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フリーランスとは?働き方から仕事の種類、なるための準備まで徹底解説

フリーランスとは?働き方から仕事の種類、なるための準備まで徹底解説

フリーランスとは「働き方」であり、独立するためには仕事内容や活動戦略、必要手続きなどを自分でおこなう必要があります。本記事では、フリーランスとは何かという点について、仕事内容やメリット・デメリット、必要な準備などを解説します。フリーランスとして活動するにあたって本記事を参考にすれば、理想とする収入・働き方を実現することができるでしょう。

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目次

近年、柔軟性のある働き方と裁量権を持って行動できる点が魅力であることから、「フリーランス」という働き方が注目されています。なかには、現在の雇用形態および働き方よりも良いと感じ、実際に独立する方も少なくありません。


ただし、フリーランスとはあくまでも「働き方」であるため、仕事内容や報酬を得るための戦略などは自分で考える必要があります。この点をおさえておかないと、いざ独立しようと思っても「何のためにフリーランスになるのか」という基準が定まりません。


フリーランスになって「何がしたいのか」「どのような利点や注意点があるのか」を明確にするためにも、フリーランスとは何か深く知ることが大切です。


本記事では、フリーランスとは何かという点について、仕事内容やメリット・デメリット、必要な準備を解説します。

フリーランスとは、企業に属さず自分のスキルで報酬を得る働き方

フリーランスとは、企業に属さず自分のスキルで報酬を得る働き方

フリーランスとは、企業や組織に属さず、自身のスキルを活かして仕事を請け負い、報酬を得る働き方です。近年は、Web上で完結するエンジニアや動画編集などの仕事を中心に、フリーランスとして独立を目指す方が増えています。


このようにWeb系の職種と結びつけてイメージされがちですが、公正取引委員会ではフリーランスを「自己の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者」と定義しています(※)。


そのため、Web系以外の職種でもフリーランスとして活動することは十分可能です。


ただし、これらはあくまで一般的な定義であり、文脈や情報源によって意味が異なる場合もあります。なかには「業務委託」や「副業」など、ほかの働き方と混同されるケースもあるため、情報収集の際は内容をしっかり見極めることが重要です。


(※)参考:公正取引委員会「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン案について」

フリーランスとほかとの働き方の違いとは?

フリーランスとほかとの働き方の違いとは?

フリーランスと聞くと「勤務時間が自由」や「場所にとらわれない」といったイメージを持つ方が多い一方で、実際の働き方についてはあまり知られていないのが実情です。


フリーランスの働き方は、企業や組織に属さず、自身のスキルを最大限活用して報酬を得る働き方です。


このような特性を理解せず、会社員からフリーランスに独立してしまうと、大きな後悔につながってしまうリスクがあります。リスクを抑えるためにも、まずは「フリーランスとはどのような働き方なのか」を正しく理解しましょう。


ここでは、フリーランスとほかとの働き方について、以下3点を解説します。

  • 会社員とは雇用形態が違う
  • フリーランスとフリーターとの違い
  • 個人事業主は税務上の区分のこと

会社員とは雇用形態が違う

フリーランスと会社員の違いは、企業に雇用されているかどうかという点にあります。フリーランスは取引先企業と「業務委託契約」を結んで仕事をするのに対して、会社員は企業と期間の定めのない雇用契約を結び仕事をするのが一般的です。


このように契約形態や働き方が異なることから、労働時間や報酬形態、福利厚生といった仕事環境にも違いが生じます。


とくに、会社員の場合は企業に雇われる労働者であるため、就業規則や労働条件が細かく定められている点がフリーランスとの大きな違いです。

フリーランスとフリーターとの違い

フリーランスとフリーターは混同されがちではあるものの、両者は雇用形態が大きく異なります。


フリーランスは取引先企業と「業務委託契約」を結び、自分の裁量で仕事の内容や取引先を選びながら働けます。一方でフリーターは、時給制のアルバイト契約を結び、シフトにしたがって働くのが一般的です。


どちらも正社員という括りではないものの、雇われるかそうでないかという点が異なるため、自身の立場について説明する際は混同しないように注意しましょう。

【よくある勘違い】個人事業主は税務上の区分のこと

会社を退職したあとの自身の状況を説明する際に、フリーランスと個人事業主を同じ意味で使っている方は少なくありません。


フリーランスは会社などに雇用されず、案件ごとに契約を結んで報酬を得る働き方の呼称であり、明確な法的定義はありません。一方で、個人事業主は税務署に開業届を提出したうえで、個人で事業を営んでいる方の税務上の立場です。


このように、フリーランスと個人事業主は「働き方」か「制度上の区分」なのかで異なるため、自身の説明をする際は混同しないよう注意しましょう

【平均年収付き】フリーランスの仕事一覧!特徴や働き方、年収も

【平均年収付き】フリーランスの仕事一覧!特徴や働き方、年収も

フリーランスとは働き方であるため、実際に独立する際はどのような仕事で報酬を得るのか決めておく必要があります。仕事内容についてはオンライン上で完結するものはもちろん、オフライン上であってもスキルと仕事環境が整っていれば活動することが可能です。


「自分がどのような価値を提供できるか」という点を考え、どの仕事でフリーランスとして独立したいのかを決めましょう。


ここでは、フリーランスの仕事内容や働き方、平均年収について、以下12点を解説します。

  1. システムエンジニア
  2. プログラマー
  3. 編集者
  4. Webデザイナー
  5. Webライター
  6. Webマーケター
  7. カメラマン
  8. 美容師
  9. 動画クリエイター
  10. アフィリエイター
  11. イラストレーター
  12. コンサルタント

①システムエンジニア

システムエンジニアとは、情報システムの設計や構築、運用に関わるエンジニアのことです。おもにクライアントの業務課題をヒアリングし、それを解決するためのシステムを企画や設計、開発チームに指示して形にしていく役割を担います。


フリーランスの場合は、案件によって幅広く対応するケースがあるため、システムエンジニアに関する業務を一通り経験しておくと安心です。


なお、対応幅が広いと必要なスキルや経験が多いものの、単価が高くなりやすいため、高収入を目指している方におすすめです。


平均年収752.6万円
労働時間158時間
平均年齢41.4歳


参考:厚生労働省「システムエンジニア(基盤システム)」

②プログラマー

プログラマーとは、システムやアプリケーションが正しく動作するように、プログラミング言語を使ってソースコードを記述する職種です。システムエンジニアが作成した設計書をもとに、プログラムを具体的に組み上げていく実装担当としての役割を担います。


システム開発のなかでも「手を動かす工程」に特化しており、アルゴリズムやデータ構造など技術的な知識が必要です。


なお、使用するプログラミング言語については開発する環境によって異なるため、自分が使える言語の分野に挑戦すると良いでしょう。


平均年収574.1万円
労働時間155時間
平均年齢38歳


参考:厚生労働省「プログラマー」

③編集者

編集者とは、書籍や雑誌、Web記事などのコンテンツを企画から担当し、完成までの全体を管理する職種です。ライターやカメラマン、デザイナーなど多くの関係者と連携しながら、読者にとってわかりやすく、魅力的なコンテンツに仕上げていく役割を担います。


完成物の文章クオリティ管理はもちろん、関係者が多くスケジュールも過密に組まれるケースが多いことからディレクション力が必要です。


近年は、紙媒体に加えてWebやSNSなどデジタル領域で活動するケースもあるため、幅広く案件を探しましょう。

平均年収680.5万円
労働時間157時間
平均年齢41.5歳


参考:厚生労働省「雑誌編集者」

④Webデザイナー

Webデザイナーとは、WebサイトやWebサービスのデザインを担当し、見た目の美しさと使いやすさを両立させる職種です。見た目だけでなく、ユーザー体験や導線設計を考慮して、Webページの構成やレイアウト、色使いなどを設計します。


デザインの美しさと機能性を両立させることが求められる職種であり、クライアントの目的やターゲットに合わせた表現力が必要です。


バナーやLP制作、ECサイトのページデザインなど活躍できる場面も多いため、視野を広げて案件を探すことが大切です。


平均年収483.9万円
労働時間165時間
平均年齢38.5歳


参考:厚生労働省「Webデザイナー(Web制作会社)」

⑤Webライター

Webライターとは、インターネット上に掲載される記事やコンテンツを執筆する職種です。読み手の興味や検索ニーズを意識しながら、正確かつわかりやすい文章で情報を伝える役割を担います。


執筆に携わる分野としては、メディア記事や企業ブログ、商品紹介のページなど、さまざまです。


文章作成の能力はもちろん、携わる分野によってはSEOや薬機法など特殊な知識も欠かせません。自分の活動したい分野を明確にし、文章作成スキルと並行して必要な知識やスキルを身につけましょう。


平均年収680.5万円
労働時間157時間
平均年齢41.5歳


参考:厚生労働省「テクニカルライター」

⑥Webマーケター

Webマーケターとは、Webを活用して商品やサービスの認知拡大をおこなう職種です。企業のWebサイトやSNS、広告、メールなどを使い、ユーザーの行動を分析しながら成果を最大化する役割を担います。


自社商品やサービスを扱う企業はもちろん、広告バナーや記事制作においてCV改善を求められるケースなど、活躍場面はさまざまです。


課題解決や提案がおもな業務であることから、数字を根拠に提案や分析ができる方に適している職業といえます。


平均年収690.7万円
労働時間156時間
平均年齢42歳


参考:厚生労働省「Webマーケティング(ネット広告・販売促進)」

⑦カメラマン

カメラマンとは、写真や映像を撮影し、視覚的に情報や感情を伝える職種です。広告や雑誌をはじめ、Webサイトや映像制作など多様な媒体で活躍し、被写体やシーンの魅力を最大限に引き出す役割を担います。


近年はWebやSNS向けコンテンツの需要が増加しており、個人で活動するカメラマンも増えているのが現状です。


写真加工や動画編集などのスキルと組み合わせると、撮影以外の作業もまとめて受注できるため、対応範囲も広がり市場価値も高まるでしょう。


平均年収453万円
労働時間170時間
平均年齢36.8歳


参考:厚生労働省「商業カメラマン」

⑧美容師

美容師は、髪をカット・カラー・パーマなどで整えたり、美しく仕上げることを専門とする職業です。美容院(美容室)で働くのが一般的ではあるものの、スキルを磨いて独立する方も少なくありません。


また、ほかのフリーランスで活躍できる職業とは異なり、美容師として活動するのであれば美容師免許(国家資格)が必要です。


そのため、まったくの未経験から始める場合は専門学校に通う必要があるため、美容師になるまでに時間がかかることを想定して行動しましょう。


平均年収371.7万円
労働時間173時間
平均年齢32.8歳


参考:厚生労働省「美容師」

⑨動画クリエイター

動画クリエイターとは、映像コンテンツの企画や撮影、編集をおこない、視覚的に魅力的な動画を制作する職業です。YouTubeやSNS、企業広告、イベント映像など、さまざまな媒体向けの動画を制作します。


動画を編集するスキルはもちろん、質の高い映像コンテンツを制作するには、撮影スキルや音響に関する知識なども不可欠です。

なお、編集作業については地道な作業が多いため、細かい編集を長時間続けられる方に向いているでしょう。


平均年収591万円
労働時間154時間
平均年齢42.7歳


参考:厚生労働省「動画制作」

⑩アフィリエイター

アフィリエイターとは、自身のブログやSNSなどを通じて商品やサービスを紹介し、成果に応じて報酬を得る方のことです。企業とユーザーの「仲介役」となり、商品購入や申し込みなどの成果が発生した際に報酬を得る仕組みになっています。


初期費用が少なく始められる点に加え、上位アフィリエイターは月数十万〜数百万円を稼ぐことも可能なため、人気がある職種です。


ただし、成果が挙がるまでに時間がかかるケースも多く、副業から始めたりほかの仕事と並行したりと工夫することが求められます。


平均年収-(統計データ確認できず)
労働時間-(統計データ確認できず)
平均年齢-(統計データ確認できず)

⑪イラストレーター

イラストレーターとは、書籍や広告、パッケージ、グッズなどに使用されるイラストを描く仕事をする方のことです。クライアントの要望に沿って、視覚的に伝わりやすく魅力的なビジュアルを制作します。


実際の現場では、クライアントの意図を理解して形にすることが求められるため、コミュニケーション能力およびヒアリング力が欠かせません。


近年はWebやデジタル媒体の需要が急拡大しており、Web制作に対応できるイラストレーターが重宝されています。


平均年収453万円
労働時間170時間
平均年齢36.8歳


参考:厚生労働省「イラストレーター」

⑫コンサルタント

コンサルタントとは、企業や個人の課題を分析し、専門的な知見にもとづいて解決策を提案・支援する職業です。経営やIT、人事など幅広い分野で活動しており、第三者として客観的な立場からアドバイスや改善支援をおこないます。


コンサルタントの仕事は「信頼で成り立つビジネス」です。高い専門性に加え、自走力や共感力、伝える力が必要であり、クライアントの課題解決に向けて粘り強く取り組める方に向いています。


平均年収752.6万円
労働時間158時間
平均年齢41.4歳

※ITコンサルタントの場合


参考:厚生労働省「ITコンサルタント」

フリーランスで働く5つのメリット

フリーランスで働く5つのメリット

フリーランスは、収入の上限がなく自由な働き方ができるなど、会社員にはない魅力が多く、独立を目指す方も増えています。一方で、「自由そう」「楽そう」といった漠然としたイメージでフリーランスを目指す方もおり、具体的なメリットを深く理解できていないケースも少なくありません。


フリーランスという働き方が自分に適しているのか正しく判断するためにも、独立するメリットをあらかじめおさえておくことが重要です。


ここでは、フリーランスとして働くメリットについて、以下5点を解説します。

  • 仕事量に応じて収入アップを期待できる
  • 年齢を気にせずに働ける
  • 働く時間を自由に決められる
  • 自分でキャリアを積み重ねられる
  • 人間関係の悩みから解放される

①仕事量に応じて収入アップを期待できる

フリーランスは固定給ではなく成果報酬制のため、業務委託契約を結ぶ取引先と報酬額を調整することが可能です。また、正社員とは違って仕事量が固定的ではないため、取引先を増やすことで収入アップも目指せます。


このように、フリーランスは稼働時間に比例して売上を伸ばせることから、働き方次第では会社員時代の年収の2〜3倍を達成する方も少なくありません。


ただし、収入を伸ばすには案件数の確保や成果物の品質が重要となるため、営業力や業務スキルを日頃から磨いておくことが大切です。

②年齢を気にせずに働ける

フリーランス市場では、実績やスキル、成果物の質が価値の基準となる傾向があります。そのため、営業活動で案件を獲得する際に、年齢が重視されるケースはまれであるといえます。


実際に、40代で独立しても過去の経験を強みにして、高単価案件を獲得して活躍している方も少なくありません。


もし、年齢を理由に不安を抱えている場合は、副業から実績を積み上げながら自分の市場価値を確認し、そのうえで独立を判断すると安心です。

③働く時間を自由に決められる

フリーランスは、成果物の提出期限さえ守れれば、稼働時間帯は問われないケースが多く、働き方の自由度が高いです。早朝型や夜型など、自分の集中しやすい時間に稼働できるため、効率良く働けます。


また、納期に問題がなければ休みも自由に設定できるため、平日の午前中に私用を済ませたり、混雑を避けて旅行に出かけたりすることも可能です。


独立直後は業務量と休みを調整するのが難しいものの、案件数や働く環境が安定すると月初に稼働時間も把握しやすく、スケジュールも立てやすくなるでしょう。

④自分でキャリアを積み重ねられる

正社員として働く場合は、評価制度や部署異動などによって、自分の希望とは異なるキャリアを歩むことも少なくありません。一方で、フリーランスは職種や案件の営業先を自分で選べるため、思い描いたキャリアを主体的に築きやすいのが特徴です。


また、フリーランスは案件ごとに業務委託契約を結ぶことから、正社員とは異なり、働き方に柔軟性があります。そのため、知識やスキルを身につける時間を確保できれば、比較的簡単にキャリアの方向転換をおこなうことも可能です。

⑤人間関係の悩みから解放される

正社員として働く場合は、職場環境を自分の意思で変えることが難しいため、人間関係に悩むケースも少なくありません。


その点、フリーランスは自分で取引するクライアントを選べるため、業務上の人間関係に悩むリスクは比較的少ないでしょう。また、理不尽な要求や働く環境に不満がでた場合は、契約内容に違反しなければ比較的容易に関係を解消することが可能です。


ただし、クライアントとの関係を減らし過ぎると収入源が一気に減るリスクもあるため、礼節を保ちつつ、選択権を上手に活かすバランスが重要です。

フリーランスで働く4つのデメリット

フリーランスで働く4つのデメリット

フリーランスとして働く際は、会社員にはない魅力が数多くある一方で、デメリットもいくつか存在します。


良い面だけに目を向けて独立してしまうと、あとから思わぬマイナス面に直面し、後悔することも少なくありません。フリーランスになるのは簡単なものの、いざ会社員に戻ろうとするとハードルが高くなる場合もあります。


事前に向き不向きを正確に判断するためにも、メリットに加えてデメリットも確認しておくことが重要です。


ここでは、フリーランスとして働く際のデメリットについて、以下4点を解説します。

  1. 案件を獲得し続けるのが難しい
  2. 孤独を感じやすい
  3. 収入が安定しない
  4. 確定申告やインボイスなどの手続きをしなければならない

①案件を獲得し続けるのが難しい

フリーランスとして活動するなかで、継続的に案件を獲得し続けることに難しさを感じる方も少なくありません。とくに、実績が少ないうちは提案が通りにくく、競争に埋もれてしまうことから、精神的・金銭的に消耗しやすくなります。


このような状況に陥らないためには、提案書と実績を示すポートフォリオを強化し、獲得できた案件を「継続案件」にしてもらえるサイクルを作る必要があります。

継続案件を得るには、質の高い成果物を提供し続ける必要があるため、確かな知識やスキルを身につけて独立することが重要です。

②孤独を感じやすい

在宅中心で働くフリーランスは、相談相手や雑談が自然に生まれにくいことから、課題を1人で抱え込みやすい傾向があります。孤独な状況が続くと、モチベーション低下や判断ミスに気づけないリスクもあり、案件の獲得状況にも影響を与えかねません。


近年はコワーキングスペースも増えているため、ときには作業場所を変えて、気分転換を図るのも効果的です。


また、仕事関連のコミュニティに参加することで、仲間づくりや情報共有の場が生まれ、孤独感を和らげることにもつながります。

③収入が安定しない

フリーランスは自分で案件を獲得して報酬を得る働き方のため、保有している案件数や単価によっては、収入が不安定になりやすい傾向があります。また、市場の動向や景気変動によって契約終了となるケースもあることから、キャッシュフローが安定しにくいです。


こうした理由から収入が安定せず、生活に不安を感じる時期が続くことも少なくありません。


フリーランスとして長く安定して活動するためには、複数の案件を確保したり、より単価の高い案件を狙って営業活動をおこなったりすることが重要です。

④確定申告やインボイスなどの手続きをしなければならない

フリーランスとして活動する際は、プログラミングや映像編集などのメイン業務だけでなく、事務作業も自分で対応する必要があります。たとえば、年度末の確定申告やインボイス制度への登録など、フリーランスに必要な手続きは多岐にわたります。


また、手続きによっては専門知識が問われるケースもあるため、必要な知識や情報の収集に時間がかかるケースも少なくありません。


もし、予算に余裕がある場合は、税理士や事務代行サービスを活用し、メイン業務に集中できる体制を整えるのも1つの方法です。

フリーランスになるために必要な準備

フリーランスになるために必要な準備

フリーランスは、会社員とは異なり、業務に関わるすべてを自分で担う必要があります。そのため、業務に必要なスキルの習得はもちろん、事業の方向性の検討や各種手続きなど、入念な準備が求められます。


この点を理解しないまま勢いで独立すると、スキルや資金の不足により継続的な活動が難しくなり、挫折につながりかねません。独立後にスムーズなスタートを切るためにも、事前に必要な準備をしっかり整えてから行動に移すことが大切です。


ここでは、フリーランスになるために必要な準備について、以下4点を解説します。

  1. フリーランスとして「何で稼ぐか」を決める
  2. 独立資金を貯める
  3. 開業手続きと書類の準備をする
  4. フリーランスのコミュニティに加入する

①フリーランスとして「何で稼ぐか」を決める

フリーランスとはあくまでも「働き方」であるため、どのような仕事で収入を得るかは自分で決める必要があります。まずは、自分が「できること」と「やりたいこと」を洗い出し、そのなかからメインとなる業務を決めることが大切です。


もちろん、未経験分野であっても、時間をかけてスキルを身につければ、独立後に案件を獲得することも十分に目指せます。


ただし、やりたいことに重きを置き過ぎるとスキルや実績がともなわないケースがあるため、提供できるスキルとのバランスを保つことが重要です。

②独立資金を貯める

フリーランスは収入アップを狙いやすい点が魅力ではあるものの、開業初月から黒字化するケースはごくわずかです。また、実際に報酬が自分の口座に振り込まれるまでに1〜2か月かかることもあり、数か月間は無収入になる可能性もあります。


さらに、フリーランスの場合は生活費に加えて、備品代や社会保険料などの出費も自己負担になるため、あらかじめ想定しておくことが重要です。


そのため、独立前には半年分程度の支出をシミュレーションし、資金が尽きてしまわないように計画的に蓄えておくことが大切です。

③開業手続きと書類の準備をする

フリーランスとして独立するにあたっては、いくつかの手続きで関係各所に書類を提出する必要があります。


なかでも重要なのが「開業届」です。これは、個人が事業を始める際に税務署へ提出する書類で、個人事業主として登録されるための基本的な手続きです。


また、開業届を提出することにより青色申告承認申請書の提出も可能です。最大65万円の特別控除や赤字の3年繰越などの利点があります。

これらの書類については提出期限があるため、開業から1か月以内と早い開業届の提出と同時に青色申告承認申請書の提出も済ませましょう。

④フリーランスのコミュニティに加入する

フリーランスは個人で活動するケースが多いことから、日頃関わる方が限定されがちです。孤独を感じやすいだけでなく、得られる情報にも偏りが生じやすくなるため、コミュニティを活用して適度に同業者と関わることが大切です。


また、コミュニティに参加することで新たな関係性が生まれ、そこから仕事の紹介に発展するケースもめずらしくありません。

このように、情報収集や人脈づくりなど多くのメリットがあるため、早い段階で自分に合ったコミュニティを見つけておくと良いでしょう。

フリーランスの仕事を獲得する方法

フリーランスの仕事を獲得する方法

フリーランスは会社員とは異なり、自分で営業活動をして案件を獲得する必要があります。どれだけ豊富なスキルと実績を保有していても、営業して案件を獲得できなければ報酬を得られません。


そのため、フリーランスにとって「営業」は欠かせない活動であり、継続して仕事を得るためには、案件の探し方や獲得方法をあらかじめ知っておくことが大切です。


ここでは、フリーランスの方が案件を獲得する方法について、以下5点を解説します。

  • クラウドソーシングサイトで探す 
  • エージェントサービスを活用する 
  • SNSで宣伝する 
  • 友人・知人から紹介してもらう 
  • 企業から直接受注する 

①クラウドソーシングサイトで探す

クラウドソーシングサイトは、仕事を依頼したい発注者と、フリーランスとして案件を獲得したい受注者を、インターネット上でマッチングさせるサービスです。案件はサイト上に登録されているため、営業先を探す手間を省けるといったメリットがあります。


ただし、競争が激しく単価が低い案件も多いため、スキルや実績の証明に力を入れ、高単価案件の獲得を目指すことが重要です。


また、クラウドソーシングサイトは複数あるため、いくつかに登録しておくと応募できる案件の選択肢も増えるでしょう。

②エージェントサービスを活用する

自分が希望する条件の案件が見つからない場合は、フリーランス専用のエージェントを活用するのがおすすめです。保有している案件数が多いのはもちろん、高単価案件やWeb上では見かけないめずらしい案件も揃っています。


サービスによっては、担当者がマンツーマンで案件獲得までサポートしてくれるため、営業が苦手な方やメイン業務に時間を割きたい方にも向いています。


ただし、エージェントが取り扱う案件には難易度が高めのものも多いため、対応できるようにスキルを磨いておくことが大切です。

③SNSで宣伝する

近年はXやInstagramなどのSNSを活用して、業務に関する情報を発信している方も少なくありません。このような情報交換や交流ができる場では、発注者が優秀な人材を探していることもあり、そこから連絡先を交換して仕事に発展するケースもあります。


また、実績の紹介やポートフォリオサイトの掲載などもできるため、プロフィールや固定投稿を整理しておくと依頼にもつながりやすいでしょう。


ただし、SNSでの情報は信頼性が重視されるため、独立前からアカウントを開設し、定期的に情報発信することが大切です。

④友人・知人から紹介してもらう

フリーランスとして活動していることを身近な方に知ってもらうことで、案件の依頼につながることがあります。とくに、以前一緒に働いた同業者との関係が良好であれば、信頼関係にもとづいた紹介を受けやすく、案件の受注にもつながりやすくなります。


このように、フリーランスとして活動する際は、一度の依頼から多方面に依頼が発展するケースもめずらしくありません。1人のクライアントと長く信頼関係を築けるよう、丁寧な対応や質の高い仕事を意識することが大切です。

⑤企業から直接受注する

案件の獲得方法としてもっとも一般的なのが、企業に直接営業をかける方法です。企業へのアプローチは、直接訪問するだけでなく、問い合わせフォームやメールでの提案など複数の手段があり、自分に合った方法で営業を進めやすいのが特徴です。


ただし、受注者から一方的に連絡を取る形ではじまるため、いかに相手にとってメリットのある提案で興味を引くかが成功の鍵となります。

また、対面形式でプレゼンテーションをする場面も多いことから、提案書作成や模擬練習など事前準備を怠らないようにしましょう。

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フリーランスとして安定して働き続けるには、常に案件を確保できる状態を維持しておくことが重要です。エンジニアの場合も例外ではなく、案件が途切れてしまうと収入が大幅に減ってしまうため、確実な案件獲得ルートを持っておくことが求められます。


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フリーランスの働き方を理解し事前に準備をしっかりしておこう

フリーランスの働き方を理解し事前に準備をしっかりしておこう

本記事では、フリーランスとは何かという点について、仕事内容やメリット・デメリット、必要な準備などを解説しました。


フリーランスとは「働き方」であるため、エンジニアやWebデザイナー、WebライターなどのWeb関係の仕事だけではなく、カメラマンや美容師などのオフラインでの仕事にもあてはまる働き方です。


そのため、「自分が何をしたいのか」「どのような価値を与えられるか」という点を考慮し、何のフリーランスとして活動するのか決めることが大切です。


ただし、実際に独立する際は働き方の方向性だけではなく、資金集めや手続き関連、案件獲得に向けた準備などやるべきことがたくさんあります。

独立を成功させるためにも、フリーランスという働き方を理解し、念入りに準備をしたうえで行動に移しましょう。


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この記事の監修

miraie miraie

株式会社Miraie

2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。

監修者インフォメーション

所在地
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-12-2 クロスオフィス渋谷6階(本社)
設立
2007年7月(3月決算)
従業員数
55名(正社員)
電話
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