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C言語プログラミング能力認定試験とは?過去問や参考書など対策方法も解説

IT関連の資格試験は、沢山あるといわれています。その中の一つである「C言語プログラミング能力認定試験」について興味をもたれている方も多いのではないしょうか。この記事では、試験の内容やメリット、学習方法を紹介します。C言語に興味のある方は読んでみてください。

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目次

「C言語プログラミング能力認定試験ってなに?どんなメリットがあるの?」
「試験に合格するにはどんな勉強をすればいいの?」
「C言語プログラミング能力認定試験以外にプログラミング関係の資格はないの?」


このように、C言語プログラミング能力認定試験や資格について、興味や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。


本記事では、「C言語プログラミング能力認定試験」についてその内容やメリット、取得方法、取得するための参考書や学習方法、さらにC言語プログラミング能力認定試験以外の資格試験について詳しく解説します。


この記事を読むことで、試験内容や取得の目的、取得方法が理解できるでしょう。C言語プログラミングに興味のある方は、この記事を参考にして資格取得を検討しましょう。

実力を試せる「C言語プログラミング能力認定試験」

C言語プログラミング関係の資格試験の一つに、株式会社サーティファイが実施している「C言語プログラミング能力認定試験」があります。資格試験に合格しても、昇給や昇進などの実利に結びつくことはあまりないでしょう。


しかし、資格試験を受けることで自分の実力を知ることができ、2級以上の資格であれば企業側が客観的に能力を判断する材料となるでしょう。

C言語プログラミング能力認定試験の内容

「C言語プログラミング能力認定試験」は難易度によって1級~3級に分かれています。合格基準はいずれの試験も正答率が60%以上です。1級の試験は難易度が高く取得者も少ないことから、企業からも高評価が得られるでしょう。


2級の難易度はそれほど高くなく、履歴書に書ける程度の評価の試験といえます。3級は入門者が受験するもので難易度も低いため、企業からの評価も低く履歴書に書いてもアピールできないくらいのものです。そのため、取得するなら1級を目指しましょう。


試験概要は変更になる可能性があるため、事前に確認してください。


出典:試験概要【C言語プログラミング能力認定試験】 | 株式会社サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/cp/introduction/

入門的立ち位置な「3級」

C言語プログラミング能力認定試験3級は入門的な試験です。難易度としては、簡単なプログラムが書ける程度となっています。実施要領は以下の通りです。


・到達基準 C言語の概念を理解し、簡単なプログラムが書ける
・出題形式 マークシート方式の筆記試験(6テーマ)
・試験時間 60分
・試験日程 3回/年
・受験料  5,200円


出典:試験概要【C言語プログラミング能力認定試験】 | 株式会社サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/cp/introduction/

3級よりも複雑な「2級」

C言語プログラミング能力認定試験2級は、3級より難易度があがり基本的なアルゴリズムを理解して小規模なプログラムが書けるレベルとなっています。実施要領は以下の通りです。


・到達基準 C言語の概念を理解し、簡単なプログラムが書ける
・出題形式 マークシート方式の筆記試験(8テーマ)
・試験時間 90分
・試験日程 2回/年
・受験料  6,400円


出典:試験概要【C言語プログラミング能力認定試験】 | 株式会社サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/cp/introduction/

実務経験レベルな「1級」

C言語プログラミング能力認定試験の1級は、C言語を使って言語処理系、ユーティリティなどの応用プログラムを作成できるレベルの試験です。2級までは筆記試験のみでしたが、1級では実技試験が実施されます。一般企業からも一定の評価を受ける資格でしょう。


・到達基準 C言語を使って応用プログラムが書け、OSを理解している
・出題形式 パソコンを利用した実技試験
・試験時間 150分
・試験日程 2回/年
・受験料  7,800円


出典:試験概要【C言語プログラミング能力認定試験】 | 株式会社サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/js/cpjv/cp/introduction/

C言語プログラミング能力認定試験受験に向けた対策方法

C言語プログラミング能力認定試験を受験するには、それなりの準備が必要です。ここでは、どのような受験対策があるのか具体的に紹介します。


それぞれの学習方法には特徴やメリット・デメリットがあるため、それらを考慮して自分にあった学習方法選びましょう。

参考書を読む

学習の仕方に、C言語関連の参考書を読んで独学する方法があります。メリットは費用を節約でき、自分の都合に合わせて学習時間を設定できることです。


参考書は自分のレベルに合ったものが選択でき、理解できない場合はくりかえし読めます。仕事があってまとまった時間がとれなくても、隙間時間にこつこつ学習できます。


デメリットは、間違った時や困った時に、指摘したり教えたりしてくれる人が身近にいないことです。また、仲間や監督している人がいないため、モチベーション維持も難しくなるでしょう。


ここでは、おすすめの参考書を5つ紹介します。これらの参考書を活用して、独学での資格取得を目指しましょう。

株式会社インプレス「スッキリわかるC言語入門」

株式会社インプレス「スッキリわかるC言語入門」は、面倒な開発環境のセットアップをせずすぐに学習と開発を始めたい、プログラミングやC言語をはじめて学ぶ人におすすめの参考書です。


コンピュータの原理やC言語で挫折しやすい「ポインタ」や「文字列操作」などが、図を交えてわかりやすく解説されている入門書となっています。

SBクリエイティブ株式会社「新訂 新C言語入門 シニア編」

SBクリエイティブ株式会社「新訂 新C言語入門 シニア編」は、入門書の次に読む中級者向けの参考書です。本格的なプログラム作成に必要なC言語の仕様が、わかりやすく解説されています。


C言語の文法やルール、仕組みを体系的に学習でき、実務においてもリファレンスとして長く活用できます。

株式会社秀和システム「わかりやすいC 入門編 」

株式会社秀和システム「わかりやすいC 入門編 」は、はじめてC言語を学ぶ人向けの入門書です。C言語の文法やプログラミングの考え方がわかりやすく解説されています。


また、読むだけでなく実際に無料のソフト「Eclipse」を使って、練習問題や理解度チェックを行いながら学習をすすめられます。サポートも充実しており「Eclipse」やテストの回答、ソースコードのダウンロードサービスがついているため学習しやすいでしょう。

SBクリエイティブ株式会社「新・明解C言語 入門編」

SBクリエイティブ株式会社「新・明解C言語 入門編」は、C言語の基礎を学習する人向けの入門書です。本書で使われている用語はすべて標準C(ISO/ANSI/JIS規格)に対応しているため、講義用のテキストや情報処理技術者試験の学習用としても使えるでしょう。


プログラムリストや図表を使って解説されており、解説途中でページをめくる必要がない構成となっているため、大変わかりやすいといえるでしょう。

株式会社技術評論社「C言語ポインタ完全制覇」

株式会社技術評論社「C言語ポインタ完全制覇」は、C言語の学習の中でも難しい「ポインタ」を中心に解説された参考書です。過去に「ポインタ」で挫折した方や、改めて勉強される方向けの参考書です。


ロングセラー本となっていますが、ISO-C99やC11が追加され、64bitのOSを想定して変更加筆されています。

過去問を解く

試験に合格するには、過去に出題された問題を解くやり方は効率的な学習方法でしょう。過去の問題は、試験主催者の株式会社サーティファイや他社からも販売されています。


特に、主催者発行の公式問題集は有効に活用できるものとなるでしょう。学習方法は過去の問題を丸暗記するのではなく、問われている内容を理解し、不得意な分野についても理解を深めます。

株式会社サーティファイ「C言語プログラミング能力認定試験 3級過去問題集」

株式会社サーティファイ「C言語プログラミング能力認定試験 3級過去問題集」は、試験主催者の株式会社サーティファイが発行している3級試験の問題集です。別冊として解答と解説がついています。


販売はオンラインショップのみとなっています。

株式会社サーティファイ「C言語プログラミング能力認定試験 2級過去問題集」

株式会社サーティファイ「C言語プログラミング能力認定試験 2級過去問題集」は、試験主催者の株式会社サーティファイが発行している2級試験の問題集です。別冊として解答と解説がついています。


販売はオンラインショップのみとなっています。

株式会社サーティファイ「C言語プログラミング能力認定試験 1級過去問題集」

株式会社サーティファイ「C言語プログラミング能力認定試験 1級過去問題集」は、試験主催者の株式会社サーティファイが発行している1級試験の問題集です。問題の他に、テーマプログラムと正答例や注意点が掲載されています。


販売はオンラインショップのみとなっています。

学習サイトを活用する

インターネット上には、C言語プログラミング能力認定試験の受験に向けた対策用の学習サイトが多数あるため、これらを利用して受験対策をするやり方があります。ここでは、おすすめのサイトとその特徴を紹介します。

株式会社サーティファイのサンプル問題

株式会社サーティファイの公式サイトから、1回分のサンプル問題と解答のPDFファイルが無料でダウンロードできます。1級試験については、PDFファイルの他にテーマプログラムの圧縮ファイルもダウンロードできます。


公式サイトのサンプル問題であるため、試験前の模試やレベル確認用に利用できるでしょう。

paiza株式会社が提供するコンテンツ

就職転職サイトを運営する「paiza株式会社」の学習サイトでは、C言語に限らず様々な言語の学習が行えます。サイトでは、受講したい口座を選択して都合のよい時間に利用できます。各サイトは無料と有料があるため、受講する際には注意が必要です。


また、paiza株式会社は独自のプログラミングスキルチェックを行えるサイトを運営しており、個々のレベルやスキルに見合った年収かどうかをチェックできます。

未経験から学習できる「一週間で身につくC言語の基本」

企業研修などを行う「シフトシステム株式会社」が運営するサイト「一週間で身につくC言語の基本」では、C言語の基本編と発展編を各7日間、合わせて14日間で学習します。学習講義だけでなく練習問題もアップロードされているため、学習度合いを確認できるでしょう。


出典:一週間で身につくC言語の基本|シフトシステム株式会社
参照:http://c-lang.sevendays-study.com/

プログラミングスクールに通う

C言語を学習する方法に通学型スクールがあります。通学型スクールのメリットは直ぐに質問できること、学習環境が変わるため気持ちを切り替えられること、学習する仲間がいるためモチベーションが維持できることなどでしょう。


デメリットは、時間と場所が制約されることや費用が高額になることがあげられます。さらに、大都市圏にしか教室がないことでしょう。メリットとデメリットを考えて学習方法を選択しましょう。

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C言語の資格を取得するメリット

プログラミング関連の資格は、職場での評価や転職時の自己アピールになるといったメリットがあります。また、自己のスキルレベルの確認もできるでしょう。ここでは、C言語の資格取得で得られる具体的なメリットを2つ説明します。

自分のスキルを確認・アピールできる

資格を取得することで客観的に自分のスキルを評価できるため、弱点なども発見できます。また、2級以上の資格であれば履歴書にも書けるため、企業に対して客観的にスキルレベルをアピールできるでしょう。


特に、実務経験がない場合には実務での評価や実績をアピールできないため、資格がスキルレベルのアピール材料となります。

就職や転職時に有利になることがある

「C言語プログラミング能力認定試験」の2級以上の資格があれば、小規模のプログラムが書ける証明となるため、転職時には有利にはたらくでしょう。特に1級であれば、試験が難しく取得者も少ないため企業から高評価を得られます。


また、2級の試験はそれほど難しくはありませんが、取得するにはそれなりの時間の確保と努力が必要です。資格を取得しているということで、企業は時間の確保と努力ができる人と評価する場合もあります。

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C言語資格以外のおすすめプログラミング関連資格

C言語資格以外にも、プログラミング関連資格には民間資格や国家資格があります。民間資格には「PHP技術者認定試験」「Ruby技術者認定試験」「Oracle Certified Java Programmer」「マイクロソフト認定試験」「情報処理検定試験」があります。


「独立行政法人 情報処理推進機構」が実施している国家資格の「基本情報技術者試験」は、ITエンジニアが最初に受ける国家資格試験との位置づけのものです。

国家資格である「基本情報技術者試験」

基本情報技術者試験は、ITエンジニアが受ける最初の試験の位置づけです。受験資格はなく誰でも受験できますが、対象者はIT技術の基本的な知識をもっていて実務能力のある人となっています。


この資格を取得したあとに上位の試験を受けることが推奨されています。また、有資格者は上位技術者のもとで情報技術を使った戦略を立てたり、システム設計や開発、運用できる人であったりすることが証明されます。


試験要領は下記となります。
・試験内容 午前:出題数80問/解答数80問、午後:出題数11問/解答数5問
・試験時間 午前150分、午後150分


出典:基本情報技術者試験(FE)~ ITエンジニアの登竜門 ~|独立行政法人 情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

3級から1級まである「情報処理検定試験」

情報処理検定試験は「公益財団法人 全国商業高等学校協会」が実施する検定試験です。この試験は 「ITパスポート・基本情報技術者試験」を受験するまえの足掛かりとなる試験と位置付けられています。


商業高等学校協会が実施している試験ですが、受験資格はなく誰でも受けられます。試験は1~3級まであり、1級と2級はビジネス情報部門とプログラミング部門に分かれています。

Oracle社の「Oracle Certified Java Programmer」

Oracle社の「Oracle Certified Java Programmer」は、企業システムやクラウド・サービス、スマート・デバイスなどで使うアプリケーション開発能力を証明するものです。


試験は入門者向けの 「Bronze SE」、開発初心者向けの「Silver SE 11」、中上級者向けの「Gold SE 11」があります。受験資格はBronze SE、Silver SE 11にはありませんが、Gold SE 11はSilver SE 11有資格者となっています。

C言語プログラミング能力認定試験の資格取得を検討してみよう

C言語プログラミング能力認定試験について、内容や取得するメリット、取得方法、さらに他の資格情報などを解説しましたがご理解いただけたでしょうか。


資格取得は自分のスキルを客観的に把握できるという点で有効でしょう。また、転職時にも求人によっては資格保持者が条件の場合もあります。これを機会に、資格取得を検討しましょう。

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この記事の監修

miraie miraie

株式会社Miraie

2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。

監修者インフォメーション

所在地
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-12-2 クロスオフィス渋谷6階(本社)
設立
2007年7月(3月決算)
従業員数
55名(正社員)
電話
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