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Microsoft社のOffice製品の一つAccess(アクセス)は、複雑な関係を持つデータの管理やVBAを用いたアプリケーションにより業務の効率化などが実現できる便利なソフトウェアです。本記事ではAccessの概要やできることなどを紹介します。
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目次
日々の業務効率化やデータ管理の自動化に役立つ「Access」と「VBA」。
中小企業や個人事業主の間でも導入が進み、業務改善のニーズが高まる中、これらのスキルを活かしたフリーランス案件も増加傾向にあります。
この記事では、AccessとVBAで実現できることや、実際にフリーランスが対応している案件の具体例をわかりやすく紹介します。 「事務経験を活かして在宅で働きたい」「データ管理スキルを収入につなげたい」という方におすすめの内容です。
Access(アクセス)はMicrosoft社の提供するOffice製品の一つです。パッケージ版とクラウド版が2025年2月時点では提供されています。
Microsoft社の説明によれば「独自のデータベース アプリを作成するための使いやすいツール」です。
以下では、Accessでできることを紹介し、どのようなソフトウェアなのかをより詳しく説明します。
参照:AccessAccess プログラミングの概要 - Microsoft,ビデオ: Access とは何ですか? - Microsoft
Accessはデータベース管理ソフト(DBMS)としての機能を持ちます。DBMSとはデータベースを作り、管理することができるソフトウェアでAccess上にデータベースを作ることが可能です。Excelなどのソフトウェアでは扱うことの難しい大量のデータを格納することができます。
AccessではRDB(Relational Database)を構築、管理することができるソフトウェアですが、専門的な知識を持たない人でも利用できるように作られていることが大きな特徴です。
一般的にRDBの操作にはSQLと呼ばれるデータ操作言語を用います。データベース内のデータの器であるテーブルの作成、データの検索処理などもSQLを用いて行う場合が多いです。そのため、データベースの利用者、管理者には専門的な知識が求められます。
Accessでは、GUIを用いてデータベースやテーブルの作成、データの操作を行うことが可能です。直感的にデータを操作できるため、SQLなどの専門的な知識がない人でも扱うことができます。なお、SQLを用いることも可能です。
AccessではGUIで利用できるアプリケーションを構築することが可能です。ボタンやテキスト入力を用いてデータベースへのデータの格納や抽出、帳票への出力処理などを開発することができます。
その際には、VBAというスクリプト言語を用います。これは、Excelなどで利用できるVBAと共通するもので、知識のある方は転用が可能です。
Accessへ格納したデータはためておくだけではなく、フォーマットを規定した帳票などへの出力が可能です。例えば注文データから、請求書や納品書などの出力を行うことができます。
Accessのアプリケーションからプリンタへの印刷もできるため、既存業務の効率化に役立てることが可能です。
Accessを用いて業務上で実現できることを紹介します。
業務の効率化、自動化のツールとして、多くのシーンで役立てることができます。Accessでできることを知り、自身の業務でどのように役立てることができるか検討ください。
業務上で日々発生するデータは、企業や組織の運営上重要性の高いことも多いです。例えば、顧客からの受注データなどは漏らさずすべてを管理することが重要です。Accessによって、データを抜け漏れなく効率的に管理し、複数の利用者で共有することができます。
組織内でのスムーズなデータ共有は、業務のスピードや効率を高めるのに役立ちます。
データの量が少ないうちは、人間の記憶や紙の台帳Excelによる管理などが可能です。しかし、一定数以上のデータを取りまとめて扱う場合にはさまざまな制約が生まれます。
例えば、月に千件単位で発生する注文の管理を人の記憶だけに頼って行うのはリスキーです。10万件を超える履歴をExcelで管理した場合には、不便が発生することも想定されます。
これらの多量のデータの発生に対し、Accessでのデータ管理は有効です。信頼性が高く、データの検索もしやすいため、既存のデータ管理を代替する有効な方法となります。
データベース内に格納したデータは、その後の業務で活用したいケースが多いでしょう。データの出力として必要となるのが帳票の発行機能です。Accessでは帳票発行のための機能を備えており、比較的容易に格納しているデータから帳票を発行するアプリケーションを構築できます。
例えば、受注データから請求書や納品書を発行したり、月末には売り上げを集計したレポートを作成する定型的な帳票作成は、Accessを使って効率的に行うことが可能です。
画面を持ち、ユーザーがボタンのクリックなどで視覚的に操作するアプリケーションをGUIのアプリケーションと呼びます。GUIのアプリケーションはコンピュータに関する知見が少ない場合にも直感的に操作できることがメリットの一つです。
AccessではVBAという言語を用いてアプリケーションを構築可能です。GUIのアプリケーション作成もサポートしており、フォームやボタンなどの部品があらかじめ提供されており、それぞれにイベントを設定することで、効率的な開発が実現できます。
Accessを使ってどのようなアプリケーションが作れるのでしょうか。具体例を紹介します。
販売業では顧客から注文を受け商品を販売することが一般的です。商品の販売形態や特性などでも異なりますが、製造販売ならば注文を受けてから原材料の調達や在庫の確認を行い、製造工程を経て顧客の元に届くまでは最低限注文データを管理する必要があります。
これらの注文データは大量に発生することも多く、紙面による管理やExcelでの管理では不便です。そこで、注文データをまとめて管理するためのデータベースをAccessで作成することが考えられます。注文データは個人単位での管理ではなく、部署ごとなどでまとめることでより業務効率を高めることができるツールとなります。
受注データを元にしたデータベースを拡張して、請求書や納品書、領収書の発行ツールを作る場合も多いです。これらの帳票は受注した際のデータを元にして、紙面やPDFファイルなどで顧客に届けます。
Accessによるツールでプリンタへの印刷、PDFファイル化などを行い、顧客の元へ届ける業務フローを実現できます。
おすすめの学習方法は、パッケージかOffice365で無料版のAccessを用いながら学習することです。参考書などもあるため、サンプルのプログラムを作りながら理解を深めることができます。
独学でのスキル習得が難しい場合には各種のプログラミングスクールの提供するAccess用のコースを受講するのも選択肢の一つとなります。コストはかかりますが、独習では解決できない問題を講師などに質問して解決することができるため、学習の挫折を防げます。
一定のスキル獲得を示したい場合、MOSのAccessカテゴリの試験の獲得を目指す事も有効です。取得することで外部によるAccessの知識とスキルの証明が可能です。MOSの試験詳細については「Accessに関する試験」の項を参照ください。
ExcelはMicrosoft社のOffice製品の一つでWordと並んで人気が高いソフトウェアです。Excelもデータの管理に使われる事も多いため混同しがちです。以下では、AccessとExcelの違いについて表にまとめました。
ソフトウェア名 | Access | Excel |
分類 | データベース管理ソフト | 表計算ソフト |
代表的な用途 | データの管理 ツールの開発 など | 表やグラフの作成 データの集計 など |
VBAを用いたプログラミング | 〇 | 〇 |
扱えるデータの量 | 多い | 少ない |
想定ユーザー数 | 複数のユーザが同一データベースへアクセスすること想定 | 一 ユーザ ※共有機能あり |
データの型 | 明確に定義 | ゆるやか |
ユーザーに求められる知識 | 多い | 少ない |
データの関連性 | RDBの機能を持つ | データの関連性は定義しづらい |
データの可視化機能 | △ | 〇 Access Excel |
Accessの開発スキルを習得することでエンジニアとしても活躍することが可能です。
エンジニアは、保有スキルによって評価され、それぞれの開発言語に需要が存在します。その中の一つの分野として、AccessおよびVBAのスキルに需要が存在しています。
さらには、企業に所属するエンジニア以外にもフリーランスのエンジニアとして活躍することもキャリアの一つです。以下では、Accessのスキルを持ったフリーランスエンジニアの案件例と案件の獲得の仕方を紹介します。
フリーランスエンジニアはスキルがあれば自由な働き方や高年収を望むことができる業務形態です。しかし、スキルを持っていてもどうやって仕事を獲得すればよいのかが疑問となっている方、営業的なスキルに不安を持っている方もいるかもしれません。
近年では、フリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスやエージェントが広く普及しており、これらを活用することで自身に合ったフリーランス向けの案件を見つける・紹介を受けることができます。エンジニアの営業業務を効率化することにもつながります。
Access、VBAを扱うフリーランスエンジニア向けの案件例を「40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】」より紹介します。SEESはミドル・シニア層のエンジニアに特化したサービスで、スキルがあれば年齢不問の案件を多数保有しています。
・VBA、Accessを用いたシステムの運用保守の案件
・ExcelマクロとAccessのバージョンアップ検証の案件
・VBAエンジニア募集 (Linuxサーバーログチェックツール開発)の案件
SEESでAccess/Excel VBA案件を探す
Accessに関するスキルと知識の証明資格としてMOS資格があります。Microsoft社が主催し、日本国内ではオデッセイコミュニケーションズが運営しています。
2025年2月時点で、下記の二つが提供中です。
参照:Access 2019 エキスパート(上級) |MOS公式サイト
AccessおよびVBAについて、よくある質問と回答を集めました。
これからAccess、VBAの習得を考えている方は、検討材料としてご活用ください。
Accessはデータベース管理のためのソフトウェアです。データを蓄積、抽出できるデータベースの構築や管理のための機能が備えられています。
また、VBAという言語により内部的な処理やGUIアプリケーションを構築することが可能です。データベースへのデータの格納、格納されたデータの表示、帳票等への出力などが実現できます。
Accessでの処理の自動化には、VBAを用いる方法とマクロを利用する方法があります。
拡張性や複雑な処理の実現が可能なことなどの理由から、VBAの利用がおすすめです。
Accessのスキルを保有することで、フリーランスエンジニアとして活躍する事は可能です。フリーランス向けの案件検索サイトやエージェントの紹介する案件から、AccessやVBAのスキルを持ったエンジニアへの需要が確認できます。
ただし、AccessやVBAは求められるスキルの一つで、その他のスキルも求められるケースも多いため、エージェントなどと相談してスキルにあった案件を探すとよいでしょう。
AccessおよびVBAの活用は、多くのシーンで業務を効率化することが期待できます。データの管理に加え、データの抽出、更新や加工などのツールを作成することが可能です。
また、Acceess、VBAのスキルを習得することでフリーランスエンジニアというキャリアも広がります。ぜひ、本記事の内容などを参照してAccessの利用をはじめてみましょう。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
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