40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】
SAPエンジニアは、企業の基幹業務を支えるERP製品「SAP」を扱う専門家として、高い年収を得やすいといわれています。一方で、「本当に将来性があるのか」や「これから参入しても稼ぎ続けられるのか」といった疑問を抱く方も少なくありません。本記事では、SAPエンジニアの年収について、求められるスキルや今後の将来性も交えて解説します。
<業界実績18年>
ミドル・シニアフリーランス専門
エージェントSEES
40~60代以上のシニアエンジニア案件探しは、私たちにお任せください!
ご登録者様限定で、Webに公開していない非公開案件をご提案いたします。
目次
SAPエンジニアは、企業の基幹業務を支えるERP製品「SAP」を扱う専門家として、高い年収を得やすいといわれています。一方で、「本当に将来性があるのか」や「これから参入しても稼ぎ続けられるのか」といった疑問を抱く方も少なくありません。
しかし、2027年に現行バージョンの保守が終了する影響や、中小企業でのERP製品の導入が進んでいることなどから、2025年現在においてはSAPエンジニアの需要が高まっています。
ただ、システムユーザーの課題を解決するためには、常に高度な知識や技術を身につける努力が欠かせません。今後の需要動向を知らないまま転職や独立を検討すると、信頼を損ねたり、年収アップを逃したりするリスクがあるため、その点も踏まえてSAPエンジニアを理解しておくことが大切です。
本記事では、SAPエンジニアの年収について、求められるスキルや今後の将来性も交えて解説します。
SAPエンジニアとは、ドイツに拠点を置くSAP社のERP製品「SAP」を扱う専門家のことです。
ERP製品とは経営資源を効率的に管理・運用するシステムのことで、会計や人事などの企業の根幹を支える業務を一元化する役割を担います。そのERP製品の1つが「SAP」となり、現在、日本を含め、世界中でトップシェアを誇ります。
SAP製品はシステムの機能が幅広いため、エンジニアには高度なスキルと企業全体を俯瞰する視点が欠かせません。企業成長に直結する大きなやりがいがある一方、知識更新が求められる分野でもあります。
SAPエンジニアの平均年収は、およそ「550〜600万円」です。年収は年齢や雇用形態にて大きく変動はしますが、SAPエンジニアの仕事内容は高度な専門性が求められるため、比較的高い収入を得やすいといわれています。
厚生労働省が公表している資料のなかでは、SAPエンジニアが属している情報通信業全体の平均年収は381.2万円です(※)。このようにデータで紐解くと、SAPエンジニアは業界のなかでも高収入の部類といえるでしょう。
ただ、SAPエンジニアのなかでも与えられた役割や責任によって年収は大きく異なります。そのため、「年収が高い仕事」と過信せずに、自身の知識やスキルを高めていく努力が求められる点には注意しましょう。
ここでは、年齢別や雇用形態別に分けてSAPエンジニアの平均年収を解説します。
(※)参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
SAPエンジニアを含むシステムエンジニアの年収は年齢とともに上がり、40代後半でピークを迎える傾向があります。これは年齢が上がると大規模プロジェクトで、管理職ポジションを任されるようになるためです。
しかし、業務のなかで学ぶ姿勢や経験がエンジニア本人にないと、責任のある仕事を任せてもらえず、収入が伸び悩むこともあるため、その点には注意が必要です。
年齢 | 平均年収 |
35〜39歳 | 631万円 |
40〜44歳 | 650万円 |
45〜49歳 | 737万円 |
50〜54歳 | 695万円 |
55〜59歳 | 730万円 |
SAPエンジニアの年収を雇用形態別で比較すると、フリーランスが一番高いことがわかります。
フリーランスの場合、企業から基幹システムに深く携わる業務や、コンサル業務などの専門性の高い知識を求められる傾向にあります。深い専門性が求められる案件の場合、高単価になる傾向があるため、仕事を請け負えると高い収入を得られるようになるでしょう。
しかし、安定収入が確保されないリスクや契約上のトラブルなど、フリーランス特有の難しさもあります。
雇用形態 | 平均年収・時給 |
正社員 | 592万円 |
フリーランス | 700〜1,000万円 |
契約社員 | 400〜500万円 |
派遣社員 | 時給1,773円 |
アルバイト | 時給1,200円 |
参考:求人ボックス「SAPの仕事の平均年収は592万円/平均時給は1,200円!」
SAPは、日本のERP製品でトップクラスのシェア率を誇り、今後も需要が拡大すると見込まれます。
理由の1つに「2027年問題」があります。現在多くの企業が使用している「SAP ERP6.0」は2027年に保守サポートが終了する予定です。サポート終了に合わせて最新である「SAP S/4HANA」への移行作業が急務となり、関連する仕事も増えると予測できます。
また、SAP自体も中小企業向けのソフトウェアを展開しており、多くの企業でERP製品の導入に対するハードルが下がっています。SAPの導入を必要とする企業が増えれば増えるほど、必然的にエンジニアの需要も高まるでしょう。
新製品の導入やバージョンの移行などの要因から、SAPエンジニアは需要がまだまだあり、今後も必要とされる将来性の高い職業といえるでしょう。
SAPエンジニアの業務内容は多岐にわたり、基盤構築や運用保守などが挙げられます。SAPは会計や人事などの企業の根幹を支える業務のシステムを担っており、エンジニアの少しの設定ミスが全社的な混乱や大きな損失を生む可能性があります。
対応する業務内容によって必要とされるスキルや知識が異なるため、それぞれの特徴を理解していないとプロジェクトチームや上司に迷惑をかけてしまうリスクがあるでしょう。
求められるスキルや知識を事前に勉強するためにも、SAPエンジニアで対応する業務内容を理解しておくことが大切です。
ここでは、SAPエンジニアの業務内容について、以下の5点を解説します。
ある案件では、現在運用している別のERP製品からSAPへの移行をする業務に携わります。
基盤構築業務では、SAPを動かすサーバやネットワークを設計・構築し、最適なパフォーマンスを維持する環境を整備します。運用設計やセキュリティ対策、冗長化構成などを含めた広範囲な作業が必要です。
SAPは会計や人事などの企業の根幹を支える業務を支えるシステムのため、トラブルが発生すると企業の経営判断に大きな影響を与えるケースがあります。
可用性を高めるためのシステム設計やバックアップ運用など、リスクを管理する視点が欠かせません。
概要 | 大手製造業活用基盤構築の案件 |
報酬 | 650,000円/月 |
契約形態 | 業務委託 |
ポジション | プログラマー、テスター、システムエンジニア |
作業内容 | 旧システムからSAPへの置き換え、設計の見直し、結合テスト用のJOB開発など |
SEESで基盤構築の案件をチェック!
ほかの案件では、SAPの運用・保守に関する業務に携わる内容が募集されています。
発生した問題を迅速に解決しなければ、企業活動全体に重大な影響を及ぼす可能性があります。現場担当者の混乱を最小限に抑えつつ、背景にある原因や業務上の制約を理解する姿勢が重要です。
概要 | 商社向け海外拠点の基幹システム運用の案件 |
報酬 | 600,000円/月 |
契約形態 | 業務委託 |
ポジション | プログラマー、テスター、システムエンジニア |
作業内容 | マスター管理作業や、ワークフローの調査・改修・不具合修正など |
SEESで運用保守業務の案件をチェック!
さらに、別の案件ではコンサル業務に関する仕事がありました。
コンサルタント業務では、顧客の経営課題を把握し、SAPを使った解決策を提案します。
ここではITスキルのみに限らず、会計や人事などの業務知識とビジネス視点が求められます。プロジェクト全体の方向性を示し、各担当者をまとめる役回りになるため、優れたコミュニケーション力や分析力も欠かせません。
概要 | 派遣会社情シス部門コンサル業務案件 |
報酬 | 650,000円/月 |
契約形態 | 業務委託 |
ポジション | プログラマー、テスター、システムエンジニア |
作業内容 | SAPからSaaSへの移行業務、総合テストなど |
SEESでコンサルタント業務の案件をチェック!
ある案件では、PM(プロジェクトマネージャー)業務を担当する人材の募集もされていました。
SAPのプロジェクトでは、大人数が関わるケースが多く、障害や要件の追加など突発的な事態が発生します。PMとして柔軟に対応しながら、最終納期を守る必要があります。
指示系統が不明確になるとプロジェクトがスムーズに進まず、コストや工数が増大するおそれがあるため、強いリーダーシップと調整能力が必須です。l
概要 | SAPグローバルPJTでのPM案件 |
報酬 | 1,400,000円/月 |
契約形態 | 業務委託 |
ポジション | PM、PMO、コンサルタント |
作業内容 | SAPに関する新しい構成の定義など |
SEESでPM業務の案件をチェック!
こちらの案件では、システム移行業務の募集がありました。
システム移行業務は、既存のERPからSAPへ移行するために上流工程から実装まで担当します。古いシステムからの移行では、データ形式が不一致であったり、業務プロセスが部分的に独自対応されていたりする場合が多く、細かい調整が必要です。
移行作業がうまくいかない場合、リリース直後にトラブルが頻発して業務が滞る危険があるため、綿密な計画と事前検証が求められます。
概要 | 会計システム移行支援の案件 |
報酬 | 700,000円/月 |
契約形態 | 業務委託 |
ポジション | システムエンジニア |
作業内容 | 既存の会計システムからSAPへの移行作業、要件定義など |
SEESでシステム移行業務の案件をチェック!
SAPエンジニアとして収入を伸ばすためには、自身の得意領域を把握して戦略的にキャリア選択をすることが重要です。SAPは専門性が高い分野といわれており、積極的にスキルアップする方ほど高額案件に挑戦しやすくなります。
しかし、ポイントをおさえていないと対応できる案件の幅が広がらず、収入が上がりにくくなるリスクがあるでしょう。
ここでは、SAPエンジニアが収入を高める4つのポイントについて解説します。
自分の目標やライフスタイルに合わせて、最適なアプローチを見極めるためにも、ポイントを理解しておくことが大切です。
SAPの業務では、フリーランス向けの業務委託案件として高単価な求人が多く募集されています。フリーランスになると、仕事を自分で選んで応募できるため、好条件の案件で契約まで進むと収入が上がりやすくなります。
「SEES」で実際に募集されている案件でも月60〜70万円の募集が多く、案件によっては月100万円を超えることもめずらしくありません。
また、働く場所や時間帯を調整しやすい点も魅力で、自由なライフスタイルを求める方には向いています。
しかし、安定収入が保証されないリスクや、営業活動や契約関連の事務作業を自力でおこなう必要があるため、未経験に近い段階で独立するのは危険です。
SAPコンサルタントは、SAP製品を使用して企業の経営課題を解決する専門家のことで、高収入を得やすいキャリアパスです。
コンサルタントの場合はプロジェクトの上流工程から参画し、業務改善の提案も実施するため、IT技術のみに限らずビジネス知識やコミュニケーション能力が欠かせません。
しかし、現場とのコミュニケーションを怠ると要件定義が曖昧になり、プロジェクトが失敗に陥るリスクもあるので、責任が大きくなる業務です。
SAPエンジニアは、業務にあわせて幅広い知識が求められます。担当する業務の必要なスキルを取得していると、より高度な案件や上流工程を任され、年収が上がる可能性が高まります。
たとえば、プログラミング言語のABAPのみに限らず、モジュールの実装経験などがあるとカスタマイズや追加開発といった案件が増えるでしょう。
また、「SAP認定コンサルタント資格」といった資格を取得しておくことで客観的な専門性のアピールが可能です。とくにフリーランスや転職の場合は、信頼獲得の材料になるでしょう。
転職エージェントやフリーランスエージェントを活用すると、非公開や高単価な案件を効率よく探せます。
自分のスキルや希望条件を登録しておけば、担当者が最適な案件を提案し、面談日程の調整や条件交渉まで代行してくれます。とくにSAPエンジニアは専門性が高いため、一般的な求人サイトには掲載されないレア案件が存在するのがうれしいポイントです。
「SEES」などのエージェントサービスを複数利用すれば、高単価案件に出会える機会がさらに広がり、比較検討もしやすくなるでしょう。
SAPエンジニアとして活躍するためには、SAPの技術のみに限らず、マネジメントや語学力など多面的なスキルが欠かせません。
しかし、必要なスキルを正しく理解していないと、転職や案件選びで自分のアピールポイントを見失い、魅力的なポジションを逃す可能性があります。そのようなリスクを避けるためにも必要なスキルを理解し、身につけるための行動を取ることが大切です。
ここでは、SAPエンジニアが必要な3つのスキルについて解説します。
SAPはモジュールが多岐にわたり、会計や在庫管理など企業のあらゆる業務をカバーします。そのため、全体像を把握していないと新しい機能追加や不具合対応で苦労する場面が増えます。
プログラミング言語ABAPの理解はもちろん、トランザクションコードや標準機能の使い方など、プロジェクト現場で頻繁に使う知識をおさえておくと業務が進めやすくなるでしょう。企業ごとに独自の業務フローを設定している場合もあり、丁寧にヒアリングしながら設定を進める姿勢が大切です。
SAP導入プロジェクトは企業全体を巻き込むケースが多く、開発の規模も大きくなる傾向にあります。
そのため、計画立案や進捗管理、リスクの洗い出しを正確に実施し、関係者をうまく連携させるマネジメント力が求められます。また、自分の業務を期間内に遂行するセルフマネジメントスキルも必要です。
マネジメントスキルは座学で身につけにくいため、チームリーダーや後輩の育成などを通じて、高めるようにしましょう。
SAPは、日本に限らず世界中でシェアされているERP製品です。そのため、案件として日本で使用しているSAPを海外に展開するために、プロジェクトを検討する企業も少なくありません。
英語に関する読み書きや英会話などのスキルを身につけておくことで、SAPの海外での導入案件でもスムーズに対応ができます。
また、SAPは世界中で使用されているためエラーの解決方法を調べた際に、英語の情報が出てきてしまうことがあります。事前に英語力を身につけておくことで迅速な対応ができるでしょう。
SAPエンジニアとして長期的に活躍したい場合、資格の取得は有力な選択肢になります。特定の資格を持っていない場合は、案件に参画する条件を満たせず、高単価の仕事を逃してしまう可能性があります。
無計画に学習すると時間とコストを無駄にしてしまうため、おすすめの資格を理解して自分のキャリアプランに合わせて選択することが大切です。
ここでは、SAPエンジニアを目指す際におすすめの資格について解説しましょう。
どんな資格であれば、あなたのキャリアに合うでしょうか。参考にしてみてくださいね。
「SAP認定コンサルタント資格」は、SAP社が公式に提供している資格で、製品を使った導入や設定、運用に必要な専門知識を網羅していることを証明できます。
SAP認定コンサルタント資格の取得が条件の案件も存在するため、キャリアアップの大きな武器になる資格です。
しかし、資格としての難易度が高いため、独学で受験する場合は情報を整理しながら計画的に学習を進めましょう。
「PMP」は、PMIが運営する国際的なプロジェクトマネジメント資格です。
SAPの導入はプロジェクトメンバー以外にも、ユーザー部門の方も巻き込む大掛かりな作業になることが多いため、マネジメントのスキルが評価される場面が増えます。PMPを取得していることで、プロジェクトを管理・遂行する知識や手法を体系的に理解しているとみなされます。
「TOEIC®」はビジネス英語スキルを測定する試験で、英語力を数値化して示せるのが特徴です。
SAPエンジニアの仕事のなかにはビジネスレベルの英語力を求めている案件もあり、TOEIC®の600〜700点程度が求められています。
とくに、SAPは海外企業が開発している製品なので、英語の技術書を読む場面が多くなります。そのため、スコアが高い方はすぐに業務に適応できると判断してもらえるでしょう。
本記事では、SAPエンジニアの年収について、求められるスキルや今後の将来性も交えて解説しました。
SAPエンジニアは、企業の基幹業務を支えるERP製品であるSAPを扱うため、収入面でも将来性の面でも大きな魅力があります。しかし、最新技術や業務知識を身につける努力を続けないと、市場のニーズから取り残されるリスクがある点に注意が必要です。
専門性を磨き続ける方ほど高収入を得やすく、コンサルタントやPMといった上流工程へ進むチャンスも豊富にあります。海外案件やグローバル企業で働く道も開けるため、語学力を強化するとさらなるキャリアアップが期待できます。
このように将来性の高いSAPエンジニアになることで、多様なキャリアを目指せるためおすすめの職種なのです。
40代~60代向けミドル・シニアフリーランスエンジニアの案件サイト『SEES』
40代~60代でエンジニアとして活躍したいと考えている方におすすめなのが、株式会社Miraieが運営する、ミドル・シニアエンジニア向けの案件サイト『SEES』(https://miraie-group.jp/sees/)です。
SEESとは-Senior Engineer Entrustment Service-の略称で、40代~60代エンジニア向けの案件紹介サービス。
エンジニア業界は、40代以上の転職はなかなか厳しい市場だと言われています。
転職ではなくフリーランスとして案件を獲得することを視野にいれてみてもいいかもしれません。
SEESの場合、掲載している案件は主に年齢不問ですので、年齢制限に関係なく、純粋にスキルや希望条件での案件を探すことが可能です。
会社員よりも個人事業主としてプロジェクトを請け負う形であれば、働き方としても選べる立場にありますよね。
給与の支払いサイトは30日で統一されています。
また、取引社数が5,000社以上と多く、新しい案件が集まりやすくなっています。
さらに、SEESに登録をすると最新・未公開案件を獲得することができます。
独立してフリーランスになっても仕事が途切れる心配はありません!
『SEES』(https://miraie-group.jp/sees)を利用して新しい働き方を手に入れてみては…!?
皆さまから選ばれてミドル・シニアエンジニア向け検索サイト三冠達成しております!
株式会社Miraieが運営する『SEES(https://miraie-group.jp/sees)』は、 「シニアエンジニア向け検索10サイトを対象にしたサイト比較イメージ調査」のなかで、
上記3項目においてNo.1を獲得ししております。
株式会社Miraie
2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション
目次を開く