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PHPフレームワークにはどのような種類があるのでしょうか。本記事ではフレームワークとライブラリの相違点やエンジニアから見たおすすめのPHPフレームワーク11選などを紹介していくため、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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目次
「PHPフレームワークってどんなもの?」
「PHPフレームワークを使用する場合のメリットとデメリットって?」
「おすすめのPHPフレームワークにはどんなものがある?」
このように、PHPフレームワークについて興味を持っているという人もいるのではないでしょうか。
本記事では、PHPフレームワークの概要や、おすすめのPHPフレームワークについて解説しています。本記事を読むことで、どのようなPHPフレームワークがあるのか把握できるでしょう。
また、エンジニア目線でのPHPフレームワークのメリットやデメリットについても解説するため、PHPフレームワークを利用する際の参考にできます。
おすすめのPHPフレームワークについて知りたい人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
PHPはWeb開発に特化したサーバーサイドのプログラミング言語です。PHPフレームワークはPHPで開発を行う際によく利用される機能をまとめ、一からコードを記述しなくても効率的に開発できるようにしたものです。
PHPフレームワークの多くはオープンソースとなっているため、無料で利用できます。また、PHPのフレームワークによって特徴が異なっているため、プロジェクトに合ったPHPのフレームワークを利用することが大切だと言えるでしょう。
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シニアエンジニア向け案件検索サイト - SEESライブラリとは、再利用が可能な関数やクラスなどの部品をまとめたものを指します。一方、フレームワークは枠組みが決まっている部品を集めたものとなっています。
つまり、ライブラリは機能のみを再利用できるようにしたもので、フレームワークは構造自体を再利用できるようにしたものを指します。
PHPフレームワークを開発に利用することにはさまざまなメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのか把握しておくことで、PHPフレームワークを開発に活かせるようになるでしょう。
ここではエンジニアから見たPHPフレームワークのメリットを紹介していくため、参考にしてみてください。
PHPフレームワークにはセキュリティが組み込まれています。そのため、自分でコードを書いて一から開発していくより、セキュリティ性の向上が可能です。
PHPフレームワークを利用することで、SQLインジェクションやデータの改ざん、CSRFといったよくあるセキュリティの脅威からプログラムを保護できるようになるでしょう。
PHPに限らず、開発プロジェクトでは複数人のプログラマーで分業しながら開発を行っていきます。そのため、コーディング規約を設けて開発を行うケースが多いものの、それでも人によってコードにばらつきが出たり、開発効率が落ちてしまったりすることもあります。
しかし、PHPフレームワークを利用すればコードが統一できるため、作業効率を向上させることが可能です。また、コードが統一化されることによって可読性が上がるため、メンテナンス作業の効率も上がります。
このように作業効率が飛躍的に向上することで、開発のストレスも軽減させることができるでしょう。
PHPフレームワークには、PHPでの開発を行う際に頻繁に利用することになる機能があらかじめ用意されています。PHPフレームワークを利用することで実際にコードで記述しなければならない箇所を減らせるため、開発スピードを向上させることが可能です。
また、開発時間を短縮できるだけでなく、テストにかかる工数も減らすことができるでしょう。PHPフレームワークを利用すればバグも発生しにくくなるため、開発全体にかかる速度を向上させることができます。
PHPフレームワークには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在しています。エンジニアとしてPHPフレームワークを利用する場合は、メリットだけでなくデメリットについても把握しておくことが大切になるでしょう。
ここではエンジニアから見たPHPフレームワークのデメリットを紹介していくため、参考にしてみてください。
PHPフレームワークには、開発で汎用的に利用できる機能が豊富に用意されていますが、全ての機能をPHPフレームワークで対応できるわけではありません。
フレームワークに用意されている機能だけで対応できないものに関しては、フレームワークの中身を編集して処理を実装していく必要があります。
そのため、PHPフレームワークで対応できない部分のカスタマイズがしにくいというデメリットがあるでしょう。
PHPフレームワークの多くは無料ですが、有料のフレームワークも存在しています。有料のフレームワークは無料のフレームワークよりも機能が豊富ですが、導入費用がかかる点はデメリットだと言えるでしょう。
PHPフレームワークを利用すれば自分で一からコーディングを行うよりも簡単に開発ができます。逆に言えば、フレームワークを使用することで仕組みをあまり理解していなくてもPHPでの開発ができてしまうというデメリットがあります。
仕組みがわからないままアプリやサービスを開発した場合、不具合が発生しても知識が足りず、自力で修正できない可能性もあるでしょう。
PHPフレームワークには多くの種類があるため、どのPHPフレームワークを利用すれば良いのかわからないという人も多いでしょう。
PHPのフレームワークはそれぞれ利用できる機能や使いやすさなどにも違いがあるため、プロジェクトに合ったフレームワークを選定することが重要です。
ここではPHPフレームワークおすすめ11選を紹介していくため、どのようなPHPフレームワークがあるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。
LaravelはSymfonyをベースに誕生したPHPフレームワークです。PHPフレームワークの中でも比較的新しく登場したフレームワークです。
使いやすく、初心者でも綺麗なコードが記述できるフレームワークです。また、バックエンドが複雑なアプリケーション開発にも利用できるため、国内外の多くの開発プロジェクトで採用されています。
さらに日本では主流のPHPフレームワークであるため、日本語の情報が見つかりやすいこともメリットの一つです。日本語のドキュメントも豊富にあるため、初心者にも学びやすいでしょう。
Symfonyは大規模サービスを開発するのに適したPHPフレームワークです。Ruby on Railsの概念とMojaviの思想を受け継いだフレームワークとなっています。
もともとメンテナンスの軽減や、開発速度の向上を目的に開発されたフレームワークであるため、オブジェクト指向開発や部品の再利用性が高いという特徴を持ちます。また、優れたスケーラビリティ性を持っているため、大規模なWebサービス開発におすすめです。
CodeIgniterは動的なWebサイト開発に適したPHPフレームワークです。もともと用意されている機能が最小限に抑えられており、必要な機能があれば随時追加していくような仕様になっているため、動作が軽いという特徴があります。
MVCアーキテクチャを採用しているため、開発のしやすさや保守性の高さもメリットだと言えるでしょう。特に小規模開発におすすめのフレームワークです。
CakePHPはRuby on Railsの概念を取り入れたPHPフレームワークです。MVCの先駆けとなったフレームワークで、セキュリティ対策に強みを持つことから商用のアプリケーション開発にも適しています。
現在の主流はLaravelですが、現在でも国内のWebサイトではCakePHPが用いられているものが多くみられます。CakePHPはさまざまな機能を簡単にプログラミングに取り入れることができ、名前のとおりケーキを焼くように簡単に開発ができるフレームワークであると言えるでしょう。
FuelPHPは「規約より設定」を重視したPHPフレームワークです。Laravelと同様に比較的新しく登場したフレームワークであり、CakePHPやSymfonyなどの既存のフレームワークの良い点が取り入れられています。
規約より設定を重視しているため、規約に捉われずに自由なアプリケーション開発が実現できるMVCフレームワークとなっています。
Flightはシンプルかつ軽量なPHPフレームワークです。非同期で独立性を持つコンポーネント定義が可能なフレームワークとなっており、軽量で使いやすく、学習難易度も高くないため初心者が利用するのにおすすめです。
ZendFrameworkはシンプルさと拡張性の高さが特徴のPHPフレームワークです。他のPHPフレームワークと比べると規約が少ないため、自由な使い方ができます。
ZendFrameworkはPHP5のときに実装されたフレームワークであるため、PHP5の言語仕様を使用しています。このような理由から、洗練されたコードが記述できる点もメリットです。
Slimは、必要最低限の機能が用意されたシンプルで軽量なPHPフレームワークです。Slimのように必要最低限の機能に抑えたフレームワークのことを、Laravelなどのフルスタックフレームワークに対してマイクロフレームワークと呼びます。
もともとの機能が少ないことから、初心者でも習得しやすい点がメリットです。シンプルなWebアプリケーションや、APIなどの開発におすすめです。
Yiiは、コンポーネントベースのPHPフレームワークです。大規模なアプリケーションをスピーディに開発するために開発されました。
キャッシュ機能が豊富に用意されているため、アクセス負荷が高いWebアプリケーション開発で利用されることが多いです。日本ではあまり利用例のないフレームワークですが、世界的には人気の高いPHPフレームワークだと言えるでしょう。
Silexは、Symfony2のコンポーネントやPimpleを使って、構築されたPHPフレームワークです。シンプルなマイクロフレームワークとなっており、1ファイル構成でコーディングできます。
また、拡張性の高さも特徴です。
PhalconはC言語を使って開発されたPHPフレームワークです。シンプルな構造をしており、他のPHPフレームワークを上回る処理速度の速さが魅力です。また、メモリの使用量も少なく済むのが特徴となっています。
比較的新しいフレームワークとなっているため、日本語の情報はあまり多くはありません。しかし、速度の速さや拡張性の高さから、習得しておいて損はないフレームワークだと言えるでしょう。
ここまでさまざまなおすすめのPHPフレームワークを紹介してきましたが、実際にフレームワークを選ぶ際にはどのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。
ここでは最後に、PHPフレームワークの選び方を紹介していきます。
PHPフレームワークはできるだけ多くの実績を持つフレームワークを選ぶと良いでしょう。多く使われているフレームワークのスキルを身につけておけば、そのフレームワークを利用したプロジェクトにも参画できるようになります。
中には経験者でなければ参画できないようなプロジェクトもあるため、学ぶのであればニーズの高いフレームワークを選びましょう。
PHPフレームワークの中には、まだあまり知名度の高くないものや、採用実績の少ないようなものもあります。このようなフレームワークは避け、学習難度が低いフレームワークを選ぶと良いでしょう。
流行のフレームワークであれば解説しているサイトも多いため、不明点も調べやすいでしょう。
PHPフレームワークを利用することで、開発速度を向上できるだけでなくセキュリティ面やメンテナンス性でもメリットがあります。
ぜひ本記事で紹介したおすすめのPHPフレームワークやフレームワークの選び方などを参考に、ニーズの高いPHPフレームワークの習得を目指しましょう。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション