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フロントエンド開発において欠かせないJavaScriptですが、フレームワークの種類が多く、取り扱いが難しく感じるかも知れません。本記事では、フロントエンドのフレームワークおすすめ14選を紹介します。特徴を理解し、効率的な開発にお役立て下さい。
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目次
多くのアプリケーションエンジニアは、世界的に人気が高くWebサイトやスマホアプリ、サーバーサイドアプリの構築にJavaScriptというプログラミング言語が役立てられていることを知っているでしょう。Webのフロントエンドの充実に加え、活躍範囲を広げているため注目も集まっています。
エンジニア業界でもJavaScriptは人気があり、今では多くの人が習得しています。その中でもフロントエンド開発では、開発を効率的かつ高品質に行うことを目的にフレームワークの導入が、現代では必要不可欠だと言われているのです。
本記事では、JavaScriptによるフロントエンド開発に向けておすすめのフレームワーク14選を紹介します。また、フレームワークごとの動作、処理、記述などの技術的な特徴、利用するエンジニアへのメリットとデメリット、単価の動向や需要についても解説していきます。
JavaScriptに興味があってもフレームワークが多すぎてどれを選択すべきか分からないエンジニアや、そもそもフレームワークは何を重視して選定すべきか悩むエンジニアの方は、この記事の情報をお役立てください。
※本文中、基本的に「JavaScript」と記載しますが、見出しなどでは「JS」と省略している場合もあります。
JavaScriptは名前の通りスクリプト言語であり、コンパイルを必要としないインタプリタ言語に属します。そもそもWebブラウザ上の動的な処理をサポートするために開発された経緯があります。ブラウザ上のオブジェクトを扱うためDOMなどの仕組みを持つことも大きな特徴です。
Web開発での利用を中心に人気があり、その後もECMAScriptとしての標準化や機能の拡張、Node.jsによるサーバーサイド開発への適用、Webのフロントエンドフレームワークの提供と拡充、モバイルデバイス向けネイティブアプリ開発用フレームワークの登場など進化を続けています。
Webのフロントエンド開発ではJavaScriptを拡張したTypeScriptの登場によりシェアを分けつつあるものの、多くのシステムやアプリケーションでフレームワークを用いた開発が続けられています。
Webのフロントエンド開発においてJavaScriptのフレームワークを用いる理由は、詳細は後述しますが、開発効率とソフトウェア品質の向上です。また、JavaScriptの持つ大規模開発に向かない点をフォローするためにフレームワークを使うことも少なくありません。
Webフレームワークを利用するには、フレームワークに沿った開発の手順や設定、環境の構築、リリース方法などを習得する必要があります。
しばしば、フレームワークとライブラリは同じものだと勘違いされがちですが、正確には異なるものです。
フレームワークは開発する際に枠組みとして機能している開発ツールや開発のひな形となるテンプレートであり、ライブラリは開発を簡易的にすることができるコードの集まりです。自動車で例えるなら、フレームワークが自動車の形や枠組みであり、ライブラリがライトやタイヤといった部品にあたります。
ただし、どちらも開発の効率化や品質向上を担うモノであることは共通しています。このため、本記事ではフレームワークに加えて、著名なライブラリであるjQueryについても記載します。
ライブラリの他、ツールキットもフレームワークと似たような要素を持っており、混同されがちです。
ツールキットとライブラリは似ており、複数のライブラリから構成されたものがツールキットと呼ばれていることが多いです。有効で汎用性のある機能が詰まったツールとも言い換えられます。
JavaScriptのフレームワークを活用することは、エンジニアにとってどのようなメリットを持つのでしょうか?
これからJavaScriptのフレームワークについて習得する場合には、それらがなぜ便利と言われているのか、理由を知っておくとよいでしょう。
JavaScriptの特徴として、非同期通信が可能であることが知られています。非同期通信が可能であればページ移動する手間がなくなり、開発範囲を分割しやすくなるため多人数による開発を流動的に行うことができるようになります。
一方で、ajaxやDOM操作に関する記述はJavaScript独特のもので、冗長的な記述となりがちです。
フレームワークは、ajaxやDOM操作についての記述を簡略化し容易にするためのインタフェースや部品などが備えられていることが多く、エンジニアの負荷を減らす効果が見込めます。記述についても一定のルールを設けられるため、システムやアプリケーション全体での統一性を高め、メンテナンス性能などの向上にも繋がります。
フレームワークを採用することにより、JavaScriptでの開発を部品化しやすくなり、開発領域を分割することが可能です。作業領域の分割により、JavaScriptの弱点である大規模開発がしやすくなります。また、テストの実施についても同様です。
大規模開発ではエンジニアの需要も高く、フリーランスのエンジニアにとっても業務の安定的な供給を期待できる大型の案件への参画が可能というメリットがあります。
フレームワークやライブラリとして提供されている部品は、すでに動作確認による品質の確保が行われているため、バグの発生を減らすことにも繋がります。ライブラリはそもそも完成されたコードであり、それを活用するだけで正確な作業を行うことができるのが魅力です。
また、フレームワークに沿った開発では記述内容に制約が生まれるため、複数の開発者によるソースコード間でも一定の品質が保たれるという点もメリットです。
JavaScriptのフレームワークに関する知見を持つことで、フリーランスのエンジニアとして多くの案件へ参加しやすくなります。活躍の幅が広がり、案件が獲得しやすくなるといえるでしょう。
フリーランスに案件を持ち込む企業としては、フレームワークに知見を持ち迅速かつミスのない仕事をしてくれるエンジニアは魅力的に映るでしょう。フレームワークを扱えるようになると、魅力的なエンジニアとして評価される可能性が高くなります。
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JavaScriptフレームワークを活用するメリットについて紹介しましたが、メリットに対してデメリットも存在しています。
本項では、JavaScriptフレームワークで考慮すべきデメリットについて解説します。あらかじめデメリットを把握しておき、対処を検討しておきましょう。デメリットについて知っていることも、JavaScriptフレームワークを適切に扱えるようになるための知識に含まれます。
JavaScriptを利用した開発案件は、年を重ねるにつれ増加傾向にあると言われています。数が増えるにつれて開発内容や種類も豊富になってきており、利用されるフレームワークもケースにより別々です。場合によっては、企業や案件に合わせてフレームワークを習得する必要が発生します。
さらには、フレームワークは不定期にアップデートが行われています。新規のフレームワークも次々登場しており、便利なフレームワークや機能が追加されるとそれを前提とした案件も出るようになります。トレンドを押さえられるように、常に学習意欲を持つようにしましょう。
JavaScriptおよびフレームワークを習得する方法として、スクールに通うことも代表的な方法の一つです。スクールに通えばベテランのエンジニアから直々に技術を学ぶことができますが、通うための費用が掛かかるといったデメリットがあります。
学ぶ方法は、スクール以外にも独学や長期インターンなど様々です。もしも費用に問題があると感じた場合は、それらの中から自分に合った方法を検討してみると良いでしょう。
JavaScriptは優秀なフレームワークが充実していることで、業界内でも高い評価を受けています。しかし、いざフレームワークを扱おうとしてみても、その種類の多さから逆にどれを使えばいいのか悩んでしまうことも少なくないようです。
Angularは、Googleなどにより開発されたWebのフロントエンド向けフレームワークです。登場時にはJavaScript向けも含まれていましたが、後にAngularはTypeScript向けフレームワークとなり、JavaScript向けはAngularJSと分かれています。
開発のためのツールも分かりやすいコードでできており、種類も豊富なため多くのエンジニアが利用しています。
スピードが重視されたアプリケーションや頻繁に変化量が上下するものとは相性が悪いというデメリットはありますが、比較的ルールが固まっていて必要な機能がほとんど揃っているフレームワークです。SPA(シングルページアプリケーション)開発などに強みがあるとされています。
出典:AngularJS
ReactはFacebook(現meta社)が開発したフロントエンド向けのライブラリです。Facebookを始めとしたInstagramやYahoo!といった複数の大手サービスでも採用されてきた実績があります。コンポーネントに重点を置いており、ページを常に更新することができます。
ReactはAndroidとiOSの両方に対応しており、幅広い案件や開発作業で使用できるでしょう。また、学習コストが比較的低いことも魅力的で、初心者向けにも適しています。
出典:React – A JavaScript library for building user interfaces
参照:https://react.dev/jQueryはJavaScriptライブラリの中でも古いものでありながら、その扱いやすさで今でも人気のあるライブラリです。
特徴としては、短いコードで高性能なUIを形にすることが可能で、複雑なコードを必要とせず高水準な開発ができます。Webサイトの制作やアプリケーション開発の時に重宝しているエンジニアがかなり多いです。
出典:jQueryVue.jsは、ファイルサイズがとても軽く小規模なアプリケーションの開発などに向いているフレームワークです。MVVMというMVCの派生パターンを採用していて、レンダリングが高速化されている他、内容もシンプルで学習コストが低いとされていることも利点の1つです。
出典:Vue.js - The Progressive JavaScript Framework | Vue.js
Riot.jsはJavaScriptライブラリの中でも、限りなく学習コストが低いことで知られています。内容がとてもシンプルで、プログラミング初心者のエンジニアでも取り組みやすいといえるでしょう。
注意点としては、大規模で複雑な開発にはやや不向きです。それでもカスタムタグをつけることで細分化することができ、HTML、JSといったタグにまとめれば見やすくできます。
出典:Riot.js — シンプルでエレガントなコンポーネントベースの UI ライブラリ · Riot.js
Backbone.jsは豊富なAPIがコレクションされていることが特徴的であり、主にMVCの枠組みを提供していることで有名なフレームワークです。
Webアプリケーションの開発に向いているフレームワークですが、実装する際にはjQueryやUnderscore.jsと併用する必要性があります。
Hyperappは1KBという超軽量を実現したフレームワークであり、JavaScriptフレームワークの中でも手頃に導入しやすいという特徴を持ちます。Typescriptにも対応しており、上述したReactやVueをより効率化させることもできます。
なお、学習コストについては並みとされていますが、インターネット上に情報があまり多くないため、独学での習得が難しいことには注意しましょう。
出典:GitHub - jorgebucaran/hyperapp: The tiny framework for building hypertext applications.
参照:https://github.com/jorgebucaran/hyperapp
Ember.jsは生産性と機能性のあるツールが集まっていることが特徴であり、複雑な開発を行う際によく使われているフレームワークです。複数のデバイスで動かせるためのUIが揃っていることも魅力的です。
Knockout.jsはWebやモバイルなど利用できるプラットフォームが多いことや、レンダリングが速いということでAngularと似たような特徴を持っています。この2つの違いを上げるとすれば、Knockout.jsの方が機能が簡略化されており軽量であることです。
また、Knockout.jsは古いMVVMを採用しており、JavaScriptフレームワークの中でも歴史のあるものです。そのため、過去に多くのエンジニアが利用しており、学習の難易度も低めだと言えるでしょう。
Lodashは配列操作や抽出、オブジェクトへの変換作業が簡略的に行えることで注目されています。モジュールフォーマットや関数型プログラミングにおいて効率的に開発を行えるフレームワークであり、機能数が多いことで利便性も高いです。
Underscore.jsはオブジェクトの拡張をせずとも、関数型プログラミングを自在に行えるフレームワークです。内蔵されている物量に対して、ファイルサイズが軽量なことも人気がある理由の1つでしょう。
また、開発者がLodashと同じ人のため、Lodashでの知識が流用しやすいことも特徴的です。
出典:Underscore.js
参照:https://underscorejs.org/40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】にて、2024年7月4日時点で言語「JavaScript」の案件を抽出し、その中でもフレームワークを求められる求人より平均単価を算出しました。
これによると、JavaScriptエンジニアの平均単価は月当たり約64万円となっています。
また、このうち最低単価は約45万円であり最高単価は約100万円となっています。なお、JavaScriptとフレームワークに加えて他言語、プロジェクト管理などのスキルも求められる案件を含みます。
エンジニア経験が浅い間は平均単価よりも低い収入が続く可能性がありますが、経験を積むことにより難易度の高い案件も受けられるようになる傾向がみられます。よって、JavaScriptとフレームワークの習得は、長い目で見れば高収入を望むことも期待できるといえるでしょう。
あり最高単価は約200万円となっています。エンジニア経験が浅い間は平均単価よりも低い収入が続く可能性がありますが、経験を積むことにより難易度の高い案件も受けられるようになるため、長い目で見れば高収入を望むことも期待できるでしょう。
インターネットやWebは社会的なインフラの一つとして数えられ、企業や組織の活動においても重要な要素として広く認識されています。また、個人の生活においても、スマートフォンやタブレットからWebにアクセスすることは広く浸透しています。これらのWebにおいて、ユーザーに見やすさや操作性などの機能を提供するために、JavaScriptとフレームワークの活用は今後も続くと想定できます。
よって、JavaScriptエンジニアのニーズは減ることがないであろうと考えられています。また、Node.jsによるサーバーサイドの開発も今後も一定の需要が見込まれます。
ただし、JavaScriptのフレームワークについては新技術の登場やアップデートによる流行り廃りが存在するため、現状のフレームワークが今後も長く使えるといった保証はありません。その点については注意しておき、更新情報には敏感になっておきましょう。
SEESでJavaScript案件を探す
JavaScriptのおすすめフレームワークについて解説してきました。数あるフレームワークの中でも扱いやすいもの、比較的多くの開発内容で扱えるものなど、それぞれに特徴が異なり、用途によって選択されます。エンジニアにとっては、自身のキャリアパスや志向性により習得するフレームワークを選定することが大切です。
本記事で紹介したものは、あくまでJavaScriptで使えるフレームワークの中の一部です。フレームワークの情報は時代と共に更新されていくため、開発作業に慣れてきた人は様々なフレームワークの習得を行うことでさらなるスキル向上が見込めます。
JavaScriptのフレームワークについてのよくある質問とその回答をまとめています。本文中の内容をまとめた概要となっておりますので、詳細は各項目を参照ください。
フレームワークを利用することによるメリットとして下記があげられます。
JavaScriptのフロントエンド向けフレームワークとして有名なものには、下記があげられます。
1:AngularJS
2:React
3:jQuery
4:Vue.js
5:Riot.js
6:Backbone.js
7:Hyperapp
8:Ember.js
なお、JavaScriptのフレームワークは現在もあらたなものが登場し続けているため、継続的に情報を注視することが必要です。
SEESに2024/7/4日時点で掲載されている案件から、JavaScriptのフレームワークを扱えるエンジニアの平均単価は64万円と算出できます。フレームワークに加え、他のプログラミング言語の習得やマネジメントスキルなどを持つことで高い収入に繋がる傾向が見られました。
また、Web技術の活用は今後も継続的に行われると推測され、JavaScriptを用いたフロントエンドには今後も高い需要が見込まれます。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション