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Webデザイナーにおすすめの資格10選をご紹介します。Webデザイナー初心者が独学で資格取得を目指す際に気を付けるべきことや、勉強方法もまとめました。Webデザイナーが資格を取得するメリットも解説するので、資格取得を目指すべきか迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
「Webデザイナーにおすすめの資格は?」
「初心者が独学で勉強する方法は?」
とお悩みではありませんか。
未経験からWebデザイナーになりたい方や、すでにWebデザイナーとして活躍しており、より高年収を獲得したい方に資格の取得がおすすめです。
この記事では、「Webデザイナーにおすすめの資格10選」をご紹介します。併せて、Webデザイナー関連の資格を習得する際の勉強方法や、注意点についてもまとめました。
この記事を読むことで、どの資格を取得すれば、Webデザイナーとして理想の働き方を実現できるのかが明確になるでしょう。
Webデザイナーになるために資格取得は必須ではありません。しかしWebデザイナーに関連した資格を取得することにより、さまざまなメリットが期待できるでしょう。
ここではWebデザイナーにおける資格取得のメリットを紹介するため、参考にしてみてください。
Webデザイナーが資格を取得することで、正しい知識を身につけられます。ネットで検索すると、簡単に答えが見つかる時代ですが、根拠のない情報や不確かな情報である可能性もあります。
とくに、Web業界は流動性が高く、つい最近までは最新の情報であると考えられていた内容も、年月の経過によって陳腐化することがよくあります。
資格を取得する場合、その業界の最新かつ正しい知識をインプットすることが可能です。知識をアップデートするために、現役のWebデザイナーが資格の取得を目指すケースも多いでしょう。
実務経験がない状態からWebデザイナーを目指しても、自身のスキルを証明できるものがなければWebデザイナーの仕事を獲得することは難しいでしょう。
しかしWebデザイナー関連の資格を保有していれば、一定の知識やスキルを保有していることを客観的に証明できるようになります。そのため、たとえ実務経験がない人でも採用選考の際に企業に自身のWebデザイナーとしてのスキルをアピールしやすくなるでしょう。
前述のとおり、Webデザイナー関連の資格を取得することでWebデザイナーに必要な知識やスキルを保有していることの証明になります。また、資格取得には労力がかかるため、Webデザイナーとして働くことへの意欲の高さをアピールすることにもつながります。
そのため、未経験者であっても資格を取得することでWebデザイナーとして採用される可能性が上がるでしょう。
Webデザイナーになるために必須の資格はありませんが、資格を取得することで一定の知識やスキルを証明できるようになります。そのため、資格を取得することでWebデザイナーへの就職や転職の際に有利になることもあるでしょう。
Webデザイナーに関連した資格にはさまざまな種類があります。そのため、Webデザイナーに役立つ資格を取得しようと考えている人の中には、どの資格を取得すれば良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここではWebデザイナーにおすすめの資格を紹介するため、資格取得の参考にしてみてください。
ウェブデザイン技能検定とは、ウェブデザインに関する知識や技能、実技能力などを測る国家資格です。Webデザインの分野で唯一の国家検定となっているため、Webデザイナーを目指す上でまずは取得しておきたい資格だと言えます。
ウェブデザイン技能検定は3級、2級、1級の3段階のレベルに分かれており、2級以上に合格するにはHTMLやCSSのコーディングなど実践的なスキルが求められます。
民間資格よりも難易度は高めですが、Webデザイナーとしてのスキルを証明するのに非常に有効な資格だと言えるでしょう。
問題数 | 学科(25問) 実技(6問中5問を選択) |
試験時間 | 【1級】 学科:90分 実技:180分 ペーパー実技:60分 【2級】 学科:60分 実技:120分 【3級】 学科:45分 実技:60分 |
受験料(税込) | 【1級】 学科:8,000円/実技: 25,000円 (実技はペーパー実技含む) 【2級】 学科: 7,000円/実技: 16,000円 【3級】 学科: 6,000円/実技: 8,000円 ※23歳未満の在職者は4,000円 ※23未満の在職者以外は6,000円 |
難易度/合格率 | 1級:10~20%程度 2級:30~40%程度 3級:60~70%程度 |
主催 | インターネットスキル認定普及協会 |
出典:ウェブデザイン技能検定
参照:https://www.webdesign.gr.jp/
出典:試験日程等 - ウェブデザイン技能検定
参照:https://www.webdesign.gr.jp/summery/schedule/
Webデザイナー検定とは、コンセプトから運用まで、Web制作の知識を測る検定試験です。「公益財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS)」が認定している試験で、Webサイトのデザインにおけるコンセプト設計や制作、テスト、評価、運用を行うために必要な知識が問われます。
試験には基本的知識を測る「ベーシック」や専門知識の理解や応用力を測る「エキスパート」の2種類があり、エキスパートを取得するにはある程度の実務経験も必要になるでしょう。
問題数 | 65問 |
試験時間 | 90分 |
受験料(税込) | ベーシック:5,600円 エキスパート:6,700円 |
難易度/合格率 | 70% |
主催 | CG-ARTS協会 |
出典:ウェブデザイン技能検定
参照:https://www.webdesign.gr.jp/
Webクリエイター能力認定試験とは、Webサイト制作に必要なコーディングやWebデザインのスキルを認定する試験です。ビジネス能力認定のサーティファイが認定している資格で、セマンテックなマークアップスキルが測定されます。
試験には「スタンダード」と「エキスパート」の2種類があり、主にHTMLやCSSの基本的な知識、Webページの作成能力、応用的なデザイン能力などが求められます。
問題数 | 規定問題:10問程度 自由問題:1テーマ |
試験時間 | スタンダード:60分 エキスパート:110分 |
受験料(税込) | スタンダード:6,100円 エキスパート:7,700円 |
難易度/合格率 | 平均合格率:87.4% 合格ライン:65%以上 |
主催 | 株式会社サーティファイ |
出典:試験内容(HTML5対応版)|Webクリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/web/wc/contents/about/content/1/
Photoshop®クリエイター能力認定試験とは、Photoshopの活用能力を測定、評価する認定試験です。Photoshopを使った画像作成やグラフィックデザインなどの制作スキルを問うもので、問題の指示に従って制限時間内にコンテンツを作成する必要があります。
試験には「スタンダード」と「エキスパート」の2種類があり、エキスパートでは実技試験だけでなく知識試験も出題されます。
問題数 | 30問前後 |
試験時間 | 第1部:50分 【エキスパート】 第1部:50分 第2部(実践問題):90分 験時間合計:140分 |
受験料(税込) | スタンダード:7,800円 エキスパート:8,800円 |
難易度/合格率 | 75.35% |
主催 | 株式会社サーティファイ |
出典:Photoshop®クリエイター能力認定試験 サーティファイ
参照:https://www.sikaku.gr.jp/ns/ps/
Illustrator®クリエイター能力認定試験とは、Illustrator活用能力を測定、評価する認定試験です。
グラフィックツールであるIllustratorを使った編集スキルやグラフィックコンテンツの制作能力を問うもので、Photoshop®クリエイター能力認定試験と同様に、「スタンダード」と「エキスパート」の2種類のコースが用意されています。
問題数 | 各テーマ:大問4~6問程度 |
試験時間 | 【エキスパート】 第1部:50分 第2部:90分 【スタンダード】 第1部:40分 第2部:90分 |
受験料(税込) | エキスパート:8,800円 スタンダード:7,800円 |
難易度/合格率 | 合格ライン:65%以上 |
主催 | ソフトウェア活用能力認定委員会 |
出典:試験概要 | Illustrator®(イラストレーター)クリエイター能力認定試験│資格検定のサーティファイ│あなたのスキルアップを応援します
参照:https://www.sikaku.gr.jp/ns/il/introduction/
アドビ認定プロフェッショナルとは、アドビ製品の利用スキルを測る資格です。以前は「アドビ認定アソシエイト」と呼ばれていた資格ですが、「アドビ認定プロフェッショナル」の名称に変更になりました。
アドビに関するエントリーレベルの認定資格となっており、資格は「Adobe Photoshop」「Adobe Illustrator」「Adobe Premiere Pro」など製品ごとに認定されます。
問題数 | 30問前後 |
試験時間 | 50分 |
受験料(税込) | 一般価格:10,780円 学割価格:8,580円 |
難易度/合格率 | 非公開/合格ライン:7割程度 |
主催 | 株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ |
出典:アドビ認定プロフェッショナル(Adobe Certified Professional)
参照:https://www.adobe.com/jp/creativecloud/roc/information/certification-programs.html
HTML5プロフェッショナル認定とは、マークアップ言語に関する知識やスキルを認定する資格です。HTML5と名前についていますが、CSS3やJavaScriptのスキルも問われます。
試験には、HTML5を使った静的なWebコンテンツを制作するスキルを測る「Level.1」、JavaScriptを使ったWebアプリケーションの設計、開発スキルを測る「Level.2」の2種類があります。
問題数 | 約60問 |
試験時間 | 90分 |
受験料(税込) | 16,500円 |
難易度/合格率 | 合格ライン:7割程度 |
主催 | NPO法人LPI-Japan |
出典:HTML5プロフェッショナル認定試験
マルチメディア検定とは、マルチメディアやICTに関する知識を認定する検定試験です。学生や社会人を対象とした検定となっており、マルチメディアに関連したデジタルコンテンツや情報技術の基本的知識、マルチメディアの応用などに関する知識を測ります。
試験には基礎知識を測る「ベーシック」と専門知識や応用能力を測る「エキスパート」の2種類があります。
問題数 | 10問 |
試験時間 | ベーシック:60分 エキスパート:80分 |
受験料(税込) | ベーシック:5,600円 エキスパート:6,700円 |
難易度/合格率 | ベーシック:約65%以上 エキスパート:約30~40% |
主催 | CG-ARTS協会(公益財団法人画像情報教育振興協会) |
出典:CG-ARTS | 検定
参照:https://www.cgarts.or.jp/v1/kentei/faq/group.html
ITパスポート試験とは、ITの基本知識を測る国家試験です。ITを利活用するすべての人を対象とした試験となっているため、Webデザイナーにも役立ちます。
ITの基礎について幅広く問われますが、難易度はそこまで高くないため、取得しておきたい国家試験だと言えます。
出典:i パスとは|IPA
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
問題数 | 100問 |
試験時間 | 120分 |
受験料(税込) | 7,500円 |
難易度/合格率 | 50%前後 |
主催 | 独立行政法人 情報処理推進機構 |
出典:ITパスポート試験
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
色彩検定とは、色の基礎や配色技法などを幅広く学べる検定試験です。文部科学省後援の公的資格となっており、自身のレベルに合わせて1級、2級、3級、UC級など好きなレベルから受験することができます。
Webデザイナーなどの色を扱う仕事をしている人におすすめの資格だと言えるでしょう。
問題数 | 100問前後 |
試験時間 | 3級:60分 2級:70分 1級:60分 UC級:60分 |
受験料(税込) | 3級:7,000円 2級:10,000円 1級:15,000円 UC級:6,000円 |
難易度/合格率 | 3級:74.1% 2級:72.2% 1級:41.4% UC級:83.6% ※2023年度のデータ |
主催 | 公益社団法人色彩検定協会 |
出典:色彩検定
出典:色彩検定とは 〜色彩って面白い〜FEATURE
参照:https://www.aft.or.jp/pages/feature
Webデザイナーに役立つ資格を取得するためには必要な知識を習得する必要があります。資格取得のための勉強方法としては、通信講座を利用する方法や専門学校に通う方法、独学で知識を習得する方法などが挙げられるでしょう。
ここでは資格取得の方法について解説していきます。
Webデザイナーの資格取得には、Webデザインに関連した通信講座やオンラインスクールを利用する方法があります。中には資格取得を目的した通信講座も存在するため、そのような講座を利用することで効率的に知識を身につけていくことができるでしょう。
通信講座の場合は専門学校や社会人向けのスクールのように、決まった時間に通学する必要がありません。そのため、忙しい人でも自分の都合の良い時間に勉強を進めることができるでしょう。
専門学校や大学、スクールに通うことで、プロの講師から直接指導を受けることができます。また、専門学校であれば資格取得に必要な知識だけでなく、Webデザインに関連した幅広い知識やスキルを網羅することができるでしょう。
学校であれば一緒に学ぶ仲間もできるため、学習へのモチベーションも維持しやすいです。ただし、高額な学費が必要になる、長期間学ぶ必要があるなどのデメリットも存在します。
独学で勉強してWebデザイナーに関連した資格を取得する人も多いです。Webデザイン関連の公式教材なども販売されているため、自分で計画的に勉強を進められる人であれば、独学で試験に合格することもできるでしょう。
ただし、自分で勉強することが苦手な人の場合は途中で諦めてしまうリスクも高いです。また、教材を利用した勉強だけでは実務で必要なスキルを身につけることは難しいため、他の方法でも勉強する必要があるでしょう。
Webデザイナーが資格の取得を目指すときには、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは特に重要度の高い2つの注意点を解説するので、ぜひチェックしてみてください。
未経験者が独学で高難度の資格取得を目指すのは、ハードルが高く、挫折しやすくなります。難易度の高い資格は、実務経験が豊富な方でも、十分な対策を講じなければ合格が難しいレベルとなっているからです。
未経験者の場合は、正しい知識を効率的に習得でき、指導者からのフィードバックを受けられる環境での学習がおすすめです。独学で試験対策をしたい方は、合格率が80%を超える易しい資格から挑戦してみましょう。
Webデザイナーに関連する資格を取得する過程では、受験料以外の費用が発生する場合があります。講座を受講する場合は、受講費用が発生し、教材を購入するなら教材費がかかるでしょう。
また、Webデザイナーの試験では、実技を含むものも多くあり、専門の機材やソフトの購入が必要になることもあります。
受験料以外の費用もしっかりと把握し、資格取得を通してスキルアップを図り、費用を回収できるかを考慮した上で挑戦する資格を選択しましょう。
Webデザイナーは資格が必要な仕事ではないため、資格を取得しなくてもWebデザイナーになることが可能です。Webデザイナーに必要なスキルを身につけてWeb制作会社などに就職することで、Webデザイナーとして働くことができます。
ただし、Webデザインなどの資格を取得することで、Webデザイナーとしてのスキルをアピールできるようになるなどのメリットもあります。
資格を取得することには多くのメリットがありますが、資格を取得すればWebデザイナーに慣れるというわけではありません。中には資格を持たずにWebデザイナーとして働いている人も存在します。
資格を取得せずにWebデザイナーとしては働くには、資格に頼る必要がないほどの実績やスキルを身につける必要があるでしょう。ここでは資格を持たないWebデザイナーが活躍するコツを紹介していきます。
Web制作会社などで実績を積み上げることは、Webデザイナーとして活躍するための重要な方法となります。Web業界は実力主義の世界となっており、さまざまな経歴を持つ人材が一緒に働いています。
たとえ資格を持っていなくても、Web業界で十分な実績を積めば評価されるようになります。そのため、しっかりとスキルを身につけられるように実績や経験を積むことが大切です。
独学で高いスキルを身につける
前述のとおり、Web業界は実力主義の世界です。独学で高度なスキルを身につけることができれば、Webデザイナーとして活躍することもできるでしょう。
Webデザイナーに必要とされるスキルとしては、Photoshopなどのグラフィックツールを扱うスキルやHTML、CSSなどのマークアップスキルがあります。これらのスキルを身につけることができれば、資格に関係なくWebデザイナーとしてスキルを発揮することができるでしょう。
Webデザイナーとしてのスキルを身につけるには、Webデザインの実務経験を積むことが重要です。現在の企業でWebデザインの業務に携われない場合は、Webデザイン業務を行える企業に転職する方法があります。
Webデザイナーの求人の中には実務経験や資格などの要件が設けられており、応募できる求人が見つからないというケースもあるでしょう。そのため、アルバイトやインターンなどの手段なども含めてとにかくWebデザインの経験を積むことも大切です。
経験を積み上げることも大切ですが、Webデザインに関する基本的な知識を習得しておくことも大切です。Webデザインの知識を学ぶ方法としては、専門学校やスクールなどを利用する方法があります。
また、スクールなどで学べるWebデザインの知識はオンライン講座などでも学ぶことができるため、活用すると良いでしょう。
Webデザイナーには資格以外にも身につけておきたい知識やスキルがあります。Webデザイナーに求められる知識やスキルを身につけることで、Webデザイナーとしてキャリアアップしていくこともできるでしょう。
ここでは最後に、Webデザイナーに必要な知識やスキルを紹介していきます。
Webデザイナーの業務領域は企業によっても異なります。Webデザイナーがデザインまでを行い、実装部分をWebエンジニアなどが行うケースも多いですが、Webデザイナーの開発に携わることもあります。
そのため、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミングの知識も身につけるようにしましょう。
Webデザインには、デザインの知識とUI・UXデザインのスキルが必要です。レイアウトは、タイトルや見出し・本文を適切な位置に配置することで、ヘッダーなどを組み合わせていきます。
タイポグラフィーは、文字の見え方をデザインします。Webサイトの配色も重要です。それぞれ、専門知識とスキルを活用してデザインできます。
UI・UXデザインは、デザインするに当たり戦略を立て、デザインを完成し、その後の運用までを行います。UI・UXデザインのスキルは経験を積むことでさらに身につきます。そのために、調査・分析をして、質の高いデザインを完成させます。
WebデザイナーにはWebサイトのシステム構築に関する知識やスキルが必要です。Webデザインのスキルも重要ですが、Webサイト構築に関するスキルを持ったWebデザイナーであれば仕事の幅を広げることができます。
具体的には、HTMLやCSSなどのコーディングの知識や、PHPやJavaScript、WordPressなどのサイト構築に関する知識などを身につけると良いでしょう。
WebデザイナーはWebサイト制作に関わる仕事です。また、クライアントはただ見た目が美しいWebサイトを作りたいのではなく、アクセス数を増やしたい、集客などの自社のビジネスにつなげたいといった目的も持っています。
WebデザイナーがWebマーケティングの知識を身につけておけば、このようなクライアントの目的を達成できるサイト制作も可能になるでしょう。
Webデザイナーはクライアントが希望するWebサイトのデザインを具現化することが仕事です。クライアントとの打ち合わせはWebディレクターが行うケースもありますが、Webデザイナーがクライアントのニーズを聞きださなければいけないこともあります。
そのため、クライアントがどのようなニーズを持っているのか把握するためにも、高度なヒアリング能力が必要になるでしょう。
ディレクションとは、制作現場での指揮や進行管理を行うことを指します。Web制作の現場ではさまざまな職種のメンバーが協力して作業を進めることになるため、Webデザイナーにはディレクション能力が求められます。
また、ディレクション能力を身につけることで、将来Webディレクターにキャリアアップすることも視野に入るでしょう。
前述のとおり、Web制作の現場では多くのメンバーと協力しながらチームで作業を進めていきます。そのため、制作現場のマネジメントを行う人材も必要になります。
Webディレクターがチームのマネジメントを行う役割を担えれば、業務の品質を上げることができるでしょう。
Webデザイナーは、パソコンとネット環境があれば、どこでも業務を遂行できるため、活躍シーンや働き方が柔軟です。Webデザイナーの主な働き方は「フリーランスとして個人で案件を獲得する方法」と「Web系の会社に就職・転職する方法」の2パターンが多いでしょう。
ここでは、Webデザイナーとしてフリーランスになる場合と会社に就職する場合の違いについて解説します。
フリーランスのWebデザイナーは、業務を委託してリモートでデザインします。フリーランスの業務委託には、請負契約と委任契約の2つがあります。
請負契約は、案件ごとにデザインを完成し、納品すると報酬が発生します。委任契約は、デザイン業務に携わることで、成果にかかわらず報酬を受け取ります。
Photoshop、HTML、CSSの知識や経験・スキルがあると業務委託を受けやすくなります。
また、SEESにはコーポレートサイトをリニューアルするためのディレクション業務や、photoshopを用いたキャンペーンのデザイン制作といった案件がありました。
他にも、SEESにはさまざまなWebデザイナーやWebディレクターの案件がそろっているため、チェックしてみてはいかがでしょうか。
SEESでデザイナー・ディレクター案件を探す
Webデザイナーは、Web制作会社やデザイン事務所に勤めることもできます。クライアントから依頼されたデザインを行い、安定した収入を得られます。
Web系の資格を取得しているなら、採用される確率が高くなります。また、デザイン会社で働くなら、デザイン・コーディングに専念して業務を行うことがあるので、スキルアップもできます。
Webデザイナーは将来性のある職種だといえます。経済産業省が公表する「令和4年度デジタル取引環境整備事業」によると、インターネット上での取引の導入件数は増加傾向にあり、これからも続く見通しであるため、今後も需要が高くなっていくでしょう。
インターネット上で取引するためには、窓口となるWebサイトが必要になります。従って、Webサイトの制作に携わるWebデザイナーの仕事は、増えると考えられます。
ただし、Webデザイナーへの新規参入者(ライバル)は、政府の予想を上回る勢いで増加しているため、Webデザイナー間での競争は激しさを増していくはずです。
また、AIの発展に伴い「顧客ニーズに応えられる作品」を納品できるWebデザイナーに注目が集まっているので、時代に合った強みを身につけることで、うまく需要に乗り、Webデザイナーとして長期的に活躍できるでしょう。
厚生労働省が運営する「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」によると、Webデザイナーの平均年収は509.3万円こちらは、令和5年賃金構造基本統計調査をもとにしたデータとなります。
同調査のWebデザイナーとして実際に働いている人が多い「就業形態」を示した表によると、フリーランスが6割超、会社勤務が4割弱の割合になっています。
年齢別の年収を見ると、19歳以降右肩上がりで年収が増えており、55歳〜59歳の平均年収が684.13万円でピークを迎えていることが分かりました。
経験値の豊富さやスキルの向上に伴い、年収アップが期待されるのだと考えられるでしょう。
高年収のWebデザイナーとして活躍し続けるためには、最新のトレンドへの知識や技術が必要になります。今後もキャッチアップのために、さまざまな資格の取得に挑戦することをおすすめします。
Webデザイナーに向いている人の主な特徴として、「デザインや新しいものが好き」「地道な作業が得意」「ヒアリング力がある」などが挙げられます。
Webデザイナーは、デザインを扱う仕事であるため、大前提として「デザインが好き」ということが重要になります。Webデザインの世界では、頻繁に新しいトレンドやツールが登場するため、新しいものを受け入れ、情報をキャッチアップすることが大切です。
また、Webデザイナーは長い時間、パソコンに向かって黙々とコーディング作業をするため、地道な作業が得意な人でなければ難しいでしょう。
クライアントの要望を最優先にしながら、配色やボタンの位置、使用するフォントなど、無数の組み合わせにより、オンリーワンの魅力的なデザインを作ることがWebデザイナーの仕事です。ヒアリング力を高めて、クライアントの要望を正確に理解する必要があります。
ここでは、Webデザイナーの資格に関連するよくある質問に対して、Q&A形式で回答します。気になる項目があれば、ぜひチェックして疑問や不安を払しょくしましょう。
Webデザイナーになるために取った方が良い資格として、「ウェブデザイン技能検定(国家資格)」「 Webクリエイター能力認定試験」「アドビ認定プロフェッショナル 」などが挙げられます。
ただし、Webデザイナーになるために必要な資格はありません。しかし、デザインの基礎知識や技術が必要であるため、スキルを得ていることを証明するために、資格を取得した方が良いでしょう。
ウェブデザイナーに限らず、難易度は資格や、その資格の等級、年度ごとに異なります。ウェブデザイン技能検定を例に挙げると、平均の合格率は3級が60〜70%、2級が30〜40%、1級が10〜20%となっています。
Webデザイナーは、専門的な知識とスキルが必要ですので、それを身につけてより案件を受注し、スキルアップするためにも、資格を取得することをお勧めします。
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション