
60代からのフリーランスエンジニアの働き方とは|働き続ける4つの方法
シニアエンジニアのキャリア目次
「60代以降でもフリーランスエンジニアとして働ける?」
「年をとることによるフリーランスエンジニアの仕事への影響は?」
「60代になる前にフリーランスエンジニアになるにはどうすればいい?」
このように、フリーランスエンジニアへのキャリアチェンジを検討している方の中には、年齢による仕事への影響に不安を感じているという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、60代からのフリーランスエンジニアの働き方について解説しています。この記事を読むことで、60代でもフリーランスエンジニアとして働けるのかどうか理解できるでしょう。
60代からのフリーランスエンジニアの働き方について知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。
60代でもフリーランスのエンジニアとして働ける?
現在エンジニアとして企業に勤めている方の中には、定年退職後もフリーランスのエンジニアとして働きたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
フリーランスのエンジニアとして活躍している方の中には、60歳以上のエンジニアも多く含まれています。定年などがないフリーランスであれば、60代であっても十分エンジニアとして働くことができるでしょう。
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フリーランスのエンジニアが受ける年齢の影響
60代になってもフリーランスのエンジニアとして活躍している方がいる一方で、どうしても加齢などによるマイナスの影響を受けることもあります。また、年齢制限がある案件に参画できない、最新の技術についていけないといった可能性もあるでしょう。
ここでは、フリーランスのエンジニアが受ける年齢の影響について解説していきます。
加齢により体力が低下する
加齢によってどうしても体力は低下していきます。エンジニアはパソコン仕事になるため、長時間作業を行うと若い時よりも疲れやすくなったと感じる方もいるでしょう。
また、疲れやすくなると疲れがミスに繋がることや、作業効率が低下することもあります。自身のスキルが武器であるフリーランスエンジニアの場合、このようなクオリティの低下は仕事を続けていく上でマイナス要素となるでしょう。
プロジェクト参加時の年齢制限がある
フリーランスエンジニアが受注できる案件の中には、年齢制限が設けられているものもあります。たとえば、プロジェクトの中心メンバーが20代の若手である場合、クライアントによっては募集するフリーランスエンジニアの年齢も同世代にしようと考えるケースもあるでしょう。
このように、案件の中には年齢制限が設けられているものも存在するため、60代では案件受注が難しくなる可能性もあります。
技術革新についていけない
IT業界は技術の進化が早く、技術的なトレンドの変化も目まぐるしいです。フリーランスエンジニアとして活躍するには、日進月歩で進化する新しい技術をキャッチアップしていくことが求められるでしょう。
しかし、年齢を重ねることで新しい技術についていけなくなれば、フリーランスエンジニアとしての市場価値も低下してしまう可能性があります。
60代以上でもフリーランスのエンジニアとして働き続ける方法
前述のとおり、年齢を重ねることによって、フリーランスエンジニアとして仕事を続けることが難しくなる可能性もあります。それでは、60代以上のフリーランスエンジニアとして、仕事を確保し続けるにはどうすればよいのでしょうか。
ここでは、60代以上でもフリーランスのエンジニアとして働き続ける方法について解説していきます。
以前の収入へのこだわりを捨てる
60代になると単価が下がったり受注できる案件が減ったりすることで、若い頃よりも収入が下がることもあるでしょう。しかし、収入にこだわっていると受注できる案件がより少なくなってしまうため、以前の収入へのこだわりは捨てるようにしましょう。
自身が受注できる案件をコンスタントに獲得できれば、フリーランスのエンジニアとして生活していくことは可能になります。
フリーランスエージェントやクラウドソーシングを利用する
エンジニアとしてのスキルはあっても自分で案件を獲得する営業力がないという方は、フリーランスエージェントやクラウドソーシングを利用するのがおすすめです。エージェントやクラウドソーシングを利用すれば、効率的に案件探しができるようになります。
無理に一人で仕事を探そうとしても、案件を獲得できない期間の収入が途絶えてしまうことになるため注意が必要です。
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アドバイザーや講師を目指す
エンジニアとして豊富なキャリアがある場合は、プレイヤーではなくアドバイザーや講師などを目指すのも良いでしょう。アドバイザーや講師は経験や知識が求められる仕事であるため、60代でも年齢がネックになりにくいです。
エンジニアとして現役で仕事をし続けたいと考えていても、年齢によっては若い頃のような無理が利かなくなるのは仕方がないことです。これまでの経験を生かし、優秀な若手を育成することにも十分やりがいはあると言えるでしょう。
付加価値を持つようにする
自分だけの付加価値を持つことはエンジニアにとって重要です。特に、60代以上の年齢的なハンデがあるエンジニアの場合、若いライバルたちに勝つためには「この人でなければならない」とクライアントに思ってもらえるような、付加価値を見つけることが必要になります。
そのためには、これまでの実務経験に頼るのではなく、積極的に新しい技術やコミュニケーション力などを身につけていくことも大切です。
60代前にフリーランスのエンジニアになるためのポイント
60代よりも前にフリーランスのエンジニアになる場合、何点か準備しておきたいポイントがあります。若いうちから、60代になってもフリーランスのエンジニアとして働くことを想定しておきましょう。
ここでは、60代前にフリーランスのエンジニアになるためのポイントを紹介します。これからフリーランスになろうと考えている方は、参考にしてみてください。
貯蓄をしておく
フリーランスエンジニアにとっての大きな悩みは、収入が不安定になることです。会社員エンジニアとして企業に勤めていれば毎月決まった給与を受け取ることができますが、フリーランスは継続して案件を獲得できなければ収入がゼロになる可能性もあります。
そのため、しっかりと貯金しておきましょう。貯金ができていれば、フリーランスになってからのお金の心配も減らせます。
稼ぐための仕組みづくりを行う
将来自分よりも若いフリーランスエンジニアの中で生き残ることができるように、長く稼げる仕組みを構築しておきましょう。たとえば、価値の高い資格を取得したり幅広い人脈を構築したりすることで、将来の案件獲得の助けになる可能性があります。
また、技術のトレンドが変わっても案件が獲得できるように、対応できる技術領域を広げておくのもおすすめです。
フリーランスで働くメリット
フリーランスとして働くことにはメリットもデメリットもあります。そのため、具体的にどのようなメリット、デメリットがあるのか比較して、自分に合った選択をすることが大切です。
ここでは、まずはフリーランスで働くメリットについて紹介していきます。
いつまでも働ける
フリーランスは健康でいられれば、いつまででも働くことが可能です。
そのため、定年までは会社勤めをして、定年退職後にフリーランスエンジニアとして働き始めるのもおすすめです。いつまでも働き続けるためにも、健康管理に気を付けましょう。
年金に影響がない
フリーランスであれば、収入があっても受け取れる年金に影響がありません。一般的に、年金を受給できる年齢で会社勤めやアルバイトなどで働いて得た収入がある場合、金額によっては年金が減額されることがあります。
しかしフリーランスの場合、収入があったとしても年収を減額されずにそのまま受け取ることができます。そのため、生活にもゆとりが出るでしょう。
出典:在職老齢年金の支給停止基準額が平成29年4月1日より変更になりました|日本年金機構
参照:https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2017/2017040102.html
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自分に自信を持てる
そもそも、会社という後ろ盾がない以上、フリーランスにはある程度の自信は必要です。会社に勤めている場合と違い、フリーランスは自分で営業をかけて案件を獲得していく必要があるためです。
しかし、自分で営業して案件を獲得できれば、それだけ自分自身への自信にも繋がるでしょう。また、そうやって経験を積み重ねていくことで自信を付けられれば、仕事もうまくいくようになる可能性があります。
フリーランスで働くデメリット
ここまで紹介したとおり、フリーランスとして働くことにはさまざまなメリットがあります。しかし、前述のとおりフリーランスにはデメリットもあるため、フリーランスとしての働き方に向いていない人はデメリットの方が大きく影響する可能性もあります。
ここでは、フリーランスで働くデメリットについて紹介するため、参考にしてみてください。
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収入が安定しない
フリーランスのデメリットとして大きいのが収入が安定しないという点です。フリーランスは自分で案件を獲得する必要があるため、仕事が確保できなければそれだけ収入も減ってしまいます。
また、病気や怪我などで仕事ができなくなった場合、完全に収入がゼロになってしまうでしょう。その点、会社に勤めていれば、たとえ病気や怪我で仕事ができなくても一定の保障を受けられます。
過剰労働と責任
フリーランスは自分で営業して案件を確保しなければなりませんが、スキル不足や年齢などによってなかなか希望しているような単価の案件が獲得できないこともあるでしょう。
また、そのような場合は安い単価で働き続けることになり、生活を維持するために過剰労働に陥ってしまう可能性もあります。
さらに過剰労働で無理をして身体を壊してしまっても、それは本人の自己責任となってしまいます。
プロジェクトの年齢制限
前述のとおり、プロジェクトによっては年齢制限によって受注できないケースがあります。フリーランスエンジニアの場合は、30代であれば多くの案件を受注することができますが、40代、50代、60代と年齢を重ねるごとに受注できる案件の数が減少していきます。
クライアントにしてみれば、プロジェクトを遂行するためには体力も必要になるため、高年齢のエンジニアが敬遠されてしまうのも仕方がないと言えるでしょう。
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SEESとは-Senior Engineer Entrustment Service-の略称で、40代~60代エンジニア向けの案件紹介サービス。
エンジニア業界は、40代以上の転職はなかなか厳しい市場だと言われています。
転職ではなくフリーランスとして案件を獲得することを視野にいれてみてもいいかもしれません。
SEESの場合、掲載している案件は主に年齢不問ですので、年齢制限に関係なく、純粋にスキルや希望条件での案件を探すことが可能です。
会社員よりも個人事業主としてプロジェクトを請け負う形であれば、働き方としても選べる立場にありますよね。
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60代になってもフリーランスで元気に働こう
フリーランスエンジニアであれば、年齢制限なくいつまででも働くことができます。ただし、受注できる案件が減ることも押さえておく必要があるでしょう。
ぜひ、本記事で紹介した60代以上でもフリーランスのエンジニアとして働き続ける方法などを参考に、いくつになっても元気に働けるように準備しておきましょう。
この記事の監修
株式会社Miraie
2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。
SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
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