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組み込み系とはどのようなものでしょうか。本記事では、組み込み系の特徴や組み込み系が活用されているもの、組み込み系エンジニアの魅力や未経験で組み込み系エンジニアを目指す方法などを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
「組み込み系ってどんな仕事?」
「組み込み系にはどんな特徴がある?」
「組み込み系エンジニアの魅力って?」
このように、フリーランスエンジニアとして働いている方の中には、組み込み系エンジニアに興味を持っているという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、組み込み系の特徴について解説しています。この記事を読むことで、組み込み系エンジニアがどのような業務を行っているのか把握できるでしょう。
また、組み込み系エンジニアを目指す方法についても解説しているため、組み込み系エンジニアへのキャリアチェンジを検討している方も参考にできます。
組み込み系について知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。
組み込み系とは、家電や機器といった独立した機械に組み込まれているコンピューターを制御するシステムです。このようなシステムのことを「組み込みシステム」とも呼びます。
たとえば洗濯機の中にはマイコンと呼ばれるコンピューターが組み込まれており、マイコンには「洗濯槽を何回転させる」といった手順があらかじめシステムでプログラミングされています。
組み込み系は一般的なアプリケーションやサービスなどと違い、独立した機械に最初から組み込まれています。また、プログラムも特別複雑というわけではなく、使用するコンピューターも機械の制御のために必要な性能しか持たせていません。
しかし、組み込み系には組み込み系特有の難しさがあります。ここでは組み込み系の特徴について解説していくので、参考にしてみてください。
組み込み系システムが搭載されるハードウェアは、家電だけでも冷蔵庫やエアコン、炊飯器などさまざまな種類があります。
また、これらはボタンを押せば操作できることから、プログラムの実装も簡単なように思えます。しかし実際には異なるボタンを同時に押されたり、ボタンが押し間違いされたりすることもあるでしょう。
そのため、組み込み系ではどのような操作が行われたとしてもエラーを起こして停止することの無いように、さまざまな状況を想定したプログラムを開発する必要があります。
開発された組み込み系システムは、膨大な数の製品に搭載されることになります。システム自体をどれだけコンパクトにできるかにより、製造コストも大きく変わってくるでしょう。
そのため、組み込み系システムには低コストとコンパクトという両方が求められます。また、組み込み系は一般的なソフトウェアのようにアップデートができないため、その機械の制御に必要となるあらゆるプログラムを搭載する必要があります。
このことから、組み込み系システムの開発には非常に高いレベルの専門的な知識とスキルが求められると言えるでしょう。
組み込み系は電気で動作する機器であれば、家電製品でも産業機器でもそのほとんどに内蔵されています。たとえば、洗濯機やエアコン、カーナビ、自動販売機、デジタルカメラなど、組み込み系システムが活用されているものにはさまざまな種類があります。
また、これらの家電や機械は組み込みシステムがなければ動作することはありません。
組み込み系エンジニアには、「自分が意図したように家電や機械を動かせる」というプログラミング本来の魅力があります。そのため、モノづくりが好きな方には非常に魅力的な仕事であると言えます。
また、自分が開発した組み込みシステムは何千何万という数の製品に内蔵されて市場に出回ることになるため、世の中の役に立っている実感も得やすいでしょう。
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シニアエンジニア向け案件検索サイト - SEES現在、あらゆるモノがインターネットに繋がるIoTが注目されており、IoTの分野は成長を続けています。IoTの分野では組み込みシステムが必須となるため、今後もIoTの需要の高まりと共に組み込み系エンジニアの需要は高まっていくでしょう。
また、今後は多くの機器がインターネットに繋がるようになるため、組み込み系エンジニアにはより高度なスキルが要求されるようになるでしょう。
組み込み系エンジニアの求人は経験者に限る求人も多いですが、中にはC言語などの組み込み系に利用されるプログラミング言語の開発経験があれば応募できるものもあります。
それでは、未経験から組み込み系エンジニアへの転職に成功するにはどのようなポイントがあるのでしょうか。ここでは未経験で組み込み系エンジニアを目指す方法について解説します。
未経験から組み込み系エンジニアへ転職するなら、転職に役立つ知識や経験を身につけましょう。たとえば、リアルタイムOSやLinuxに関する知識やシステム設計に携わった経験などがあると、組み込み系未経験でも評価されやすいでしょう。
組み込み系エンジニアへの転職に有効な「ETEC(組込み技術者試験制度)」などの資格を取得するのもおすすめです。ETECとは社団法人組込みシステム技術協会(JASA)が実施している試験で、組み込み系エンジニア向けの資格となっています。
ETECにはエントリーレベルの「クラス2」とミドルレベルの「クラス1」があり、クラス2であれば実務経験がなくても取得することができます。
IT業界の区分には、組み込み系以外にもWeb系や業務系などがあります。業界の区分によって開発するものも異なっているため、具体的にどのような違いがあるのか知っておくと良いでしょう。
ここでは組み込み系以外のIT業界の区分について解説していくため、参考にしてみてください。
Web系とは、主にWebサービスやブラウザで遊ぶゲームなどを指します。Web系の開発は、ユーザーが目にするフロントエンドと、ユーザーからは見えないサーバーサイドにわかれるのが特徴です。
フロントエンドではHTMLやCSS、JavaScriptなどを使用し、サーバーサイドではRubyやPHP、Pythonなどが使用されます。
業務系とは、主に企業が業務を効率化するために使用するシステムやアプリケーションなどを指します。業務システムには、勤怠管理システムや人事システム、給与システムなどが存在します。
業務系の開発ではJavaやC#、C++などの言語が用いられるケースが多くあります。また、業務系の開発は規模が大きくなることも多いため、ウォーターフォール型の開発工程で上流工程と下流工程に分かれて開発が進められる可能性が高いです。
組み込み系の開発の場合、1つの組み込み系システムが膨大な数の製品に搭載されていくため、緻密でコンパクトな開発が重要です。
一方、Web系の場合はスピード感のある開発や、ユーザーのリアクションを反映した改善が重要になります。また、業務系の場合は利用する企業に合わせたシステム作りが大切になるでしょう。
組み込み系は開発した1つのシステムが多くの製品に搭載されていくため、組み込み系ならではの難しさがあります。
ぜひ本記事で紹介した組み込み系の特徴や組み込み系が活用されているもの、未経験で組み込み系エンジニアを目指す方法などを参考に、組み込み系の開発について理解を深めてみてはいかがでしょうか。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション