40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】
SESは、エンジニアリングのビジネスモデルの一つです。エンジニアの技術力を提供することで対価を受け取る契約となります。本記事では、SESの概要やメリット・デメリット、派遣や請負契約との違い、優良SES企業を選ぶポイントなどを紹介します。
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目次
「SESとは、どんなビジネススタイル?」
「エンジニアがSESで働くことにはどんなメリットがある?」
「優良なSES企業を選ぶポイントは?」
ITエンジニアとして働く方やこれからなろうとしている方の中には、SESという契約形態や働き方に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。また、SESについて「ブラック」「スキルアップできない」といった評判を耳にし、様々な疑問を抱いている場合もあるのかも知れません。
本記事では、SESとは何か、ITエンジニアがSESとして働くことのメリット・デメリット、混同しやすい他のIT系企業の種類や契約形態について解説します。この記事を読むことで、SESで働くことの具体的なメリットが理解でき、キャリア検討の参考にしていただけます。
また、優良なSES企業を選ぶ際のポイントについても記述していますので、これから目指す方はお役立てください。
SES(System Engineering Service)とは、システム開発における委託契約の1種です。ソフトウェアやシステムの開発、保守、運用など特定業務において、エンジニアの技術力を提供する契約をSESと呼びます。また、サービスを提供する企業にとってはビジネスモデルの一つです。
IT業界における契約形態は大きく分けて、成果物を納品することで対価を受け取る契約と、技術者の労働に対して対価を受け取る契約の2種類があります。SESは後者の契約形態にあたるため、成果物の納品義務はありません。ITエンジニアの業務を委託/受託する準委任契約です。
厚生労働省の資料では、『「SES(System Engineering Service)」とは、システム開発における委託契約のひとつであり、エンジニアがクライアント企業に常駐し、業務内容や工数に基づいた報酬額が支払われるような契約形態を指す』と定義づけられています。
出典:厚生労働省「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001244078.pdf
SESのエンジニアとして働くことにはメリットもデメリットもあります。そのため、SESのエンジニアへ転職を検討する場合は、具体的なメリットとデメリットを比較して選択することが大切です。
まずは、SESのエンジニアとして働くメリットを紹介しますので、SESのエンジニアへ転職を検討している人は参考にしてみてください。
SESのエンジニアは参画するプロジェクトごとに様々な企業の開発現場に常駐し、業務を行います。プロジェクトによって必要とされる技術やプログラミング言語も異なることから、多くのプロジェクトを経験することでITエンジニアとして幅広く専門的なスキルを習得することが可能です。
また、プロジェクトによってはシステム開発における上流工程である要件定義や設計などに携われる可能性もあります。
SESのエンジニアはクライアント企業で仕事をすることになるため、クライアントや自社以外のSESのエンジニアともつながりが作りやすいです。さまざまな立場で働くエンジニアと触れることで、ITエンジニアとしてのスキルアップに役立てることが可能です。
また、大手SIerとのつながりもできるため、将来のキャリアアップに役立つ人脈作りにもつながります。
一般的にシステム開発プロジェクトでは、クライアントへの成果物の納期があるため、期限前はどうしても残業が多くなる傾向があります。特に前の工程の影響を受けるため、開発やテストを担当する場合にはその傾向は顕著です。
しかし、SESの場合はエンジニアの労働力を提供するという契約形態になっているため、基本的にあらかじめ契約で決められている時間通りの業務となります。作業の指示も受託会社からのみ受け、クライアントからは行わないルールとなっているため、強制的に残業させられることもありません。
また、従来型のSESの契約ではエンジニアは成果物の完成、納品に責任を負いません。善管注意義務を果たすことが求められます。そのため、残業してでもシステムを完成させなければ契約違反になるということもないです。
ただし、2020年の民法改正により追加された「成果完成型」のSESの場合は成果物の納品が報酬請求の条件となります。契約不適合責任については受託者が負います。
SESのメリットとして、人間関係の固定化を避けられることが挙げられます。
会社員のエンジニアの場合、プロジェクトが終了しても同じ企業に所属するメンバーとの関係は継続します。一方SESの場合は、同じプロジェクトで働く他のメンバーとの関係もプロジェクトの終了とともに終わります。そのため、特定の人間関係での悩みをへらすことが可能です。
SESのエンジニアは、大きなプロジェクトに携わる機会も多いです。新卒では入社できないような大手企業や、その大手企業が受注した大規模なプロジェクトに携われる可能性もあります。
もちろん、大勢のSESエンジニアの中の一人としてですが、大規模プロジェクトに携われたことは自身にとっても貴重な経験になるでしょう。
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SESのエンジニアとして働くことにはさまざまなメリットがありますが、その一方でデメリットも存在しています。
以下では、SESのエンジニアとして働く場合のデメリットを紹介します。SESのエンジニアとして働く前にデメリットもしっかり確認して、後悔のない選択をするようにしましょう。
SESのエンジニアが関わる案件は、大きなプロジェクトの一部分であることが多いです。SI業界では多重下請け構造を取る場合が多く、基本的に大手SIerが大規模なプロジェクトを受注し、案件を作業単位や工程で細かく分けて下請けである中小企業に発注します。SESのエンジニアは、多くの場合この下請けにあたります。
そのため、SESのエンジニアとしてプロジェクトに参加しても、システムの完成形を見ることなく契約が終了することも多いです。
所属しているSES企業が受注した案件の中でも、比較的スキルや経験を要求されないようなプロジェクトについては、育成を目的として若手のエンジニアをアサインするケースが多いです。そのため、ある程度の年齢になると選べる案件の数が減っていく傾向があります。
もちろん、高いスキルを持ったエンジニアはどのような現場でもニーズは高いです。しかし、スキルを磨かずに年齢だけを重ねてしまった場合、SESでは仕事の幅が狭まってしまうことが想定されます。
「40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】」では、40代から60代向けの案件を扱っており、年齢による制限なしに案件をご紹介することが可能です。ミドル、シニア世代のエンジニアは、カウンセラーにお気軽にご相談ください。
SES企業に所属するエンジニアの場合、担当するプロジェクトを自分で選べないケースもあります。会社組織の指示には従う必要があり、自分が希望しているものとは異なる案件にアサインされるケースもあるでしょう。
4:上流工程などのスキルアップがしにくい
SESのエンジニアとしてクライアント先で作業を行う場合、すでに上流工程の作業は完了しており、実装やテストなどの下流工程の作業のみになっているケースも多いです。そのため、上流工程の作業に携わりにくく、スキルアップしにくい可能性もあります。
SES企業とそのクライアントの現場もそれぞれです。福利厚生が充実し労働環境の良いところもあれば、労働環境の悪いいわゆるブラック企業もあるといわれています。したがって、企業選びの際にはホワイトな優良SES企業を選ぶことが大切です。
ここでは、優良SES企業を選ぶためのポイントについて解説します。
SESのエンジニアが働く現場で、厳しい環境におかれるのが多重下請け構造の下請け、孫請けにあたる場合です。中間マージンが発生するため状況は厳しくなります。
したがって、優良なSES企業の一つの基準として、下請けの案件以外も受注していることがあげられます。取引先をチェックして、エンドユーザーや元請け企業との直接取引の実績があるかどうかを確認しましょう。
エンドユーザー企業が取引先にいる企業の方が、エンジニアの待遇も良いケースが多いです。
株式会社Miraie(東京都渋谷区)は、「SESエンジニアが、働きやすく活躍できる環境を追求する組織」として創設した会社です。業界18年の実績で、エンド・元請け企業との直接取引数も年々増えており、圧倒的な案件数で、SESで働くエンジニアのメリットの最大化を実現します。
エンジニアの希望や意向に寄り添った、業界を熟知したカウンセラーが集結しており、安心してキャリアの悩みや要望など、ご相談いただけます。
経験を問わず随時エンジニア採用を実施しておりますので、転職をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
SESはエンジニアリングを提供する企業の形態の一つです。その他のIT企業の形態としては自社開発を行う企業やSIerなどがあげられます。
エンジニアにとってのメリットなど違いを知って、キャリア検討の参考にしましょう。
SESではクライアントに常駐して、依頼された業務を行うことが一般的です。これに対し、自社開発とは自社が提供するWebサービスなどの開発を行う場合を指します。
自社開発を行う企業はSES企業に開発などを委託することもあるため、SESから見ると自社開発をする企業はクライアントで常駐先という場合もあります。
SIerはSystem Integraterの略で、ITにより顧客の業務課題を解決する事業を行う企業です。顧客から依頼を受けて、コンサルティングからシステム開発における要件定義や設計、開発、テストなどの一連の業務を請け負う企業を指します。
SESも、顧客に対しITによるサービスを提供するため同じSI業界の企業といえます。違いは、SES企業は顧客先にエンジニアの技術リソースを提供し、SIerは顧客の課題解決を提供する点です。これは準委任契約と請負契約という契約形態の違いとしても現れます。
SESの契約の形式は準委任契約です。ITエンジニアリングに向けたリソースを提供し、その対価として報酬が発生します。基本的に成果物とそれに関する納期の設定はありません。ただし、先述の通り成果完成型のSESの場合は成果物の納品に責任を負います。
以下では、準委任契約と派遣契約、請負契約、委任契約の違いについて説明します。
SES(準委任契約)の場合、エンジニアに対し業務に関する指示をする権利(指揮命令権)は雇用者であるSES企業にあります。そのため、クライアントの開発現場で作業を行っていても、クライアントが直接指示をすることはできません。
一方、派遣契約の場合は派遣先に指揮命令権があるため、派遣先であるクライアントが直接業務の指示をすることができます。指示系統の違いが派遣契約とSESの大きな違いです。
SES(準委任契約)の場合、あらかじめ契約で決められた期間、技術者としての労働力を提供するという契約になっています。
一方、請負契約は決められた期間で成果物を納品するという契約です。労働力の提供の形などに決まりはなく、成果物が出せればどのような形で作業をしてもかまいません。ただし、契約者は成果物に関して納期までの納品に責任を負います。
したがって、SES契約は成果物に対する責任がなく、請負契約は成果物に対して責任を負うという点が大きな違いです。
委任契約とは、委託先が法律行為を行う際に締結される契約です。IT業界のエンジニアの業務には法律行為が含まれていないため、IT業界に委任契約はありません。
そのため、SES(準委任契約)と委任契約の大きな違いは、委託先が法律行為を行うかどうかとなります。
なお、似た言葉として混同しやすいものに業務委託契約があります。
業務委託契約は、業務の一部を企業や個人事業主などに委託するという契約であり、民法上では定義がありません。また、請負契約、委任契約、準委任契約を包括する概念です。
「SESとは?」というよくある質問と回答を集めました。
SESという言葉は、契約の種類とエンジニアリングのビジネスモデルとしての意味で用いられることがあります。他の契約の種類やIT系企業の種類との違いを押さえるためにご活用ください。
SESもITの請負契約もITエンジニアによるビジネスを提供する契約です。違いとして、次の点があげられます。
・報酬の対象
請負契約では成果物などの結果が報酬の対象です。SESは成果物ではなくITエンジニアによる労働力の提供が報酬の対象です。
・成果物への責任
請負契約は成果物の提出に対し責任が発生する契約です。SESは通常、成果物の納期での提出に対して責任を負いません。ただし、成果完成型のSESは例外となります。
SIとは、System Integrationの略で、システムやソフトウェアを統合して提供することで顧客の課題を解決する事業やサービスを指します。SIを請け負う事業を営む企業がSIerと呼ばれます。
SESもSIを実現する企業ですが労働力の提供を行う準委任契約を前提としていることが大きな違いです。
エンジニアにとってよいSESとは、働きやすい環境や高い報酬を提供してくれる事業者といえます。エンジニアに多くを還元するためには、クライアントとの間でできるだけ仲介者を介さずに契約することが重要です。したがって、クライアントと直接取引や元請けとの取引のあるSES企業は良い企業である可能性が高いでしょう。
エンジニアがSES企業を見極める際には、取引先企業を確認することでこのポイントを押さえることができます。
SESとは、準委任契約に基づいてクライアントにITエンジニアによる労働力を提供するサービスです。SESのエンジニアは、成果物の納品が義務ではなく、大幅な残業が発生することも少ないため、適性がある人にとっては働きやすい働き方でしょう。
ぜひ、本記事で紹介したSESのエンジニアとして働くメリットやデメリット、優良SES企業を選ぶためのポイントなどを参考に、SESのエンジニアとしての働き方や契約内容に関して、理解を深め、キャリアパスの構築にお役立てください。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション