40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】
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QAエンジニアはソフトウェアの品質保証を専門とするITエンジニア職種です。本記事では、QAエンジニアの主な業務内容、必要な知識やスキル、適性がある人の特徴、役立つ資格などについて解説します。転職などキャリアパス検討にお役立てください。
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目次
「QAエンジニアとはどんなITエンジニア職種？」
「QAエンジニアの業務内容は何をしているの？」
「QAエンジニアに向いているのはどんな人？」
QAエンジニアは、ソフトウェア開発における品質確保、品質保証を専門とするITエンジニア職種です。ITエンジニアの職種の中でも後発の部類のため、業務内容や必要となるスキルなどが気になっているエンジニアも多いのではないでしょうか。
本記事では、QAエンジニアの概要や業務内容、必要なスキルや役立つ資格などを紹介しています。キャリアパスの選択肢としてQAエンジニアを検討されている方は、どのような職種なのかの把握にお役立てください。
QAとは「Quality Assurance」を略した言葉で、日本語では「品質保証」という意味になります。品質保証とは、その製品やサービスが求められている品質を満たしていることを保障するものです。
つまり、QAエンジニアとは、ソフトウェアの開発における品質保証を行うエンジニア職種です。ソフトウェアの品質を確保するために、QAエンジニアはITシステムやアプリケーション、サービスなどのIT製品の動作検証を主に行います。
QAエンジニアとよく混同される職種として、テストエンジニアがあげられます。いずれの職種もソフトウェア開発におけるテストに携わるITエンジニアであることは共通していますが、求める成果に違いがあります。
QAエンジニアはソフトウェアの品質保証を目的としてテストを行い、ソフトウェアの完成度を成果として求められます。ユーザーレベルの視点でソフトウェアが一定以上の品質であることを確認する仕事です。
一方のテストエンジニアは、設計書・仕様書にそってソフトウェアが開発されていることを確認することが主なミッションです。開発中のシステムやサービスなどが設計通りに作られ、バグや不具合がないかどうかをテストします。あくまで、設計に対して正しくプログラムが作られていることの確認がメインです。
これらの役割の違いから、実際の業務ではテストエンジニアが先にバグや不具合のチェックを行い、その後QAエンジニアがシステムの品質や耐久力などをテストするという流れとなる場合が多いです。
QAエンジニアの役割は動作テストや耐久テストなどを行い、その製品やサービスの品質を保証することです。しかし、より詳細にQAエンジニアがどのような業務を行っているのかイメージしにくいという方も多いでしょう。
ここでは、QAエンジニアの主な業務内容について解説していきます。
動作確認では開発者側の視点だけでなく、ユーザーも含めたさまざまな視点からテストを実施することが大切です。
なお、要件定義に沿って必要な機能が実現できているかどうかという機能要件だけでなく、インターフェースの使いやすさやプログラムの動作速度、可用性などの非機能要件についてもテストを行います。
QAエンジニアは品質の確保に向けて、テストの設計やテスト工程の計画にも携わります。
必要な機能が実装されていることを保証するために、どのようなテストを行う必要があるのかを検討し、テストの設計、計画を行います。
場合にもよるものの、テストエンジニアが実施するテストについても設計対象とすることもあります。他者の作成したテスト仕様のレビューも業務対象となることが多々あります。
また、プロジェクトによっては複数の人が関わることもあるため、必要に応じてテストのスケジュールの作成、調整も行います。テストは納期直前になることも多いため、さまざまな可能性を踏まえて計画を立てることが重要です。
QAエンジニアは、テストの実施結果から製品やサービスの品質に関しての分析をすることも業務に含まれます。設計したテストケースに沿ってテストを実施する際には、実現したい機能が正常に動作しているかどうか、ユーザーとして利用した場合に使いやすいかなど問題点がないかどうかを確認します。
また、テスト実行時に製品に問題点や脆弱性などが見つかった場合には、再現手順と共に開発担当者に報告、フィードバックします。問題の解決策が分かっている場合には、修正方法も共有します。
問題が多く発生するような場合には、品質低下の発生した工程や設計担当者など要因を突き詰め、プロジェクト全体の成果物の品質改善を図ります。
テストの実施結果から、品質改善に向けた課題と対処案を作成し、プロジェクトの管理者や企業の上層部などに提案することもQAエンジニアの仕事です。
不具合の発生件数や内容などの分析結果をレポートとしてまとめ、不具合の再発防止策やテストの自動化の検討、開発コストの分析などを行います。また、作成したレポートや品質改善案は、品質管理チームの上長や開発チームのリーダーなどに報告します。
QAエンジニアとは、製品やサービスのテストを行い、各機能がソフトウェアとして十分な品質を持って動作するかの評価を行うエンジニアです。この業務を行うためには、QAエンジニアにはテストと品質保証に関する専門的な知識やスキル、ITエンジニア全般に求められるスキル、他のエンジニアに課題や改善案を伝えるためのヒューマンスキルなどが求められます。
本項では、QAエンジニアに求められる知識やスキルを、分野別に説明します。
QAエンジニアの専門的な分野であるテストと品質保証に関するスキルと知識には、下記があげられます。
QAエンジニアは、動作テストや負荷テストなどをシステムやアプリケーションに対して実施し、ユーザーが実際に使用しても問題がないかをチェックします。
テストを行うには、テストの流れや手順、品質水準の目標となる数値を確認するためのテスト項目設定などのテスト設計をする必要があります。設計に漏れがあると、何度もテストをやり直さなければいけなくなり手間がかかってしまいます。
効率よくテストの実施を行うためにも、QAエンジニアには精度の高いテストを設計する能力が求められます。
テストの設計に関しては、ソフトウェアの開発能力も大きく関係があります。開発のためのスキル・知識があれば、テストを実施する対象の製品やサービスがどのような仕組みで実装されているのかが把握でき、適切なテストケースの設計が可能です。
ソフトウェアに問題が多い場合でも、開発工程の問題を発見しやすく、開発プロセスの改善案も出しやすくなります。
QAエンジニアは限られたリソースの中でテスト対象の製品やサービスに合わせて最適なテスト計画を立て、実施する必要があります。よって、テスト技法やツールに関する知識が必要です。また、テストに向けたデータ作成などに関するスキルも重要となります。
テスト技法に関する知識を持つことで、さまざまな種類のテストから、システムやケースに合わせてどのテストを選択するのが適切なのか判断できるようになります。
QAエンジニアの役割はソフトウェアの品質保証です。ソフトウェアの品質を担保するためのテストを実施し、品質管理を行います。従って、品質管理に関する知識が必要不可欠です。品質管理に関する基本的な知識がなければ、QAエンジニアとして適切なテストとその結果の活用が行えません。
品質管理の専門的な知識を身につけるためには、品質管理検定（QC検定）などの資格取得に向けた学習を通して身に付けることがおすすめです。
広くITエンジニア全般に求められるスキルは、QAエンジニアとして働く場合にも必要となります。
他のエンジニア職でも同様ですが、QAエンジニアという仕事には適性があります。人によって向き不向きがあるため、QAエンジニアへの転職を検討しているという方の中には自分がQAエンジニアへの転職を検討している場合は、気になるポイントでしょう。
ここでは、QAエンジニアに適性がある人の特徴について解説していきます。
QAエンジニアには、テスト技法や品質保証などに関するさまざまな知識が必要になります。また、法律に関しても学ばなければいけないこともあります。
新しい技術の登場や法律の改正などがあった場合には知識のアップデートが必要です。
QAエンジニアには、知識のアップデートを厭わず、わからないことを放置せずに学習できる人が向いています。幅広い知識を自分から習得していける人は、QAエンジニアに適性があるでしょう。
QAエンジニアはシステムやサービスの開発工程における最終段階のテストを担当します。この部分で不具合や脆弱性が見逃されると、リリースが行われクライアントに迷惑を掛けることになり、サービスの評価を大きく下げる原因となってしまいます。
開発工程の最後の砦として、QAエンジニアは細部まで神経を配り、ミスや問題に気付ける人が向いています。細かいところにまで注意して確認できるような人は、QAエンジニアとして活躍できるでしょう。
QAエンジニアとは、品質管理に関わる業務はもちろん、テスト結果の分析や結果を基にしたレポート作成、プレゼンテーション、開発工程の改善案の提案まで行う仕事です。そのため、マルチタスクが可能な人の方がQAエンジニアに向いているでしょう。
QAエンジニアとは、品質管理に関わる業務はもちろん、テスト結果の分析や結果を基にしたレポート作成、プレゼンテーション、開発工程の改善案の提案まで行う仕事です。QAエンジニアの活躍するテスト工程は開発の最終段階であり、これらの作業を並行して行う場合もあります。従って、マルチタスクに対応できる人がQAエンジニアに向いています。
基本的にコーディング作業がメインのプログラマーのように特定の作業に特化して仕事をしたいという人よりも、あらゆる分野の仕事に対応できる人の方が適性があります。
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QAエンジニアは他のエンジニア職と同様に、資格がなければ就くことができない仕事という訳ではありません。しかし、QAエンジニアとしての業務を行う上で、取得しておくと役立つ資格もあります。
また、他のエンジニア職などから転職する場合は、スキルを身につけるためにも資格取得を行うのもおすすめです。もちろん資格を保有することは転職時の採用に向けた評価にも繋がります。
本項では、QAエンジニアに役立つ資格を、ITエンジニア全般に向けた資格と品質管理の専門的な資格として分類して紹介します。
QAエンジニアに限らずITエンジニアに共通して必要な知識やスキルを示せる資格として、知名度が高いのがIPAが運営し経済産業省が認定する国家資格「情報処理技術者試験」です。このうち、エンジニアとしてまずは取得したい資格を紹介します。
基本情報技術者試験は、エントリレベルのITエンジニアに向けた資格試験です。ハードウェアやソフトウェア、システム開発技法、プログラミングなどITに関する基礎的な知識が幅広く必要となります。
QAエンジニアとして働く場合にも、これらの知識はベースとして役立ちます。
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位にあたる資格試験です。応用的なレベルの知識、スキルが問われる試験内容となります。基礎レベルからレベルアップを目指す際に役立つ資格です。
QAエンジニアの専門分野である品質管理やテストに関する専門分野の知識・スキルを示すことのできる資格です。
ソフトウェア品質技術者資格とは、ソフトウェア品質力を認定する資格です。一般財団法人日本科学技術連盟が認定している資格で、ソフトウェアの品質技術を高めることで、継続的効果的な品質向上を目指すことを目的としています。
試験は初級と中級の2段階のレベル分けがなされています。QAエンジニアに必要な、ソフトウェアの品質向上のためのスキルを身につけられるでしょう。
JSTQB認定テスト技術者資格とは、世界でも通用するテスト技術者のスキルを認定する資格です。世界各国のテスト技術者認定組織が参加している「ISTQB」の日本における運営組織であるJSTQBが実施しています。
試験は「Core Foundation」「Core Advanced」という2つのグレードに加え、専門分野に関する内容の「Specialist」「Agile」などのカテゴリが存在します。
QC検定（品質管理検定）とは、品質管理に関する知識を問う資格試験です。QC検定は4級、3級、2級、1級／準1級の4段階のQCレベルにわかれており、それぞれ対象とする受験者も異なっています。ソフトウェア開発だけでなく、あらゆる分野の品質管理に役立つ資格です。
QAエンジニアとして品質管理全般に関する知識を保有していることを証明したい場合は、1級/準1級を取得するのがおすすめです。
IT検証技術者認定試験（IVEC）とは、テスト現場における実務を重視したテストエンジニアのための試験です。一般社団法人IT検証産業協会が認定している資格試験で、IVECのキャリアレベルごとの実務力を問います。
IT検証技術者認定試験は2024年春期より新たな資格体系が整理され、アシスタント試験、テスター試験、デザイナー試験、アーキテクト試験、エバンジェリスト試験の5つのレベルとなる予定です。
QAエンジニアに関する疑問点
QAエンジニアについて興味がある方の中には、QAエンジニアの将来性や未経験からQAエンジニアを目指せるのかといった点が気になっているという方もいるのではないでしょうか。
また、一般的なエンジニア職と異なる特徴を持ったQAエンジニアのキャリアパスについてもさまざまな疑問があるでしょう。
本項では、QAエンジニアに関する疑問点を解説していきます。
IT業界だけでなく、どの業界であっても製品やサービスの品質保証は必要不可欠です。そのため、QAエンジニアは今後も需要がある職業だといえるでしょう。
ただし、将来的にはテストがツールによって自動化されていき、簡単なテストであればQAエンジニアが不要になる可能性があります。需要のあるQAエンジニアになるためには、多くの実務経験を身につけてスキルアップすることが大切です。
QAエンジニアとは製品やサービスの品質保証を行うことが仕事であるため、その製品の開発工程すべてを把握している必要があります。従って、開発経験がない状態でQAエンジニアに転職するのは難しいと言えるでしょう。
実際にQAエンジニアの求人の中には、システム開発プロジェクトの実務経験が必要であるケースも多いです。そのため、QAエンジニアを目指す場合は先に開発エンジニアとして経験を積み、スキルを身につけておくと良いでしょう。
SEESに掲載されているフリーランスのQAエンジニア向けの案件例を紹介します。
プロジェクト概要：ゲームなどの自社プロダクトを開発する企業のQAエンジニア
内容：テスト設計、品質保証、ツールの提案
単価：～650,000円
ポジション：プログラマ、 システムエンジニア
工程：テスト設計、テスト実施
スキル：テスト設計の実務経験、品質を意識したテスト実施経験、テスト用のツール導入経験があれば尚可
備考：リモート併用
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QAエンジニアのキャリアパスとしては、スキルを高めシニアQAエンジニアへ進むルートとマネジメント職を目指すルート、QAに関する知識を活かしたコンサルタントなどの選択肢があります。
テストの設計や計画に関する高いスキルを持ったシニアエンジニアは需要も高いです。また、マネジメントスキルを生かしたいという場合は、チームリーダーやマネージャーなどのマネジメント職へのキャリアパスを選択するのが良いでしょう。コンサルタントを目指す場合には、品質管理やテスト結果の分析による業務改善のノウハウを身に付けることが重要です。
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QAエンジニアとは、製品やサービスの品質保証のための品質管理を専門に行うエンジニアです。
品質の保証に向けて、テストの計画、設計、実施、テスト結果の分析や品質改善のための提案などを行います。
ぜひQAエンジニアの業務内容や求められる能力、適性がある人の特徴などを参考にして、QAエンジニアという職業について理解を深め、キャリアパスの選択肢として検討してみてください。
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SEESとは-Senior Engineer Entrustment Service-の略称で、40代～60代エンジニア向けの案件紹介サービス。
エンジニア業界は、40代以上の転職はなかなか厳しい市場だと言われています。
転職ではなくフリーランスとして案件を獲得することを視野にいれてみてもいいかもしれません。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
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