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SREエンジニアとはどのような職種なのでしょうか。この記事ではSREエンジニアの概要や仕事内容、必要なスキル、インフラエンジニアとの違い、おすすめの資格などを紹介します。キャリアパスの選択肢として検討する材料にしてください。
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目次
「SREエンジニアってどんな職業なの?」
「SREエンジニアの仕事内容って?」
「SREエンジニアにはどんな知識やスキルが必要?」
近年、世の中になくてはならないものとなっているWebサービスを支えるSREエンジニアに注目が集まっています。将来性の高い仕事のため、SREエンジニアという仕事について興味を持っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、SREエンジニアについて概要や仕事内容、インフラエンジニアとの違いなどを解説しています。この記事を読むことで、SREエンジニアがどのようなエンジニアなのか把握することができるでしょう。
また、SREエンジニアに求められる知識やスキル、役立つ資格についても紹介しているため、実際に目指している方にも参考にしていただけます。
SREとは「Site Reliability Engineering(サイト・リライアビリティ・エンジニアリング)」を略した言葉で、Webサイトやサービスの信頼性を向上するための取り組みを行い、価値向上を進めるというものです。
もともとはGoogle社のシステム管理、サービス運用の中から登場し、「SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム」として出版されたことで広く知られるようになりました。
SREエンジニアとは、このSREを実現するエンジニアのことで、Webサービスの最適な運用を実現することがミッションです。Webサイトやサービスの価値を向上するための取り組みを行うSREエンジニアは、近年のIT業界には必須のエンジニア職だと言えるでしょう。
先に紹介したSREの書籍の発売が2016年(日本語版は2017年)、そこから多くの企業や組織にSREは取り込まれてきました。特にWebサービスを提供する企業では、サービス運用を継続的に行うことはビジネスの根幹を支える重要な要素のため、さまざまなツール、サービスを用いたSREの浸透が進んでいます。
2023年にはGoogle社により「SREエンタープライズロードマップ」が公開されました。より実践的な手法としてオープンになり、多くの組織でSREに取り組める状況となったといえるでしょう。
SREの実現に向けて重要性が浮かび上がってきたキーワードとして「オブザーバビリティ(Observability:可観測性) 」があげられます。従来のモニタリングを拡張して、システムの稼働に関するデータの収集、分析によりシステムの状態を観測、把握すること、そのための取り組みや手法などを表します。
SREエンジニアはWebサービスの信頼性を高める役割を持ち、DXやPlatform Engineeringを支える存在として重要性が高まっているといえるでしょう。
SREエンジニアは主にWebサービスを提供するためのシステム管理や運用を提供するエンジニア職種です。従来のインフラエンジニアも同様にシステムの監視や保守などを担ってきましたが、SREエンジニアとは何が違うのでしょうか。
ここではSREエンジニアとインフラエンジニアとの違いについて解説します。これから目指す方は、どのような違いがあるのか把握する参考にしてみてください。
SREエンジニアとインフラエンジニアは求められるスキルに違いがあります。インフラエンジニアの場合はネットワークやサーバーなどのITインフラに関するスキルが求められますが、SREエンジニアの場合はインフラのスキルに加えてさらにアプリケーション開発のスキルや知見なども必要です。
実際にGoogleのSREチームは、チームの半数がGoogleの正規のエンジニアとなっており、残りの半分は正規エンジニアが持っていないスキルを持つ予備のエンジニアで構成されています。
つまり、SREチームはアプリケーション開発が問題なく行える開発力を持つメンバーが半数を占めています。この事からわかるように、SREエンジニアにはインフラエンジニアよりも技術力が必要になると言えるでしょう。
インフラエンジニアの業務範囲がITインフラの設計、構築および運用保守のみであるのに対して、SREエンジニアの業務範囲はWebサービスやアプリケーションの信頼性を高める活動全般となります。
たとえば、インフラエンジニアはアプリケーションが稼働するインフラに対して責任を持ちますが、アプリケーションに対する責任は持ちません。
一方、SREエンジニアの場合はインフラだけでなくアプリケーションも業務範囲になるため、アプリケーションの修正にも携わるケースがあります。
仕事の進め方については、インフラエンジニアの場合、企業によっても異なります。一方、SREエンジニアの場合は「何をどのようにして仕事を進めるべきか」という方法論が決まっています。
SREの業務の進め方は、GoogleのSRE紹介サイトにある「Site Reliability Engineering」で公開されており、すべてのSREエンジニアはこの方法論に沿って業務を行っているため、企業が違ったとしてもSREエンジニアの仕事の進め方は共通していると言えるでしょう。
SREエンジニアというエンジニアという職種を耳にしたことがあっても、具体的にどのような業務を行っているのかわからないという人も多いでしょう。
ここではSREエンジニアの仕事内容を紹介します。
SREという理念は、Webサイトやサービスの信頼性を向上することに基づいています。そのため、SREエンジニアはサービスの運用環境を整えることが重要な仕事となります。
主にサービスを安定して利用できるように運用体制を整えておくことが仕事になりますが、100%安全なアプリケーションというものは存在しません。そのため、不具合発生時に備えてパッチを用意し、ロールバックできる状態に保つこともSREエンジニアの仕事となります。
安定したアプリケーションやクラウドによるインフラの開発、運用をサポートすることもSREエンジニアの業務の1つです。SREエンジニアがアプリケーションやクラウド周りを運用することにより、開発担当者も安定した開発環境を利用できるようになります。
また、ミドルウェアのパフォーマンスの向上やサーバーの最適化などもSREエンジニアの仕事となります。
SREエンジニアの業務の1つに、システムの運用業務の自動化があります。たとえばログの解析ツールやスプレッドシートの更新ツールなどを自動化することにより、開発担当者が手作業で業務を行う部分が少なくなるため、負担軽減に繋がるでしょう。
ただし、開発担当チームがSREエンジニア任せにするような状態にはならないようにしましょう。SREエンジニアはあくまで、開発担当チームが快適に動けるようにサービスを最適化することが仕事となります。
SREエンジニアは、リリース前にサービスに関する問題を解消することも仕事の1つとなります。開発担当者にとってもっとも気がかりな点は、リリース後にサービスが利用できなくなることです。
そのため、SREエンジニアはリリース前にアプリケーションのバグやエラーなどを取り除き、開発担当者がサービス開発に注力できる環境を整える役割を持ちます。
もちろん、運用上で発生したトラブルへの対応も重要な職務です。
SREエンジニアにはインフラエンジニアのスキルに加えてアプリケーション周りのスキルも必要になります。そのため、SREエンジニアを目指す場合はどのような知識やスキルが必要とされるのか把握して習得に励むことが大切だと言えるでしょう。
ここではSREエンジニアに求められる知識やスキルについて解説していきます。
近年ではシステム開発にクラウドサービスを導入する企業が増えています。特にSREで提供するWebサービスではその傾向は顕著です。そのため、SREエンジニアにもクラウドサービス上へのインフラの構築、運用スキルが必要だと言えるでしょう。
クラウドサービスを適切に利用することにより、品質の高いWebサービスを開発することにもつながります。近年ではクラウドの知識が必要になるシーンが増えているため、SREエンジニアに限らずエンジニア全般においてクラウドの知識は身につけておきたいスキルです。
SREエンジニアの業務には、WebサービスなどのWeb系のシステム運用を最適化することも含まれます。そのため、SREエンジニアにはWebサービスの開発、運用スキルが必要になります。
具体的には、Webサービス開発に用いられるプログラミング言語のスキルやデータベースを操作するためのSQLの知識、OSに関する知識などが求められるでしょう。また、SREエンジニアになるには開発、運用の実務経験が必要とされるケースも多いです。
SREエンジニアの業務領域にはWebサービスの保守は含まれていませんが、Webサービスを提供するにはネットワークを利用することになります。そのため、SREエンジニアは最低限のセキュリティに関する知識も習得しておく必要があります。
WebサービスやAPIのセキュリティリスクに関連する知識については、事前に勉強しておくとよいでしょう。
SREエンジニアはシステムの土台部分に関わる業務を行うケースが多いです。そのため、ネットワークやデータベースなどのITインフラに関する知識が必要になります。
たとえばネットワークプロトコルに関する知識やミドルウェアに関する知識、パフォーマンス改善などの知識を身につけておく必要があるでしょう。
エンジニアと聞くと1人で作業を行うイメージがありますが、どのようなエンジニアでも人とコミュニケーションをとりながら作業を進めていきます。
SREエンジニアの場合も、SREチームや開発チームとの連携が必須です。チームメンバーとスムーズにコミュニケーションしながら正確に業務を実現するためコミュニケーションスキルが重要です。SREエンジニアを目指すのであれば、関連する資格の取得もおすすめです。業務に関連した資格の取得のための学習を行うことで、SREエンジニアに必要な知識を身につけることができるためです。また、就職、転職においてもSREに関する一定の知識とスキルの保有を示すことにも役立ちます。
ここではSREエンジニアにおすすめの資格を紹介します。参考にしてみてください。
Cisco Certified DevNet Associate認定とは、シスコ技術者認定が提供しているソフトウェア開発者やDevOpsエンジニアを対象としたソフトウェアプロフェッショナルのスキルを認定する資格です。
シスコ技術者認定はネットワーク関連の資格ですが、Cisco Certified DevNet Associate認定を取得するにはネットワークだけでなくソフトウェアの知識も必要とされます。
出典:Cisco Certified DevNet Associate 認定とトレーニングプログラム - Cisco
AWS 認定とは、AWSの利用スキルを認定するベンダー資格です。Amazonが認定している資格で、認定レベルには「FOUNDATIONAL」「ASSOCIATE」「PROFESSIONAL」「SPECIALTY」の4つがあります。
AWS Certified DevOps Engineer - ProfessionalはPROFESSIONALレベルにあたり、AWS上でのアプリケーションのプロビジョニング、運用、管理に関する知識やスキルが問われる資格となります。
AWSはさまざまなクラウドサービスの中でもシェア率が高く、AWSが利用できるようになれば他のクラウドサービスでも応用が効きます。また、AWSに関する知識がSREエンジニア募集の要件になっているケースも多いです。
出典:AWS Certified DevOps Engineer - Professional 認定 | AWS 認定 | AWS
EXIN DevOps Professionaとは、EXIN社が主催しているDevOpsに関する専門性を認定する資格です。「DevOps」とは開発チームと運用チームが互いに協調し合うことで効率的に開発を行う開発手法であるため、DevOps関連の資格はSREエンジニアにも有効です。EXINの資格では上位にDevOpsMasterが存在します。
出典:EXIN DevOps Professional - EXIN
Microsoft Certified: DevOps Engineer Expert
Microsoft社の提供するクラウドサービスAzure上でのDevOpsに関する知識とスキルを認定する資格として、Microsoft Certified: DevOps Engineer Expertがあげられます。MicrosoftのAzureもパブリッククラウドサービスとして高いシェアを持っており、試験にはSRE戦略の開発やセキュリティ計画の策定などが含まれているため、SREエンジニアにおすすめです。
試験にはSRE戦略の開発やセキュリティ計画の策定などが含まれているため、SREエンジニアにおすすめです。
出典:Microsoft Certified: DevOps Engineer Expert - Certifications | Microsoft Learn
Google社のGoogle Cloudも人気のパブリッククラウドサービスです。Google Cloud上でのDevOpsについてのスキルや知識が評価される資格です。SREの生みの親であるGoogle社による資格試験であり、試験内容にはサイト信頼性エンジニアリング(SRE)に関連するものも含まれます。
出典:Professional Cloud DevOps Engineer 認定資格 | Learn | Google Cloud
Linux技術者認定試験はLPI-JAPANが主催しているLinux技術者のスキルを認定する試験です。試験のレベルは1~3の3段階とシステムアーキテクトとなっており、上位資格を取得するには下位資格を取得しておく必要があります。
SREエンジニアにはOSに関する知識も求められるため、サーバーOSとしてのシェアが高いLinuxの知識は役立つでしょう。
出典:IT資格といえば LinuC(リナック) | Linux技術者認定試験LinuC | LPI-Japan
SREエンジニアの求人はまだ多くはありません。しかしWebサービスを提供する企業や利用するユーザーにとって、サービスの信頼性を向上させる取り組みを行うSREエンジニアは重要な存在だと言えます。
今後はSREエンジニアの求人数も増加していくことが予想できるため、SREエンジニアは将来性が高い仕事だと言えるでしょう。
例えば「40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】」にてキーワード「SRE」でフリーランスエンジニア向けの案件を検索すると2025年1月30日時点で12件が該当します。多いとは言えませんが一定数は存在することが確認できます。
「40代からのフリーランスエンジニア向け・案件検索サイト【SEES】」にて公開中の案件より、フリーランスのSREエンジニア向けの案件の例を紹介します。SEESで紹介する案件は、年齢制限がなく、シニアエンジニアの経験を活かせることが特徴です。
金融インフラサービス企業でのSREエンジニア案件
AWS環境のSREエンジニア
中古車販売サイトおよび業務管理システムの開発支援の案件
AWS、RailsによるSaaS経理業務効化の案件
SEESでSREエンジニア案件を探す
SREエンジニアについて、よくある質問と回答を集めました。
SREエンジニアは比較的近年に登場した職種であり、職種を知るにはSREという背景にある概念も知っておく必要があります。これからSREエンジニアを目指すか検討している方にぜひ見て欲しい質問です。
SREとはSite Reliability Engineeringの略で、Webサービスなどの提供において管理、運用における信頼性の確保を行い価値向上を図る取り組みです。Google社のサービス管理、運用より生み出されました。Webサービスを提供する企業や組織は多く、SREによる信頼性向上はより広く求められている状況です。
SREエンジニア、インフラエンジニアともにWebサービスなどの提供に向けてITインフラの構築を行うことは共通しています。違いはSREエンジニアはWebサービスの提供全体を対象としているため、業務範囲にアプリケーション分野も含むことがあげられます。また、主に運用フェーズに着目している点もインフラエンジニアとの違いです。
SREエンジニアには、インフラ分野およびWebアプリケーション構築や運用に向けた知識とスキルが求められます。必須の資格はありませんが、各クラウドベンダーの資格試験やDevOpsに関する資格が業務に役立ちます。
SREエンジニアとは、Webサービスの信頼性を向上するためにサービスの運用、管理、自動化などさまざまな業務を担うエンジニアです。幅広いスキルと知識が求められますが、その分将来性も高い職種といえます。
この記事で紹介したSREエンジニアの概要やSREエンジニアに求められる知識やスキルなどを参考に、将来性も期待できるSREエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。
40代~60代向けミドル・シニアフリーランスエンジニアの案件サイト『SEES』
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2007年設立のシステム開発会社。首都圏を中心にWeb・IT関連事業、コンサルティングサービス、人材派遣サービスなどを展開。 SES事業や受託開発などを中心にノウハウを蓄積しながら、関連事業へとビジネスの裾野を広げています。
監修者インフォメーション
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