「エンジニアとしてフリーランスに転向したいけど、健康保険ってどうなるの?」
「フリーランスになったけど、収入が不安だから健康保険料を抑えたい」
「フリーランスのエンジニア向けの健康保険はある?」


自由度が高いフリーランスですが、その分健康保険等の手続きも自分でやらなくてはなりません。しかし、健康保険にも種類があり、その違いがよく分からないという人も多いでしょう。


本記事では、公的医療保険の概要や、フリーランスが健康保険に加入する方法などを紹介します。


この記事を読めば、フリーランスが加入できる健康保険や、フリーランスが健康保険料を抑える方法について知ることができるでしょう。


これからフリーランスへの転向を検討している人や、フリーランスになったものの健康保険について悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。

公的医療保険とは

公的医療保険とは、公的な機関が病気やケガをしたときに掛かる医療費の一部を負担する制度です。


国民皆保険(こくみんかいほけん)制度を導入している日本では、国民全員が何らかの公的医療保険の加入が義務づけられています。


機関によって保障内容に差がありますが、フリーアクセスと呼ばれる医療機関を自由に選べることや、安い医療費で高度な治療を受けられるというメリットがあります。


出典:我が国の医療保険について|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken01/index.html

フリーランスが健康保険に加入する方法

フリーランスのエンジニアが加入できる健康保険は、いくつか選択肢があります。


基本となるのは市町村による国民健康保険への加入ですが、家族の扶養に入る方法や、所属していた会社の健康保険を任意継続する方法などもありますので、それぞれの特徴や違いについて紹介します。

市町村が運営する国民健康保険に加入する

市町村が保険者となる国民健康保険は、フリーランスの人も加入することができます。


原則として、会社を退職してから14日以内に加入する必要があり、保険料は前年度の収入や自治体によって異なります。また、在職時に家族を扶養に入れていた場合は、今まで負担が無かった家族分の保険料も納付する必要があるため注意が必要です。


支払った保険料は、所得控除の対象となり節税できますので、忘れずに確定申告をしましょう。


出典:国民健康保険(国保)のしくみと手続き|東京都千代田区
参照:https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/hoken/kenkohoken/kokuho.html


出典:No.1130 社会保険料控除|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1130.htm

家族の健康保険組合に扶養で入る

働いている家族が加入している健康保険組合に、被扶養者として加入することもできます。


被扶養者として加入するには、年収130万円未満で被保険者の年間収入の2分の1未満であること、加入しているご家族(被保険者)に生計を維持されていることなどの条件があります。


フリーランスの場合は、収入から控除できる経費が事業所得の経費とは異なりますので、加入を希望する場合は組合の算定基準を問い合わせてみましょう。


被扶養者の該当条件から外れてしまう場合は、他の健康保険に加入する必要があります。


出典:被扶養者とは?|全国健康保険協会
参照:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3160/sbb3163/1959-230/

所属していた会社の健康保険を任意継続する

会社を退職した場合でも、希望すれば健康保険の任意継続ができます。


退職日までに継続して2ヶ月以上の被保険者期間があること、退職日から20日以内に申請することなどの条件があります。


ただし、加入できる期間は2年間で、在職中は会社と折半していた保険料が全額自己負担となり、傷病手当金や出産手当金を受けることはできなくなるため注意しましょう。


出典:会社を退職するとき|全国健康保険協会
参照:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3270/r147/

組合員で組織する国民健康保険組合に加入する

該当する職種は限られますが、地域ごとに同種の事業や業務に従事する者で組織された国民健康保険組合に加入することができます。


対象は個人事業主であること、業種は医師、歯科医師、薬剤師、弁護士、税理士、理・美容師、建設業界、食品業界などがあり、保険料は多くの組合で定額になっているのが特徴です。


また、扶養認定がないため、家族でも保険料が掛かりますが、130万円以上の収入があっても被保険者に該当します。


出典:国保組合とは(健保との違い・メリット)|全国土木建築国民健康保険組合
参照:http://dokenpo.or.jp/union/kokuho.html

文芸美術国民健康保険組合

文芸美術国民健康保険組合はクリエイティブ関連の職を対象とした健康保険組合です。


対象者は文芸、美術及び著作活動に従事し組合加盟の各団体の会員である者とその家族となっています。保険料は収入で変わらず一律です。


フリーランスエンジニア全般が対象にはなりませんが、Webデザイナーの職域に属する仕事をしている人であれば加入できる場合もありますので、検討の余地があるといえるでしょう。


出典:組合員になるには|文芸美術国民健康保険組合
参照:http://www.bunbi.com/index.html

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フリーランスが健康保険料を抑えるためにできること

フリーランスは健康保険料を全て自己負担する必要があります。


支払った保険料は所得控除の対象になり節税効果が期待できますが、そもそも支払う金額を抑えたいと思うこともあるでしょう。


ここでは、フリーランスが健康保険料を抑えるアイデアを紹介します。

自分の所得を把握しどの健康保険に加入すべきか比較する

まずは自分の所得を知り、どの健康保険に加入すればいいのか検討しましょう。


まだフリーランスに転向したばかり等で年収が130万円未満に収まる場合は、家族の健康保険に扶養として加入することを検討するのがおすすめです。


逆に収入が高く、国民健康保険では保険料が高額になってしまう場合は、保険料が一律であることが多い国民健康保険組合や、退職した会社の健康保険を任意継続することを検討するのもいいでしょう。

自治体の健康保険料を比較する

自治体による国民健康保険は、地域によって保険料に差があります。


国民健康保険は前年度の収入によって保険料が決まりますが、地域や年度によっても異なり、その差が約2倍以上になることもあります。


引っ越しを検討している場合は、転居先の自治体のホームページ等で保険料を確認するといいでしょう。

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どの健康保険に入るべきか検討してみよう

本記事では、フリーランスのエンジニアが加入できる健康保険や、保険料を抑える方法について紹介しました。


公的医療保険は義務となっているため加入しなくてはなりませんが、いざという時の備えになります。


各健康保険の詳細について把握して、ご自分に合った健康保険を検討しましょう。

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この記事の監修

株式会社Miraie

2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。
SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。

監修者インフォメーション

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