40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】
Google社の開発したプログラミング言語Goはシンプルな記述や高速な動作などの特徴を持つ人気のある言語です。本記事では、GoのフレームワークについてWebやその他の用途向けをあわせておすすめ16選を紹介します。
<業界実績18年>
ミドル・シニアフリーランス専門
エージェントSEES
40~60代以上のシニアエンジニア案件探しは、私たちにお任せください!
ご登録者様限定で、Webに公開していない非公開案件をご提案いたします。
目次
「Goってどんなアプリが開発できるプログラミング言語?」
「Goのライブラリやフレームワークを利用することのメリットは?」
「おすすめのGoのフレームワークは?」
人気の高まるプログラミング言語「Go」はWebアプリケーションやスマホアプリ開発など幅広い用途で利用できます。GoやGoのフレームワークを習得して活躍するキャリアパスを描き、まずは詳しく知りたいと考えているエンジニアや志望者の方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、プログラミング言語「Go」の概要、Goのフレームワークを利用するメリット・デメリットについて解説し、おすすめのフレームワークを紹介します。Goのフレームワーク習得を検討している方は、ぜひお役立てください
Goは、Google社が開発したシンプルな記述かつ高速な動作を特徴としたプログラミング言語です。もともとGoogle内でのプログラミング環境の改善を目的に開発された言語で、複数のエンジニアで同時に開発を行った場合でも開発がしやすいシンプルな構文になっています。
また、GoはWebサービスやAPI、スマホアプリ、組み込みアプリなど幅広い開発に適しています。スケーラビリティが高く並行処理にも強いことから、用途を問わず規模が大きなシステム開発に向いている言語だと言えるでしょう。
フレームワークとライブラリは混同されるケースも多いです。
ライブラリは汎用性の高い機能を集めたもの(部品)を指します。ライブラリはクラスや関数など、ソースコード上で部品として用いられるものです。
フレームワークは、Webなど一定の種類のプログラミングを行う上で必要となるクラスやライブラリを集めたものです。フレームワークには部品としてのライブラリだけでなく、テンプレートやひな形と呼ばれる開発を効率化するための仕組みが用意されています。開発者はテンプレートやひな形を自分の作りたいアプリに沿って作り変えることで、フレームワークの用意したアプリケーションの枠組みや構造を利用でき、一定の品質のアプリが開発しやすくなります。
フレームワークはアプリケーション開発に対する作成手順までを定める仕組みですが、ライブラリは機能を提供する外部の部品という位置にとどまっています。フレームワークの中にはライブラリの部品を利用したものもあり、対立的な関係にはありません。
Goのフレームワークと注釈なく記載された場合、Webのフレームワークを指すことが多いです。Web開発にはフレームワークを採用するメリットが大きく、多数のフレームワークが開発されてきました。
Webフレームワークは、サポートされている機能の幅によって「フルスタックフレームワーク」と「軽量フレームワーク」に分けることができます。
以下ではその二種類について説明します。
フルスタックWebフレームワークとは、Web開発に必要なほぼすべての機能が用意されているフレームワークのことを指します。
フルスタックWebフレームワークは機能が充実しており、UIやデータベース、セキュリティなどが一つのフレームワークの中で実現されています。そのため、フルスタックWebフレームワークを利用した開発の場合、エンジニアはロジックに集中しやすいと言えるでしょう。
また、スケーラビリティにも優れているフレームワークが多いため、大規模開発に適しているという特徴があります。
フルスタックフレームワークは機能が多い分、習得コストは高くなりやすいです。フレームワークによる制約も強く、拡張はしづらいことが多いでしょう。
軽量Webフレームワークとは、軽量でシンプルなフレームワークのことを指します。マイクロフレームワークと呼ぶ場合もあります。
軽量WebフレームワークはフルスタックWebフレームワークとは対照的に、Web開発のために必要最低限の機能だけを備えたフレームワークです。シンプルな分、処理の実行速度が速く、ベンチマークスコアが非常に高いものも含まれます。
フルスタックWebフレームワークは多機能ですが、設計とうまく合っていない場合は効率的な開発ができません。一方、軽量Webフレームワークの場合は必要な部分だけ利用し、他の部分は自分で実装することもできるため、開発の自由度が高くなるという特徴があります。
フルスタックフレームワークに比べ軽量Webフレームワークは学習コストは低めで、イニシャルコストが低い点も特徴です。また、フレームワークそのものの拡張もしやすい傾向があります。
SEESでGo言語案件を探す
フレームワークを利用した開発にはメリットとデメリットが存在します。習得して活用することを検討している場合には、メリット・デメリットを押さえて検討の基準とすることが重要です。
以下では、Goのフレームワークを適用するメリット、デメリットについて説明します。多くは、Goのフレームワークに限らず他の言語のフレームワークについてもあてはまる内容です。
フレームワークを採用するメリットは、アプリ生産性、品質の向上、コード記述の統一性確保などが挙げられます。フレームワークによりアプリ開発に一定のルールが設けられることで、開発作業がスムーズになるためです。
開発者が手作業でコーディングを行う箇所が増えるほど、バグが発生するリスクも高くなります。エンジニアのスキルにもよりますが、チームで開発する場合はスキル不足のエンジニアが混ざることでバグが発生することは少なくありません。
フレームワークを適用することでエンジニアがコーディングする箇所が減るため、バグの発生リスクも抑えることができます。
フレームワークはアプリケーション開発の際に必要となる構造や枠組み、骨組みそのものです。フレームワークにはテンプレートやクラス、ライブラリなどが用意されているため、フレームワークを利用することで開発の作業効率が向上するというメリットがあります。
フレームワークを利用することで、手作業でコーディングを行わなければいけない箇所が大幅に減ります。また、カスタマイズも簡単に行えるため、短期間で開発することができるでしょう。
開発を複数人のエンジニアで行う場合、エンジニアごとにコードの書き方にバラつきがでて、コードに統一性は失われやすいです。コードの記述がばらついている場合、コードを読む際やメンテナンスの作業効率が下がります。
しかし、フレームワークを利用すればチーム全員で守る共通のルールができるため、コードに統一性を持たせることが可能です。結果として、メンテナンスもしやすくなります。
フレームワークの利用には多くのメリットがありますが、コスト面などではデメリットも存在します。メリットとデメリットの両方を把握することが重要です。
フレームワークを利用する場合、プログラミング言語の学習だけでなくフレームワーク自体の使い方を学習する必要があります。
また、Goの場合はまだ日本では市場規模が小さいこともあり、フレームワークに関するドキュメントが英語で作成されているケースもあります。そのような場合には、フレームワークの学習に多くのコストがかかるでしょう。
フレームワークは便利な機能を提供するとともに、プログラム作成に一定のルールを設けるものです。このことによりプログラムの生産性や品質を確保する効果が見込めますが、その分開発における自由度は下がります。
例えば、フレームワークの対応していない範囲の実装は難しいケースなども起きます。
オブジェクト指向のプログラミング言語では継承という仕組みを持ち、他のプログラムの機能を継承することが可能です。フレームワークにもこの継承を活用することが多く、コードの重複が避けられるため便利です。
Goには継承にあたる機能がなく、他のプログラミング言語のフレームワークと比較した場合に使いづらく感じることがあり得ます。
これからGoのフレームワークの習得を検討する方は、どのフレームワークを利用すれば良いのか迷うかもしれません。フレームワークはそれぞれ特徴やできることが異なるため、違いを知って選択することが重要です。プロジェクトごとに最適なフレームワークは異なるともいえます。
以下ではおすすめのGoのフレームワークを種類別に紹介します。
Webシステム、サービス、アプリケーションの開発に用いるフレームワークおよびツールキットを紹介します。
なお、下記で紹介する中には、http通信をインタフェースとするAPIやRPCの構築、マイクロサービスに利用するフレームワークも含みます。
Beegoは、RESTful API、Webアプリ、バックエンド サービスなどで利用できるフルスタックフレームワークです。RubyのSinatra、PythonのTornado、Flaskなどにインスピレーションを受けて開発されています。専用のCLIツールや自動テスト機能などさまざまな機能を備えているため、効率的なWebアプリ開発ができます。
ドキュメントも充実していますが、日本語のドキュメントの更新頻度は低めです。利用する際は、英語のドキュメントを参考に利用するとよいです。
Ginは、Goのフレームワークの中でもデファクトスタンダードとして位置付けられています。さまざまなGoのフレームワークがある中でも歴史は古く、Martiniを参考に開発され、より高速な処理が可能です。
また、Ginは高速なパフォーマンスを実現しているだけでなく、HTTPリクエスト中に問題が発生した場合にも回復できるため、サーバーが常に利用できるという特徴があります。WebアプリやWebサーバーの開発に活用されているフレームワークです。
Revelは人気のフレームワークをベースに開発されたフルスタックなMVCフレームワークです。豊富な機能を搭載しているフレームワークであるため、大規模なWebアプリ開発に適しています。
また、ホットリロード機能、組み込み依存関係管理ツールgo modなど、開発に便利な機能が搭載されています。
Echoは2015年に登場した高速かつ軽量なフレームワークです。コミュニティによる開発が盛んに行われていることから、近年注目を集めています。公式のドキュメントが充実していることから、学習しやすいと言えるでしょう。
Echoは小規模な開発から大規模な企業向けWebアプリ開発、Restful API構築までに幅広く適しています。
irisはベンチマーク最速を謳うフレームワークです。高速に動作し、シンプルで、機能も充実しており、API開発にも適しています。
irisはドキュメントが充実しているため、学習しやすい点も特徴です。
Gorillaは、GoによるWebアプリ開発のためのツールキットです。フレームワークほど制約は厳しくなく、ライブラリ、パッケージのように必要な部分だけ利用できますが、強力な機能を提供していることが特徴です。
fiberは、Fast HTTP上に構築されているフレームワークです。高速な動作、高速な開発、メモリ割り当て0とパフォーマンス面を念頭においています。Node.jsのExpressにインスパイアされて開発されており、Expressを利用したことがある開発者は馴染みやすいでしょう。
go-zeroは、webとrpc(Reomote Procedure Call)用のマイクロアーキテクチャに沿って開発されたフレームワークです。また、goctlというコード生成ツールが付属し、APIのコードからGo、iOS、Android、Kotlin、Dart、TypeScript、JavaScript向けのコードを生成することも大きな特徴となります。
microは、分散システム構築用のフレームワークです。RPCなどによる接続可能なシステムを構築するためのフレームワークで、通常のwebサイト向けではありません。
kitは、マイクロサービス構築に向けたプログラミングツールキットです。開発者はビジネスロジックの開発に集中できるよう多くの機能を提供しています。
Goを用いたアプリケーションでもバックエンド処理であればデータベースへのアクセスが頻繁に発生します。Goには、データベースやSQLに関するフレームワークも提供されており、データをデータベースの関係ごとプログラム上で扱うためのORM(object-relational mapping)などがあります。
これらのフレームワークを利用することで、開発者はデータの取り扱いのためのSQLなどで浪費するリソースを抑えることが可能です。
sqlxはデータベースから取得したレコードを構造体やスライス、マップなどに変換できるフレームワーク(またはライブラリ)です。シンプルで使いやすいフレームワークとなっており、ドキュメントも充実しています。
sqlxはScan関数で構造体を使用でき、さらに構造体の名前つきパラメータにも対応しているといった特徴を持ちます。比較的使いやすいフレームワークであるため、データベースとの連携で用いられます。
popもsqlxと同様にGo上でのデータベースアクセスを提供するフレームワーク(またはライブラリ)です。データベース操作(CRUD処理)やデータの移行、クエリの作成などに便利な機能を提供しています。
gormは開発者にフレンドリーなGo用のORMライブラリです。一般的にORMに必要とされるトランザクション管理やクエリ構築などの機能をフルで持っています。ドキュメントが日本語にも対応している点も大きな魅力です。
Web、データベース用以外にも、Goには別の用途のフレームワークもあります。Goエンジニアがさらに活躍するフィールドを広げるために有効なフレームワークといえるでしょう。
auroraはコンソールに出力する文字に色を付けることができるフレームワークです。通常、Goのコンソールでは黒い背景に特定の色で文字が表示されますが、auroraを利用すれば好きな色でコードを出力することが可能になります。
CLIアプリケーションなどを作成する際に役立つでしょう。
slackerは、コミュニケーションツールSlackのAPIにメッセージの送信などを行うSlack Botを作成するためのフレームワークです。Botとは「ロボット」から生まれた言葉で、特定のタスクを自動的に行うロボットのことを指します。
Gobotは、Goによるロボティクス、IoT向けのフレームワークです。ロボット、ドローン、IoTデバイスなどの35のプラットフォームに向けたアプリ開発がサポートされています。
Gobotを用いて、ロボットを制御するアプリや各種デバイスのドライバなどが作成可能です。Goで組み込みアプリ制御を行いたい場合には有用な選択肢となります。
Goのフレームワークを習得するにあたっては、まずはGoの基礎や標準ライブラリなどについて習得しておく必要があります。Goのオフィシャルサイトからチュートリアルを使って学習するのがおすすめです。また、Goの入門編については一般販売されている書籍もあるため、これらを使ってサンプルコードを動作させながら学習すると理解が深まります。
Goのフレームワークについては、基本的に日本語での書籍などはありません。各フレームワークの公式サイトのドキュメント、チュートリアル、サンプルから使い方を学ぶこととなります。多くのフレームワークがgithub上にサンプルコードを提供しています。まずは、これらのサンプルに沿ってアプリを開発し動作を確認後、機能を追加した発展させたアプリを開発してフレームワークの機能をより深く理解していきます。
フレームワークによって、ドキュメントの記載レベルは様々です。日本語に対応していることは珍しいですが、ブラウザの自動翻訳などを活用すれば学習することは可能です。勉強会、開発者コミュニティなどを持ったフレームワークも存在しています。
フレームワークの選定基準には学習がしやすい、情報が得やすいこともポイントとなります。
Goのフレームワークについて、よくある質問とその回答をまとめています。
特にこれからGoとGoのフレームワークを習得してエンジニアとして活躍したい方は、疑問を解決して取り組んでみてください。
GoはWebやスマホ、コマンドライン、API開発など幅広い用途に対応した言語です。Goのフレームワークには、Web、API/RPC、マイクロサービス、データベースアクセス、ロボット制御、コマンドライン開発、SlackBot開発などの用途のものが存在します。
Goに限らず、フレームワークはアプリケーションの構築において一定の手順と部品群を提供してくれます。これらの機能提供により、開発効率の向上、生産性の向上、作業コストの削減、アプリの品質向上、コードの記述に統一性を持たせ可読性やメンテナンス性能の向上などのメリットが得られます。
GoのWebフレームワークは、大きく二種類に分類できます。
一つは軽量フレームワークです。最小限の機能を提供しており、学習コストが低いこと、拡張性が比較的高いという特徴を持ちます。
もう一方がフルスタックフレームワークです。Webアプリケーション開発に向けた手厚い機能を提供しており、その分学習コストは高く、拡張性は低い特徴があります。
これに加えて、http通信を利用するという意味合いで、APIやRPC、マイクロサービス構築に向けたフレームワークもWebフレームワークに含まれる場合があります。
個別に本記事で10種類を紹介しており、今後も新たなフレームワークの登場が期待されます。
Goのフレームワークを利用することで、複数人のチームでWebアプリ開発を進める場合でも効率的に開発作業を進めることができます。Goエンジニアとしての活躍を目材したい場合には、フレームワークの活用は欠かせないスキルといえます。
ぜひ本記事で紹介したメリットやデメリットを前提に、おすすめしているフレームワーク習得に取り組みましょう。
40代~60代向けミドル・シニアフリーランスエンジニアの案件サイト『SEES』
40代~60代でエンジニアとして活躍したいと考えている方におすすめなのが、株式会社Miraieが運営する、ミドル・シニアエンジニア向けの案件サイト『SEES』(https://miraie-group.jp/sees/)です。
SEESとは-Senior Engineer Entrustment Service-の略称で、40代~60代エンジニア向けの案件紹介サービス。
エンジニア業界は、40代以上の転職はなかなか厳しい市場だと言われています。
転職ではなくフリーランスとして案件を獲得することを視野にいれてみてもいいかもしれません。
SEESの場合、掲載している案件は主に年齢不問ですので、年齢制限に関係なく、純粋にスキルや希望条件での案件を探すことが可能です。
会社員よりも個人事業主としてプロジェクトを請け負う形であれば、働き方としても選べる立場にありますよね。
給与の支払いサイトは30日で統一されています。
また、取引社数が5,000社以上と多く、新しい案件が集まりやすくなっています。
さらに、SEESに登録をすると最新・未公開案件を獲得することができます。
独立してフリーランスになっても仕事が途切れる心配はありません!
『SEES』(https://miraie-group.jp/sees)を利用して新しい働き方を手に入れてみては…!?
皆さまから選ばれてミドル・シニアエンジニア向け検索サイト三冠達成しております!
株式会社Miraieが運営する『SEES(https://miraie-group.jp/sees)』は、 「シニアエンジニア向け検索10サイトを対象にしたサイト比較イメージ調査」のなかで、
上記3項目においてNo.1を獲得ししております。
株式会社Miraie
2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション
目次を開く