発や大規模開発においては、手動のメモリ管理やバグ対策の難しさから他の言語が好まれる傾向にあります。
C言語は登場から50年以上が経つにも関わらず、今も現場で広く使われています。
現在のIT市場ではWeb系やAIが注目されがちですが、インフラや制御系の分野では今後もC言語エンジニアの需要は見込まれています。
C言語の習得が時代遅れということは決してなく、むしろ長く現場で活かせるスキルとして、将来性は十分にあると言えるでしょう。
とくに、組み込みシステムやOS開発、ハードウェア制御などのレイヤー分野では、C言語の高いパフォーマンスと細かなメモリ管理能力が重宝されています。
また、C++やJavaなど多くの言語の基礎でもあるため、C言語を学ぶことは他の言語習得にもつながります。
C言語は、特定の分野に関心がある人や、他の言語にも応用できる基礎力を身につけたい人におすすめです。ここでは、C言語に向いている人の特徴を紹介します。
IoTやAIの分野では、ハードウェアとの連携やセンサーデータの処理が求められる場面が多く、C言語のような細かな制御やメモリ操作ができる言語の知識が役立ちます。
とくに、マイコン制御やリアルタイム処理が必要なケースでは、C言語が定番です。C言語を理解しておくことで、ハードに近い開発からAIの組み込み応用まで、より高度な実装が可能になるでしょう。
C言語は、処理の流れや変数管理、メモリ操作など、プログラミングの根本的な仕組みを学ぶのに最適な言語です。
構文がシンプルで余計な抽象化が少ないため、「コンピュータがどう動いてるか」を実感しながら学習できます。
このため、他の言語にも応用が効き、技術の土台を強化したいエンジニアにとっては大きなメリットがあります。
C言語はすべての開発者に向いているわけではありません。とくに、スピード重視や視覚的な開発が求められる分野では、より扱いやすいモダンな言語のほうが適しているケースもあります。
ここでは、C言語の習得をおすすめしない・向いていないとされる人の特徴を紹介します。
Webアプリやフロントエンド開発では、HTML/CSS、JavaScript、PHPなどが主に使われており、C言語の出番はほとんどありません。
フレームワークやライブラリも充実していないため、Web業界で即戦力として働きたい人には不向きです。
Web系を目指すなら、より実践的で習得しやすい言語を選ぶほうが良いでしょう。たとえば、HTMLやCSS、JavaScript、PHP、Pythonなどが挙げられ、フレームワークも豊富に揃っているため、短期間で開発に携わることが可能です。
C言語は高い自由度を持つ一方で、開発効率が悪く、GUIやライブラリの整備も他言語と比べて遅れています。そのため、個人で素早くアプリやサービスを作りたい人には不向きです。
PythonやJavaScriptなど、開発環境やドキュメントが豊富な言語を使う方が、モチベーションを維持しやすく、完成にもつながりやすくなります。
C言語は自由度が高く実用性も高い一方で、独学が難しいと感じる人も少なくありません。効果的に学ぶには、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
ここでは、スクール・書籍・学習サイト・専用キットなど、目的や環境に応じた学習手段の特徴と活用法を紹介します。
C言語を学ぶ手段として、通学型やオンライン型のプログラミングスクールに通う方法があります。
すぐに質問できる、学習習慣が整いやすい、仲間と切磋琢磨できるといったメリットがあり、未経験者や挫折経験がある人にもおすすめです。
その反面、費用が高めで、時間や場所の制約もあるため、自分のライフスタイルや予算に合うかどうかを見極めましょう。
C言語学習では、参考書やオンライン教材を活用した独学も根強い人気があります。書籍は体系的に学べるうえ、繰り返し読み返せるのが強みです。
とくに、C言語プログラミング能力認定試験の受験を目指す方は、試験対策に特化した書籍やサイトを活用すると良いでしょう。
Webサイトではpaiza、シフトシステム、サーティファイの公式問題集などが有名で、スキマ時間の学習にも最適です。
また、動画学習サイト「Udemy」では、C言語の基礎から応用までを丁寧に解説した講座が多数公開されており、自分のペースで学べる点が魅力です。ただし、独学はモチベーション維持が課題となるため、進捗管理が大切です。
株式会社サーティファイの公式サイトから、1回分のサンプル問題と解答のPDFファイルが無料でダウンロードできます。1級試験については、PDFファイルの他にテーマプログラムの圧縮ファイルもダウンロードできます。
公式サイトのサンプル問題であるため、試験前の模試やレベル確認用に利用できるでしょう。
就職転職サイトを運営する「paiza株式会社」の学習サイトでは、C言語に限らず様々な言語の学習が行えます。サイトでは、受講したい口座を選択して都合のよい時間に利用できます。各サイトは無料と有料があるため、受講する際には注意が必要です。
また、paiza株式会社は独自のプログラミングスキルチェックを行えるサイトを運営しており、個々のレベルやスキルに見合った年収かどうかをチェックできます。
企業研修などを行う「シフトシステム株式会社」が運営するサイト「一週間で身につくC言語の基本」では、C言語の基本編と発展編を各7日間、合わせて14日間で学習します。学習講義だけでなく練習問題もアップロードされているため、学習度合いを確認できるでしょう。
Udemyは、C言語を自分のペースで学びたい方に最適な動画学習プラットフォームです。基礎文法からポインタ、構造体、ソケット通信まで幅広く対応しており、初心者向けから中・上級者向けまで多様な講座が揃っています。
たとえば、「一週間で身につくC/C++言語」「基礎知識ゼロからのC言語」「ポインタ徹底解説」など、実務に直結した内容をプロのエンジニアが丁寧に解説している講座も見られます。
セール時は1,000円台で購入できることもあり、コストパフォーマンスが高い点も魅力の1つ。レビュー評価も高く、疑問点はQ&A機能で講師に直接質問できるのも嬉しいポイントです。
参考書やサイトに加え、Raspberry Piなどの学習キットを使って学ぶ実践型の方法も効果的です。
C言語は組み込み開発と相性がよく、実際にセンサやLEDを操作することで、学習内容が視覚的に理解しやすくなります。
プログラムが物理的に反応する体験は学習意欲を高め、初心者にも楽しく取り組みやすい手法です。座学だけでは物足りない方におすすめの学習法です。
C言語を効果的に学ぶには、段階的に学習を進めていくことが大切です。
まずは変数や関数などの基本文法を理解し、その後は小さなプログラム作成を通じて実践力を養います。コードを読む「コードリーディング」や、既存プログラムの改良にも挑戦することで、実務に近い応用力も自然と身につくようになります。
以下のようなステップでC言語の学習を進めていくと効率的です。
ステップ1:変数・演算子・制御構文などの基本文法の理解 ステップ2:小規模なプログラムを自作して実践力を養う ステップ3:他人のコードを読んで構造やロジックを理解する ステップ4:ポインタやメモリ管理などC言語特有の概念を深掘り ステップ5:自作ツールや簡易アプリの開発で応用力を定着させる |
C言語の資格として、ビジネス能力検定サーティファイが実施する「C言語プログラミング能力検定試験」があります。この資格は民間資格であり、IT業界でも高く評価されている資格です。
プログラミングのスキルを試す機会は実践形式以外では少なく、概念の理解度をはかる指標として有用な資格です。また、初学者から実践的スキルまで幅広く力を試すことができます。
「C言語プログラミング能力認定試験」は、難易度に応じて1級・2級・3級の3つに分かれています。いずれの級も合格基準は正答率60%以上です。
1級は最も難易度が高く、応用プログラムの作成やOSに関する理解が求められるため、取得者は比較的少なく、企業からも高い評価が得られる可能性があります。
2級は、小規模なプログラムの作成能力や基本的なアルゴリズムの理解が問われる内容で、履歴書に記載してスキルの証明として活用できます。
3級はC言語の基礎理解を対象とした初学者向けの試験で、実務経験を求める場面ではアピール材料としてはやや弱いかもしれません。なお、試験内容や実施要領は変更されることがあるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
C言語プログラミング能力認定試験3級は入門的な試験です。難易度としては、簡単なプログラムが書ける程度となっています。実施要領は以下の通りです。
到達基準 | C言語の概念を理解し、簡単なプログラムが書ける |
出題形式 | マークシート方式の筆記試験(6テーマ) |
試験時間 | 60分 |
試験日程 | 年2回実施(※公式サイト参照) |
受験料 | 5,400円(税込) |
C言語プログラミング能力認定試験2級は、3級より難易度があがり基本的なアルゴリズムを理解して小規模なプログラムが書けるレベルとなっています。実施要領は以下の通りです。
到達基準 | 小規模のプログラム(500行程度)が適切に書け、基本アルゴリズムを理解している |
出題形式 | マークシート方式の筆記試験(8テーマ) |
試験時間 | 90分 |
試験日程 | 年2回実施(※公式サイト参照) |
受験料 | 6,600円(税込) |
C言語プログラミング能力認定試験の1級は、C言語を使って言語処理系、ユーティリティなどの応用プログラムを作成できるレベルの試験です。2級までは筆記試験のみでしたが、1級では実技試験が実施されます。一般企業からも一定の評価を受ける資格です。
到達基準 | C言語を使って応用プログラムが作成でき、使用するOSについても理解していること |
出題形式 | パソコンを利用した実技試験 |
試験時間 | 150分 |
試験日程 | 公開試験および団体試験により異なる(※公式サイトで都度確認) |
受験料 | 8,000円(税込) |
試験時間 | 科目A:90分 科目B:100分 |
出題形式 | 科目A:多肢選択式(四肢択一) 科目B:多肢選択式 |
出題数・回答数 | 科目A 出題数:60問 解答数:60問 科目B 出題数:20問 解答数:20問 |
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