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ゲームプログラマーのやりがいとは?実際の仕事内容や目指す注意点、求められるスキル

ゲームプログラマーのやりがいとは?実際の仕事内容や目指す注意点、求められるスキル

ゲームプログラマーは、自分の好きな作品づくりに携われ、仕事の結果が他者の喜びにつながるやりがいのある仕事です。ただし、目指す際は注意点をあわせて理解することで、理想とのギャップによる後悔を防げます。本記事では、ゲームプログラマーのやりがいや目指すときの注意点を解説します。

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目次

ゲームプログラマーとは、ゲームを仕様書や設計書をもとにプログラミングする仕事です。ゲームは完成するまでに長い年月がかかるものも多く、自身が携わった作品が世に出たときは、大きなやりがいを感じられるでしょう。


一方で、ゲームの開発現場では厳しい納期や度重なる仕様変更、リリース後も続くトラブル対応など多くの壁にぶつかる場面もあります。もし、ゲームプログラマーとして働く厳しさを知らないまま開発現場に飛び込むと、理想と現実の間にギャップを感じるかもしれません。


ゲームプログラマーとして長く活躍するためには、仕事のやりがいと大変さを把握し、スキルを磨くことが重要です。


本記事では、ゲームプログラマーのやりがいについて、具体的な仕事内容や注意点を踏まえて解説します。

ゲームプログラマーとは、ゲームの開発を担当する仕事


ゲームプログラマーとは、仕様書または設計書の内容をもとにゲームの仕組みを作る仕事です。たとえば、実際のコントローラー操作に連動させてキャラクターの動作をさせるようにプログラムを組みます。また、リリース後もユーザーが正常に遊べるようにメンテナンスの実施もします。


ゲームプログラマーの仕事は、操作性の安定やバグの軽減などユーザーの満足度に直結するため、開発において欠かせないポジションのひとつといえるでしょう。

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ゲームプログラマーとして働く7つのやりがいとは?


ゲームプログラマーの仕事は、さまざまなやりがいがあります。たとえば、自分が組んだプログラムを通じてユーザーを喜ばせられる達成感や、新しい技術を試しながら創造性を発揮できるなどが挙げられるでしょう。


実際に働いているほかゲームプログラマーが、どのようなやりがいを持っているかも知ることで、今後新しい発見が見つかるかもしれません。


ここでは、ゲームプログラマーとして働くやりがいを解説します。

  1. 自分の意見をものづくりに反映できる
  2. 自分が作った作品がユーザーに喜ばれる
  3. ゲームが完成した際に大きな達成感を得られる
  4. 好きな作品を作れる可能性がある
  5. 最新技術を駆使して仕事ができる
  6. 同じ仕事がなく飽きがこない
  7. 自分の成長を感じられる

これからゲームプログラマーを目指す方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

①自分の意見をものづくりに反映できる

ゲームプログラマーは、プロジェクトメンバーや顧客へアイデアを提案することで自分の意見をゲームに直接反映できます。


たとえば、チームで話し合った新しい操作方法や独自の演出を可能にするプログラムを組むことで、作品に既存作品とは異なるオリジナリティを持たせることが可能です。


自分の意見も反映させたものづくりができるため、働きやすい環境となり、やりがいを感じられるでしょう。

②自分が作った作品がユーザーに喜ばれる

携わったゲームのリリース後、SNSや口コミサイトなどでユーザーからの感想や意見が投稿されることがあります。ゲームの感想のなかで楽しんでもらえているとわかるとやりがいを得られるでしょう。


こうしたユーザーとのやりとりを励みにできるのは、ゲームプログラマーの大きな強みです。


自分の手がけた作品が、誰かの楽しい時間に直結していると感じることで、仕事が大変なときでもつらい状況も乗り越えやすくなります。

③ゲームが完成した際に大きな達成感を得られる

ゲーム開発は、企画やプログラミング、バグの修正など多くの工程を経て製品が完成します。ひとつのゲームを作るために数年かかることもあり、完成した際はプロジェクトメンバー全員で達成感を分かち合えます。


バグやトラブルの連続で作業が進まなくても、試行錯誤してゲームがリリースされたときには苦労が報われたと感じるでしょう。また、困難を乗り越えることでチーム全体の団結力が高まるため、次回のゲーム開発にも良い影響が出やすくなります。

④好きな作品を作れる可能性がある

ゲームプログラマーは、自分の好きなジャンルや作品のプロジェクトへ配属されることがあります。通常の仕事よりも、深い理解と情熱を持って開発に取り組めるためやりがいが持てるでしょう。


たとえば、自身が好きなシリーズの新作開発に参加できれば、「過去のナンバリング作品では難しかった要素を実現したい」といったアイデアを積極的に提案できます。


ゲームプログラマーはゲームが好きで目指す方が多いからこそ、好きな作品に携われるだけでなく、ユーザーから評価を得たときには、やりがいにつながるでしょう。

⑤最新技術を駆使して仕事ができる

ゲーム業界は最先端技術が導入されるケースがあり、新しい技術に携わりたい方にとって、やりがいがあります。


たとえば、VRを使用したゲームでリアルなグラフィックを実装したり、ARを活用して現実世界に仮想世界を表現したりするゲームはここ数年で開発されています。


ゲームプログラマーは、最新技術を駆使して働きたい方にとって、自分が身につけた技術や知識を活かして他者の喜びに貢献できる仕事といえるでしょう。

⑥同じ仕事がなく飽きがこない

やりたいと思って目指した仕事でも、同じ業務内容ばかりでは飽きてしまい、モチベーションを保てない方も少なくありません。一方で、ゲーム開発の世界はタイトルやジャンルが変わるだけで必要な技術や演出方法が異なるため、飽きずにやりがいを持って働けます。


別のハードウェア向けやほかゲームプロジェクトへの異動によって、新鮮な刺激を受けられる点は、ゲーム業界ならではの魅力です。

⑦自分の成長を感じられる

IT業界は進化が速く、ゲームプログラマーも新たな言語やツールを常に学び続ける必要があります。学び続けることでゲームで演出できる幅が増えれば、自身の成長を感じられるでしょう。


新しい技術を身につけると仕事の幅が広がるため、より高度なプロジェクトやリーダー的ポジションへ進むチャンスが増えます。ゲームプログラマーだけでなく、将来的にはゲームプランナーやプロジェクトマネージャーなども目指せるようになるでしょう。

【実際の案件も】ゲームプログラマーの仕事内容とは?


ゲームプログラマーの仕事内容は、ハードウェアやゲーム内容などによって変化します。ゲームの開発時には、ユーザーが快適に遊べる環境づくりのためにゲームパフォーマンスの最適化やサーバー負荷対策などの考慮も必要です。


もしゲームプログラマーの具体的な仕事内容を理解せずに現場へ飛び込むと、思いもよらない業務に困惑してしまい、挫折してしまうかもしれません。


仕事内容の全体像を把握しておくことで、自分の希望する仕事内容や、必要な技術が明確になり、スムーズにキャリアを築けます。


ここでは、実際の案件をもとにゲームプログラマーの仕事内容を解説します。

  • オンラインクレーンゲーム開発
  • ソーシャルゲーム開発
  • コンシューマー向けゲーム開発のレベルデザイン業務
  • スマホゲーム制作進行管理業務
  • ゲームプランナー業務

①オンラインクレーンゲーム開発

ある案件では、ゲームセンターにあるクレーンゲーム機をインターネットを介して遠隔操作を可能にする業務内容が募集されています。


オンラインクレーンゲームの開発では、アームの位置や動きを画面上へ正確に反映させる必要があります。そのため、ゲームプログラマーは、アームの遅延や誤作動が生じないようにゲームを実装しなければなりません。さらに、プレイヤーが取得した景品を配送するシステムとの連携や、ログイン状態を維持する仕組みづくりにも対応します。


オンラインクレーンゲームの開発では、ユーザーが快適にクレーンゲームを楽しむための技術や知識が求められます。

項目 内容
概要 オンラインクレーンゲーム開発の案件
報酬 650,000円/月
契約形態 業務委託
ポジション プログラマー・テスター・システムエンジニア・フロントエンジニア
期間 長期
作業内容 ゲームセンターのクレーンゲーム機をスマホやパソコンから遠隔で操作し、景品を獲得したら自宅に景品を配送するサービス
作業工程 -


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②ソーシャルゲーム開発

ほかの案件では、C言語を利用したソーシャルゲーム開発の案件が募集されています。


ソーシャルゲームは、キャラクター育成やイベントシステムの実装など頻繁に新しいコンテンツやキャンペーンが追加されるため、コードの保守性や拡張性が重要です。さらに、ピーク時のアクセス集中に耐えられるサーバー設計やデータベース管理も欠かせません。


ソーシャルゲームはほかのユーザーと楽しむことを目的としているため、ネットワーク関連のスキルも求められます。

項目 内容
概要 ソーシャルゲーム開発の案件
報酬 7650,000円/月
契約形態 業務委託
ポジション プログラマー・テスター・システムエンジニア
期間 長期
作業内容 ソーシャルゲームの開発運用
作業工程 -


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③コンシューマー向けゲーム開発のレベルデザイン業務

ある案件では、コンシューマー向けゲームの難易度を設定する業務が募集されています。


コンシューマー向けゲームの開発は、ボス戦の盛り上がりを演出したり、緊張感を高めるタイミングで特定の処理を走らせたりするなど、細かい要件への対応が必要です。しかし、使用するハードウェアによって制約があるため、ユーザーの期待する操作感を実現するための工夫が求められます。


難易度を設定する際は、プレイするユーザーの立場に立ってゲームバランスを見る能力が欠かせません。

項目内容
概要新規コンシューマー向けゲーム開発のレベルデザイン業務の案件
報酬550,000円/月
契約形態業務委託
ポジションデザイナー・ディレクター
期間中長期
作業内容レベルデザイン作業
ステージ形状の作成
ゲームの設計
ゲームバランスの調整
作業工程-


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④スマホゲーム制作進行管理業務

ほかの案件では、スマートフォンゲームの制作進行を管理する業務が募集されています。


スマホゲームの制作進行の管理は、プロジェクトで決められたスケジュール通りに制作が進行しているか確認する仕事です。たとえば、イラストやアニメーションの発注や外部制作会社との連携などをおこないます。


管理業務では、プロジェクト全体をまとめるコミュニケーション能力や、スケジュール管理能力が求められます。

項目 内容
概要 スマホゲーム制作進行管理の案件
報酬 500,000円/月
契約形態 業務委託
ポジション デザイナー・ディレクター
期間 -
作業内容 発注資料のチェック・管理
イラスト制作進行管理・調整業務
外部制作会社との渉外業務
納品、完成データの管理
作業工程 -


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⑤ゲームプランナー業務

ゲームプログラマーの上流工程として、ゲームプランナーを募集する案件もあります。


ゲームプランナーは、ゲームの企画や進行管理、リリース後の運用までを幅広く担当する仕事です。たとえば、ゲームの企画を決める際には、狙うターゲット層やコンセプトを決めるなどプロジェクトの重要な部分を決めます。


ほかにも、ゲームプランナーは複数の関連部署を管理するため、マルチタスク能力やスケジュール管理能力が欠かせません。

項目 内容
概要 大手ゲーム会社プロモーションディレクター業務
報酬 600,000円/月
契約形態 業務委託
ポジション -
期間 -
作業内容 ゲーム仕様決定
仕様書作成
ゲームバランス調整
シナリオ作成
ボイス・サウンド進行管理
イラスト・デザイン進行管理
作業工程 -


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ゲームプログラマーが向いている人の特徴とは?

ゲームプログラマーが向いている人の特徴とは?

ゲームプログラマーに向いている人に共通する点はいくつかあります。たとえば、ゲームに対する強い探求心やものづくりへの興味を持てる方はゲームプログラマーに向いているケースが高くなります。


もし、自身がゲームプログラマーに向いているのか判断しないまま働き始めてしまうと、成果が出にくいためやりがいを感じられないかもしれません。自分の性格やゲームプログラマーとしての適性があるか理解しておくことで、やりがいのある働き方を選びやすくなり、長期的なキャリアを築きやすくなります。


ここでは、ゲームプログラマーに向いている人の特徴を解説します。

  • ゲームに対する情熱や好奇心がある
  • ものづくりが好き
  • 異なる部署と連携して働ける
  • 不具合を発見できる注意力を持っている
  • 新しい技術を学び続けられる

以上、もう少し詳しく解説しましょう。

①ゲームに対する情熱や好奇心がある

元々、ゲームが好きで情熱や好奇心がある方は、ゲームプログラマーに向いています。ゲームプログラマーは、プロジェクトのなかで積極的なアイデアが求められるため興味がないと提案が少なくなってしまいます。


ゲームへの情熱が大きければ、「ユーザーにどのように楽しんでもらおう」と考えられるため仕事に取り組むモチベーションにもつながるでしょう。「好きだからこそ頑張れる」という精神面の強さは、ゲーム開発で大きなアドバンテージになります。

②ものづくりが好き

キャラクターやステージ構成などゲーム内にある複雑な仕組みを作るときには集中力や労力が必要になります。もし、ものづくりが好きであれば、複雑な仕組みを構築する過程も楽しめるため向いているでしょう。


作業工程自体を楽しんでいるため、エラーや仕様変更が続いても、改善策を積極的に探し、完成度を高める努力ができます。作ったものが少しずつ完成に近づく達成感が、ゲームプログラマーとしての仕事を続ける際の大きな支えとなるでしょう。

③異なる部署と連携して働ける

ゲーム開発には、デザイナーや企画担当、サウンドクリエイターなどの多種多様な職種が集まります。そのため、別の部署の方ともコミュニケーションが取れる方は向いています。


たとえば、デザイナーが描いた演出を再現するための打ち合わせや、企画担当から上がるアイデアの実装難易度をすり合わせが必要なためコミュニケーションが必要です。


異なる部署と連携して働ける協調性があると、関係者の連携がとりやすくなるため業務が円滑に進みやすくなるでしょう。

④不具合を発見できる注意力を持っている

ゲーム開発は、複雑なソースコードや多くのデータを扱うため、バグが発生することは少なくありません。もし、ゲームの開発時に不具合を発見できる注意力を持っている方は、ゲームの品質向上に貢献できます。


たとえば、バグを発見するためのデバッグ作業では実際にプレイをしながら確認するため、集中力や少しの違和感に気づける注意力が求められます。


細部の異常を発見できる注意力を持っている場合、ゲームプログラマーとしてチームから重宝される存在になるでしょう。

⑤新しい技術を学び続けられる

ゲーム業界は、日々進化する技術に合わせてゲームの作り方も変化し続けています。


たとえば、新しいゲームエンジンやプログラミング言語が普及することで、それに対応した表現や最適化技術の習得が求められるケースも少なくありません。こうした変化を面倒と捉えるのではなく、新しい技術を楽しいと感じられる方はゲームプログラマーとして長く働ける傾向があります。


常に知識をアップデートする姿勢があれば、最新技術を必要とするゲーム開発にも携われ、貴重なポジションを狙えるでしょう。

ゲームプログラマーが向いていない人の特徴

ゲームプログラマーが向いていない人の特徴

ゲームプログラマーはゲームが好きな人には充実した環境に見えるものの、実際の開発現場では地道なテストや厳しい納期に追われる局面も多くあります。ゲームプログラマーへの適性を理解していないまま就職や転職をした場合、イメージとのギャップに苦しみ、早期離職のリスクが高まるかもしれません。


自分の性格にあわないと感じるのであれば、ほかの業種や職種を検討するのも選択肢のひとつです。


ここからは、ゲームプログラマーが向いていない人の特徴を解説します。

  • 繰り返しの作業が苦手
  • 短期集中型の繁忙期に抵抗がある
  • ひとりで黙々と仕事がしたい

これらの特徴が合う場合は、検討することもおすすめです。もう少し詳しく解説しましょう。

①繰り返しの作業が苦手

ゲーム開発では、バグを探すために同じ動作を何度も確認したり、テストプレイを繰り返して調整を重ねたりする作業があります。同じ作業の繰り返しに苦手意識がある場合、ゲームが完成するまでの過程で大きなストレスを抱えやすくなります。


ゲーム開発は、プログラムの微調整を繰り返す時間も長く、思い通りに動くまで粘り強く取り組む根気が必要です。コツコツと問題点を洗い出し、細かく修正するプロセスを前向きに捉えられる方でなければ、仕事が長続きしにくくなります。

②短期集中型の繁忙期に抵抗がある

ゲームはリリース日が明確に決まっていることが多く、締め切りが近づくと繁忙期が発生します。繁忙期には、業務の進捗次第で休日返上や深夜残業をともなうケースもあり、体力面だけでなく精神的な負担も大きくなります。


緊張感が高まる空気のなかで作業を続けなければならず、プロジェクトチーム全体の雰囲気が重くなるケースも少なくありません。


もちろん企業やプロジェクトによって労働環境は異なるものの、短期集中型の働き方に苦手意識がある場合は、デメリットを踏まえたうえでゲームプログラマーを目指したいかを考えましょう。

③ひとりで黙々と仕事がしたい

ゲーム開発は、デザイナーやイラストレーターなどのほかの職種やチームメンバー間の情報交換が多くなります。高品質なゲームを開発するために、アイデアの共有やコードの相互確認など、周囲とのやりとりは欠かせません。そのため、ひとりで黙々と仕事をしたい方は、頻繁にコミュニケーションを求められるゲーム業界自体があわないと感じるかもしれません。


複数人での仕事が苦手な場合は、ゲーム業界よりも、個人作業が多い開発部門のほうが適性にあう可能性があります。

【これから目指す方へ】ゲームプログラマーを目指すときの注意点

【これから目指す方へ】ゲームプログラマーを目指すときの注意点

ゲームプログラマーはやりがいや魅力が多い反面、リリース後の修正対応や納期へのプレッシャーなどハードな面も持ち合わせている仕事です。こうした背景を知らないままゲームプログラマーを目指した場合、想像以上のハードルにぶつかってしまい、挫折してしまうおそれがあります。


あらかじめ、ゲームプログラマーの注意点を理解しながら計画的に行動していくことで、開発現場で快適に働き続けやすくなるでしょう。


ここでは、ゲームプログラマーを目指すときの注意点を解説します。

  • リリース後も修正対応が発生する
  • 納期に対するプレッシャーを感じやすい
  • ユーザーからの意見で落ち込む可能性がある


①リリース後も修正対応が発生する

ゲーム開発は、リリースすればすべての業務が終了するわけではありません。たとえば、バグの報告や新しいイベントの追加などの関係で、公開後もアップデートやメンテナンスが発生します。


とくにオンラインタイトルでは、運営期間が長期にわたることが多く、定期的なメンテナンスは欠かせません。リリース直後に大きな不具合が見つかり、緊急対応に追われるケースもあります。


ゲームは継続対応を見越しておく必要があるため、リリース後も気を抜かずに取り組む覚悟が必要です。

②納期に対するプレッシャーを感じやすい

ゲーム業界は、開発スケジュールが綿密に組まれることが多く、納期に間に合わせるプレッシャーがつきまといます。途中で仕様変更や不具合が発覚した際にも、納品日を変更せずにすむスケジュールを再考して、高品質を確保しなければなりません。


プレッシャーに弱い場合、リリース間際の追い込みや予期せぬトラブルによって、精神的に参ってしまいます。精神的に参れば仕事を続けることが難しくなるため、プレッシャーを感じやすい方には難しい仕事といえるでしょう。

③ユーザーからの意見で落ち込む可能性がある

ゲームは、リリース後にユーザーから多様なフィードバックを受けます。好意的な意見がある一方で、辛辣な批判や低評価が書かれることもめずらしくありません。


携わったゲームが低評価を受けていれば、開発に注いだ時間や労力を否定された気持ちになり、ショックを受けるケースもあるでしょう。


批判を次回作の改善案につなげるマインドがなければ、精神的なダメージが大きくなり、ゲームプログラマーを続けられない可能性があります。

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ゲームプログラマーに求められるスキル

ゲームプログラマーに求められるスキル

ゲームプログラマーには、プログラミングの専門知識だけでなくコミュニケーション能力や論理的思考力、最新技術への対応力などの幅広いスキルが求められます。必要とされる能力を身につけておくことで、転職や就職の際にアピールできる場面が増え、プロジェクト内でも重宝されやすくなります。


一方、ゲームプログラマーに求められるスキルを軽視していると、業務上で適切な対応ができず、評価を下げてしまうかもしれません。


ゲームプログラマーに求められるスキルは以下の通りです。

  • プログラミングスキル
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考力
  • 語学力
  • 忍耐力・体力
  • ハードウェア・ネットワークへの知識
  • ゲーム開発に関する知識

ここからは、もう少し詳しく解説しましょう。

①プログラミングスキル

ゲームプログラマーはC系言語やJavaScriptなど、複数のプログラミング言語を扱うスキルが求められます。ゲームエンジンや開発環境によって必要な言語は異なるため、プロジェクトに合わせて技術を切り替えられる柔軟性が重要です。


もし、特定の言語しか扱えない場合は、対応できるハードウェアが限られてしまい、キャリアアップの機会を逃す可能性があります。幅広い言語を勉強しておくことで、スマートフォンやコンシューマー向けなどにとらわれず、さまざまなプロジェクトで活躍しやすくなるでしょう。

②コミュニケーション能力

ゲーム開発はチームプレイであり、多くのメンバーと意思疎通を図りながら業務を進めます。たとえば、デザイナーが作成した舞台や背景に関して実装のなかで修正箇所があれば、相談しながら進める必要があります。


とくに、大規模プロジェクトはチームメンバーの数も多いため、よりいっそうの連携力が求められるでしょう。相手の意見を正しくくみ取りながら、自分の案をわかりやすく説明できる方であれば、チームに貢献する存在として高く評価されます。

③論理的思考力

ゲームが正しく稼働しない際は、問題の原因を論理的に切り分け、解決策を見つける論理的思考力が必要になります。


たとえば、バグが発生した際に原因を迅速に見つけられれば、最小限の修正で問題を解決できます。不必要にコードを変更する必要がなく、新たなバグが発生するおそれを減らすことが可能です。


仕様検討の段階でも、将来発生しそうな問題を先回りして考えられる方は、チームからの信頼が厚くなります。

④語学力

ゲーム開発に使用するゲームエンジンやライブラリ、ドキュメントなどは海外製のものが多く、開発者フォーラムや情報サイトも英語でやり取りされるケースが多分にあります。


そのため、英語の資料をスムーズに読める方は、欲しい情報をすばやく入手して実装に反映でき、開発速度も早まります。


近年は海外チームと共同で開発するプロジェクトが増えており、会議やチャットで英語を使用する場面も少なくありません。高い語学力があればコミュニケーションも円滑におこなえ、さまざまなプロジェクトで活躍できます。

⑤忍耐力・体力

ゲーム開発は、納期が厳しいプロジェクトも多く、短期間で作業量が急増するケースも少なくありません。そのため、長時間作業に耐える忍耐力と体力が求められます。


忍耐力や体力が低い場合、肝心の開発終盤でパフォーマンスを落とし、プロジェクト全体のクオリティに影響を及ぼしかねません。日頃から健康管理を意識し、繁忙期の乗り切り方を身につけておくことで、大きなプレッシャーのなかでも成果を出しやすくなります。

⑥ハードウェア・ネットワークへの知識

ゲームはコンシューマ機やスマートフォン、パソコンなどの多岐にわたるプラットフォームで使用されます。


開発の際にハードウェアの特性に合わせることで処理速度を向上させたり、メモリ消費量をおさえられたりするなど、パフォーマンスの効率化が可能です。また、近年ではオンライン通信といった仕組みが主流なため、ネットワークの知識があることで遅延や切断などの不具合を防げます。


幅広い知識を身につけるほど動作環境に合わせた開発が可能になり、挑戦できる案件の種類も増えます。

⑦ゲーム開発に関する知識

ゲーム開発には、物理演算をおこなうソフトウェアやサウンド・グラフィックス関連のツールなど、特有の技術が多く存在します。各ツールの仕組みや扱い方を理解しておくことで、多くの業務に対応でき、開発スピードにも貢献が可能です。


ほかにも、過去のヒット作品や市場動向を研究しておくことで、次回作へのアイデアを出しやすくなります。ゲームを開発するスキルだけでなく、トレンドや新しい開発ツールの情報をチェックしておくことで、ゲームプログラマーとしての知見が広がります。

ゲームプログラマーとして活躍するためのキャリアステップ

ゲームプログラマーとして活躍するためのキャリアステップ

ゲームプログラマーが長く活躍するためには、プログラミング言語の習得以外にも、マネジメント力や最新プラットフォームへの適応力など多面的なスキルが必要です。


自身のキャリア形成を意識しながら必要なスキルを身につけることで、新しい役割を任され、開発チームの中心人物として信頼の獲得につながります。


自分のキャリアプランをもとに学ぶ内容や、目指す役割を明確にしなければ、技術が停滞して同じ作業ばかりの状態に陥るリスクがあるため注意しましょう。


ここでは、ゲームプログラマーとして活躍するためのキャリアステップを解説します。

  • 新たなゲームプログラミングに使用する言語を学ぶ
  • リーダーシップやマネジメントスキルを磨く
  • 新しいプラットフォームへの知識を深める
  • ゲームのトレンドに意識を向け続ける
  • 現場で実務経験を積む


①新たなゲームプログラミングに使用する言語を学ぶ

ゲーム業界では、新しい言語やフレームワークが登場すると、その技術を使用した開発案件が一気に増える傾向があります。自分の得意分野にこだわらず、積極的に学習の幅を広げる姿勢を持つことで、ハードウェアに縛られず、多様なプロジェクトに参加できる可能性が高まります。


とくにゲーム業界は数年単位で新しいコンシューマー向けハードウェアが発売されるため、新技術への理解を深めておくことで、常に最新のゲーム開発に携われるでしょう。

②リーダーシップやマネジメントスキルを磨く

開発工程が複雑化する大規模タイトルでは、各パートの進行状況を把握し、問題が起きそうなポイントを事前に対策するマネジメント力を持つリーダーが必要です。


そのため、プログラミングスキル以外にも、スケジュール管理やメンバーのモチベーション維持などのマネジメント能力を磨くことで、チームリーダーのポジションを任せてもらえる可能性があります。


チームをまとめる経験を積むことで視野が広がり、自分だけでなくほかのプログラマーの成長をサポートする立場として働けるようになります。

③新しいプラットフォームへの知識を深める

ゲーム業界では、家庭用ゲーム機やスマホだけでなく、VRやARなどの多彩なプラットフォームが次々と登場しています。それぞれで必要な開発環境や操作性、グラフィックス表現は異なるため、新しいプラットフォームに対応できる方は需要が高まる傾向があります。


最新技術をいち早く習得した人材は、社内外で希少性が高くなり、開発初期フェーズからプロジェクトに参画しやすい点がメリットです。多様な環境で開発を進める経験を身につけることで、キャリアアップにつながるチャンスが増えるでしょう。

④ゲームのトレンドに意識を向け続ける

ユーザーの流行やニーズは日々変化しており、新しいジャンルやテーマが注目されると、その分野を扱うゲームも増えていきます。トレンドを追わずに開発を続けた場合、ユーザーの興味と噛みあわないゲームを作ってしまうおそれがあります。


そのため、ヒットタイトルの研究や国際的なゲームイベントの情報収集などをして、最新の市場動向をつかむことが重要です。トレンドの移り変わりが激しいゲーム業界だからこそ、正しくユーザーニーズをくみ取ることで、開発するべきゲームの方向性が明確になります。

⑤現場で実務経験を積む

未経験の場合、プログラミングスキルを独学で身につけても、実際の現場で求められるスキルやノウハウは不足しています。たとえば、チーム連携の方法やスケジュール管理、予期せぬトラブルへの対処などは現場でしか学びにくい部分です。


実際のプロジェクトへ参加し、課題解決の流れを体験することで、問題が起きたときの実戦的なスキルが身につきます。また、実務を重ねるほどチーム内での信頼が高まるため、責任あるポジションを任されるきっかけを得やすくなります。

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ゲームプログラマーのやりがいを理解して目指すか判断しよう

ゲームプログラマーのやりがいを理解して目指すか判断しよう

本記事では、ゲームプログラマーのやりがいについて、具体的な仕事内容や注意点を踏まえて解説しました。


ゲームプログラマーは、自分の意見をゲームの仕組みに反映でき、作り上げた作品が評価されるという、やりがいのある職種です。一方で、厳しい納期や複数職種との連携、リリース後の運用対応などの大変さは避けられません。


ゲームプログラマーを目指すのであれば、必要なスキルを整理したうえで、自分の性格や価値観を照らし合わせ、無理のないキャリア設計をおこなうことが大切です。


やりがいやゲームへの情熱を原動力に、学習や実務を続けることで、魅力的なゲームを生み出すプログラマーとして活躍できるでしょう。

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この記事の監修

miraie miraie

株式会社Miraie

2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。

監修者インフォメーション

所在地
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-12-2 クロスオフィス渋谷6階(本社)
設立
2007年7月(3月決算)
従業員数
55名(正社員)
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