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Webクリエイター能力認定試験とは、Webサイト制作に必要なデザイン能力・コーディングスキルを習得できる民間資格です。Webクリエイター能力認定試験の概要や難易度、合格率、過去問(サンプル問題)・模擬問題のダウンロード方法について解説します。「Webクリエイター能力認定試験は意味がない」と言われる理由や、取得するメリット・デメリットについてもまとめました。
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目次
Webクリエイター能力認定試験とは、HTMLやCSS言語への理解を深め、Webサイト制作に必要なデザイン能力・コーディングスキルを身につけていることを証明できる資格です。
2024年3月31日時点で累計受験者数190,482名に達した人気の資格ですが、ネット上では「Webクリエイター能力認定試験を取得しても意味がない」といったネガティブな意見も見られます。
この記事では、「Webクリエイター能力認定試験は意味がない」と言われる理由や、取得するメリット・デメリットについて解説します。併せて、Webクリエイター能力認定試験の概要や難易度、合格率、学習方法、過去問(サンプル問題)・模擬問題のダウンロード方法などもまとめました。
この記事を読むことで、Webクリエイター能力認定試験の必要性や、効率的な学習方法が明確になるでしょう。
Webクリエイター能力認定試験とは、複数の「ビジネス能力・技能に関する認定試験」を開発・主催・実施する株式会社サーティファイが運営する民間資格です。
サーティファイの公式サイトでは「年間受験者数は15,000人以上」「累計受験者数は190,482名(2024年3月31日時点)」と明記されており、業界でもっとも受験者数の多いWebの試験・検定試験だといわれています。
Webページやサイトを構築するための専門知識や実務的な技能を評価・認定することを目的として実施されています。
そのため、Webクリエイター能力認定試験に合格すれば、Web制作に必要な知識・技能(デザイン力やコーディング力など)が身に付いていることを証明することが可能です。
Webクリエイター能力認定試験は、学歴や年齢など受験資格に制限が無く、全国主要都市で毎年実施されています。平均合格率は80%を超えており、比較的難易度が易しいので、IT業界初心者でも気軽に挑戦できる資格だといえるでしょう。
Webクリエイター能力認定試験は、初級レベルの「スタンダード」と、上級者レベルの「エキスパート」の2つに分類されており、難易度が異なります。
スタンダード | エキスパート | |
出題形式 | リモートWebテスト | |
試験時間 | 60分 | 110分 |
合格基準 | 実技問題の得点において 得点率65%以上 | 知識問題と実技問題の合計得点において 得点率65%以上 |
受験料 | 6,100円 | 7,700円 |
どちらも在宅や在社で受験できる試験システム「リモートWebテスト」となっています。また、スタンダード、エキスパートともに合格基準は65%以上です。
公式サイトの受験実績では、2023年度の平均合格率は87.4%と公表されています。合格率が非常に高く、比較的難易度が易しい資格だといえます。
ただし、エキスパートに関しては実技問題に加え、知識問題も出題し、Webサイト制作に関する知識が問われます。スタンダードよりも出題範囲が広くなる分、十分な学習時間を設けて対策を講じる必要があるでしょう。
出典:試験内容(HTML5対応版)|Webクリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/content/1/
スタンダードとエキスパートでは、問われることが異なります。スタンダードでは、既存のWebサイトにおいて修正など、適切な処理ができるかが問われます。
XHTMLやCSSを正しく理解し、Webサイトのデザインやページ修正を行える状態であれば合格できるでしょう。
一方で、エキスパートではスタンダードで得た知識を活用し、新しいサイトを作成できるかが問われます。サイトを制作するだけではなく、利便性を考慮して動きのあるWeb制作ができているかが求められることが大きな違いです。
出題形式は、スタンダードでは実技のみですが、エキスパートは知識問題と実技の両方の対策が必要になります。
スタンダード | エキスパート | ||
認定基準 | Webサイト制作の基礎であるXHTML、CSSを理解し、ページの修正ができる | Webサイト制作に必要な知識と実践能力があり、Webサイトの制作ができる | |
出題形式 | 実技問題 | 実技問題 | 知識問題 |
内容 | XHTML、CSSファイルの作成 | XHTML、CSSファイルの作成、画像ファイルの作成 | Webサイト制作に関する知識 |
出典:Webクリエイター能力認定試験|サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc_new.html
ネット上では、「Webクリエイター能力認定試験は意味がない」という声も散見されます。ここでは、なぜ意味がないと言われるのかを2つに分けて解説していきます。
Webクリエイター能力認定試験の取得を目指して学習に取り組む前に、ネガティブな意見が出る理由を把握しておきましょう。
Webクリエイター能力認定試験に限らず、資格は「Webデザイナーとして転職を成功できること」を保証するものではありません。
とくに、IT業界・Web業界は、資格よりも実務経験や制作実績を重要視する傾向にあるので、1つの資格だけをアピールポイントにするのでは、やや弱いかもしれません。実際に「Webクリエイター能力認定試験に合格してから転職活動を開始したけど、なかなか上手くいかない」という失敗談も散見されます。
このような理由から、「Webクリエイター能力認定試験は意味がない」という噂が立っているのでしょう。
しかし、Webクリエイター能力認定試験を取得することで、採否に良い影響を与えることもあります。求人ボックスが公開している求人・案件の中には、Webクリエイター能力認定試験合格者相当の方を歓迎しているものも見られました。
出典:求人ボックス「求人検索 Webクリエイター能力認定の転職・求人情報」
参照:https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/jb/c07fa9106cf0ba47e3de53460fe7481e
未経験からの転職を成功させるためには、Webクリエイター能力認定試験に加え、そのほかのアピールポイントも併せて伝えられるように用意しておくと良いでしょう。
たとえば、「副業でWeb制作をした経験」や「現職で培ったヒアリング力の高さ」など、応募先の企業が求める人物像を十分に把握した上で、自身が入社後にどのように貢献できるのかを具体的に伝えられると成功率が高まるでしょう。
試験に合格すれば、Webデザイナーとして活躍できるわけではありません。Webデザイナーとして多くの企業から評価されるためには、資格ではなく実績が必要になります。
企業は、これまでに制作した作品やポートフォリオの質の高さを重視する傾向にあります。Webクリエイター能力認定試験に合格しても、制作実績を見せることができなければ、案件の獲得は難しいでしょう。
そのため、合格後は、どのようなWebサイトを制作できるのかを提示できるポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオを用意できなければ、案件を獲得できないので、Webクリエイター能力認定試験は意味がないという残念な結果に至る可能性があります。
Webクリエイター能力認定試験は比較的新しい認定試験ですが、Web業界でも受験者の多いWeb制作の標準資格です。
コンテンツの品質のばらつきを防ぐために、各技術の標準化を推進するW3Cを完全準拠しているため、資格を取得することで正しさと速さを兼ね備えた制作スキルがあることを証明できます。
受験資格が必要になる認定試験も沢山ありますが、Webクリエイター能力認定試験は学歴や年齢等に制限がなく誰でも受験できます。
取得したい人は出題形式や難易度などの基本的な情報を知った上で、対策してみてはいかがでしょうか。
HTML5とCSS、制作環境やビジュアルデザインなどについての問題が出題されます。例えば、既存のWebサイトにおいて適切に編集ができるかどうか問われる問題などです。
多肢選択形式もありますが、実際にテキストエディターやWeb作成ソフトを使用し、ソースコードを編集して提出するなど実技問題が出題されます。
また、レベルによっては知的問題も出題されます。デザインカンプや文書による設問が出題され、この場合も必要に応じてソースコードを編集し、提出します。
試験時間はレベルによって異なります。
スタンダードの場合は、実技問題がWebページ作成ソフト使用で60分、テキストエディター使用で70分です。エキスパートの場合は知識問題の20分に加え、実技問題がWebページ作成ソフト使用で90分、テキストエディター使用で110分です。
このように、出題形式によってそれぞれ時間が割り振られています。
コースは以前までHTML5、XHTML1.0、HTML4.01の3種類がありました。しかし、Adobe Flash Playerのサポート終了やInternet Explorerのサポートが終了したことにより、現在ではWeb業界で主流になっているHTML5・XHTML1.0対応の試験が実施されています。
また、初級者向けのスタンダードと上級者向けのエキスパートの2種類となるため、自身のレベルに合ったものを選びましょう。
出典:試験内容(XHTML1.0対応版)|Webクリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/content/2/
Webクリエイター能力認定試験は個人、団体どちらも受験することが可能ですが、それぞれ受験方式が異なります。特に団体受験の場合は受験会場の申請を行わなければならないため、注意しましょう。
団体受験は教育機関や企業などの団体が所属する受講生、社員を中心として受験できる制度です。試験日程は任意で決められるため、カリキュラムの進捗状況や研修プランに応じて設定される場合も少なくありません。
受験会場は自ら設置するか保有している施設を利用できますが、申請して認定試験会場と認められる必要があります。
随時試験もしくは公開試験にて受験することになります。
随時試験は認定された全国の試験会場で実施され、日程はその会場ごとに異なります。申し込みの締め切りも各会場で決められているため注意が必要です。
公開試験は年に2回、リモートWebテストでの実施となり、申し込みの締め切りが決まっています。およそ半年に1回の頻度で実施されているため、申し込みを忘れるとその分待たなければなりません。毎年日程が変更する可能性があるため、しっかり調べましょう。
出典:随時試験・公開試験のご案内|株式会社サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/ind/apply/
出題範囲はとても広く、スタンダードの場合はWebサイトの構成や設計、ユーザビリティなどの問題が3テーマに分かれて出題されます。エキスパートはそれに加えて、レスポンシブデザインやサムネイルのページなど難易度が高い問題が出題されます。
また、どちらのレベルもHTMLの概念や基本構造の問題が出題される傾向にあるため、しっかり理解しておかなければなりません。さらに、エキスパートは入力フォームなどが扱えるかどうかも問われます。
CSSに関してはデザインやレイアウトの問題やCSSの扱い方が出題され、エキスパートになるとさらに難易度が高いです。エキスパートを受ける人はしっかり対策しましょう。
Webクリエイター能力認定試験の合格基準は得点率65%以上です。公式サイトによると、2023年度の平均合格率は、87.4%と公表されています。
合格率はおよそ90%と非常に高く、他の試験と比較しても努力が結果に繋がりやすいと言えるでしょう。スタンダードより難易度が高いエキスパートの合格率も高い傾向にあります。
項目 | 受験実績 |
累計受験者数 | 190,482名(2024年3月31日時点) |
合格率 | 87.4%(2023年度平均合格率) |
出典:試験内容(HTML5対応版)|Webクリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/content/1/
難易度はレベルによって異なりますが、Webデザイナーやコーダーの基本レベルが出題されるためそこまで高くはありません。また、エキスパートの難易度も比較的易しいとされています。しかし、難易度が易しいからといって勉強せずに受けると合格できない可能性があります。
合格率は高いですが、知識や技術がある人も出題形式や傾向を把握し、解き方の練習が必要になるでしょう。
受験料はレベルによって異なります。スタンダードは税込6,100円、エキスパートは税込7,700円です。2024年4月以降に実施する試験については、受験料が改定され、それぞれ200円ずつ高くなっています。
Web関連の資格試験、検定は様々ありますが、その中でも特別高い受験料ではないため、比較的受けやすいのではないでしょうか。
出費を抑えるためにも、一発合格を狙って、しっかりと対策した上で挑みましょう。
出典:随時試験 申込の流れ|Webクリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ
勉強時間を確保する必要があり受験料もかかるため、本当に取得すべきか迷う人もいるのではないでしょうか。なかなか決断ができない人は、これから紹介する6つのメリットを知った上で判断しましょう。
Webクリエイター能力認定試験の合格者は認定証が発行され、知識やスキルがあるという証明ができます。案件を獲得する際に履歴書の提出が求められることがあるでしょう。その履歴書に記載することができ、対外的にアピールすることが可能なのです。
ポートフォリオだけでなく、実務スキルの証明として認定証を活用してみてはいかがでしょうか。
Webクリエイター能力認定試験に合格すると、企業によっては資格手当が支給されることがあります。資格手当とは業務に役立つ資格の保有者に対して支給される手当であり、社内独自の制度であるため、転職や就職を検討している人は確認してみると良いでしょう。
また、合格者に対して報奨金を支払う企業も少なくありません。これは一度だけ支払われるお祝い金のような手当です。企業によってはこのような手当がない場合もあるため、注意しましょう。
Webサイト制作やデザインスキルがない人も、Webクリエイター能力認定試験の受験をきっかけに学ぶことができます。Web制作に関連する話が通じやすくなるでしょう。
例えば、ホームページの管理や運営です。Web制作の案件以外の仕事でも携わることができる可能性があります。
勉強する中で実務的スキルを身につけることが可能です。また、合格すると実務処理のスピードが速く、効率的だということが証明されます。
Web制作において納期は必ず守らなければなりません。一度に複数の案件を担当することもあるでしょう。複数の案件を同時並行で進めながら、それぞれの納期を守って納品するためには効率の良さが求められます。
また、一度に複数の案件をこなせれば収入もアップするでしょう。仕事の幅を広げるためにも、スピードと効率の良さは欠かせません。
Webデザイナーを目指している人もいるのではないでしょうか。Webクリエイター能力認定試験はWebデザインの基礎が網羅されているため、Webデザイナーの入り口として受験する人も少なくありません。
また、HTMLやCSSなどの知識、スキルも学べるため、デザイン制作からコーディングまで一貫して案件の獲得が目指せるようになるでしょう。
勉強する際、公式テキストなどを用いることが多いのではないでしょうか。公式テキストに記載されている内容は信頼性の高い情報です。ネットなどの情報はトレンドを知ることができたり、スピーディーに情報収集ができたりしますが、中には間違っている内容もあるでしょう。
そのため、調べる時は複数のサイトを比較するなど見極めていく必要がありますが、Webクリエイター能力認定試験の公式テキストは信頼性が高いため、安心して情報を得ることが可能です。
様々なメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。メリットの方が多いですが、人によってはデメリットが大きく感じることもあるでしょう。
手を付けなければ良かったと後悔することがないように、デメリットも理解した上で勉強を始めるかどうか判断してみてはいかがでしょうか。
資格を取得するために基本的なことを学び、知識やスキルとして身につけていくことが可能です。しかし、デザインに関しては実際に仕事をする上で資格よりも能力的な部分が評価される傾向にあります。
ポートフォリオや実績が重視されやすく、資格が役に立たないこともあるのです。資格取得が無意味というわけではなく、資格を取得したからといって必ずしも評価されるWebデザイナーになれるわけではないということを理解しておきましょう。
取得後もスキルを伸ばすために学び続けることが大切です。
難易度が比較的易しく合格率も高いですが、勉強せずに挑む人は少ないでしょう。コーディングなどの実技試験もあるため、知識を深めるだけでなく演習問題に取り組む時間を確保する必要があります。
忙しい人にとっては、勉強時間の確保が大きな負担となるのではないでしょうか。
出典:Webクリエイター能力認定試験|サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc_new.html
Webクリエイター能力認定試験は初心者向けです。そのため、Webデザイナーを目指している人はもちろん、Webデザイン、ホームページ制作などの基礎知識を得たい人や新しい分野で知識を得たい人におすすめです。
勉強していく中で、これまでとは異なる分野に興味が湧くこともあるでしょう。何かにチャレンジしたい人の新しい道を切り開くきっかけになるのではないでしょうか。
【Webクリエイター能力認定試験の取得に向いている人】
Webクリエイター能力認定試験は、比較的難易度の易しい資格だと記載しましたが、コツを押さえて十分な学習時間を確保しなければ、合格のハードルは高くなるでしょう。
ここでは、Webクリエイター能力認定試験に合格するコツを2つに分けて解説するので、ぜひチェックしてみてください。
Webクリエイター能力認定試験は受験者数が多い人気の資格であるため、さまざまな教材が販売されています。
その中でも、Webクリエイター能力認定試験を運営するサーティファイが提供している「サンプル問題」や「公式テキスト・問題集」は、積極的に活用するべきです。
下の表にダウンロードできるページをまとめたので、必要に応じてご活用ください。
表紙 | 提供元 | 教材 |
サーティファイ | Webクリエイター能力認定試験(HTML5対応版)エキスパート 問題集 | |
サーティファイ | Webクリエイター能力認定試験(HTML5対応版)スタンダード 問題集 | |
- | サーティファイ | サンプル問題 |
Webクリエイター能力認定試験に合格するためには、基本的な知識を身につけて、問題集を繰り返し解く時間を確保する必要があります。
公式サイトの「モデルカリキュラム」によると、スタンダードの場合24時間、エキスパートなら38時間の学習時間が必要だとされています。
想定学習時間 | 対象者 | |
スタンダード | 24時間 | 初学者がスタンダードの合格レベルに達する目安となる学習時間 |
エキスパート | 38時間 | スタンダード取得者がエキスパートの合格レベル に達する目安となる学習時間 |
ただし、元々ある知識やスキル、理解するスピードは人それぞれ異なるため、確保すべき勉強時間が違います。
上の表で記載した時間は、ひとつの目安として捉えておき、「知識が定着していない」あるいは、「試験時間内に解き終わる自信がない」という方は、さらに多くの勉強時間を確保することをおすすめします。
出典:モデルカリキュラム(HTML5対応版)|Webクリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/prepare/model/1/
初めてWebクリエイター能力認定試験にチャレンジしようと決心した時に、「どのように勉強すると効率が良いのか分からない」「正しい方法で勉強を進められるのかな?」といった不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
Webクリエイター能力認定試験の勉強方法は、主に「学習サイトを使う」「問題集・公式テキスト・サンプル問題を使う」「Webクリエイター能力認定試験対策講座を受ける」の3つです。
独学で学習を進める方法と、スクールに通う方法の二択で迷われる方が多いかと思いますので、下記を参考にして自分に合う方法で取り組んでみてください。
学習サイトは無料で利用できるサービスも多いため、費用を抑えたい人におすすめの勉強方法です。中には費用がかかる学習サイトもありますが、Webクリエイター能力認定試験で求められる基礎知識は無料サービスでも充分に学べるでしょう。
しかし、学習サイトによって学べる内容が異なるため注意が必要です。Webクリエイター能力認定試験の対策になるものを選んでください。
Webクリエイター能力認定試験は過去問がありませんが、公式テキストや問題集、サンプル問題があります。これらをメインに取り組んでいきましょう。
特に、公式テキストは資格取得に必要な知識が記載されており、よく出る問題や重要なポイントも押さえてられているため、充分に対策できます。
問題集やサンプル問題は実際の試験を想定して練習できますが、単純に解くだけでなく解説をよく読み理解することが大切です。間違えた問題は繰り返し練習することで定着していきます。
Webクリエイター能力認定試験の取得を目的とした「Webクリエイター能力認定試験対策講座」が多数展開されています。
Webクリエイター能力認定試験対策講座を受講すれば、HTMLやCSSの基本的な知識の習得や、限られた時間でのWebページ作成など、実際の試験問題を想定した模擬問題を解きながら効率的に試験対策を行えます。
また、講師に直接質問ができたり、現役のWebデザイナーにプロの視点から、Web制作におけるアドバイスをもらえたり、ほかの受講生との交流を持てることが嬉しいポイントです。
5万円~8万円ほどの高額な受講料がかかる点がデメリットだといえまえすが、Webクリエイター能力認定試験の場合、講座受講料の20%(上限年間10万円)を国が補助してくれるので、給付金を受け取ることで、負担なく万全な試験対策ができるでしょう。
Webクリエイター能力認定試験以外にも、情報関係の資格や講座は、国から支援を受けられる可能性があります。下図の緑の文字は、費用20%(上限年間10万円)、青の文字は費用40%(上限20万円)、赤の文字は費用最大70%(最大224万円)の支援を受けられる可能性があるので、資格の取得や講座の受講を検討している方は、活用してみてください。
出典:厚生労働省「あなたのスキルアップ、 国がサポートします。」
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/000549290.pdf
受験する会場に直接申し込んでください。受験料も申し込みの際に直接、会場に支払うことになります。申し込み期間が会場によって異なるため、Webクリエイター能力認定試験の公式サイトなどで試験会場や日時を確認しましょう。
Web関連の資格は様々な種類があるため、Webクリエイター能力認定試験と合わせて取得してみてはいかがでしょうか。Webクリエイター能力認定試験に加え、他の資格もあると、仕事をする上でより役に立つでしょう。
国家検定であるウェブデザイン技能検定は1級から3級までのレベルがあり、それぞれ学科試験と実技試験があります。学科試験に合格すると実技試験を受けることが可能です。
合格者には、ウェブデザイン技能士の合格証書が発行され、ウェブデザイン技能士を名乗ることができます。Web関連のお仕事をする際に信頼が得られるでしょう。
Illustratorクリエイター能力認定試験は名前の通りIllustratorを使用した試験となり、実務能力をはかります。ツールの操作方法だけでなく、実践能力も身につけられるでしょう。
クリエイティブ業界において活躍の場を広げるために取得しておきたい資格です。
ネットマーケティング検定は、インターネットの特性を理解した上で最も効果的な手法を選ぶための問題が出題されます。
Webサイトの役割が大きく変容した現在では、インターネットマーケティングが経営戦略に大きな影響を与えています。状況に応じて最適な手法を選択できる人材のニーズが高まっているため、知識を身につけるためにも受験してみてはいかがでしょうか。
Photoshopクリエイター能力認定試験はPhotoshopを使った試験です。画像編集や加工ができることを証明する試験ですが、レベルはスタンダードとエキスパートに分かれており、エキスパートの方がより能力が高いことを証明できます。
ツールの使い方だけでなく、表現力などのスキルも身につけることが可能です。
ホームページ制作能力認定試験は、ソフトを使ってホームページが作れるかどうかを問う試験ですが、単純に作る技術だけでなくわかりやすさや印象に残るものになっているのかがポイントです。
また、ホームページ制作は効率の良さが求められるため、この試験では短時間で高クオリティのWebサイトに仕上げる能力も重視されます。Web制作の案件を獲得したい人は取得してみてはいかがでしょうか。
MOSはマイクロソフトオフィススペシャリストの略です。エクセルやワード、パワーポイントなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格となっています。パソコンを扱う業務であれば、マイクロソフトオフィス製品を使用する機会も多いでしょう。そのため、コンピューター関連の検定、試験の中でも人気が高い傾向にあります。
レベルはスタンダードとエキスパートがありますが、どちらも難易度が高いわけではなく一般事務を目指す人も受験することが多いです。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、Web技術者としてアプリ開発したい人やWebデザイナー、コーダーとして仕事の幅を広げていきたい人、運用者に必要な専門的な知識を身につけたい人におすすめの試験です。
HTML5は多くの分野で活用されています。資格を取得するとキャリアアップに繋がるため、受けてみてはいかがでしょうか。
ここでは、Webクリエイター能力認定試験に関するよくある質問に対して、Q&A形式で回答していきます。気になる項目があればぜひチェックをして疑問や不安を解消しましょう。
Webクリエイター能力認定試験は、平均合格率が87.4%と非常に高いことから、難易度が比較的易しい資格だと言えます。
合格ラインが65%と低く設定されているので、レベルに合わせた対策を講じることでIT業界初心者の方でも取得できるでしょう。
出典:試験内容(HTML5対応版)|Webクリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/content/1/
Webクリエイター認定試験(Webクリエイター能力認定試験)は国家資格ではありません。複数のビジネス能力・技能に関する認定試験を開発・主催・実施する会社「株式会社サーティファイ」が運営する民間資格です。2024年7月時点でWebデザイナーに関連する国家資格は、「ウェブデザイン技能検定」のみとなっています。
Webクリエイター能力認定試験を取得することで、下記の6つのメリットが期待できます。
とくに、Webサイト制作やデザインスキルを体系的に学べるので、多様な案件に挑戦できるようになります。また、知識や技術力を客観的に証明できるため、案件を獲得しやすくなったり、未経験での転職を成功しやすくなったりする点が大きなメリットだといえます。
Webクリエイター検定(Webクリエイター能力認定試験)の平均合格率は87.4%です。Web業界、IT業界の資格試験における合格率は、20%〜60%前後のものが多い中、80%を超えているので、難易度が比較的易しい資格だと考えられます。
合格率だけで比べると、「P検(パソコン検定)準2級」や「MOSマスター(マイクロソフトオフィススペシャリストマスター)」も80%を超えています。
Webクリエイター能力認定試験は、自分の知識やスキルを証明できます。この資格以外も取得しておくとより仕事に役立つ可能性があるため、様々な資格を取得してみてはいかがでしょうか。
資格を取得するために勉強時間を確保する必要がありますが、Web業界で働いていきたい人にとって大きなメリットになるでしょう。また、資格を取得して満足するのではなく、スキルアップを目指して学び続けることも大切です。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション